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Title:
BRAKE LIQUID PRESSURE CONTROL DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/081738
Kind Code:
A1
Abstract:
A brake liquid pressure control device in which pressure control is performed at high performance, which has a simplified hydraulic circuit, and which is reduced in size and weight. The brake liquid pressure control device (10) is placed between master cylinders (101, 104) and wheel cylinders (103, 106) and performs anti-lock braking control of the vehicle. The brake liquid pressure control device (10) has a housing (30) having formed therein flow paths (11, 21) and also having a first side surface (30a) in which mounting holes (31a-31p) are formed; switching valve bodies (1a-4a) mounted in the mounting holes (31a-31d) in the first side surface (30a) of the housing (30); a pressure sensor (13) inserted in the mounting hole (31j) in the first mounting surface (30a) and located among the switching valve bodies (1a, 2a, 3a, 4a); and an electronic control unit (8) mounted to the first side surface (30a), having the pressure sensor (13) connected to the electronic control unit (8), and driving and controlling the switching valve bodies (1a-4a).

Inventors:
ATSUSHI HIROAKI (JP)
MASUNO TOHRU (JP)
SASAKI MAKOTO (JP)
TAJIKA YOSHIO (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/072440
Publication Date:
July 02, 2009
Filing Date:
December 10, 2008
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH CORP (JP)
ATSUSHI HIROAKI (JP)
MASUNO TOHRU (JP)
SASAKI MAKOTO (JP)
TAJIKA YOSHIO (JP)
International Classes:
B60T8/34; B60T8/171; B62L3/08
Foreign References:
JP2000177560A2000-06-27
JP2002520211A2002-07-09
JPH11208440A1999-08-03
JP2007269298A2007-10-18
Attorney, Agent or Firm:
ONO, Shinjiro et al. (Section 206New Ohtemachi Bldg.,,2-1, Ohtemachi 2-chome,Chiyoda-k, Tokyo 04, JP)
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Claims:
 マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設されると共に、前記マスタシリンダから前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御して、車両のアンチロックブレーキ制御を行うブレーキ液圧制御装置であって、
 内部に前記ブレーキ液が流動するための流路が形成されていると共に、第1側面に前記流路に連通する複数の取付孔が形成されてなるブロック状のハウジングと、
 該ハウジングの第1側面の端辺に沿って形成された取付孔に夫々取り付けられると共に、前記流路を連通状態と遮断状態とに切り替えて、前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御する複数の切替弁本体と、
 前記ハウジングの第1側面の取付孔内へ挿入され、かつ前記複数の切替弁本体の間に位置する共に、前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を検出する圧力センサと、
 前記第1側面に取付けられ、前記圧力センサが接続されると共に、前記切替弁本体を駆動制御する電子制御ユニットと、
 を備える、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
 請求項1記載のブレーキ液圧制御装置であって、
 前記圧力センサは、前記複数の切替弁本体に囲われるように配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
 請求項1記載のブレーキ液圧制御装置であって、
 前記マスタシリンダは、前輪用マスタシリンダと、後輪用マスタシリンダと、を含んでおり、
 前記ホイールシリンダは、前輪用ホイールシリンダと、後輪用ホイールシリンダと、を含んでおり、
 前記複数の切替弁本体は、前記前輪用マスタシリンダから前記前輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御するための一対の前輪用切替弁本体と、前記後輪用マスタシリンダから前記後輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御するための一対の後輪用切替弁本体と、を含んでおり、
 前記一対の前輪用切替弁本体は、前記第1側面の第1端辺に沿って並んで設けられており、
 前記一対の後輪用切替弁本体は、前記第1端辺に対向する第2端辺に沿って並んで設けられており、
 前記圧力センサは、前記一対の前輪用切替弁本体及び前記一対の後輪用切替弁本体に囲われるように配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
 請求項3記載のブレーキ液圧制御装置であって、
 前記ハウジング内の流路は、前記前輪用マスタシリンダから前記前輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液が流動する前輪用流路と、前記後輪用マスタシリンダから前記後輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液が流動する後輪用流路と、を含んでおり、
 前記前輪用流路と前記後輪用流路とが、前記第1側面の縦方向の中心線を中心にして略対称となるように形成されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
 請求項3又は4記載のブレーキ液圧制御装置であって、
 前記一対の前輪用切替弁本体と、前記一対の後輪用切替弁本体とは、前記第1側面の縦方向の中心線を中心にして、略対称となるように配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
 請求項4又は5記載のブレーキ液圧制御装置であって、
 前記圧力センサは、前記第1側面の縦方向の中心線上に配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
 請求項6記載のブレーキ液圧制御装置であって、
 前記圧力センサは、前記一対の前輪用切替弁本体および前記一対の後輪用切替弁本体の略中心に配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
 請求項1乃至7のうちいずれか1項記載のブレーキ液圧制御装置であって、
 前記ハウジングの第1側面に直交し、相互に対向する第2側面及び第3側面には、前記流路に連通する取付孔が形成されており、
 前記第2側面及び前記第3側面の取付孔内へ移動可能に挿入されると共に、前記流路内のブレーキ液を加圧する一対のピストンと、前記第1側面に対向する第4側面に配設され、前記一対のピストンを往復動させるモータと、を有するプランジャ型ポンプと、
 前記第1側面に隣接する第5側面に配設され、前記ブレーキ液の圧力を減圧する一対のアキュムレータと、を更に備える、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
Description:
ブレーキ液圧制御装置

