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Title:
BICYCLE HYDRAULIC PRESSURE CONTROL UNIT
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2019/159029
Kind Code:
A1
Abstract:
A hydraulic pressure control unit disposed at a suitable place of a bicycle is provided. A bicycle with a braking system including such a hydraulic pressure control unit is also provided. A hydraulic pressure control unit (110) of a braking system (100) mounted on a bicycle (200) and capable of executing an antilock braking control includes: an inlet valve and an outlet valve which are opened and closed when the antilock braking control is executed; and a base body to which the inlet valve and the outlet valve are attached, wherein a mount part of the hydraulic pressure control unit (110) for mounting the hydraulic pressure control unit (110) to the bicycle (200) is joined to a front fork (15) of the bicycle (200).

Inventors:
ATSUSHI HIROAKI (JP)
CHIBA KAZUKI (JP)
Application Number:
PCT/IB2019/050805
Publication Date:
August 22, 2019
Filing Date:
February 01, 2019
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B62L3/02; B60T8/36; B62K25/08
Domestic Patent References:
WO2017115171A22017-07-06
Foreign References:
DE102013217254A12014-03-27
DE102005004465A12005-09-01
US20150329094A12015-11-19
DE102008019469A12009-10-22
DE20204408U12002-09-19
JP2015074345A2015-04-20
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Claims:
\¥02019/159029 卩(:17132019/050805

【書類名】 請求の範囲

【請求項 1 】

自転車 ( 2 0 0) に搭載されていて、 目.つ、 アンチロ ックブレーキ制御を実行可能なブ レーキシステム ( 1 0 0) の液圧制御ユニッ ト ( 1 1 0) であって、

前記アンチロ ックブレーキ制御の実行に際して開閉されるインレッ トバルブ ( 1 3 1) 及びアウ トレッ トバルブ ( 1 3 2) と、

前記インレッ トバルブ ( 1 3 1) 及び前記アウ トレッ トバルブ ( 1 3 2) が取り付けら れている基体 ( 1 2 0) と、

を備えており、

前記液圧制御ユニッ ト ( 1 1 0) の前記自転車 ( 2 0 0) へのマウン ト部 ( 1 5 0) は 、 該自転車 ( 2 0 0) のフロン トフオーク ( 1 5) に連結されている、

液圧制御ユニッ ト。

【請求項 2】

直立する前記自転車 ( 2 0 0) を正面視した状態において、 前記基体 ( 1 2 0) は、 前 記フロントフオーク ( 1 5) の後ろ側に位置している、

請求項 1 に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 3】

前記基体 ( 1 2 0) には、 マスタシリ ンダ ( 1 43) に連通する液管 ( 1 8) が接続さ れているマスタシリ ンダポー ト ( 1 2 1) と、 ホイールシリ ンダ ( 1 7八) に連通する液 管 ( 1 9) が接続されているホイールシリ ンダポート ( 1 2 2) と、 前記マスタシリ ンダ ポー ト ( 1 2 1) と前記ホイールシリ ンダポー ト ( 1 2 2) とを連通させる内部流路 ( 1

2 3) と、 が形成されており、

前記自転車 ( 2 0 0) が直立する状態において、 前記マスタシリ ンダポート ( 1 2 1) は、 前記基体 ( 1 2 0) の上面である第 1面 ( 1 2 0 3) に形成されており、 前記ホイー ルシリ ンダポー ト ( 1 2 2) は、 前記基体 ( 1 2 0) の前記第 1面 ( 1 2 0 3) に対向す る第 2面 ( 1 2 0 13) に形成されている、

請求項 1又は 2に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 4】

前記インレッ トバルブ ( 1 3 1) は、 第 1 コイル ( 1 3 1八) によって駆動され、 前記アウ トレッ トバルブ ( 1 3 2) は、 第 2 コイル ( 1 3 2八) によって駆動され、 前記第 1 コイル ( 1 3 1八) 及び前記第 2 コイル ( 1 3 2八) は、 前記基体 ( 1 2 0) の、 両端が前記第 1面 ( 1 2 〇 8) 及び前記第 2面 ( 1 2 0 13) に至る第 3面 ( 1 2 0 。

) に立設されている、

請求項 3に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 5】

前記第 1 コイル ( 1 3 1八) 及び前記第 2 コイル ( 1 3 2八) は、 前記第 1面 ( 1 2 0

3) 及び前記第 2面 ( 1 2 0 13) が並ぶ方向 (〇) に沿って並置されている、

請求項 4に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 6】

更に、 前記第 1 コイル ( 1 3 1 八) 及び前記第 2コイル ( 1 3 2八) の少なく とも一方 に電気的に接続されている回路基板 ( 1 3 5八) を含み、

前記回路基板 ( 1 3 5八) は、 該回路基板 ( 1 3 5八) の実装面 ( 1 3 5八111) が前記 第 1面 ( 1 2 0 &) 及び前記第 2面 ( 1 2 0 13) が並ぶ方向 (〇) に沿って延在する状態 で、 保持されている、

請求項 4又は 5に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 7】

前記回路基板 ( 1 3 5八) は、 前記基体 ( 1 2 0) と前記自転車 ( 2 0 0) の前輪 ( 1 6) との間に保持されている、

請求項 6に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 8】 \¥02019/159029 卩(:17132019/050805 更に、 前記回路基板 ( 1 3 5八) に電気的に接続されているコネクタ ( 1 3 7) を備え ており、

前記コネクタ ( 1 3 7) は、 前記第 1面 ( 1 2 〇 8) 及び前記第 2面 ( 1 2 0 13) が並 ぶ方向 (〇) と異なる向きで立設されている、

請求項 6又は 7に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 9】

前記第 1 コイル ( 1 3 1八) 、 前記第 2コイル ( 1 3 2八) 、 及び、 前記コネクタ ( 1 3 7) は、 前記回路基板 ( 1 3 5八) の前記実装面 ( 1 3 5八111) を基準とする同じ側か ら該回路基板 ( 1 3 5八) への接続端子 ( 1 3 1 八 、 1 3 2八 1 3 7 ) の先端が 突出する状態で、 保持されている、

