Login| Sign Up| Help| Contact|

Patent Searching and Data


Title:
COMMUNICATION CONTROL DEVICE, COMMUNICATION DEVICE, TRANSMISSION SYSTEM, RECEPTION SYSTEM, COMMUNICATION SYSTEM, METHOD FOR CONTROLLING COMMUNICATION CONTROL DEVICE, METHOD FOR CONTROLLING COMMUNICATION DEVICE, CONTROL PROGRAM, AND RECORDING MEDIUM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/113561
Kind Code:
A1
Abstract:
A home gateway (220) is provided with a call control unit (102) for establishing a session between a telephone (211) and a reception system (22) in which a telephone (221) is included in accordance with a communication request message to request a first communication with the telephone (221), which is transmitted from the telephone (211), and a session management unit (103) for, while the session of the first communication is established, storing information indicating that the session is established and destination information relating to the reception system (22) in association with each other, as session information, in a session information storage unit (121). The call control unit (102) establishes a session between a television (212) and the reception system (22) designated by the destination information, as the session of a second communication, in accordance with a communication request message to request the second communication which is transmitted from the television (212). Thus, a communication system for, when plural communications between plural communication devices are linked to each other, smoothly performing the linkage without each communication device being conscious of a communication partner is implemented.

Inventors:
YOSHIKAWA SATOSHI
MATSUYAMA TETSUYA
TERADA SATOSHI
Application Number:
PCT/JP2009/054604
Publication Date:
September 17, 2009
Filing Date:
March 11, 2009
Export Citation:
Click for automatic bibliography generation   Help
Assignee:
SHARP KK (JP)
YOSHIKAWA SATOSHI
MATSUYAMA TETSUYA
TERADA SATOSHI
International Classes:
H04M11/00; G06F13/00; H04L12/56; H04M3/00
Foreign References:
JP2008271128A2008-11-06
JP2006352319A2006-12-28
JP2004289803A2004-10-14
JPH0962597A1997-03-07
JP2006120065A2006-05-11
JP2007068119A2007-03-15
JP2006270837A2006-10-05
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (JP)
Patent business corporation Hara [Kenzo] international patent firm (JP)
Download PDF:
Claims:
 送信システムにおいて構内通信網を介して複数の構内通信装置と接続し、各構内通信装置が外部通信網を介して外部通信装置と通信するための通信制御を行う通信制御装置において、
 第1の構内通信装置から送信された外部通信装置との第1通信を要求する通信要求メッセージにしたがって、上記第1の構内通信装置と上記外部通信装置が含まれる受信システムとのセッションを確立する呼制御手段と、
 上記第1通信のセッションが確立している間、該セッションが確立していることを示す情報と、上記受信システムの宛先情報とを関連付けてセッション情報としてセッション情報記憶部に記憶するセッション管理手段とを備え、
 上記呼制御手段は、
 第2の構内通信装置から送信された第2通信を要求する通信要求メッセージにしたがって、
 上記第2の構内通信装置と、上記セッション情報の宛先情報が指定する上記受信システムとのセッションを第2通信のセッションとして確立することを特徴とする通信制御装置。
 上記構内通信装置から送信される通信要求メッセージが、宛先情報を指定した通常通信要求メッセージか、宛先情報を指定しない省略通信要求メッセージかを判別する要求解析手段を備え、
 上記呼制御手段は、上記要求解析手段が、受信した通信要求メッセージが省略通信要求メッセージであると判断した場合に、当該通信要求メッセージに応答して、上記構内通信装置と、上記セッション情報の宛先情報が指定する上記受信システムとのセッション確立することを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
 上記要求解析手段は、
 上記通信要求メッセージに含まれる通信相手を指定する情報が、自装置を示している場合に、当該通信要求メッセージが省略通信要求メッセージであると判断することを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
 上記要求解析手段は、
 上記通信要求メッセージに、通信相手の宛先情報が含まれていない場合に、当該通信要求メッセージが省略通信要求メッセージであると判断することを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
 上記要求解析手段は、
 上記通信要求メッセージに含まれる通信の目的を指定する情報が、通信相手との情報共有を示している場合に、当該通信要求メッセージが省略通信要求メッセージであると判断することを特徴とする請求項2に記載の通信制御装置。
 上記第1通信および上記第2通信は、それぞれ、電話機間による音声通話、または、通信装置間によるデータ通信により実現されることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
 上記セッション管理手段は、
 上記複数の第1の構内通信装置が、それぞれの外部通信装置とそれぞれの第1通信のセッションを確立している間、セッションごとに、第1の構内通信装置と通信相手の受信システムの宛先情報とを対応付けたセッション情報を上記セッション情報記憶部に記憶し、
 当該通信制御装置は、さらに、
 上記セッション情報記憶部に記憶された複数のセッション情報の中から、ユーザにより指定されたセッション情報を選択するセッション選択手段を備え、
 上記呼制御手段は、
 上記セッション選択手段が選択したセッション情報に含まれる宛先情報に基づいて、第2の構内通信装置の第2通信における通信相手の受信システムを特定することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
 上記呼制御手段は、
 上記セッション情報記憶部にセッション情報が記憶されておらず、上記セッション選択手段がセッション情報を選択できない場合は、
 通信不可能である旨の通信不可メッセージを、上記通信要求メッセージの応答として上記第2の構内通信装置に返送することを特徴とする請求項7に記載の通信制御装置。
 上記呼制御手段は、
 上記セッション情報の宛先情報が指定する上記受信システムから、上記第2通信による通信が不可能である旨の通信不可メッセージを受信した場合には、
 通信不可能である旨の通信不可メッセージを、上記通信要求メッセージの応答として上記第2の構内通信装置に返送することを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
 上記第2の構内通信装置から送信された第2通信を要求する通信要求メッセージは、上記第1通信の通信相手の受信システムと共有可能なデータを、該第2通信を介して上記受信システムに送信することを要求するデータ送信要求メッセージであり、
 上記呼制御手段は、
 上記受信システムから、データ受信が不可能である旨のデータ受信不可メッセージを受信した場合には、
 上記共有可能なデータの送信が不可能である旨の送信不可メッセージを、上記データ送信要求メッセージの応答として上記第2の構内通信装置に返送することを特徴とする請求項9に記載の通信制御装置。
 上記複数の構内通信装置のうち少なくともいずれかが、上記第1通信の通信相手の受信システムと共有可能なデータを取得した場合に、
 上記データを第2通信によって上記受信システムに送信可能である旨をユーザに報知するように、上記送信システムに含まれる構内通信装置または自装置が備える報知部を制御する報知制御手段を備えていることを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
 上記第2通信のセッションが確立していることにより、データが上記第2の構内通信装置と、上記受信システムとで共通に処理されている場合に、該データが共有されている旨を示す通知情報を該データとともに出力することを上記第2の構内通信装置に指示する出力制御手段を備えていることを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
 データが上記第2の構内通信装置と、上記受信システムとで共有されたことを示す共有履歴情報を該データに対応付けて記憶する共有履歴記憶部を備え、
 上記出力制御手段は、