 本発明は、ブレーキ液圧を制御するブレ キ液圧制御装置に関し、特に、マスタシリ ダとホイールシリンダとの間に配設され、 スタシリンダからホイールシリンダへのブ ーキ液の圧力を制御して、車両のアンチロ クブレーキ制御を行うブレーキ液圧制御装 に関するものである。

 従来、マスタシリンダとホイールシリンダ を連結する配管と、配管内を流れるブレー 液の流れを切替える複数の電磁切替弁と、 磁切替弁を制御してブレーキ液の圧力を制 する電子制御ユニットと、ブレーキ液をホ ールシリンダからマスタシリンダへ戻すた のポンプと、を備えるブレーキ液圧制御装 が知られている(特許文献1参照)。

特開2001-191908号

 この種の制御装置には、例えば、上記圧 制御の向上を図るべく、ホイールシリンダ 供給されるブレーキ液の圧力を検出するた の圧力センサが設けられている。また、こ 圧力センサは、上記複数の電磁弁の外側に 設されることがあり、その配設位置から圧 検出位置(例えば、ホイールシリンダへの流 路)までの検出用流路を形成して油圧回路を 成する必要が生じる。

 したがって、圧力センサの配設位置と圧 検出位置とが近いときには、油圧回路を簡 に構成できるが、一方で、圧力センサの配 位置と圧力検出位置とが離れている場合に 、途中で他の流路が邪魔となることがあり 油圧回路の構成が複雑、困難となり得る。 えば、ハウジング内の油圧回路が前輪用流 と後輪用流路とに、ハウジングの中心位置 ら二分されて構成され、前輪用及び後輪用 路の何れかの圧力が検出されることがある この場合に、圧力センサの配設位置から離 た方の流路へ検出用流路が形成されると、 圧回路構成が複雑になり、その結果、ブレ キ液圧制御装置の小型軽量化が困難となる がある。一方で、常に、圧力センサの配設 置から近い方の流路へ検出用流路が形成さ るような油圧回路構成が行われると、この 圧回路構成を行う上での設計自由度が損な れ、ブレーキ液圧制御装置の小型軽量化が 難となる虞がある。

 本発明は、上記従来の有する問題点に鑑 てなされたものであり、圧力制御の高性能 を図りつつ、油圧回路の簡素化を図り、ブ ーキ液圧制御装置の小型軽量化を図ること 主たる目的とする。

 上記目的を達成するための本発明の一態様 、
 マスタシリンダとホイールシリンダとの間 配設されると共に、前記マスタシリンダか 前記ホイールシリンダへ供給されるブレー 液の圧力を制御して、車両のアンチロック レーキ制御を行うブレーキ液圧制御装置で って、
 内部に前記ブレーキ液が流動するための流 が形成されていると共に、第1側面に前記流 路に連通する複数の取付孔が形成されてなる ブロック状のハウジングと、
 該ハウジングの第1側面の端辺に沿って形成 された取付孔に夫々取り付けられると共に、 前記流路を連通状態と遮断状態とに切り替え て、前記ホイールシリンダへ供給されるブレ ーキ液の圧力を制御する複数の切替弁本体と 、
 前記ハウジングの第1側面の取付孔内へ挿入 され、かつ前記複数の切替弁本体の間に位置 する共に、前記ホイールシリンダへ供給され るブレーキ液の圧力を検出する圧力センサと 、
 前記第1側面に取付けられ、前記圧力センサ が接続されると共に、前記切替弁本体を駆動 制御する電子制御ユニットと、
 を備える、ことを特徴とするブレーキ液圧 御装置である。