請求項 8に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 1 0】

更に、 前記内部流路 ( 1 2 3) を流通するブレーキ液を貯留するアキュムレータ ( 1 3 3) を備えており、

前記アキュムレータ ( 1 3 3) は、 前記基体 ( 1 2 0) の前記第 2面 ( 1 2 0 13) に設 けられている、

請求項 3〜 9の何れか一項に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 1 1】

更に、 前記内部流路 ( 1 2 3) を流通するブレーキ液を貯留するアキュムレータ ( 1 3 3) を備えており、

前記アキュムレータ ( 1 3 3) は、 前記基体 ( 1 2 0) の前記第 2面 ( 1 2 0 13) に設 けられており、

前記回路基板 ( 1 3 5八) の前記実装面 ( 1 3 5八111) を正面視した状態において、 前 記コネクタ ( 1 3 7) は、 前記第 1 コイル ( 1 3 1八) 及び前記第 2コイル ( 1 3 2八) を基準とする前記第 1面 ( 1 2 0 3) の有る側に位置している、

請求項 8又は 9に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 1 2】

ポンプレス式である、

請求項 1〜 1 1の何れか一項に記載の液圧制御ユニッ ト。

【請求項 1 3】

請求項 1〜 1 2の何れか一項に記載の液圧制御ユニッ ト ( 1 1 0) を備えている、 ブレーキシステム。

【請求項 1 4】

請求項 1 3に記載のブレーキシステム ( 1 0 0) を備えている、

自転車。

Description:
\¥0 2019/159029 卩(:17132019/050805

【書類名】 明細書

【発明の名称】 自転車の液圧制御ユニッ ト

【技術分野】

【0 0 0 1】

本発明は、 アンチロ ックブレーキ制御を実行可能なブレーキシス テムの液圧制御ユニッ 卜と、 その液圧制御ユニッ トを備えているブレーキシステムと、 そのブレーキシステムを 備えている自転車と、 に関する。

【背景技術】

【 0 0 0 2】

従来の自転車と して、 アンチロ ックブレーキ制御を実行可能なブレーキシス テムを備え ているものがある。 ブレーキシステムは、 車輪制動部のブレーキ液の液圧を変化させる た めの液圧制御ユニッ トを備えている。 液圧制御ユニッ トは、 内部流路が形成されている基 体と、 基体に取り付けられ、 アンチロ ックブレーキ制御の実行に際して開閉される インレ ッ トバルブ及びアウ トレッ トバルブと、 を備えている (例えば、 特許文献 1 を参照。 ) 。

【先行技術文献】

【特許文献】

【0 0 0 3】

【特許文献 1】 国際公開第 2 0 1 7 / 1 1 5 1 7 1号

【発明の概要】

【発明が解決しよう とする課題】

【0 0 0 4】

従来の自転車では、 液圧制御ユニッ トが、 比較的空間に余裕のあるハン ドル周辺に連結 されている。 しかし、 ハンドル周辺はインジケータ等の使用者に常 時視認されるべき機器 が優先的に配設されるべき場所であり、 そのよ うな場所に液圧制御ユニッ トのよ うな使用 者に常時視認される必要性の少ない機器が配 設されることは好ましく ない。

【0 0 0 5】

本発明は、 上述の課題を背景と してなされたものであり、 自転車の好適な場所に配設さ れている液圧制御ユニッ トを得るものである。 また、 そのような液圧制御ユニッ トを備え ているブレーキシステムを得るものである。 また、 そのようなブレーキシステムを備えて いる自転車を得るものである。

【課題を解決するための手段】

【 0 0 0 6】

本発明に係る液圧制御ユニッ トは、 自転車に搭載されていて、 目.つ、 アンチロ ックブレ ーキ制御を実行可能なブレーキシステムの液 圧制御ユニッ トであって、 前記アンチロ ック ブレーキ制御の実行に際して開閉されるイン レッ トバルブ及びアウ トレッ トバルブと、 前 記インレッ トバルブ及び前記アウ トレッ トバルブが取り付けられている基体と、 を備えて おり、 前記液圧制御ユニッ トの前記自転車へのマウン ト部は、 該自転車のフロントフォー クに連結されている。

【0 0 0 7】

本発明に係るブレーキシステムは、 上記のよ うな液圧制御ユニッ トを備えている。

【 0 0 0 8】

本発明に係る自転車は、 上記のよ うなブレーキシステムを備えている。

【発明の効果】

【0 0 0 9】

本発明に係る液圧制御ユニッ ト、 ブレーキシステム、 及び、 自転車では、 液圧制御ユニ ッ トの自転車へのマウン ト部が、 自転車のフロントフォークに連結されている 。 そのため 、 アンチロ ックブレーキ制御を実行可能なブレーキシス テムを自転車に搭載するに際して 、 使用者に常時視認されるべき機器のハン ドル周辺への取付が阻害されることを抑制す る ことが可能である。 また、 自転車の前輪付近に配設された多く の要素を液圧制御ユニッ ト に接続する必要がある場合に、 前輪の近く に液圧制御ユニッ トが配設されていることで、 \¥0 2019/159029 卩(:17132019/050805 その接続が容易化される。

【図面の簡単な説明】

【0 0 1 0】

【図 1】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム が搭載される自転車の、 概略構 成を示す図である。

【図 2】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の、 概略構成を示す図である。

【図 3】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの、 斜視図 である。

【図 4】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの、 基体の 第 5面を正面視した状態での正面図である。

【図 5】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの基体の、 斜視図である。

【図 6】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの基体の、 斜視図である。

【図 7】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの、 自転車 への連結状態を示す斜視図である。

【図 8】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの変形例の 、 斜視図である。

【発明を実施するための形態】

【 0 0 1 1】

以下に、 本発明に係る液圧制御ユニッ ト、 ブレーキシステム、 及び、 自転車について、 図面を用いて説明する。

【0 0 1 2】

なお、 以下では、 本発明に係るブレーキシステムが、 普通自転車に搭載される場合を説 明しているが、 本発明に係るブレーキシステムが、 電動アシス ト自転車、 電動自転車等の 他の自転車に搭載されてもよい。 なお、 自転車とは、 使用者によってペダルに踏力が付与 されることで推進力を生じ得る車両全般を意 味している。 また、 普通自転車とは、 使用者 によって付与される踏力のみによって推進力 を得る自転車を意味している。 また、 電動ア シス ト自転車とは、 使用者によって付与される踏力を電動機でア シス トする機能を有して いる自転車を意味している。 また、 電動自転車とは、 電動機のみによって推進力を得る機 能を有している自転車を意味している。