 上記共有履歴記憶部に記憶されている上記共有履歴情報に基づいて、上記第2の構内通信装置と、上記受信システムとの間で上記データが再び共有された場合に、該データが過去に共有されている旨を示す通知情報を該データとともに出力することを上記第2の構内通信装置に指示することを特徴とする請求項12に記載の通信制御装置。
 受信システムにおいて構内通信網を介して複数の構内通信装置と接続し、各構内通信装置が外部通信網を介して外部通信装置と通信するための通信制御を行う通信制御装置において、
 送信システムに含まれる外部通信装置のいずれかとセッションを確立することにより、上記外部通信装置から送信された受信データを受信する呼制御手段と、
 上記呼制御手段により受信された受信データの受け取り手となる受信装置を、上記構内通信網に接続する複数の構内通信装置の中から選択する受信装置選択手段とを備え、
 上記受信装置選択手段は、上記受信データの属性と上記各構内通信装置の属性とに基づいて、該受信データの受信装置を選択することを特徴とする通信制御装置。
 上記受信装置選択手段は、
 上記受信データのフォーマットに応じて、当該フォーマットを処理可能な構内通信装置を受信装置として選択することを特徴とする請求項14に記載の通信制御装置。
 上記受信装置選択手段により選択された構内通信装置の処理性能に合わせて、上記受信データを変換する受信データ変換手段を備えていることを特徴とする請求項14または15に記載の通信制御装置。
 上記受信システムに含まれる構内通信装置ごとに、該構内通信装置の処理性能に関する装置仕様情報を記憶する装置仕様情報記憶部を備え、
 上記受信データ変換手段は、上記装置仕様情報に基づいて、上記受信データを変換することを特徴とする請求項16に記載の通信制御装置。
 上記受信データに関連付けられている、該受信データの属性を示す属性情報を解析する属性情報解析手段を備え、
 上記装置仕様情報記憶部には、上記属性情報に対応付けて受信データを変換する変換方法を規定した変換方法規定テーブルが記憶されており、
 上記受信データ変換手段は、上記属性情報解析手段が解析した属性情報に対応する変換方法にしたがって、上記受信データを変換することを特徴とする請求項17に記載の通信制御装置。
 上記受信システムに含まれる各構内通信装置の状態を管理する装置管理手段を備え、
 上記受信装置選択手段は、
 上記装置管理手段が管理する各構内通信装置の状態に基づいて、上記受信データを受信可能な状態にある構内通信装置を受信装置として選択することを特徴とする請求項14から18までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
 上記構内通信装置ごとに、該構内通信装置の状態を示す装置状態情報を記憶する装置状態情報記憶部を備え、
 上記装置管理手段は、各構内通信装置から取得した装置状態情報を上記装置状態情報記憶部に記憶することを特徴とする請求項19に記載の通信制御装置。
 上記呼制御手段は、
 上記受信装置選択手段が、上記受信データを受信可能な構内通信装置が上記受信システムに存在しないと判断した場合に、
 上記受信システムが上記受信データを受信することができない旨を、送信システムにおいてユーザに通知するためのエラーメッセージのデータを、上記送信システムに対して返信することを特徴とする請求項19または20に記載の通信制御装置。
 上記呼制御手段が取得する受信データを記憶する受信データ記憶部と、
 上記受信データ記憶部に上記受信データを保存する受信データ管理手段とを備え、
 上記受信装置選択手段が、上記受信データを受信可能な構内通信装置が上記受信システムに存在しないと判断した場合に、
 上記呼制御手段は、
 受信システムにおける構内通信装置の代わりに自装置において上記受信データを一時的に保存する旨を、送信システムにおいてユーザに通知するための代理応答メッセージのデータを、上記送信システムに対して返信することを特徴とする請求項19または20に記載の通信制御装置。
 上記受信データ管理手段は、
 上記受信データに、該受信データの送信元である送信システムの宛先情報を関連付けて上記受信データ記憶部に記憶し、
 上記呼制御手段は、
 上記受信データを処理した構内通信装置から送信された、通信を要求する通信要求メッセージにしたがって、上記構内通信装置と、上記受信データ記憶部に記憶された宛先情報が指定する上記送信システムとのセッションを確立することを特徴とする請求項22に記載の通信制御装置。
 上記呼制御手段は、
 上記送信システムから送信された第1通信を要求する通信要求メッセージに応じて、上記送信システムと、上記受信システムに含まれるいずれかの構内通信装置とのセッションを確立し、
 当該通信制御装置は、さらに、
 上記第1通信のセッションが確立している間、該セッションが確立していることを示す情報と、上記送信システムの宛先情報とを関連付けてセッション情報としてセッション情報記憶部に記憶するセッション管理手段を備えていることを特徴とする請求項14から23までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
 上記呼制御手段は、
 第2通信にて受信データを受信したとき、上記セッション情報に基づいて、上記受信データが、上記第1通信の通信相手の送信システムから送信されたものであるか否かを判定し、
 上記受信装置選択手段は、
 上記受信データが、第1通信の通信相手である送信システムから送信されたものであると判定された場合には、
 ユーザにより指定された構内通信装置を受信装置として選択することを特徴とする請求項24に記載の通信制御装置。
 上記構内通信装置のいずれかが、上記セッションが確立していることにより、上記送信システムの外部通信装置から受信した受信データを、上記外部通信装置と共通に処理している場合に、該データが共有されている旨を示す通知情報を該データとともに出力することを上記構内通信装置に指示する出力制御手段を備えていることを特徴とする請求項14から25までのいずれか1項に記載の通信制御装置。
 データが上記構内通信装置と、上記受信システムとで共有されたことを示す共有履歴情報を該データに対応付けて記憶する共有履歴記憶部を備え、
 上記出力制御手段は、
 上記共有履歴記憶部に記憶されている上記共有履歴情報に基づいて、上記構内通信装置と、上記受信システムとの間で上記データが再び共有された場合に、該データが過去に共有されている旨を示す通知情報を該データとともに出力することを上記構内通信装置に指示することを特徴とする請求項26に記載の通信制御装置。
 送信システムにおいて構内通信網を介して通信制御装置と接続し、通信制御装置の通信制御にしたがって、外部通信網に接続する外部通信装置と通信する通信装置において、
 ユーザにより指定された外部通信装置との第1通信を、上記通信制御装置に対して要求するための通信要求メッセージと、上記第1通信の外部通信装置が含まれる受信システムとの第2通信を、上記通信制御装置に対して要求する通信要求メッセージとを生成する要求生成手段を備え、
 上記要求生成手段は、
 上記第1通信を要求する通信要求メッセージを、上記外部通信装置の宛先情報を指定した通常通信要求メッセージとして生成し、
 上記第2通信を要求する通信要求メッセージを、宛先情報を指定しない省略通信要求メッセージとして生成することを特徴とする通信装置。
 請求項1から13までのいずれか1項に記載の通信制御装置と、
 構内通信網を介して上記通信制御装置に接続する複数の構内通信装置とを含むことを特徴とする送信システム。
 請求項14から27までのいずれか1項に記載の通信制御装置と、
 構内通信網を介して上記通信制御装置に接続する複数の構内通信装置とを含むことを特徴とする受信システム。
 請求項29に記載の送信システムと、
 請求項30に記載の受信システムとを含むことを特徴とする通信システム。
 送信システムにおいて構内通信網を介して複数の構内通信装置と接続し、各構内通信装置が外部通信網を介して外部通信装置と通信するための通信制御を行う通信制御装置の制御方法であって、
 第1の構内通信装置から送信された外部通信装置との第1通信を要求する通信要求メッセージにしたがって、上記第1の構内通信装置と上記外部通信装置が含まれる受信システムとのセッションを確立する第1呼制御ステップと、
 上記第1呼制御ステップにて、上記第1通信のセッションが確立している間、該セッションが確立していることを示す情報と、上記受信システムの宛先情報とを関連付けてセッション情報としてセッション情報記憶部に記憶するセッション管理ステップと、
 第2の構内通信装置から送信された第2通信を要求する通信要求メッセージにしたがって、上記第2の構内通信装置と、上記セッション情報の宛先情報が指定する上記受信システムとのセッションを第2通信のセッションとして確立する第2呼制御ステップとを含むことを特徴とする通信制御装置の制御方法。
 受信システムにおいて構内通信網を介して複数の構内通信装置と接続し、各構内通信装置が外部通信網を介して外部通信装置と通信するための通信制御を行う通信制御装置の制御方法であって、
 送信システムに含まれる外部通信装置のいずれかとセッションを確立することにより、上記外部通信装置から送信された受信データを受信する呼制御ステップと、
 上記呼制御ステップにより受信された受信データの受け取り手となる受信装置を、上記構内通信網に接続する複数の構内通信装置の中から選択する受信装置選択ステップとを含み、
 上記受信装置選択ステップでは、上記受信データの属性と上記各構内通信装置の属性とに基づいて、該受信データの受信装置を選択することを特徴とする通信制御装置の制御方法。
 送信システムにおいて、構内通信網を介して通信制御装置と接続し、通信制御装置の通信制御にしたがって、外部通信網に接続する外部通信装置と通信する通信装置の制御方法であって、
 ユーザにより指定された外部通信装置との第1通信を、上記通信制御装置に対して要求するための通信要求メッセージ、または、上記第1通信の外部通信装置が含まれる受信システムとの第2通信を、上記通信制御装置に対して要求する通信要求メッセージを生成する要求生成ステップを含み、
 上記要求生成ステップでは、
 上記第1通信を要求する通信要求メッセージを、上記外部通信装置の宛先情報を指定した通常通信要求メッセージとして生成し、
 上記第2通信を要求する通信要求メッセージを、宛先情報を指定しない省略通信要求メッセージとして生成することを特徴とする通信装置の制御方法。
 コンピュータを、請求項1から27までのいずれか1項に記載の通信制御装置、または、請求項28に記載の通信装置の各手段として機能させるための制御プログラム。
 請求項35に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Description:
通信制御装置、通信装置、送信 ステム、受信システム、通信システム、通 制御装置の制御方法、通信装置の制御方法 制御プログラム、および、記録媒体

 本発明は、複数の通信装置同士による複 の通信を連携させる通信システムに関する のである。

 近年、インターネットの普及に伴い、こ まで専用の回線網を利用して実現していた 話などの通信サービスを、インターネット 代替しようという動きが広まっている。こ した動きの背景には、回線網を構成する専 交換機に比べ、インターネットで利用され ルータの価格の圧倒的な安さがある。

 しかしながら、インターネットを介して 話を行うには、通信の帯域をブラウザによ ウェブ閲覧や動画のストリーミング視聴等 他のアプリケーションと共有する必要があ ため、ネットワーク通信状態によっては必 な音声品質を保つことができないという課 がある。