 なお、この一態様において、上記アンチ ックブレーキ制御とは、例えば、車両制動 において、車輪のロック状態を抑制するよ な制御を指す。

 この一態様によれば、圧力制御の高性能 を図りつつ、油圧回路の簡素化を図ること でき、ブレーキ液圧制御装置の小型軽量化 図ることができる。

 また、この一態様において、前記圧力セ サは、前記複数の切替弁本体に囲われるよ に配設されていてもよい。

 さらに、この一態様において、前記マス シリンダは、前輪用マスタシリンダと、後 用マスタシリンダと、を含んでおり、前記 イールシリンダは、前輪用ホイールシリン と、後輪用ホイールシリンダと、を含んで り、前記複数の切替弁本体は、前記前輪用 スタシリンダから前記前輪用ホイールシリ ダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御す ための一対の前輪用切替弁本体と、前記後 用マスタシリンダから前記後輪用ホイール リンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制 するための一対の後輪用切替弁本体と、を んでおり、前記一対の前輪用切替弁本体は 前記第1側面の第1端辺に沿って並んで設け れており、前記一対の後輪用切替弁本体は 前記第1端辺に対向する第2端辺に沿って並ん で設けられており、前記圧力センサは、前記 一対の前輪用切替弁本体及び前記一対の後輪 用切替弁本体に囲われるように配設されてい てもよい。

 なお、この一態様において、前記ハウジ グ内の流路は、前記前輪用マスタシリンダ ら前記前輪用ホイールシリンダへ供給され ブレーキ液が流動する前輪用流路と、前記 輪用マスタシリンダから前記後輪用ホイー シリンダへ供給されるブレーキ液が流動す 後輪用流路と、を含んでおり、前記前輪用 路と前記後輪用流路とが、前記第1側面の縦 方向の中心線を中心にして略対称となるよう に形成されていてもよい。

 この一態様において、前記一対の前輪用 替弁本体と、前記一対の後輪用切替弁本体 は、前記第1側面の縦方向の中心線を中心に して、略対称となるように配設されていても よい。

 この一態様において、前記圧力センサは 前記第1側面の縦方向の中心線上に配設され ていてもよい。

 この一態様において、前記圧力センサは 前記一対の前輪用切替弁本体および前記一 の後輪用切替弁本体の略中心に配設されて てもよい。

 この一態様において、前記ハウジングの第1 側面に直交し、相互に対向する第2側面及び 3側面には、前記流路に連通する取付孔が形 されており、
 前記第2側面及び前記第3側面の取付孔内へ 動可能に挿入されると共に、前記流路内の レーキ液を加圧する一対のピストンと、前 第1側面に対向する第4側面に配設され、前記 一対のピストンを往復動するモータと、を有 するプランジャ型ポンプと、
 前記第1側面に隣接する第5側面に配設され 前記ブレーキ液の圧力を減圧する一対のア ュムレータと、を更に備えていてもよい。

 本発明によれば、圧力制御の高性能化を りつつ、油圧回路の簡素化を図り、ブレー 液圧制御装置の小型軽量化を図ることがで る。

本発明の一実施形態に係るブレーキ液 制御装置を搭載したブレーキ用油圧回路の 例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るブレーキ液 制御装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るブレーキ液 制御装置のハウジングを示す正面図であり 図2に示すハウジングをX1方向から見た図で る。 (a)本発明の一実施形態に係るブレーキ 圧制御装置のハウジング内に形成された流 の概略を示す透視図であり、図2に示すハウ ジングを電子制御ユニット側から見た図であ る。(b)本発明の一実施形態に係るブレーキ液 圧制御装置のハウジング内に形成された流路 の概略を示す透視図であり、図2に示すハウ ングをモータ側から見た図である。 本発明の一実施形態に係るブレーキ液 制御装置を示す斜視図である。

符号の説明

  1   前輪用EV電磁弁
  1a  第1切替弁本体
  2   前輪用AV電磁弁
  2a  第2切替弁本体
  3   後輪用EV電磁弁
  3a  第3切替弁本体
  4   後輪用AV電磁弁
  4a  第4切替弁本体
  5   前輪用ポンプ
  6   後輪用ポンプ
  7   モータ
  8   電子制御ユニット
  9   アキュムレータ
 10   ブレーキ液圧制御装置
 11   前輪用流路
 12   アキュムレータ
 13   圧力センサ
 30   ハウジング
 30a  第1側面
 30b  第2側面
 30c  第3側面
 30d  第4側面
 30e  第5側面
 30f  第6側面
101   前輪用マスターシリンダ
103   前輪用ホイールシリンダ
104   後輪用マスターシリンダ
106   後輪用ホイールシリンダ