【0 0 1 3】

また、 以下で説明する構成、 動作等は、 一例であり、 本発明に係る液圧制御ユニッ ト、 ブレーキシステム、 及び、 自転車は、 そのよ うな構成、 動作等である場合に限定されない 。 例えば、 以下では、 本発明に係る液圧制御ユニッ トが、 ポンプレス式である場合を説明 しているが、 本発明に係る液圧制御ユニッ トが、 ブレーキ液の流動を補助するポンプを備 えていてもよい。 また、 以下では、 本発明に係るブレーキシステムが、 前輪に生じる制動 力のみに対してアンチロ ックブレーキ制御を実行するものである場合 を説明しているが、 本発明に係るブレーキシステムが、 後輪に生じる制動力のみに対してアンチロ ックブレー キ制御を実行するものであってもよく、 また、 前輪に生じる制動力及び後輪に生じる制動 力の両方に対してアンチロックブレーキ制御 を実行するものであってもよい。

【0 0 1 4】

また、 各図においては、 同一の又は類似する部材又は部分に、 同一の符号を付している 、 又は、 符号を付すことを省略している。 また、 細かい構造については、 適宜図示を簡略 化又は省略している。 また、 重複する説明については、 適宜簡略化又は省略している。

【0 0 1 5】

実施の形態.

以下に、 実施の形態に係るブレーキシステムを説明す る。

【0 0 1 6】

<ブレーキシステムの自転車への搭載> \¥0 2019/159029 卩(:17132019/050805 実施の形態に係るブレーキシステムの自転車 への搭載について説明する。

図 1 は、 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム が搭載される自転車の、 概略構成 を示す図である。 なお、 図 1では、 自転車 2 0 0が、 二輪車である場合を示しているが、 自転車 2 0 0が、 三輪車等の他の自転車であってもよい。

【 0 0 1 7】

図 1 に示されるよ うに、 自転車 2 0 0は、 フレーム 1 と、 旋回部 1 0 と、 サドル 2 1 と 、 ペダル 2 2 と、 後輪 2 3 と、 後輪制動部 2 4 と、 を備えている。

【 0 0 1 8】

フレーム 1 は、 例えば、 旋回部 1 0のステアリングコラム 1 1 を軸支するへッ ドチュー ブ 1 八と、 へッ ドチューブ 1 八に連結されている トップチューブ 1 8及びダウンチューブ トップチューブ 1 8及びダウンチューブ 1 0に連結され、 サ ドル 2 1 を保持する シー トチューブ 1 〇と、 シー トチューブ 1 〇の上下端に連結され、 後輪 2 3及び後輪制動 部 2 4を保持しているステー 1 £と、 を含む。

【 0 0 1 9】

旋回部 1 0には、 ステアリングコラム 1 1 と、 ステアリングコラム 1 1 に保持されてい るハンドルステム 1 2 と、 ハンドルステム 1 2に保持されているハンドルバー 1 3 と、 ハ ンドルバー 1 3に取り付けられている制動操作部 1 4 と、 ステアリングコラム 1 1 に連結 されているフロントフォーク 1 5 と、 フロントフォーク 1 5に回転自在に保持されている 前輪 1 6 と、 前輪制動部 1 7 と、 が含まれる。 フロントフォーク 1 5は、 一端がステアリ ングコラム 1 1 に連結され、 他端が前輪 1 6の両側を延びて前輪 1 6の回転中心に至る部 材である。

【 0 0 2 0】

制動操作部 1 4は、 前輪制動部 1 7の操作部と して用いられる機構と、 後輪制動部 2 4 の操作部と して用いられる機構と、 を含む。 例えば、 前輪制動部 1 7の操作部と して用い られる機構は、 ハンドルバー 1 3の右端側に配設され、 後輪制動部 2 4の操作部と して用 いられる機構は、 ハンドルバー 1 3の左端側に配設される。

【0 0 2 1】

旋回部 1 0のフロン トフォーク 1 5に、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0が連結されている。 液 圧制御ユニッ ト 1 1 0は、 前輪制動部 1 7のブレーキ液の液圧の制御を担うユニッ トであ る。 なお、 後輪制動部 2 4は、 ブレーキ液の液圧を増加させることによって 制動力を生じ させるタイプの制動部であってもよく、 また、 機械式に制動力を生じさせるタイプの制動 部 (例えば、 ワイヤに張力を生じさせることによって制動 力を生じさせるタイプの制動部 等) であってもよい。

【 0 0 2 2】

例えば、 フレーム 1 のダウンチューブ 1 (3には、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0の電源となる 電源ユニッ ト 1 8 0が取り付けられている。 電源ユニッ ト 1 8 0は、 バッテリであっても よく、 また、 発電機であってもよい。 発電機には、 例えば、 自転車 2 0 0の走行によって 発電するもの (例えば、 前輪 1 6又は後輪 2 3の回転によって発電するハブダイナモ、 前 輪 1 6又は後輪 2 3の駆動源の電動機であって回生電力を発電 るもの等) 、 太陽光によ って発電するもの等が含まれる。

【 0 0 2 3】

つま り、 自転車 2 0 0には、 少なく とも、 制動操作部 1 4 と、 前輪制動部 1 7 と、 液圧 制御ユニッ ト 1 1 〇 と、 電源ユニッ ト 1 8 0 と、 を含む、 ブレーキシステム 1 0 0が搭載 されている。 ブレーキシステム 1 0 0は、 前輪制動部 1 7のブレーキ液の液圧を液圧制御 ユニッ ト 1 1 0によって制御することで、 アンチロックブレーキ制御を実行可能である 。

【 0 0 2 4】

くブレーキシステムの構成 ñ

実施の形態に係るブレーキシステムの構成に ついて説明する。

図 2は、 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の、 概略構成を示す図である。 \¥0 2019/159029 卩(:17132019/050805

【 0 0 2 5】

図 2に示されるように、 液圧制御ュニッ ト 1 1 0は、 後に詳述される基体 1 2 0を備え ている。 基体 1 2 0には、 マスタシリンダポート 1 2 1 と、 ホイールシリンダポート 1 2 2と、 マスタシリンダポート 1 2 1 とホイールシリンダポート 1 2 2 とを連通させる内部 流路 1 2 3 と、 が形成されている。

【 0 0 2 6】

内部流路 1 2 3には、 部分流路 1 2 3八と、 部分流路 1 2 3 3と、 部分流路 1 2 3 0と 、 部分流路 1 2 3〇と、 が含まれる。 マスタシリンダポート 1 2 1 とホイールシリンダポ ート 1 2 2は、 部分流路 1 2 3八及び部分流路 1 2 3 3を介して連通している。 また、 部 分流路 1 2 3 3の途中部と部分流路 1 2 3八の途中部との間は、 部分流路 1 2 3 0及び部 分流路 1 2 3 0を介してバイパスされている。