 このような課題に対して、主に通信事業 によって、IMS(IP Multimedia Subsystem)などの仕 みを用いて実現されるNGN(next generation networ k)と呼ばれる次世代ネットワークが提案され いる。次世代ネットワークでは、各アプリ ーションに応じた帯域の割り当てることが きるため、例えば通話に対して優先的に帯 を割り当てる、などの制御が可能である。 た、ネットワーク上の二つの通信装置間で 要な通信セッションを確立するプロトコル あるSIP(Session Initiation Protocol)の導入により 、通話だけではなく、複数のユーザで動画や 静止画を共有するなどの高品質の通信サービ スをユーザに提供することができる。さらに 、各通信装置には、従来の電話番号に相当す る、各通信装置(各ユーザ)を一意に識別でき 識別子としてのSIPアドレス(Public User Identit y;IMPU、あるいは、Private User Identity;IMPI)が付 されるため、ユーザ認証・アクセス制限・ 金などに必要なセキュリティを保つことが 易である。

 上述のように、複数の通信装置同士の複 の通信を連携させるという、次世代ネット ークのメリットを享受するためには、次世 ネットワークに対応した通信装置を利用す ことが必要である。しかし、一般の消費者 はとっては全ての通信装置を次世代ネット ーク対応機と交換することは難しい。その め、まず宅内にホームゲートウェイ(Home Gat eWay;HGW)と呼ばれるゲートウェイサーバが設置 されることが想定される。ホームゲートウェ イは、宅外からのSIPによる様々なリクエスト を解釈し、次世代ネットワーク非対応端末に 対して必要なプロトコルの変換を行うことで 、次世代ネットワーク非対応装置であっても 次世代ネットワークへの参加することを可能 にするものである。これにより、携帯電話、 テレビ、録画再生機といった宅内の様々な既 存機器を、宅外の機器と連携させることによ り、各機器が不足する機能を別の機器の機能 で補完するといった新しい高品質な通信サー ビスやアプリケーションが提供されることが 期待できる。

 また、音声通話と、動画や静止画を共有 るためのデータ通信との連携を実現するシ テムとして、特許文献1の通信システムが挙 げられる。

 特許文献1では、自らの携帯電話装置と情 報通信機器とが連携し、情報通信機器が携帯 電話装置から通話相手の情報を取得すること により、情報通信機器は、通話相手の情報通 信機器の宛先(IPアドレスなど)を求めること できる。

 これにより、携帯電話装置を用いた通話 行われている状態で、通話相手の情報通信 器へ、自らの情報通信機器が保有するデー を送信することが可能となる。

 しかしながら、上記特許文献1の構成では 、複数の通信を連携させたい場合に、各通信 を実現するそれぞれの通信装置(携帯電話装 および情報通信機器)がそれぞれの通信相手 電話番号やIPアドレスを把握していなけれ ならず、その連携を維持するために、通信 手の情報をやりとりするなどの余分な処理 必要になるという問題がある。また、デー を送信したい別の情報通信機器がさらに複 存在する場合、携帯電話装置と連携してい 最初の情報通信機器は、別の情報通信機器 らのリクエストを受けてデータ送信を代行 ることはできないため、結局、各情報通信 器のすべてが携帯電話装置と連携をとるた の仕組みを搭載していなければならない。 って、そのような仕組みを持たない既存の 報通信機器が混在する通信システムの構築 不可能になるという問題がある。

 また、既存機器にて次世代ネットワークの リットを享受するために、ホームゲートウ イを導入する場合でも、それに接続する宅 の各機器は、ホームゲートウェイに対して ータ送信をリクエストする際に通信相手を 定する必要がある。したがって、機器のそ ぞれにおいて通信相手先情報の指定、入力 どの操作を行うことは必要であり、複数の 信を連携させる場合でも、機器ごとに操作 しなければならないということは、ユーザ とって不便であった。

日本国公開特許公報「特開2005-277681号公 (2005年10月6日公開)」

 本発明は、上記の問題点に鑑みてなされ ものであり、その目的は、複数の通信装置 士による複数の通信を連携させる場合に、 通信装置が通信相手先を意識することなく それらの連携を円滑に実現することにより ユーザの利便性を向上させることが可能な 通信制御装置、通信装置、送信システム、 信システム、通信システム、通信制御装置 制御方法、通信装置の制御方法、制御プロ ラム、および、記録媒体を実現することに る。

 〔課題を解決するための手段〕
 本発明の通信制御装置は、上記課題を解決 るために、送信システムにおいて構内通信 を介して複数の構内通信装置と接続し、各 内通信装置が外部通信網を介して外部通信 置と通信するための通信制御を行う通信制 装置において、第1の構内通信装置から送信 された外部通信装置との第1通信を要求する 信要求メッセージにしたがって、上記第1の 内通信装置と上記外部通信装置が含まれる 信システムとのセッションを確立する呼制 手段と、上記第1通信のセッションが確立し ている間、該セッションが確立していること を示す情報と、上記受信システムの宛先情報 とを関連付けてセッション情報としてセッシ ョン情報記憶部に記憶するセッション管理手 段とを備え、上記呼制御手段は、第2の構内 信装置から送信された第2通信を要求する通 要求メッセージにしたがって、上記第2の構 内通信装置と、上記セッション情報の宛先情 報が指定する上記受信システムとのセッショ ンを第2通信のセッションとして確立するこ を特徴としている。

 上記構成によれば、当該通信制御装置が 自装置に接続される第1の構内通信装置から 、外部通信装置との第1通信を要求する通信 求メッセージを受信すると、呼制御手段は 上記メッセージの応答として、上記第1の構 通信装置と上記外部通信装置が含まれる受 システムとのセッションを確立する。これ より、第1通信のセッションが確立する。

 次に、セッション管理手段は、上記第1通 信のセッションが確立している間、該セッシ ョンが確立していることを示す情報と、上記 受信システムの宛先情報とを関連付けてセッ ション情報としてセッション情報記憶部に記 憶する。

 そして、当該通信制御装置が、自装置に 続される第2の構内通信装置から、第2通信 要求する通信要求メッセージを受信すると 呼制御手段は、上記セッション情報記憶部 記憶されているセッション情報を参照する そして、上記メッセージの応答として、上 第2の構内通信装置と、参照したセッション 報に含まれる宛先情報が指定する受信シス ムとのセッションを確立する。これにより 第2通信のセッションが確立する。

 以上のとおり、上記第1通信のセッション の通信相手は、受信システムに含まれる外部 通信装置であり、上記第2通信のセッション 通信相手は、上記外部通信装置が含まれる じ受信システムである。すなわち、当該通 制御装置が制御している上記第1通信および 記第2通信は連携し、上記第1通信および上 第2通信は両方とも同じ受信システムに含ま るいずれかの外部通信装置との間で成り立 ている。

 上記呼制御手段は、自装置に記憶されて るセッション情報に基づいて、第2通信の通 信相手を特定しているので、上記第2の構内 信装置は、通信制御装置に対して通信相手 宛先情報を指定する必要がない。

 以上のことから、通信制御装置とは別の 置(第2の構内通信装置)でありながら、通信 御装置に対しては、第2通信の要求を行うの みで、宛先情報を指定せずに、上述の第1通 および第2通信の連携を実現することが可能 なる。

 第2の構内通信装置が宛先情報を指定しな いで済むということは、第2の構内通信装置 対して、宛先情報を入力しなければならな というユーザの手間を省くことにつながる

 結果として、複数の通信装置同士による 数の通信を連携させる場合に、各通信装置 通信相手先を意識することなく、それらの 携を円滑に実現することにより、ユーザの 便性を向上させるという効果を奏する。

 本発明の通信制御装置は、上記課題を解 するために、受信システムにおいて構内通 網を介して複数の構内通信装置と接続し、 構内通信装置が外部通信網を介して外部通 装置と通信するための通信制御を行う通信 御装置において、送信システムに含まれる 部通信装置のいずれかとセッションを確立 ることにより、上記外部通信装置から送信 れた受信データを受信する呼制御手段と、 記呼制御手段により受信された受信データ 受け取り手となる受信装置を、上記構内通 網に接続する複数の構内通信装置の中から 択する受信装置選択手段とを備え、上記受 装置選択手段は、上記受信データの属性と 記各構内通信装置の属性とに基づいて、該 信データの受信装置を選択することを特徴 している。

 上記構成によれば、上記呼制御手段は、 信システムの外部通信装置のいずれかとセ ションを確立して、上記外部通信装置から 信された受信データを受信する。通信制御 置は、受信した受信データを構内通信網に 続された構内通信装置のいずれかに配信す ために以下の動作を行う。

 すなわち、上記受信装置選択手段は、受 された受信データの属性と各構内通信装置 属性とを考慮して、上記受信データの受け り手となる受信装置を上記各構内通信装置 中から選択する。