 以下、本発明を実施するための最良の形 について、添付図面を参照しながら説明す 。図1は、本発明の一実施例に係るブレーキ 液圧制御装置を搭載したブレーキ用油圧回路 図である。

 図1に示すブレーキ用油圧回路100は、例え ば、自動二輪車両に搭載されるものであり、 周知のアンチロックブレーキ制御用の油圧回 路に適用されている。ここで、アンチロック ブレーキ制御(いわゆるABS制御)とは、例えば 車両制動時において、ブレーキ液圧を断続 に減少させて、車輪のロック状態を抑制す ような制御を指す。なお、アンチロックブ ーキ制御の作動原理、及び基本的な制御手 等については、当業者には既知であるため 詳しい説明を省略する。

 ブレーキ用油圧回路100は、前輪に対する 動力を発生させるための前輪用マスタシリ ダ(Front M/C)101、前輪用リザーバタンク102及 前輪用ホイールシリンダ(Front W/C)103と、後 に対する制動力を発生させるための後輪用 スタシリンダ(Rear M/C)104、後輪用リザーバ ンク105及び後輪用ホイールシリンダ(Rear W/C) 106と、ブレーキ液圧制御装置10と、を備えて る。

 ブレーキ液圧制御装置10は、前輪用及び 輪用マスタシリンダ101、104と、前輪用及び 輪用ホイールシリンダ103、106との間に配設 れている。また、ブレーキ液圧制御装置10は 、前輪用マスタシリンダ101から前輪用ホイー ルシリンダ103へ供給されるブレーキ液の圧力 を制御して、及び/又は、後輪用マスタシリ ダ104から後輪用ホイールシリンダ106へ供給 れるブレーキ液の圧力を制御して、上述の ンチロックブレーキ制御を行う。

 前輪用マスタシリンダ101には、第1配管107 を介して前輪用リザーバタンク102が接続され ている。また、前輪用マスタシリンダ101には 、第2配管108、ブレーキ液圧制御装置10及び第 3配管109を介して、前輪用ホイールシリンダ10 3が接続されている。

 前輪用マスタシリンダ101は、例えば、車 のハンドルレバー110により駆動されると、 レーキ液圧制御装置10を介して、前輪用ホ ールシリンダ103に対するブレーキ液圧が発 させる。また、前輪用ホイールシリンダ103 、供給されるブレーキ液圧に応じて前輪用 ィスクブレーキ装置111を駆動し、前輪を制 する。

 後輪用マスタシリンダ104には、第4配管112 を介して後輪用リザーバタンク105が接続され ている。また、後輪用マスタシリンダ104には 、第5配管113、ブレーキ液制御装置10及び第6 管114を介して、後輪用ホイールシリンダ106 接続されている。

 後輪用マスタシリンダ104は、例えば、車 のフットペダル115により駆動されると、ブ ーキ液圧制御装置10を介して、後輪用ホイ ルシリンダ106に対するブレーキ液圧が発生 せる。また、後輪用ホイールシリンダ106は 供給されるブレーキ液圧に応じて後輪用デ スクブレーキ装置116を駆動し、後輪を制動 る。

 次に、本実施形態に係るブレーキ液圧制 装置10について、詳細に説明する。

 ブレーキ液圧制御装置10は、前輪用EV電磁 弁1、前輪用AV電磁弁2、後輪用EV電磁弁3、後 用AV電磁弁4、前輪用ポンプ5、後輪用ポンプ6 、モータ7および電子制御ユニット(ECU)8を有 ている。

 前輪用EVおよびAV電磁弁1、2と、後輪用EV よびAV電磁弁3、4とは、例えば、周知の2位置 型電磁弁である。また、通常状態、すなわち アンチロックブレーキ制御が行われない状態 において、前輪用EV電磁弁1および後輪用EV電 弁3は、開状態となり、前輪用AV電磁弁2およ び後輪用AV電磁弁4は、閉状態となる。また、 前輪用ポンプ5及び後輪用ポンプ6は、モータ7 により駆動される構成となっている。各電磁 弁1、2、3、4及びモータ7は、電子制御ユニッ 8に接続されており、この電子制御ユニット 8からの制御信号に基づいて、駆動制御され 。

 ブレーキ液圧制御装置10は、前輪用マス シリンダ101から前輪用ホイールシリンダ103 供給されるブレーキ液が流動するための前 用流路11と、後輪用マスタシリンダ104から後 輪用ホイールシリンダ106へ供給されるブレー キ液が流動するための後輪用流路21と、を含 でいる。