【 0 0 2 7】

マスタシリンダポート 1 2 1には、 液管 1 8を介して制動操作部 1 4が接続される。 制 動操作部 1 4は、 ブレーキレバー 1 4八と、 マスタシリンダ 1 4 8と、 リザーバ 1 4(3と 、 を含む。 マスタシリンダ 1 4 8は、 ブレーキレバー 1 4八の使用者の操作に連動して移 動するピス トン部 (図示省略) を備えており、 液管 1 8及びマスタシリンダポート 1 2 1 を介して、 部分流路 1 2 3八の入口側に接続されている。 ピス トン部の移動によって、 部 分流路 1 2 3八のブレーキ液の液圧が上昇又は減少する また、 リザーパ 1 4 ¢には、 マ スタシリング 1 4 3のブレーキ液が蓄えられる。

【 0 0 2 8】

ホイールシリンダポート 1 2 2には、 液管 1 9を介して前輪制動部 1 7が接続される。 前輪制動部 1 7は、 ホイールシリンダ 1 7八と、 ロータ 1 7 8と、 を含む。 ホイールシリ ンダ 1 7八は、 フロントフォーク 1 5の下端部 (つまり、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0が取り 付けられている箇所より もステアリングコラム 1 1から遠い箇所) に取り付けられている 。 ホイールシリンダ 1 7八は、 液管 1 9の液圧に連動して移動するピス トン部 (図示省略 ) を備えており、 液管 1 9及びホイールシリンダポート 1 2 2を介して、 部分流路 1 2 3 8の出口側に接続されている。 ロータ 1 7 8は、 前輪 1 6に保持され、 前輪 1 6 と共に回 転する。 ピス トン部の移動によって、 ロータ 1 7 8にブレーキパッ ド (図示省略) が押し 付けられることで、 前輪 1 6が制動される。

【 0 0 2 9】

また、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0は、 インレッ トバルブ 1 3 1 と、 アウ トレッ トバルブ 1 3 2 と、 を備えている。 インレッ トバルブ 1 3 1は、 部分流路 1 2 3八の出口側と部分流 路 1 2 3 8の入口側との間に設けられており、 部分流路 1 2 3八と部分流路 1 2 3 8との 間のブレーキ液の流通を開閉する。 アウ トレッ トバルブ 1 3 2は、 部分流路 1 2 3 0の出 口側と部分流路 1 2 3〇の入口側との間に設けられており、 部分流路 1 2 3 0と部分流路 1 2 3〇との間のブレーキ液の流通を開閉する。 インレッ トバルブ 1 3 1及びアウ トレッ トバルブ 1 3 2の開閉動作によって、 ブレーキ液の液圧が制御される。

【 0 0 3 0】

インレッ トバルブ 1 3 1は、 例えば、 非通電時開の電磁弁である。 駆動源である第 1 コ イル 1 3 1八が非通電状態である時、 インレッ トバルブ 1 3 1は、 双方向へのブレーキ液 の流動を開放する。 そして、 第 1 コイル 1 3 1八が通電されると、 インレッ トバルブ 1 3 1は、 閉止状態となってブレーキ液の流動を遮断す る。

【 0 0 3 1】

アウ トレッ トバルブ 1 3 2は、 例えば、 非通電時閉の電磁弁である。 駆動源である第 2 コイル 1 3 2八が非通電状態である時、 アウ トレッ トバルブ 1 3 2は、 ブレーキ液の流動 を遮断する。 そして、 第 2コイル 1 3 2八が通電されると、 アウ トレッ トバルブ 1 3 2は 、 開放状態となってブレーキ液の流動を開放す る。

【 0 0 3 2】

また、 液圧制御ユニット 1 1 0は、 アキュムレータ 1 3 3を備えている。 アキュムレー 夕 1 3 3は、 部分流路 1 2 3 0の途中部に接続されており、 アウ トレッ トバルブ 1 3 2を \¥0 2019/159029 卩(:17132019/050805 通過したブレーキ液が貯留される。

【 0 0 3 3】

また、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0は、 ホイールシリ ンダ 1 7八のブレーキ液の液圧を検出 するための液圧センサ 1 3 4を備えている。 液圧センサ 1 3 4は、 部分流路 1 2 3 3又は 部分流路 1 2 3 0に設けられる。

【 0 0 3 4】

また、 液圧制御ュニッ ト 1 1 0は、 制御部 1 3 5を備えている。 制御部 1 3 5には、 液 圧センサ 1 3 4、 前輪 1 6の回転速度を検出するための車輪速センサ (図示省略) 等の各 種センサの信号が入力される。 なお、 制御部 1 3 5の各部が、 纏められて配設されていて もよく、 また、 分散して配設されていてもよい。 制御部 1 3 5は、 例えば、 マイコン、 マ イクロプロセッサユニッ ト等を含んで構成されてもよく、 また、 ファームウェア等の更新 可能なものを含んで構成されてもよく、 また、 0 等からの指令によって実行されるプ ログラムモジュール等を含んで構成されても よい。

【 0 0 3 5】

制御部 1 3 5は、 インレッ トバルブ 1 3 1及びアウ トレッ トバルブ 1 3 2の開閉動作を 制御することによって、 ホイールシリ ンダ 1 7八のブレーキ液の液圧、 つまり、 前輪 1 6 の制動力を制御する。

【 0 0 3 6】

例えば、 制御部 1 3 5は、 使用者によるブレーキレバー 1 4八の操作によって前輪 1 6 が制動されている際に、 車輪速センサ (図示省略) の信号から、 前輪 1 6のロ ック又は口 ックの可能性があると判断すると、 アンチロ ックブレーキ制御を開始する。