 これにより、送信システムから送信され 受信データに対して具体的な宛先情報が付 されていなくても、つまり、該受信データ 当該受信システムのいずれの構内通信装置 てのデータであるのかが分からなくても、 信装置選択手段が受信データの受け取り手 して最適な装置を各構内通信装置の中から 択することができる。

 よって、通信制御装置は、上記受信デー を適切な構内通信装置に配信することが可 となる。

 したがって、送信システムの通信制御装 は、受信システムを宛先として受信データ 送信するだけでよい。さらに、その送信シ テムに含まれる外部通信装置は、受信デー の受け取り先を意識する必要がなくなる。

 本発明の通信装置は、上記課題を解決す ために、送信システムにおいて構内通信網 介して通信制御装置と接続し、通信制御装 の通信制御にしたがって、外部通信網に接 する外部通信装置と通信する通信装置にお て、ユーザにより指定された外部通信装置 の第1通信を、上記通信制御装置に対して要 求するための通信要求メッセージと、上記第 1通信の外部通信装置が含まれる受信システ との第2通信を、上記通信制御装置に対して 求する通信要求メッセージとを生成する要 生成手段を備え、上記要求生成手段は、上 第1通信を要求する通信要求メッセージを、 上記外部通信装置の宛先情報を指定した通常 通信要求メッセージとして生成し、上記第2 信を要求する通信要求メッセージを、宛先 報を指定しない省略通信要求メッセージと て生成することを特徴としている。

 上記構成によれば、上記要求生成手段は 自装置に入力されたユーザにより指定され 外部通信装置の宛先情報を用いて、該外部 信装置との第1通信を、上記通信制御装置に 対して要求するための通信要求メッセージを 生成する。このとき要求生成手段が生成する のは、上記外部通信装置の宛先情報を指定し た通常通信要求メッセージである。

 この一方、上記要求生成手段は、自装置 入力された所定の指示信号(例えば、データ の共有化を指示する信号)に応じて、データ 有化のための第2通信を上記通信制御装置に して要求する通信要求メッセージを生成す 。このとき要求生成手段が生成するのは、 先情報を指定しない省略通信要求メッセー であり、省略通信要求メッセージは、上記 1通信の通信相手である外部通信装置が含ま れる受信システムとの通信を意図したメッセ ージである。

 これにより、通信装置は、第1通信中の通 信相手と第2通信を開始したい場合には、宛 情報を指定する必要なく、省略通信要求メ セージを通信制御装置に送信するだけでよ 。通信制御装置が、上記省略通信要求メッ ージに基づいて、第2通信の通信相手を自動 特定することができる。

 結果として、第1通信と第2通信とを連携 せる場合に、当該通信装置が通信相手先を 識することなく、それらの連携を円滑に実 することができる。ユーザは、第1通信に連 する第2通信を開始したい場合は、宛先情報 を通信装置に入力する必要がなくなるので、 ユーザの利便性を向上させることが可能とな る。

 本発明の通信制御装置の制御方法は、上 課題を解決するために、送信システムにお て構内通信網を介して複数の構内通信装置 接続し、各構内通信装置が外部通信網を介 て外部通信装置と通信するための通信制御 行う通信制御装置の制御方法であって、第1 の構内通信装置から送信された外部通信装置 との第1通信を要求する通信要求メッセージ したがって、上記第1の構内通信装置と上記 部通信装置が含まれる受信システムとのセ ションを確立する第1呼制御ステップと、上 記第1呼制御ステップにて、上記第1通信のセ ションが確立している間、該セッションが 立していることを示す情報と、上記受信シ テムの宛先情報とを関連付けてセッション 報としてセッション情報記憶部に記憶する ッション管理ステップと、第2の構内通信装 置から送信された第2通信を要求する通信要 メッセージにしたがって、上記第2の構内通 装置と、上記セッション情報の宛先情報が 定する上記受信システムとのセッションを 2通信のセッションとして確立する第2呼制 ステップとを含むことを特徴としている。

 本発明の通信制御装置の制御方法は、上 課題を解決するために、受信システムにお て構内通信網を介して複数の構内通信装置 接続し、各構内通信装置が外部通信網を介 て外部通信装置と通信するための通信制御 行う通信制御装置の制御方法であって、送 システムに含まれる外部通信装置のいずれ とセッションを確立することにより、上記 部通信装置から送信された受信データを受 する呼制御ステップと、上記呼制御ステッ により受信された受信データの受け取り手 なる受信装置を、上記構内通信網に接続す 複数の構内通信装置の中から選択する受信 置選択ステップとを含み、上記受信装置選 ステップでは、上記受信データの属性と上 各構内通信装置の属性とに基づいて、該受 データの受信装置を選択することを特徴と ている。

 本発明の通信装置の制御方法は、上記課 を解決するために、送信システムにおいて 構内通信網を介して通信制御装置と接続し 通信制御装置の通信制御にしたがって、外 通信網に接続する外部通信装置と通信する 信装置の制御方法であって、ユーザにより 定された外部通信装置との第1通信を、上記 通信制御装置に対して要求するための通信要 求メッセージ、または、上記第1通信の外部 信装置が含まれる受信システムとの第2通信 、上記通信制御装置に対して要求する通信 求メッセージを生成する要求生成ステップ 含み、上記要求生成ステップでは、上記第1 通信を要求する通信要求メッセージを、上記 外部通信装置の宛先情報を指定した通常通信 要求メッセージとして生成し、上記第2通信 要求する通信要求メッセージを、宛先情報 指定しない省略通信要求メッセージとして 成することを特徴としている。

本発明の実施形態における送信側のホ ムゲートウェイの要部構成を示すブロック である。 本発明の実施形態におけるデータ交換 ステムの概略構成を示す図である。 (a)は、ホームゲートウェイのセッショ 情報記憶部に記憶されているセッション情 の一例を示す図であり、(b)は、ホームゲー ウェイが複数のセッションを管理するため 、セッション管理テーブルの一例を示す図 ある。 送信システムにおいて、テレビがホー ゲートウェイに対して『セッション中の相 に画像を送る』旨の要求を行うために作成 るデータ送信要求メッセージのデータ構造 一例を示す図である。 本発明の実施形態におけるデータ交換 ステムのデータ交換の処理の流れを示すシ ケンス図である。 送信システムのホームゲートウェイに ける、第1通信の送信側処理SS1の処理の流れ を示すフローチャートである。 送信システムのホームゲートウェイに ける、第2通信の送信側処理SS2の処理の流れ を示すフローチャートである。 テレビが自装置の表示部に表示するGUI 面の具体例を示す図である。 送信システムにおいて、第1通信のセッ ション確立時または確立中に、テレビからホ ームゲートウェイに送信される関連付け要求 メッセージのデータ構造の例を示す図である 。 テレビの関連付け情報が追加されたセ ッション情報の具体例を示す図である。 ホームゲートウェイの要求解析部が、 データ送信要求メッセージに含まれるドメイ ン名でメッセージの種類を判別する場合の各 要求メッセージの内容を示す図である。 ホームゲートウェイの要求解析部が、 データ送信要求メッセージに含まれるパラメ ータでメッセージの種類を判別する場合の各 要求メッセージの内容を示す図である。 ホームゲートウェイの要求解析部が、 データ送信要求メッセージに含まれるPOSTデ タでメッセージの種類を判別する場合の各 求メッセージの内容を示す図である。 本発明の実施形態におけるテレビの要 部構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における受信側のホ ームゲートウェイの要部構成を示すブロック 図である。 受信システムのホームゲートウェイに おける、第1通信の受信側処理SS3(図5)の処理 流れを示すフローチャートである。 受信システムのホームゲートウェイに おける、第2通信の受信側処理SS4(図5)の処理 流れを示すフローチャートである。 (a)は、受信システムにおいて、ホーム ゲートウェイの装置仕様情報記憶部に記憶さ れている装置仕様情報の一例を示す図であり 、(b)は、装置仕様情報のうち「雛形データと 合成」が対応付けられたテレビが選択された 場合に受信データ変換部が参照する、変換方 法規定テーブルの具体例を示す図である。 ホームゲートウェイの受信データ変換 部が用いる雛形データの具体例と、受信デー タ変換部がそれを用いて作成した合成データ の具体例とを示す図である。 受信システムにおいて、ホームゲート ウェイの装置状態情報記憶部に記憶されてい る装置状態情報の一例を示す図である。 受信システムのホームゲートウェイに おける第2通信の受信側処理SS4(図5)の処理の れを示すフローチャートである。 受信システムにおけるホームゲートウ ェイの受信データ記憶部に記憶される受信デ ータのデータ構造の一例を示す図である。 コールバック機能付きのホームゲート ウェイを含む受信システムと送信システムと の通信手順を示すシーケンス図である。 受信システムのホームゲートウェイに おける、第2通信の受信側処理SS5(図23)の処理 流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態における写真共 有システムの概略構成を示す図である。 送信システムのテレビと受信システム のテレビとの間で、フォトアプリを用いて写 真を共有するときの、各テレビの表示部に表 示される画面の一例を示す図である。 送信システムのテレビと受信システム のテレビとの間で、フォトアプリを用いて過 去に共有された写真が再び共有された場合に 、各テレビの表示部に表示される画面の一例 を示す図である。 受信システムのホームゲートウェイか ら返信された共有エラーダイアログボックス が、送信システムのテレビの表示部に表示さ れたときの画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態における電話機の要 部構成を示すブロック図である。 (a)は、電話機211の報知部292が点灯する 前の様子を説明する図であり、(b)は、報知部 292が点灯したときの様子を説明する図である 。 本発明の他の実施形態における写真共 有システムのURL共有の処理の流れを示すシー ケンス図である。 本発明の他の実施形態における写真共 有システムにて共有されるURLデータの具体例 を示す図である。 送信システムにおいて、テレビが音声 通話(第1通信)のトリガとなる場合の、写真共 有システムの処理の流れを示すシーケンス図 である。 送信システムにおいてテレビからホー ムゲートウェイに送信される発呼要求メッセ ージのデータ構造の一例を示す図である。 本発明の実施形態における発注システ ムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態における発注システ ムの受発注のための通信処理の流れを示すシ ーケンス図である。 本発明の実施形態における宅内情報収 集システムの概略構成を示す図である。 本発明の実施形態における宅内情報収 集システムの宅内情報収集のための通信処理 の流れを示すシーケンス図である。 (a)は、受信システムのテレビが表示す る合成データの具体例を示す図であり、(b)は 、(a)の第1子画面が選択された場合に遷移す 画面の一例を示す図である。