 前輪用流路11において、第1流路11aの一端 が、第2配管108に接続されており、第1流路11 aの他端側が前輪用EV電磁弁1に接続されてい 。第2流路11bの一端側が前輪用EV電磁弁1に接 されており、第2流路11bの他端側が第3配管10 9に接続されている。第1流路11aには第3流路11c の一端側が接続されており、第3流路11cの他 側が前輪用ポンプ5の吐出側に接続されてい 。第4流路11dの一端側が前輪用ポンプ5の吸 側に接続されており、第4流路11dの他端側が 輪用AV電磁弁2に接続されている。第4流路11d には、ブレーキ液の圧力を減圧するアキュム レータ9が接続されている。第2流路11bには第5 流路11eの一端側が接続されており、第5流路11 eの他端が前輪用AV電磁弁2に接続されている 第2流路11bには、前輪用ホイールシリンダ103 供給されるブレーキ液の圧力を検出するた の圧力センサ13が設けられている。

 一方、後輪用流路21において、上述した 輪用流路11と略同様に、第1流路21aの一端側 第2配管113に接続されており、第1流路21aの他 端側が後輪用EV電磁弁3に接続されている。第 2流路21bの一端側が後輪用EV電磁弁3に接続さ ており、第2流路21bの他端側が第3配管114に接 続されている。第1流路21aには、第3流路21cの 端が接続されており、第3流路21cの他端が後 輪用ポンプ6の吐出側に接続されている。第4 路21dの一端側が後輪用ポンプ6の吸引側に接 続されており、第4流路21dの他端側が後輪用AV 電磁弁4に接続されている。第4流路21dには、 レーキ液の圧力を減圧するアキュムレータ1 2が接続されている。第2流路21bには、第5流路 21eの一端が接続されており、第5流路21eの他 が後輪用AV電磁弁4に接続されている。

 なお、前輪用及び後輪用EV電磁弁1、3には 、チェック弁(一方向弁)が夫々併設されてお 、前輪用及び後輪用ポンプ5、6の吐出側に 、絞り弁が夫々設けられている。また、前 用及び後輪用EV電磁弁1、3の前後と、前輪用 び後輪用ポンプ5、6の前と、前輪用及び後 用AV電磁弁2、4の前と、には、フィルタが1つ ずつ設けられている。

 図2は、本実施形態に係るブレーキ液圧制 御装置10の構成を示す分解斜視図である。

 本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置1 0は、ハウジング30と、第1乃至第4切替弁本体1 a、2a、3a、4aと、ブレーキ液圧を検出する圧 センサ13と、ブレーキ液を加圧する一対のピ ストン5a、5bと、第1乃至第4切替弁本体1a、2a 3a、4aを駆動制御する電子制御ユニット(ECU)8 、ピストン5a、5bを駆動するモータ7と、ブ ーキ液圧を減圧する一対のアキュムレータ9 12と、を備えている。

 ハウジング30は、例えば、アルミニウム の金属からなり、略直方体形状のブロック 形成されている。また、ハウジング30は、第 1側面(前面)30a、第2側面(左側面)30b、第3側面( 側面)30c、第4側面(後面)30d、第5側面(下面)30e 、及び第6側面(上面)30fを有している。第1側 30a及び、この第1側面30aに対向する第4側面30d は、略正方形状に形成されている(図3参照)。

 なお、ハウジング30の外周面には、陽極 化皮膜処理が施されており、この表面処理 よって、防錆及び耐摩耗性を向上させつつ 選択的にハウジング30の着色が可能となるた め、意匠上の美的外観にも優れる。特に、こ のブレーキ液圧制御装置10は、自動二輪車両 おいて、ユーザから視認され得る位置に配 されることがあり、上記美的外観の向上に る効果は大きい。

 また、ハウジング30の内部には、上述の 輪用流路11と後輪用流路21とからなる流路が 成されている。また、第1乃至第6側面30a~30f は、夫々、前輪用及び後輪用流路11、21に連 通する複数の取付孔31a~31pが形成されている

 電子制御ユニット(ECU)8は、コイルユニッ 8aと、ECUハウジング8bと、コイルユニット8a 駆動制御するための電子基板(PCB)8cと、この 電子基板8cを覆うECUカバー8dと、を有してい 。電子制御ユニット8は、第1側面30aを覆うよ うにして取付けられている。なお、ECUハウジ ング8bの一方側(例えば、ハウジング30の第3側 面30c側)には、電子基板8cに接続するためのコ ネクタ8eが設けられている(図5参照)。また、 子基板8cには、主として、マイクロコンピ ータが構成されている。