【 0 0 3 7】

アンチロ ックブレーキ制御が開始されると、 制御部 1 3 5は、 第 1 コイル 1 3 1 八を通 電状態にして、 インレッ トバルブ 1 3 1 を閉止させ、 マスタシリ ンダ 1 4 8からホイール シリ ンダ 1 7八へのブレーキ液の流動を遮断することで ホイールシリ ンダ 1 7八のブレ ーキ液の増圧を抑制する。 一方、 制御部 1 3 5は、 第 2 コイル 1 3 2八を通電状態にして 、 アウ トレッ トバルブ 1 3 2を開放させ、 ホイールシリ ンダ 1 7八からアキュムレータ 1 3 3へのブレーキ液の流動を可能にすることで ホイールシリ ンダ 1 7八のブレーキ液の 減圧を行う。 これによ り、 前輪 1 6のロ ックが解除又は回避される。 制御部 1 3 5は、 液 圧センサ 1 3 4の信号から、 ホイールシリ ンダ 1 7八のブレーキ液が所定の値まで減圧さ れたと判断すると、 第 2 コイル 1 3 2八を非通電状態にしてアウ トレッ トバルブ 1 3 2を 閉止させ、 短時間の間、 第 1 コイル 1 3 1八を非通電状態にしてインレッ トバルブ 1 3 1 を開放させて、 ホイールシリ ンダ 1 7八のブレーキ液の増圧を行う。 制御部 1 3 5は、 ホ イールシリ ンダ 1 7八の増減圧を 1回のみ行ってもよく、 また、 複数回繰り返してもよい

【 0 0 3 8】

アンチロ ックブレーキ制御が終了して、 ブレーキレバー 1 4八が戻されると、 マスタシ リ ンダ 1 4 6内が大気圧状態となり、 ホイールシリ ンダ 1 7八内のブレーキ液が戻される 。 また、 この大気圧状態の発生によって、 アキュムレータ 1 3 3内のブレーキ液が部分流 路 1 2 3八に戻される。

【 0 0 3 9】

<液圧制御ュニッ トの構成>

実施の形態に係るブレーキシステムの液圧制 御ユニッ トの構成について説明する。 図 3は、 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの、 斜視図で ある。 図 4は、 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの、 基体 の第 5面を正面視した状態での正面図である。 図 5及び図 6は、 本発明の実施の形態に係 るブレーキシステムの液圧制御ユニッ トの基体の、 斜視図である。 なお、 図 4においては 、 コイルケーシング 1 3 6のみについて、 外面が部分的に破断された状態を示している 。 また、 図 5及び図 6においては、 基体 1 2 0の内部構造を外形に重ねて描画している。

【 0 0 4 0】 \¥02019/159029 卩(:17132019/050805 図 3及び図 4に示されるよ うに、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0は、 基体 1 2 0 と、 コイルケ ーシング 1 3 6 と、 コネクタ 1 3 7 と、 ケーシングカバー 1 3 8 と、 を備えている。

【 0 0 4 1 】

基体 1 2 0は、 例えば、 アルミニウム合金を素材とする、 略直方体の部材である。 基体 1 2 0は、 自転車 2 0 0が直立する状態において上面となる第 1面 1 2 0 3 と、 第 1面 1 2 0 3 に対向し、 自転車 2 0 0が直立する状態において下面となる第 2面 1 2 0 13 と、 両 端が第 1面 1 2 0 3及び第 2面 1 2 0 13に至り、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状態 において一方の側面となる第 3面 1 2 0 。 と、 第 3面 1 2 0 。 に対向し、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状態において他方の側面とな 第 4面 1 2 0 ¢ 1 と、 両端が第 1面 1 2 0 3及び第 2面 1 2 0 bに至り、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状態において背面と なる第 5面 1 2 0 6 と、 第 5面 1 2 0 6 に対向し、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状 態において前面となる第 6面 1 2 0 と、 を含む。 なお、 各面は、 平坦であってもよく、 湾曲部を含んでいてもよく、 また、 段差を含んでいてもよい。

【 0 0 4 2】

基体 1 2 0の第 1面 1 2 0 3 には、 マスタシリ ンダポート 1 2 1が形成され、 基体 1 2 0の第 2面 1 2 0 13には、 ホイールシリ ンダポート 1 2 2が形成されている (図 5及び図 6参照) 。 つま り、 マスタシリ ンダポー ト 1 2 1及びホイールシリ ンダポート 1 2 2は、 基体 1 2 0の互いに対向する別々の面に形成されてい 。

【 0 0 4 3】

基体 1 2 0の第 3面 1 2 0 。 には、 インレッ トバルブ 1 3 1が取り付けられるインレッ トバルブ穴 1 2 4 と、 アウ トレッ トバルブ 1 3 2が取り付けられるアウ トレッ トバルブ穴 1 2 5 と、 が形成されている (図 5及び図 6参照) 。 インレッ トバルブ 1 3 1及びアウ ト レッ トバルブ 1 3 2の弁体 (図示省略) は、 基体 1 2 0の内部流路 1 2 3内に位置する。 また、 インレッ トバルブ 1 3 1 の駆動源である第 1 コイル 1 3 1 八、 及び、 アウ トレッ ト バルブ 1 3 2の駆動源である第 2 コイル 1 3 2八は、 軸方向がその弁体 (図示省略) に向 かう状態で取り付けられ、 一端が基体 1 2 0に当接し、 他端が基体 1 2 0の第 3面 1 2 0 〇から突出する状態で保持されている。 つまり、 第 1 コイル 1 3 1八及び第 2 コイル 1 3 2八は、 第 3面 1 2 0 。 に立設されている。 第 1 コイル 1 3 1 八の第 3面 1 2 0 。から突 出する側の端部には、 接続端子 (プラス端子及びマイナス端子) 1 3 1 八 1が立設されて いる。 第 2コイル 1 3 2八の第 3面 1 2 0 。から突出する側の端部には、 接続端子 (プラ ス端子及びマイナス端子) 1 3 2八 Iが立設されている。 接続端子 1 3 1 八 I及び接続端 子 1 3 2八 Iは、 制御部 1 3 5の少なく とも一部を構成する回路基板 1 3 5八に形成され ている貫通穴に挿入されて、 その回路基板 1 3 5八に電気的に接続されている。

【 0 0 4 4】

また、 基体 1 2 0の第 2面 1 2 0 13には、 アキュムレータ穴 1 2 6が形成されている ( 図 5及び図 6参照) 。 アキュムレータ穴 1 2 6の底部は、 基体 1 2 0の内部流路 1 2 3に 連通する。 アキュムレータ穴 1 2 6の内側に、 アキュムレータ 1 3 3を構成する各部材 ( 例えば、 プランジャ、 圧縮パネ、 穴カバー等) が取り付けられて、 アキュムレータ 1 3 3 が構成される。 つま り、 アキュムレータ 1 3 3は、 第 2面 1 2 0 13に設けられている。