符号の説明

1 データ交換システム(通信システム)
2 写真共有システム(通信システム)
3 発注システム(通信システム)
4 宅内情報収集システム(通信システム)
10 制御部
11 送受信部
12 記憶部
19 雛形データ
19’ 合成データ
21 送信システム
22 受信システム
23 インターネット(外部通信網)
24 フォトアルバムサーバ
39 合成データ
40 要求メッセージ(通常通信要求メッセージ)
41 要求メッセージ(省略通信要求メッセージ)
42 要求メッセージ(通常通信要求メッセージ)
43 要求メッセージ(省略通信要求メッセージ)
44 要求メッセージ(通常通信要求メッセージ)
45 要求メッセージ(省略通信要求メッセージ)
101 要求解析部(要求解析手段)
102 呼制御部(呼制御手段)
103 セッション管理部(セッション管理手段)
104 装置管理部(装置管理手段)
105 セッション選択部(セッション選択手段)
106 装置出力制御部(報知制御手段/出力制御 段)
121 セッション情報記憶部
122 共有履歴記憶部
140 制御部
1401 要求生成部
1402 データ取得部
1403 データ処理部
1404 アイコン表示処理部
141 送受信部
142 記憶部
1421 データ記憶部
1422 アイコン画像記憶部
143 表示部
144 入力部
150 制御部
1501 受信データ配信部(受信データ管理手段)
1502 受信装置選択部(受信装置選択手段)
1503 呼制御部(呼制御手段)
1504 受信データ変換部(受信データ変換手段)
1505 装置管理部(装置管理手段)
1506 セッション管理部(セッション管理手段)
1507 セッション選択部(セッション選択手段)
1508 メタデータ解析部(属性情報解析手段)
151 送受信部
152 記憶部
1521 装置仕様情報記憶部
1522 装置状態情報記憶部
1523 セッション情報記憶部
1524 受信データ記憶部
1525 エラーメッセージ記憶部
1526 収集データ記憶部
190 破線枠
190’ 送信元電話番号(宛先情報)
191 破線枠
191’ 画像データ(データ/受信データ)
210 ホームゲートウェイ(通信制御装置)
211 電話機(通信装置/構内通信装置/外部通信 置)
212 テレビ(通信装置/構内通信装置/外部通信 置)
213 家庭内LAN(構内通信網)
220 ホームゲートウェイ(通信制御装置)
221 電話機(受信装置/構内通信装置/外部通信 置)
222 テレビ(受信装置/構内通信装置/外部通信 置)
223 家庭内LAN(構内通信網)
224 販売サービスサーバ
225 ハードディスクレコーダ(構内通信装置/ 部通信装置)
226 ドアホンカメラ(構内通信装置/外部通信 置)
260 共有化アイコン(通知情報)
270 共有済アイコン(通知情報)
280 共有エラーダイアログボックス(エラーメ ッセージ)
290 制御部
2901 送信可能報知処理部
2902 音声処理部
291 送受信部
292 報知部
293 音声入力部
294 音声出力部

 ≪実施形態1≫
 本発明の一実施形態について図1~図24に基づ いて説明すると以下の通りである。実施形態 1では、一例として、本発明の通信システム 、データ交換システムに適用した場合につ て説明する。

 データ交換システムは、ここでは、宅内 設置される複数の通信装置が、別宅の複数 通信装置と通信することにより、複数の通 、すなわち、第1通信としての音声通話およ び第2通信としてのデータ通信の連携を実現 るシステムである。

 本実施形態のデータ交換システムは、IMS より実現されており、IP(Internet Protocol)をベ ースとしたパケット通信により、音声データ 、音楽データ、画像データ、動画データ、文 書データなどさまざまなメディアデータの交 換を行っている。また、データ交換システム 上で実行される複数の通信の方法については 特定しないが、例えば、SIPを用い、図示しな い呼セッション制御機能を有するSIPサーバを 介したり、あるいは、HTTPなどのデータ通信 のプロトコルを用いたりするなどして実現 る。

 〔データ交換システムの概要〕
 図2は、本発明の実施形態におけるデータ交 換システム1の概略構成を示す図である。図2 示すとおり、データ交換システム1は、宅A 敷設される送信システム21と、宅Bに敷設さ る受信システム22とを含む構成となっており 、各システムは、インターネット23などの外 通信網を介して通信可能に接続されている インターネット23で実現されている外部通 網は、インターネットに限定されず、回線 換とデータ転送とが可能であれば何でもよ 。SIPをベースとした回線交換可能なネット ークが最適である。

 宅Aの送信システム21は、送信システム21 取得・保有するデータを受信システム22に送 信するためのシステムであり、ホームゲート ウェイ210、テレビ212、電話機211とを備える構 成となっている。この各装置は、家庭内LAN(Lo cal Area Network)213を介して互いに通信可能に 続されている。

 ホームゲートウェイ210は、家庭内LAN213を して接続されている各通信装置(ここでは、 テレビ212、電話機211)が、インターネット23外 の通信装置と通信を行うための通信制御を行 う通信制御装置である。詳細には、ホームゲ ートウェイ210は、主に、データの送受信機能 、呼(セッション)制御機能、呼(セッション) 理機能、および、自装置に接続されている 通信装置管理機能を有している。

 なお、ホームゲートウェイ210がセッショ を確立する、というときの用語「セッショ 」は、「明示的な手続を経て開始される一 一の接続」という一般的な意味の他に、以 のような意味を含んでいる。すなわち、本 明の各ホームゲートウェイが確立する「セ ション」には、さらに、以下の接続状態、 続形態も含まれていてもよい。

 例えば、本実施形態では、送信システム( 21)側のホームゲートウェイ(210)が、受信シス ム(22)を特定するためのアドレスまたは受信 システムへの経路情報を保持している状態を 、セッションの確立といってもよい。あるい は、送信システムが、複数の受信システムと 接続している状態を、セッションの確立とい ってもよい。

 ホームゲートウェイ210は、例えば、ルー 、スイッチングハブなどの中継装置、通信 能を有したパーソナルコンピュータ、ホー サーバ、ミニコンピュータなどの各種情報 理装置により実現される。

 ホームゲートウェイ210は、送信システム2 1において、各通信装置が通信相手先を意識 ずとも複数の通信を連携させるための送信 御機能を備えている。この機能実現のため ホームゲートウェイ210の要部構成について 後述する。

 テレビ212は、自装置に記憶されている、 るいは、外部から取得した各種データを、 ームゲートウェイ210を介して、外部の通信 置に送信する通信装置として機能する。ま 、上記各種データを自装置が備える表示部 表示する表示装置として機能する。

 送信システム21は、通信機能つき表示装 として、テレビ212の代りにあるいは加えて パーソナルコンピュータ、カメラ、ホーム ーバなどを備えていてもよい。

 電話機211は、自装置に入力されるアナロ の音声信号をデジタルの音声データに変換 て、ホームゲートウェイ210を介して外部の 信装置に送信する一方、自装置が受信した 声データをアナログ音声信号に変換して音 を出力することにより、通話装置として機 する。

 電話機211は、RJ-45などのモデムケーブル ホームゲートウェイ210と接続されているが れに限定されない。電話機211が携帯電話で 現されている場合には、ホームゲートウェ 210とは無線で接続される。