 コイルユニット8aは、第1乃至第4切替弁本 体1a、2a、3a、4aを駆動するための4つのコイル を内蔵している。各コイルは、第1乃至第4切 弁本体1a、2a、3a、4aに対応する位置に配設 れている。また、第1乃至第4切替弁本体1a、2 a、3a、4aの一方側は、対応するコイルの内部 挿入され、各コイルにより駆動制御される 例えば、電子制御ユニット8は、対応するコ イルを励磁させることで、第1乃至第4切替弁 体1a、2a、3a、4aをX1方向又はX2方向へ駆動制 することができる。

 電子制御ユニット8は、例えば、車輪速セ ンサ(図示しない)により検出された前輪及び 輪の回転速度と、圧力センサ13により検出 れたブレーキ液の圧力に基づいて、第1乃至 4切替弁本体1a、2a、3a、4aを、高性能に駆動 御(フィードバック制御)することで、アン ロックブレーキ制御を高性能に行うことが きる。

 第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aは、ハ ウジング30の第1側面30aに形成された取付孔31a ~31d内へ挿入され、取り付けられている。ま 、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aは、コ ルユニット8aにより駆動制御されており、 ウジング30の前輪用流路11及び後輪用流路21 、連通状態と遮断状態とに夫々切り替える

 なお、上記前輪用EV電磁弁1は、第1切替弁 本体1aとコイルユニット8aとから構成されて り、上記前輪用AV電磁弁2は、第2切替弁本体2 aとコイルユニット8aとから構成されている。 また、上記後輪用EV電磁弁3は、第3切替弁本 3aとコイルユニット8aとから構成されており 上記後輪用AV電磁弁4は、第4切替弁本体4aと イルユニット8aとから構成されている。

 圧力センサ13は、例えば、前輪用マスタ リンダ103へ供給されるブレーキ液の圧力を 出している。圧力センサ13の一端側は、第1 至4切替弁本体1a、2a、3a、4aの取付孔31a~31dの 中心Oに形成された取付孔31jに挿入されてお り、その他端側の接続部13aが電子制御ユニッ ト8に接続されている。なお、上記取付孔31a~3 1dの中心Oは、第1側面30aの中心と略一致して る。換言すれば、第1乃至4切替弁本体1a、2a 3a、4aの取付孔31a~31dは、第1側面30a上におい 、略四角形状(例えば、略正方形状)をなし、 その対角線の交点が上記中心Oと一致してい (図3参照)。

 上述の如く、圧力センサ13がハウジング30 の第1側面30aの略中心Oに配設され、この第1側 面30aに対して電子制御ユニット8が取り付け れ、圧力センサ13の接触部13aと電子制御ユニ ット8とが接続されている。これにより、圧 センサ13と電子制御ユニット8とのインター ェイスが良好となる。

 一対のピストン5a、5bは、第2及び第3側面3 0b、30cに形成された取付孔31e、31f内に夫々挿 されており、ハウジング30の中心O方向へ移 可能である。また、各ピストン5a、5bは、中 心O方向へ往復動することで、ブレーキ液を 圧することができる。

 モータ7は、モータ本体7aと、モータ本体7 aに連結され回転駆動する駆動軸7bと、駆動軸 7bに連結された偏芯カム7cと、を有している モータ本体7aは、ハウジング30の第4側面30dに 取付けられている(図4(b)参照)。また、駆動軸 7b及び偏芯カム7cは、ハウジング30の第4側面30 dに形成された取付孔31g内に回転可能に挿入 れている。

 一対のピストン5a、5bは、バネ部材等によ りハウジング30の中心O方向へ付勢されており 、その先端部は、モータ7の偏芯カム7cの外周 面に当接している。したがって、モータ7の 芯カム7cが回転駆動すると一対のピストン5a 5bが往復運動を行う、いわゆるプランジャ ポンプが構成される。なお、上記前輪用ポ プ5および後輪用ポンプ6は、一対のピストン 5a、5bおよびモータ7により構成されている。

 一対のアキュムレータ9、12は、ゴム等の 性部材からなり液圧を減圧する弾性部9a、12 aと、この弾性部9a、12aを覆うカバー部9b、12b 、を有している。各アキュムレータ9、12は ハウジング30の第5側面30eに形成された取付 31h、31iに夫々取付けられている。