【 0 0 4 5】

また、 基体 1 2 0の第 3面 1 2 0 。 には、 液圧センサ穴 1 2 7が形成されている (図 5 及び図 6参照) 。 液圧センサ 1 3 4は、 液圧センサ穴 1 2 7に取り付けられる。 その状態 において、 液圧センサ 1 3 4の一端は、 基体 1 2 0の内部流路 1 2 3内に位置する。 また 、 液圧センサ 1 3 4の他端は、 回路基板 1 3 5八に電気的に接続されている。

【 0 0 4 6】

コイルケーシング 1 3 6は、 例えば、 樹脂製である。 コイルケーシング 1 3 6は、 基体 1 2 0の第 3面 1 2 0 。及び第 6面 1 2 0 £ を覆う形状である。 コイルケーシング 1 3 6 は、 内部空間を有しており、 その内部空間は、 コイルケーシング 1 3 6の、 少なく とも基 体 1 2 0の第 3面 1 2 0 。を覆う部分を貫通する。 コイルケーシング 1 3 6が基体 1 2 0 に取り付けられた状態において、 第 1 コイル 1 3 1八、 第 2 コイル 1 3 2八、 液圧センサ \¥0 2019/159029 卩(:17132019/050805

1 3 4、 及び、 回路基板 1 3 5八がその内部空間に収納される。

【 0 0 4 7】

自転車 2 0 0が直立する状態において、 コイルケーシング 1 3 6及び回路基板 1 3 5八 の上端部は、 基体 1 2 0の第 1面 1 2 0 3 よ り も上方まで延びている。 コイルケーシング 1 3 6のその上端部には、 コネクタ 1 3 7が取り付けられており、 そのコネクタ 1 3 7の 接続端子 1 3 7 1 は、 回路基板 1 3 5八に形成されている貫通穴に挿入されて、 その回路 基板 1 3 5八に電気的に接続されている。 コネクタ 1 3 7には、 液圧センサ 1 3 4、 前輪 1 6の回転速度を検出するための車輪速センサ (図示省略) 等の各種センサの信号線 (図 示省略) 、 電源ユニッ ト 1 8 0から延びる電源線 (図示省略) 等を含むケーブル群が接続 される。

【 0 0 4 8】

コイルケーシング 1 3 6の、 基体 1 2 0の第 3面 1 2 0 。に当接する面に対向する面に は、 ケーシングカバー 1 3 8が取り付けられる。 コイルケーシング 1 3 6にケーシングカ バー 1 3 8が取り付けられた状態において、 コイルケーシング 1 3 6の内部空間が密閉さ れている。

【 0 0 4 9】

コイルケーシング 1 3 6には、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0を自転車 2 0 0のフロン トフォ ーク 1 5に連結するための固定具 1 3 9が、 締結具 1 4 0を用いて連結されている。 例え ば、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状態において、 コイルケーシング 1 3 6の前面 1 3 6 & には、 略上下方向に延びる凹部が形成されている。 また、 直立する自転車 2 0 0を 正面視した状態において、 固定具 1 3 9の背面 1 3 9 3 には、 略上下方向に延びる凹部が 形成されている。 そして、 コイルケーシング 1 3 6の外面の部分領域 1 5 1であるその凹 部の内面と、 固定具 1 3 9の外面の部分領域 1 5 2であるその凹部の内面と、 の間に、 両 端が開放された柱状空間 1 5 5が形成されることで、 液圧制御ユニッ ト 1 1 〇の自転車 2 0 0へのマウン ト部 1 5 0が形成されている。 なお、 図 3では、 固定具 1 3 9がブロ ック 状のものである場合を示しているが、 固定具 1 3 9が 1つ又は複数のバン ド等であっても よい。 つま り、 柱状空間 1 5 5は、 その外周の全てが閉塞されていなくてもよい 。 また、 図 3では、 コイルケーシング 1 3 6の前面 1 3 6 3及び固定具 1 3 9の背面 1 3 9 3の両 方に凹部が形成される場合を示しているが、 コイルケーシング 1 3 6の前面 1 3 6 3及び 固定具 1 3 9の背面 1 3 9 3の一方又は両方が平坦であってもよい。 つま り、 柱状空間 1 5 5は、 円柱状でなくてもよい。

【 0 0 5 0】

ここで、 基体 1 2 0の第 1面 1 2 0 3及び第 2面 1 2 0 bが並ぶ方向、 又は、 柱状空間 1 5 5の延びる方向を、 方向〇と定義して、 各部材の位置関係を説明する。 なお、 基体 1 2 0の第 1面 1 2 0 8及び第 2面 1 2 0 I)が並ぶ方向とは、 第 1面 1 2 0 8及び第 2面 1 2 0 13に交差する直線と平行な方向と定義される また、 柱状空間 1 5 5の延びる方向と は、 柱状空間 1 5 5の両端面に交差する直線と平行な方向と定 される。

【 0 0 5 1 】

まず、 第 1 コイル 1 3 1八、 第 2コイル 1 3 2八、 及び、 液圧センサ 1 3 4は、 方向〇 に沿って並置されている。 つま り、 方向〇に平行な直線が、 第 1 コイル 1 3 1八、 第 2コ イル 1 3 2八、 及び、 液圧センサ 1 3 4に交差する。 方向〇において、 第 1 コイル 1 3 1 八 つまりインレッ トバルブ 1 3 1 は、 第 2コイル 1 3 2八 つま りアウ トレッ トバルブ 1 3 2 より も、 マスタシリンダポート 1 2 1 の近くに位置している。 また、 液圧センサ 1 3 4は、 第 1 コイル 1 3 1八、 つま りインレッ トバルブ 1 3 1、 及び、 第 2コイル 1 3 2 八、 つまりアウ トレッ トバルブ 1 3 2 よ り も、 ホイールシリンダポート 1 2 2の近くに位 置している。

【 0 0 5 2】

また、 回路基板 1 3 5八は、 その実装面 1 3 5八111が方向〇に沿って延在する状態で保 持されている。 つま り、 自転車 2 0 0が直立する状態において、 回路基板 1 3 5八は立て られた状態で保持されている。 特に、 自転車 2 0 0が直立する状態において、 実装面 1 3 \¥0 2019/159029 卩(:17132019/050805