 上述の各種通信装置とホームゲートウェ 210とを通信可能に接続する家庭内LAN213は、 線LAN、電話回線などによる有線接続、およ /または、無線LAN、赤外線通信、Bluetoothなど による無線接続により実現される。

 宅Bの受信システム22は、送信システム21 り送信されたデータを受信するためのシス ムであり、ホームゲートウェイ220、テレビ22 2、電話機221とを備える構成となっている。 の各装置は家庭内LAN223を介して互いに通信 能に接続されている。家庭内LAN223は、家庭 LAN213と同様の方法で実現されればよい。

 受信システム22の各装置(ホームゲートウ イ220、テレビ222、電話機221)の概要は、上述 した送信システム21の各装置の概要説明と同 であるので説明を省略する。

 ホームゲートウェイ220のホームゲートウ イ210と異なる点は、ホームゲートウェイ220 、複数の通信の連携を適切に行うために、 記送信制御機能の代りに、受信したデータ 自装置が管理する各通信装置に適切に配信 る受信制御機能を備えている点である。こ 機能実現のためのホームゲートウェイ220の 部構成については、図15を用いて後述する

 なお、ここでは、データ交換システム1に おける送信側システムの送信機能と、受信側 システムの受信機能とを、分けて説明する便 宜上、宅Aが送信システム21を、宅Bが受信シ テム22をそれぞれ備えている構成とした。し かし、宅Aの送信システム21を構成する各装置 は、これから述べる受信システム22の各装置 有する受信機能を備えていてもよく、送信 ステムとして機能すると同時に受信システ としても機能することができる。宅Bの受信 システム22についても同様、受信システム22 各装置は、送信システム21の各装置と同様に 送信機能を備えていてもよい。

 上述のとおり、データ交換システム1によ れば、宅Aの送信システム21と宅Bの受信シス ム22との間で、各ホームゲートウェイを介し て、複数の通信を連携させることにより、電 話機211と電話機221とが音声通話(第1通信)を行 う一方で、テレビ212とテレビ222とがデータ通 信(第2通信)を行って、各種メディアデータを 交換することが可能である。

 〔(送信側)ホームゲートウェイの構成〕
 図1は、本発明の実施形態におけるホームゲ ートウェイ210の要部構成を示す図である。

 図1に示すとおり、送信システム21のホー ゲートウェイ210は、制御部10、送受信部11、 および、記憶部12を備える構成となっている

 送受信部11は、家庭内LAN213を介して、テ ビ212および電話機211との間のデータの送受 を行うものである。また、インターネット23 を介して、受信システム22のホームゲートウ イ220とデータの送受信を行うものである。 受信部11が受信したデータは、制御部10が備 える各部に伝達され適切に処理される。

 記憶部12は、制御部10が実行する制御プロ グラム、OSプログラム、および、制御部10が ホームゲートウェイ210が有する各種機能を 行するときに読み出す各種データを記憶す ものであり、ハードディスクなどの不揮発 の記憶装置によって構成されるものである 記憶部12に記憶される各種データとしては、 例えば、ホームゲートウェイ210が、通信相手 とセッションを確立したときの当該セッショ ンの内容を示すセッション情報などが挙げら れる。セッション情報は、記憶部12のセッシ ン情報記憶部121に記憶される。

 制御部10は、ホームゲートウェイ210が備 る各部を統括制御するものであり、機能ブ ックとして、少なくとも、要求解析部101、 制御部102、セッション管理部103、および、 置管理部104を備えている。さらに、セッシ ン選択部105、装置出力制御部106を備えてい もよい。セッション選択部105および装置出 制御部106の動作の詳細については後述する

 要求解析部101は、送受信部11を介して各 信装置(電話機211、テレビ212など)から受信し たデータから要求メッセージを抽出し、その 要求内容を解析するものである。要求解析部 101が解析した解析結果に応じて、ホームゲー トウェイ210の各部は、要求に応じた処理を適 切に実行することが可能となる。要求メッセ ージの具体例としては、例えば、テレビ212か ら送られてくる、画像を受信システム22に送 すること要求するデータ送信要求メッセー (通信要求メッセージ)や、電話機211から送 れてくる、電話機221への発呼を要求する発 要求メッセージ(通信要求メッセージ)などが 挙げられる。

 セッション管理部103は、各通信装置が外 の通信装置と確立した通信セッションを管 するものである。具体的には、電話機211が 呼処理を行い、受信システム22の電話機221 の音声通話のセッションを確立した場合に 、当該セッションに関するセッション情報 セッション情報記憶部121に記憶する。セッ ョン情報には少なくとも通信相手を識別す 番号(電話番号やSIPアドレスなど)が含まれて いる。本実施形態では、一例として、セッシ ョン管理部103は、セッションが確立した場合 には、当該セッションにおける通信相手の電 話番号をセッション情報記憶部121に記憶する 。

 呼制御部102は、各通信装置が受信システ 22の各通信装置との通信を行えるように呼 制御を行うものである。ここでは、呼制御 102は、SIPベースの呼セッション制御機能の 様に沿って、呼の制御メッセージを理解し やりとりを行う。

 本実施形態の呼制御部102は、各通信装置 ら上記データ送信要求メッセージや上記発 要求メッセージを受信したときに、既に、 1通信のセッションが確立している場合には 、上記要求メッセージに応じて開始する第2 信の通信相手を、上記第1通信の通信相手に 定する。

 詳細には、呼制御部102は、セッション情 記憶部121を参照し、そこにセッション情報 記憶されている場合には、当該セッション 報が示すセッション(第1通信のセッション) 通信相手の電話番号を特定し、そこ宛てに 要求メッセージに応じたデータを送信して 第2通信を実行する。

 このように、呼制御部102は、第1通信の通 信相手の宛先を特定することができるため、 各通信装置は、上記データ送信要求メッセー ジや上記発呼要求メッセージを送信するとき に、第1通信の通信相手の電話番号やIPアドレ スを上記メッセージに含める必要がなくなり 、各通信装置は、通信相手の宛先を把握して おく必要がなくなる。

 装置管理部104は、家庭内LAN213を介してホ ムゲートウェイ210に接続されている各通信 置を管理するものである。具体的には、接 されている電話機211に割り当てられている 線番号を管理したり、テレビ212が有するIP ドレスを管理したりする。これにより、ホ ムゲートウェイ210は、送信システム21が備え る複数の通信装置を一意に識別することが可 能となる。

 なお、要求解析部101、呼制御部102、セッ ョン管理部103、装置管理部104、セッション 択部105、および、装置出力制御部106は、CPU( central processing unit)が不図示のROM(read only mem ory)等の記憶装置に記憶されているプログラ をRAM(random access memory)等に読み出して実行 ることで実現できる機能ブロックである。

 〔セッション情報について〕
 図3の(a)は、送信システム21において、ホー ゲートウェイ210のセッション情報記憶部121 記憶されているセッション情報の一例を示 図である。

 セッション情報は、ホームゲートウェイ2 10において他の通信装置との間で確立してい 通信セッションを示す情報であり、1セッシ ョンごとにセッション管理部103によって作成 される。セッション情報には、少なくとも、 当該セッションにより実現している通信の通 信相手先を特定する識別子が含まれる。本実 施形態では、通信相手の電話番号がセッショ ン情報として記憶される。しかし、これに限 定されず、例えば、SIPアドレスが記憶されて もよいし、通話相手の名前や電話帳への登録 番号が記憶されてもよい。

 図3の(a)に例示されるセッション情報は、 電話機211が、電話番号「043-299-XXX1」の電話機 221と現在通話中であることを示している。

 上記セッションが終了すると、セッショ 管理部103は、セッション情報記憶部121に記 されている当該セッションのセッション情 を削除する。このように、セッション情報 、常に、現在確立中のセッションの情報の が記憶されるように最新の状態に維持され 。

 図3の(a)に示すとおり、セッション情報と しては、通信相手の電話番号に加えて、セッ ションが確立した日時を関連付けて記憶して おいてもよい。これにより、古くなったセッ ション情報が何らかのトラブルで削除されな かった場合でも、呼制御部102は、セッション 情報が最新のものではないと判断して、それ に応じた呼制御を適切に実行することが可能 となる。

 なお、送信システム21が複数の電話機を えている場合には、セッション管理部103は 電話機ごとに複数のセッションのセッショ 情報を管理することが可能である。この場 のセッション情報の詳細については後述す 。

 〔要求メッセージについて〕
 図4は、送信システム21において、テレビ212 、ホームゲートウェイ210に対して『セッシ ン中の相手に画像を送る』旨の要求を行う めに作成するデータ送信要求メッセージの ータ構造を示す図である。

 図4に示すとおり、データ送信要求メッセ ージは、ホームゲートウェイ210に対して要求 する処理内容(method)と、その処理の対象とな 処理対象データ(data)とを少なくとも含んで る。

 図4に示すデータ送信要求メッセージは、 テレビ212が、ホームゲートウェイ210に対して 、『セッション中の相手に、dataに保存され いる「画像データ」を送信する(send)する』 とを要求していることを示している。