 また、ハウジング30の第5側面30e(ポンプ5 6のインレット側に位置する第4流路11d、21d) は、ポンプインレットバルブ61a、61bが夫々 けられている。

 次に、本実施形態に係るブレーキ液圧制 装置10のハウジング30内に形成された流路11 21について、詳細に説明する。なお、図4(a) 、ブレーキ液圧制御装置10のハウジング30内 に形成された前輪用流路11及び後輪用流路21 概略を示す透視図であり、図2に示すハウジ グ30を電子制御ユニット8側から見た図であ 。同様に、図4(b)は、ブレーキ液圧制御装置 10のハウジング30内に形成された前輪用流路11 及び後輪用流路21の概略を示す透視図であり 図2に示すハウジング30をモータ7から見た図 である。

 図4(a)及び(b)に示す如く、ハウジング30の 1側面30aの略中心Oには、圧力センサ13が嵌入 される取付孔31jが形成されている。第1側面30 aには、第1側面30aの第1端辺(左端辺)に沿って 第1切替弁本体1aが挿入される取付孔31aと、 2切替弁本体2aが挿入される取付孔31bと、が んで形成されている。また、第1側面30aには 、第1端辺に対向する第2端辺(右端辺)に沿っ 、第3切替弁本体3aが挿入される取付孔31cと 第4切替弁本体4aが挿入される取付孔31dと、 並んで形成されている。

 前輪用流路11と後輪用流路21とは、この圧 力センサ31の取付孔31j又はモータ7を通る縦方 向の中心線(第1側面30aの縦方向の中心線)Lを 心にして、略対称となるように形成されて る。また、前輪用流路11には、第1及び第2切 弁本体1a、2aの取付孔31a、31bが夫々連通して おり、後輪用流路21には、第3及び第4切替弁 体3a、4aの取付孔31c、31dが夫々連通している

 前輪用流路11において、ハウジング30の第 6側面30fには、前輪用マスタシリンダ101から 第2配管108が接続される略柱状のM/C取付孔31k 形成されている。M/C取付孔31kは、第2側面30b 側へ略L字状に屈曲する第1流路11aに接続され いる。

 第1流路11aは、下方側(第6側面30f側から第5 側面30e側)へ延びる第3流路11cに接続されてい 。第3側面30cには、ハウジング30の中心O側へ 真直ぐ延びるように形成され、内部をピスト ン5aが往復動する取付孔31fが形成されている

 第3流路11cは、この取付孔31fに接続され、 連通している。また、この取付孔31fは、第4 路11dに接続され、連通している。第4流路11d 、下方側へ延びてアキュムレータ9の取付孔 31hに連通し、この取付孔31hで上方側(第5側面3 0e側から第6側面30f側)へ折り返して、第2切替 本体2aの取付孔31bに接続する。

 第1切替弁本体1aの取付孔31aと第2切替弁本 体2aの取付孔31bとは、第5流路11eにより接続さ れ、連通している。圧力センサ13の取付孔31j 、例えば、その側方にある第5流路11eに検出 用流路(図示しない)を介して、接続され、連 している。これにより、圧力センサ13は、 出通路を介して、第5流路11e内のブレーキ液 圧力、すなわち、前輪用ホイールシリンダ1 03へ供給されるブレーキ液の圧力を検出する とができる。

 第6側面30fには、前輪用ホイールシリンダ 103への第3配管109が接続される略柱状のW/C取 孔31mが形成されている。W/C取付孔31mと第1切 弁本体1aの取付孔31aとは、第3側面30c側へ略L 字状に屈曲する第2流路11bにより接続され、 通している。

 なお、第1切替弁本体1aは、第1流路11aと第 2流路11bとの間を、連通状態と遮断状態とに 替えており、第2切替弁本体2aは、第4流路11d 第5流路11eとの間を、連通状態と遮断状態と に切替える。

 また、上記前輪用流路11と同様に、後輪 流路21において、ハウジング30の第6側面30fに は、後輪用マスタシリンダ104からの第5配管11 3が接続される略柱状のM/C取付孔31nが形成さ ている。M/C取付孔31nは、第3側面30c側へ略L字 状に屈曲する第1流路21aに接続され、連通し いる。

 第1流路21aは、下方側へ延びる第3流路21cに 続され、連通している。第3側面30cには、ハ ジング30の中心O側へ真直ぐ延びように形成 れ、内部をピストン
5bが往復動する取付孔31eが形成されている。 お、ピストン5a、5bの取付孔31e、31fは、モー タ7の取付孔31gに接続され、連通している。