5八111が、 方向〇に沿って延在し、 目.つ、 自転車 2 0 0の前後方向に沿って延在する状態 で、 回路基板 1 3 5八が保持されているとよい。

【 0 0 5 3】

また、 コネクタ 1 3 7は、 方向〇と異なる向きで立設されている。 つまり、 コネクタ 1 3 7は、 コネクタ 1 3 7に接続されるケーブル群の着脱方向が方向 と異なる方向になる 状態で保持されている。 特に、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状態において、 その着 脱方向が、 略左右方向であるとよい。 また、 第 1 コイル 1 3 1 八、 第 2 コイル 1 3 2八、 及び、 コネクタ 1 3 7が、 回路基板 1 3 5八の実装面 1 3 5八111を基準とする同じ側から 接続端子 1 3 1 八 I 、 接続端子 1 3 2八 I、 及び接続端子 1 3 7 1の先端が突出する状態 で、 保持されているとよい。 更に、 回路基板 1 3 5八の実装面 1 3 5八111を正面視した状 態において、 コネクタ 1 3 7が、 第 1 コイル 1 3 1八及び第 2 コイル 1 3 2八を基準とす る第 1面 1 2 0 3の有る側に位置しているとよい。

【 0 0 5 4】

<液圧制御ユニッ トの自転車への連結>

実施の形態に係るブレーキシステムの液圧制 御ユニッ トの自転車への連結について説明 する。

図 7は、 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの、 自転車へ の連結状態を示す斜視図である。

【 0 0 5 5】

図 7に示されるよ うに、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0は、 マウン ト部 1 5 0の柱状空間 1 5 5内に自転車 2 0 0のフロン トフォーク 1 5が位置する状態で保持されている。 つま り、 固定具 1 3 9がコイルケーシング 1 3 6にフロントフォーク 1 5を挟む状態で連結されて マウン ト部 1 5 0が形成されることで、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0は自転車 2 0 0に連結さ れる。 なお、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状態において、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0 は、 フロントフォーク 1 5の前輪 1 6の右側を延びる第 1バー 1 5 3 に連結されてもよく 、 また、 フロン トフォーク 1 5の前輪 1 6の左側を延びる第 2バー 1 5 bに連結されても よい。 また、 マウン ト部 1 5 0は、 フロントフォーク 1 5に直接連結されてもよく、 また 、 アダプタ等が介在する状態でフロン トフォーク 1 5に連結されてもよい。

【 0 0 5 6】

直立する自転車 2 0 0を正面視した状態において、 基体 1 2 0及びコイルケーシング 1 3 6は、 フロン トフォーク 1 5の後ろ側に位置するとよい。 特に、 液圧制御ユニッ ト 1 1 〇が、 基体 1 2 0 と前輪 1 6 との間に第 1 コイル 1 3 1 八、 第 2 コイル 1 3 2八、 液圧セ ンサ 1 3 4、 及び、 回路基板 1 3 5八が位置する状態で取り付けられるとよい つまり、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状態において、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0が第 1バー 1 5 3 に取り付けられる場合には、 基体 1 2 0の左側面である第 3面 1 2 0 。に第 1 コイル 1 3 1 八、 第 2 コイル 1 3 2八、 及び液圧センサ 1 3 4が立設されるよ うに、 液圧制御ユ ニッ ト 1 1 0が構成されるとよい。 そして、 更に、 コネクタ 1 3 7が左向きに立設されて いるとよい。 また、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状態において、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0が第 2バー 1 5 13に取り付けられる場合には、 基体 1 2 0の右側面である第 3面 1 2 0 。 に第 1 コイル 1 3 1八、 第 2 コイル 1 3 2八、 及び液圧センサ 1 3 4が立設される ように、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0が構成されるとよい。 そして、 更に、 コネクタ 1 3 7が 右向きに立設されているとよい。

【 0 0 5 7】

<変形例>

実施の形態に係るブレーキシステムの液圧制 御ユニッ トの変形例について説明する。 図 8は、 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の液圧制御ユニッ トの変形例の、 斜視図である。

【 0 0 5 8】

以上では、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0を自転車 2 0 0のフロン トフォーク 1 5に連結する \¥0 2019/159029 卩(:17132019/050805 ための固定具 1 3 9が、 コイルケーシング 1 3 6に連結される場合を説明したが、 図 8に 示されるよ うに、 その固定具 1 3 9が基体 1 2 0に連結されていてもよい。 例えば、 直立 する自転車 2 0 0を正面視した状態において、 基体 1 2 0の前面である第 6面 1 2 0 に は、 略上下方向に延びる凹部が形成されている。 また、 直立する自転車 2 0 0を正面視し た状態において、 固定具 1 3 9の背面 1 3 9 3 には、 略上下方向に延びる凹部が形成され ている。 そして、 基体 1 2 0の外面の部分領域 1 5 3であるその凹部の内面と、 固定具 1 3 9の外面の部分領域 1 5 2であるその凹部の内面と、 の間に、 両端が開放された柱状空 間 1 5 5が形成されることで、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0の自転車 2 0 0へのマウント咅 1 5 0が形成されている。

【 0 0 5 9】

<ブレーキシステムの効果>

実施の形態に係るブレーキシステムの効果に ついて説明する。

【 0 0 6 0】

ブレーキシステム 1 0 0では、 液圧制御ユニッ ト 1 1 〇の自転車 2 0 0へのマウント部 1 5 0が、 自転車 2 0 0のフロントフォーク 1 5に連結されている。 そのため、 アンチロ ックブレーキ制御を実行可能なブレーキシス テム 1 0 0を自転車 2 0 0に搭載するに際し て、 使用者に常時視認されるべき機器のハン ドル周辺への取付が阻害されることを抑制す ることが可能である。 また、 自転車 2 0 0の前輪 1 6付近に配設された多くの要素を液圧 制御ュニッ ト 1 1 〇に接続する必要がある場合に、 前輪 1 6の近く に液圧制御ュニッ ト 1 1 0が配設されていることで、 その接続が容易化される。

【0 0 6 1】

好ましく は、 ブレーキシステム 1 0 0では、 直立する自転車 2 0 0を正面視した状態に おいて、 基体 1 2 0がフロントフォーク 1 5の後ろ側に位置している。 そのよ うに構成さ れることで、 基体 1 2 0及びそれに取り付けられている部材が、 飛来物によって損傷する ことが抑制される。

【 0 0 6 2】

好ましく は、 ブレーキシステム 1 0 0では、 自転車 2 0 0が直立する状態において、 マ スタシリ ンダポート 1 2 1が、 基体 1 2 0の上面である第 1面 1 2 0 & に形成されており 、 ホイールシリ ンダポー ト 1 2 2が、 基体 1 2 0の第 1面 1 2 0 3 に対向する第 2面 1 2 0 13に形成されている。 そのよ うに構成されることで、 マスタシリ ンダ 1 4 3に連通する 液管 1 8及びホイールシリ ンダ 1 7八に連通する液管 1 9をコンパク トに配設することが 可能となり、 また、 その作業性が向上する。