 ホームゲートウェイ210の要求解析部101は データ送信要求メッセージを解析して、上 のメッセージの内容を読み取り、呼制御部1 02は、それにしたがって、メッセージに含ま ている画像データを、セッション中の相手 送信するよう、呼の制御を開始する。具体 には、呼制御部102は、セッション情報記憶 121に記憶されているセッション中の相手の 話番号を取得して、当該電話番号を有する 信システム22のホームゲートウェイ220宛て 、データ通信のセッションを開始する通知 送信する。

 〔データ交換システムの処理シーケンス〕
 図5は、本実施形態のデータ交換システム1 おけるデータ交換の処理の流れを示すシー ンス図である。具体的には、図5は、宅Aに在 宅中のユーザAと宅Bに在宅中のユーザBとが、 電話機211と電話機221とを用いて会話をしなが ら、テレビ212とテレビ222とで画像データを交 換して、同じ画像を表示させ、視覚的情報お よび聴覚的情報の両方を用いてコミュニケー ションを行うというユースシーンでの処理の 流れを示している。

 最初に、電話機211の入力部(不図示)を介 て、ユーザAが、宅Bの電話機221の電話番号を 入力すると、電話機221は、入力された電話番 号の情報を含む、通常の発呼要求メッセージ を送信する(S1)。ホームゲートウェイ210の呼 御部102は、要求解析部101が解析した上記要 メッセージにしたがって、発呼処理を実行 る。すなわち、通話要求メッセージを、イ ターネット23を介して、ホームゲートウェイ 210に送信する(S2)。

 ホームゲートウェイ220は、通話要求メッ ージを電話機221に配信し(S3)、電話機221は、 例えば、呼び鈴を鳴らすなどして着信を、宅 BのユーザBに知らせる。ユーザBが着信に応答 すると、電話機221は、ホームゲートウェイ220 に対して、着呼応答メッセージを送信する(S4 )。以降、各ホームゲートウェイの呼制御に づいて、着呼応答メッセージは、ホームゲ トウェイ220からホームゲートウェイ210へ(S5) ホームゲートウェイ210から電話機211へ(S6)と 伝送され、第1通信(音声通話)のセッションが 確立する(S7)。なお、発呼は、電話機221から 始されてもよい。

 次に、各電話機において音声通話が行わ ている間に、ユーザAは、テレビ212のリモコ ンなどの入力部(不図示)を操作して、テレビ2 12に表示・記憶されている画像データを、テ ビ222に送信するための操作を行う。このと 、ユーザAは、テレビ222のIPアドレスなどを 力する必要はない。テレビ212が、図4に示す データ送信要求メッセージを生成するように 、簡単な操作を行うのみでよい。

 入力部を介してデータ送信要求メッセー を生成する指示がテレビ212に入力されると テレビ212は、図4に示すデータ送信要求メッ セージをホームゲートウェイ210に送信する(S8 )。図4に示す例では、処理対象(data)を写真な の画像データとしているが、例えば、画像 ータが保存されている場所を示すURLでもよ 。

 ホームゲートウェイ210は、データ送信要 メッセージを受信すると、自装置に記憶さ ているセッション情報に基づいて第1通信(S7 )の通信相手の電話番号を特定して、ホーム ートウェイ220に対して、上記画像データを 信するよう要求するデータ受信要求メッセ ジを送信する(S9)。

 ホームゲートウェイ220は、上記メッセー に応答して、データの受信可否を判定し、 ータの受信可否を示すメッセージ(データ受 信可メッセージ/データ受信不可メッセージ) 返す(S10)。

 ホームゲートウェイ210は、ホームゲート ェイ220からデータ受信可メッセージを受信 ると、テレビ212から依頼を受けた上記画像 ータを、インターネット23を介してホーム ートウェイ220に送信する(S11)。ホームゲート ウェイ220は、受信した画像データをテレビ222 に配信する(S12)。これにより、テレビ222は、 記画像データを自装置の表示部に表示する とができる。さらに、ホームゲートウェイ2 10は、画像データの送信が完了したことを報 する送信完了報告メッセージをS8の応答と て返してもよい(S13)。

 このようにして、テレビ212は、テレビ222 宛先を意識することなく、テレビ222へ上記 像データを容易に送信することができ(第2 信;S14)、各電話機における通話中に、両方の テレビにおいて同じ画像を共有することが可 能になる。

 なお、交換されたデータが画像データそ ものではなく、画像データの保存場所を示 URLであった場合には、テレビ222が、そのURL アクセスしてダウンロードすることによっ 、テレビ222は、ユーザAがテレビ212にて見て いるのを同じ画像データを自装置の表示部に 表示することができる。

 〔(送信側)ホームゲートウェイの処理フロ 〕
 図6は、ホームゲートウェイ210における、第 1通信の送信側処理SS1の処理の流れを示すフ ーチャートである。

 最初に、送受信部11が、電話機211から通 先の電話番号とともに発呼要求メッセージ 受信すると(S601においてYES)、要求解析部101 上記メッセージを解析し、呼制御部102は、 の解析結果にしたがって、発呼処理を実行 る。すなわち、指定された電話番号の相手( こでは、ホームゲートウェイ220)に対して、 通話要求メッセージを送信する(S602)。

 次に、相手の電話機221の受話器が上げら ると、ホームゲートウェイ220からホームゲ トウェイ210に対して着呼応答メッセージが 信される。送受信部11が、着呼応答メッセ ジを受信し、呼制御部102が、第1通信の通話 ッションが確立したことを検知すると(S603 おいてYES)、セッション管理部103は、通話相 の上記電話番号を含むセッション情報を生 し、セッション情報記憶部121に記憶する(S60 4)。ここで、セッション情報には、電話機211 内線番号が関連付けて記憶されてもよい。 降、上記セッション情報は、上記セッショ が閉じるまでセッション情報記憶部121に保 される。

 図7は、ホームゲートウェイ210における、 第2通信の送信側処理SS2の処理の流れを示す ローチャートである。

 最初に、送受信部11が、テレビ212から図4 示すデータ送信要求メッセージを受信する (S701においてYES)、要求解析部101が上記メッ ージを解析し、呼制御部102は、その解析結 にしたがって、データ送信処理を実行する ここでは、宛先が指定されていないメッセ ジが受信されたので、呼制御部102は、まず メッセージに含まれる画像データを送信す 宛先を特定する。

 具体的には、呼制御部102は、セッション 報記憶部121を参照し、そこに記憶されてい セッション情報を読み出す(S702)。

 なお、セッション情報が記憶されておら 、現在通話中のセッションがなかった場合 (S703においてNO)、呼制御部102は、(宛先が特 できないので)テレビ212に送信不可能である 旨の送信不可メッセージを応答として返送す る(S708)。

 セッション情報が記憶されており、通話 のセッションがある場合は(S703においてYES) 呼制御部102は、セッション情報に示される おり、当該セッションでの通話相手を画像 ータの送信先として特定する。

 続いて、呼制御部102は、上記通話セッシ ンに、新たなデータ送信セッションを加え ため、特定した送信先であるホームゲート ェイ220に対して、データ受信要求メッセー を送信する(S704)。

 ホームゲートウェイ220から、データ受信 能である旨のデータ受信可メッセージを、 受信部11が受信した場合は(S705においてA)、 制御部102は、テレビ212から受信した上記画 データを、ホームゲートウェイ220へ送信す (S706)。そして、送信が成功すれば、テレビ2 12に対して、送信が完了した旨の送信完了報 メッセージを応答として返す(S707)。一方、 受信部11が、ホームゲートウェイ220からデ タ受信が不可能である旨のデータ受信不可 ッセージを受信した場合には(S705においてB) 呼制御部102は、テレビ212に対して、依頼さ た画像データの送信が不可能である旨の送 不可メッセージを応答として返す(S708)。

 上記構成および方法によれば、ホームゲ トウェイ210のセッション管理部103は、第1通 信のセッションが確立すると、当該通信の相 手の宛先情報を少なくとも含むセッション情 報をセッション情報記憶部121に記憶する。セ ッション管理部103は、上記セッションが閉じ るまで、上記セッション情報を管理する。

 ここで、送受信部11が、第1通信のセッシ ンとは別のセッション(第2通信のセッショ )の確立を要求するメッセージを、自装置が 理する通信装置から受信すると、呼制御部1 02は、上記セッション情報に基づいて、第1通 信の通信相手の宛先を特定し、当該通信相手 との間で第2通信のセッションを確立する。

 これにより、ホームゲートウェイ210にお て、第2通信の通信相手として、動的に、第 1通信の通信相手が特定されるので、ホーム ートウェイ210に対して通信を要求する通信 置(テレビ212など)は、通信相手の宛先の情報 (電話番号やIPアドレス)を意識せずに、第2通 のセッションの確立を要求することが可能 なる。