 第3流路21cは、この取付孔31eに接続され、 連通している。また、この取付孔31eには、第 4流路21dが接続され、連通している。第4流路2 1dは下方側へ延びてアキュムレータ12の取付 31iに連通し、この取付孔31iで上方側へ折り して、第4切替弁本体4aの取付孔31dに接続す 。

 第3切替弁本体3aの取付孔31cと第4切替弁本 体4aの取付孔31dとは、第5流路21eにより接続さ れ、連通している。また、第6側面30fには、 輪用ホイールシリンダ106への第4配管114が接 される略柱状のW/C取付孔31pが形成されてい 。W/C取付孔31pと第3切替弁本体3aの取付孔31c は、略L字状に屈曲する第2流路21bに接続さ 、連通している。

 なお、第3切替弁本体3aは、第1流路21aと第 2流路21bとの間を、連通状態と遮断状態とに 替えており、第4切替弁本体4aは、第4流路21d 第5流路21eとの間を、連通状態と遮断状態と に切替える。

 以上、本実施形態に係るブレーキ液圧制 装置10において、ハウジング30内の前輪用流 路11及び後輪用流路21が中心線Lを中心にして 対称に構成されている。また、第1乃至第4 替弁本体1a、2a、3a、4aの略中心Oに、圧力セ サ13の取付孔31jが形成され、この取付孔31jに 圧力センサ13が挿入されている。

 この圧力センサ13を用いることで、上述 如く、高性能に圧力制御を行うことができ さらに、圧力センサ13の取付孔31jは、直近の 第5流路11eに対して検出用流路を介して、簡 に接続することができる。また、同様の前 用ホイールシリンダ103へのブレーキ液の圧 が検出可能な取付孔31a又は31bに対しても、 付孔31jを検出用流路を介して簡易に接続す ことができる。このように、圧力センサ13の 取付孔31jに対する接続先の選択肢が広くなる ため、設計自由度が高く、しかも簡易に接続 し、油圧回路を簡素化することができる。す なわち、圧力制御の高性能化を図りつつ、油 圧回路の簡素化を図り、ブレーキ液圧制御装 置10の小型軽量化を図ることができる。

 さらに、前輪用ホイールシリンダ103への レーキ液の圧力を検出するときと同様に、 輪用ホイールシリンダ106へのブレーキ液の 力を検出する場合でも、圧力センサ13の取 孔31jを、検出用流路を介して、第5流路21e、 付孔31c又は31dに対して簡易に接続すること できる。したがって、圧力センサ13の取付 31jに対する接続先の選択肢を広げて設計自 度を向上させつつ、しかも簡易に接続でき 油圧回路の簡素化を図ることができる。す わち、圧力制御の高性能化を図りつつ、油 回路の簡素化を図り、ブレーキ液圧制御装 10の小型軽量化を図ることができる。また、 上述の如く、ブレーキ液圧制御装置10の小型 量化を図ることで、当該装置10の車両搭載 置の自由度を向上させることができる。

 なお、図5に示す如く、電子制御ユニット 8のコネクタ8eがハウジング30の第3側面30c側に 位置するように、電子制御ユニット8はハウ ング30の第1側面30aに取り付けられているが 電子制御ユニット8を中心Oを中心に180度回転 させて、コネクタ8eがハウジング30の第2側面3 0b側に位置するように取り付けることも可能 ある。これにより、電子制御ユニット8のコ ネクタ8eの取出し方向を1種類のハウジング30 対して2種類設定することができる。したが って、当該装置10の設計自由度及び車両搭載 置の自由度が向上する。

 以上、本発明を、例示の実施形態を参照 て説明したが、本発明の範囲から逸脱する となく、様々な変更を行ってもよく、各要 を均等物と交換してもよいということは当 者には理解されよう。更に、本発明の要旨 ら逸脱することなく、多くの変更を行って 特定の状況又は材料を本発明の教示に対し 合させることができる。従って、本発明を 実施する上で考えられる最良の態様として 示した特定の実施形態に限定しようとする のではなく、本発明は、特許請求の範囲の 疇における全ての実施形態を含むものとす 。

 例えば、上記実施形態において、第1側面 30aの圧力センサ13の取付孔31jは、第1乃至第4 替弁本体1a、2a、3a、4aの略中心に形成されて いるが、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4a 間の任意の位置に形成されていてもよく、 1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aの内側の任 の位置に形成されていてもよい。さらに、 力センサ13の取付孔31jは、第1側面30aの中心 L上に形成されていてもよい。