【 0 0 6 3】

好ましく は、 ブレーキシステム 1 0 0では、 第 1 コイル 1 3 1 八及び第 2コイル 1 3 2 八が、 基体 1 2 0の、 両端が第 1面 1 2 0 3及び第 2面 1 2 0 bに至る第 3面 1 2 0 。 に 立設されている。 そのよ うに構成されることで、 第 1面 1 2 0 &及び第 2面 1 2 0 13が広 くなって、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0のフロントフォーク 1 5からの突出量が大きくなるこ とを抑制しつつ、 マスタシリ ンダポー ト 1 2 1への液管 1 8の接続、 及び、 ホイールシリ ンダポート 1 2 2への液管 1 9の接続のためのスペースを確保することが 能となる。 特 に、 第 1 コイル 1 3 1 八及び第 2コイル 1 3 2八が、 第 1面 1 2 0 3及び第 2面 1 2 0 b が並ぶ方向〇に沿って並置されている場合に は、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0のフロントフォ ーク 1 5からの突出量が大きく なることの抑制が更に促進される。

【 0 0 6 4】

好ましく は、 ブレーキシステム 1 0 0では、 回路基板 1 3 5八が、 その実装面 1 3 5八 111が第 1面 1 2 0 &及び第 2面 1 2 0 bが並ぶ方向〇に沿って延在する状態で、 保持され ている。 そのよ うに構成されることで、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0のフロントフォーク 1 5 からの突出量が大きく なることを抑制することが可能となる。 特に、 回路基板 1 3 5八が 、 基体 1 2 0 と前輪 1 6 との間に保持されている場合には、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0のフ ロン トフォーク 1 5からの突出量が更に低減される。

【 0 0 6 5】 \¥02019/159029 卩(:17132019/050805 好ましく は、 ブレーキシステム 1 0 0では、 コネクタ 1 3 7が、 第 1面 1 2 0 3及び第 2面 1 201 3 が並ぶ方向〇と異なる向きで立設されて いる。 そのように構成されることで 、 自転車 2 0 0が直立する状態において、 上方からコネクタ 1 3 7に至るケーブル (例え ば、 電源ュニッ ト 1 8 0から延びるケーブル) 、 及び、 下方からコネクタ 1 3 7に至るケ ーブル (例えば、 液圧センサ 1 3 4及び車輪速センサから延びるケーブル) の一方が、 大 きく フロン トフォーク 1 5から突出してしま う ことが抑制される。 特に、 第 1 コイル 1 3 1八、 第 2 コイル 1 3 2八、 及び、 コネクタ 1 3 7が、 回路基板 1 3 5八の実装面 1 3 5 八111を基準とする同じ側から接続端子 1 3 1 八 、 1 3 2八 、 1 3 7 の先端が突出す る状態で保持されている場合には、 第 1 コイル 1 3 1 八、 第 2 コイル 1 3 2八、 及び、 コ ネクタ 1 3 7を回路基板 1 3 5八に接続する工程を短縮化することができ 。

【006 6】

好ましく は、 ブレーキシステム 1 0 0では、 アキュムレータ 1 3 3が、 基体 1 2 0の第 2面 1 2 0 13に設けられている。 そのよ うに構成されることで、 ブレーキシステム 1 0 0 の組立時のエア抜き性を向上することができ る。 特に、 回路基板 1 3 5八の実装面 1 3 5 八111を正面視した状態において、 コネクタ 1 3 7が、 第 1 コイル 1 3 1 八及び第 2 コイル 1 3 2八を基準とする第 1面 1 2 0 &の有る側に位置している場合には、 第 1面 1 2 0 & 及び第 2面 1 2 0 13の広さがバランス化されて、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0がコンパク ト化 される。

【 0 0 6 7】

好ましく は、 ブレーキシステム 1 0 0では、 液圧制御ユニッ ト 1 1 0がポンプレス式で ある。 そのよ うに構成されることで、 フロン トフォーク 1 5に重い液圧制御ユニッ ト 1 1 0が連結されて、 走行性に影響を与えることが抑制される。

【 0 0 6 8】

以上、 実施の形態について説明したが、 本発明は実施の形態の説明に限定されない。 例 えば、 実施の形態の説明の一部のみが実施されてい てもよい。

【符号の説明】

【 0 0 6 9】

1 フレーム、 1 0 旋回部、 1 4 制動操作部、 1 4八 ブレーキレバー、 1 48 マスタシリ ンダ、 1 4 匚 リザーパ、 1 5 フロントフォーク、 1 6 前輪、 1 7 前輪 制動部、 1 7八 ホイールシリ ンダ、 1 78 ロータ、 1 8、 1 9 液管、 2 3 後輪、

2 4 後輪制動部、 1 0 0 ブレーキシステム、 1 1 0 液圧制御ュニッ ト、 1 2 0 基 体、 1 2 0 8 第 1面、 1 2 0 b 第 2面、 1 2 0 。 第 3面、 1 2 0 ¢ 1 第 4面、 1 2

0 6 第 5面、 1 2 0 1 第 6面、 1 2 1 マスタシリ ンダポー ト、 1 2 2 ホイールシ リ ンダポー ト、 1 2 3 内部流路、 1 2 4 インレッ トバルブ穴、 1 2 5 アウ トレッ ト バルブ穴、 1 2 6 アキュムレータ穴、 1 2 7 液圧センサ穴、 1 3 1 インレッ トバル ブ、 1 3 1 八 第 1 コイル、 1 3 1八 接続端子、 1 3 2 アウ トレッ トバルブ、 1 3 2八 第 2コイル、 1 3 2八 接続端子、 1 3 3 アキュムレータ、 1 3 4 液圧セン サ、 1 3 5 制御部、 1 3 5八 回路基板、 1 3 5八111 実装面、 1 3 6 コイルケーシ ング、 1 3 7 コネクタ、 1 3 7 接続端子、 1 3 8 ケーシングカバー、 1 3 9 固 定具、 1 4 0 締結具、 1 5 0 マウン ト部、 1 5 1、 1 5 2、 1 5 3 部分領域、 1 5

5 柱状空間、 1 8 0 電源ュニッ ト、 2 0 0 自転車。