 したがって、通信装置に対して通信を指 するためのユーザの入力操作も簡素化され 結果として、ユーザの利便性を向上させる とが可能となる。

 さらに、特許文献1の構成では、携帯電話 装置が通話中に、情報通信機器が保有するデ ータを通話相手に送信する場合には、各々の 情報通信機器が、携帯電話装置の電話番号と 情報通信機器のIPアドレスとの対応テーブル 保持し、通信相手の宛先情報を特定するた の仕組みを備えていなければならなかった

 しかし、上述の本発明のホームゲートウ イ210によれば、各通信装置は、ホームゲー ウェイ210に依頼するだけで、ホームゲート ェイ210が、自動で第1通信の通信相手に送信 することができる。したがって、各通信装置 は、上述のような仕組みを備えていなくとも 、また、通信相手の宛先情報を把握していな くとも、第1通信と第2通信との連携を維持し まま適切にデータ送信を実現することが可 となる。つまり既存の通信装置を交えた通 システム、送受信システムを自由に構築す ことができる。

 また、ホームゲートウェイ210は、第1通信 相手を動的に取得し、管理しているので、各 通信装置およびホームゲートウェイ210におい ては、特許文献1のような対応テーブルを保 する必要がなくなる。結果として、電話番 が変更になったり、対応関係が変更になっ りした場合に発生する面倒な対応テーブル メンテナンスなども行う必要がない。

 〔変形例-(送信側)ホームゲートウェイの構 〕
  (複数のセッションを管理する)
 宅Aの送信システム21において、複数台の電 機が設置される場合が考えられる。セッシ ン管理部103は、セッション情報記憶部121に 複数のセッションを管理することができる

 図3の(b)は、送信システム21において、ホ ムゲートウェイ210が複数の装置による複数 セッションを管理するための、セッション 理テーブルの一例を示す図である。このセ ション管理テーブルは、複数のセッション 報からなり、セッション情報記憶部121に記 されているものである。

 図3の(b)に示すとおり、図3の(a)のセッシ ン情報と異なる点は、送信システム21におい て、セッションが複数確立している場合にも 、各セッションを識別して、複数のセッショ ン情報が記憶されている点である。

 宅Aの送信システム21に複数の電話機が接 されている場合、同時に、複数の通話セッ ョンが発生することがある。このような場 には、セッション管理部103は、装置管理部1 04によって管理される複数の電話機を識別し 、電話機ごとにセッションを管理する。

 具体的には、送信システム21内の電話機 識別するための内線番号と、当該電話機の 信相手の電話番号とをセッションIDに関連付 けてセッション情報として記憶する。

 これにより、呼制御部102は、送信システ 21内のどの電話機が、どの通信相手と通話 であるのかを、把握することができる。

 上述のように、セッションが複数管理さ ている場合には、ホームゲートウェイ210が テレビ212からデータ送信要求メッセージを け付けたとき、どの第1通信のセッションの 通信相手に依頼されたデータを送信すればよ いのか一意に特定できない。

 そこで、ホームゲートウェイ210に、機能 ロックとしてのセッション選択部105(図1)を らに設けて、セッション選択部105が、上記 ッション管理テーブルに管理されているセ ションから特定のセッションを選択するよ にホームゲートウェイ210を構成することが 能である。これにより、呼制御部102は、セ ション選択部105が選択したセッションのセ ション情報に基づいて、依頼されたデータ 送信先を特定することが可能となる。

 セッション選択部105は、図7のS703におい 、セッション情報が複数管理されているこ が判明した場合に、図3の(b)のセッション管 テーブルの情報に基づいて、目的のセッシ ンを選択するよう要求するセッション選択 求メッセージを生成し、要求元の通信装置( テレビ212など)に返す。

 例えば、図3の(b)に示すセッション管理テ ーブルでは、セッションID0001~0003の3つのセッ ション情報が候補として管理されているので 、セッション選択部105は、この3つの選択肢 情報を(「発信先電話番号」および/または「 発信元内線番号」、「セッションID」を含め もよい)、セッション選択要求メッセージに 含めて、テレビ212に送信する。

 上記セッション選択要求メッセージを受 したテレビ212は、該メッセージに含まれる 択肢の情報に基づいて、ユーザに目的のセ ションを選択させるためのGUI画面を自装置 表示部に表示する。

 図8の(a)および(b)は、テレビ212が自装置の 表示部に表示するGUI画面の具体例を示す図で ある。

 例えば、図8の(a)に示すとおり、テレビ212 は、選択肢として、現在セッションが確立し ている通信相手の電話番号の一覧を表示し、 ユーザにリモコンで選択させることができる 。ユーザは、送信したい相手の電話番号を選 択するだけで、簡単に、ホームゲートウェイ 210に対して宛先を指定することができる。な お、ここでは相手の電話番号を表示している が、通信相手の名前を表示してもよい。通信 相手の名前については網を通じて通話先から 取得する、送信システム21の通信装置が記憶 る電話番号帳から取得する、などの方法が る。

 あるいは、図8の(b)に示すとおり、テレビ 212は、選択肢として、ユーザが現在使用して いる宅内の電話機の内線番号の一覧を表示し 、ユーザにリモコンで選択させることができ る。ユーザは、送信したい相手との通話に使 っている電話機の内線番号を選択するだけで 、簡単に、ホームゲートウェイ210に対して宛 先を指定することができる。ここで、表示す る選択項目は、上記内線番号に限定されない 。別途内線が割り当てられている子機の番号 、または、各通信装置にあらかじめ割り当て られている識別文字を選択項目として示すこ とも可能である。これにより、ユーザが対象 とするセッションをより特定しやすくするこ とができる。

 上述のGUI画面において、セッションが選 され、決定ボタンが選択されると、テレビ2 12は、選択されたセッションの情報(例えば、 セッションID)をホームゲートウェイ210に返信 する。

 セッション選択部105は、テレビ212からユ ザが選択したセッションの情報を受け取り これに基づいて、最初に依頼されたデータ 送信先を特定するためのセッションを選択 る。最後に、呼制御部102は、セッション選 部105が選択したセッションのセッション情 に基づいて、上記データの送信先を特定す 。

  (複数の表示装置を管理する)
 宅Aの送信システム21において、複数台のテ ビ(あるいはパソコンなど、表示および通信 機能を有する表示装置)が設置される場合も えられる。そこで、どのセッションには、 のテレビを利用するのかをあらかじめ設定 て管理しておけば、セッションごとに利用 るテレビを使い分けることができる。

 セッション管理部103は、セッション情報 して、当該セッションでのデータ通信に利 するテレビを、セッションIDに関連付けて 憶しておくことができる。

 第1通信のセッションが確立し、セッショ ン管理部103によって、セッション情報がセッ ション情報記憶部121に記憶されるとき、要求 解析部101が、当該セッションとテレビとを関 連付けることを要求する関連付け要求メッセ ージをテレビから受信する。セッション管理 部103は、要求解析部101が解析した上記メッセ ージにしたがって、関連付けたテレビの情報 を上記セッションのセッション情報に含める 。

 図9は、第1通信のセッション確立時、ま は、確立中に、テレビ212からホームゲート ェイ210に送信される関連付け要求メッセー のデータ構造の例を示す図である。

 図9に示すとおり、関連付け要求メッセー ジは、ホームゲートウェイ210に対して要求す る処理内容(method)と、関連付けの対象となる ッションを特定する情報(sessionID)と、関連 けの対象となるテレビを特定する情報(name) を少なくとも含んでいる。

 図9に示す関連付け要求メッセージは、『 テレビAをセッションID0001のセッションに利 するテレビとして登録する(register)』ことを ームゲートウェイ210に対して要求すること 意味している。

 この要求メッセージを受け付けたホーム ートウェイ210の装置管理部104は、関連付け べきテレビの情報をセッション管理部103に 達する。そして、セッション管理部103は、 達されたテレビの情報「テレビA」を、指定 された「セッションID0001」のセッションに関 連付けて、セッション情報に追加する。

 図10の(a)~(c)は、テレビの関連付けが追加 れたセッション情報の具体例を示す図であ 。

 図10の(a)は、上述の例のとおり、「セッ ョンID0001」のセッションに「テレビA」が関 付けられたセッション情報の具体例である これにより、当該セッションの通信相手か データが送信されてきた場合には、当該セ ション情報に基づいて、ホームゲートウェ 210は、受信データを、テレビAに配信するこ とができる。

 図10の(b)に示すとおり、1つのセッション つき、複数のテレビが関連付けられていて よい。

 図10の(c)に示すとおり、セッションにテ ビが関連付けられていない状態を示す場合 は、装置名の項目に、「未設定」の情報を 納するか、値を空にしておいてもよい。

 なお、テレビ212がホームゲートウェイ210 対して関連付け要求メッセージを送信する リガは特に限定されないが、例えば、ユー がセッションを選択して、関連付けを指示 る入力操作を行ったときなどが挙げられる あるいは、第2通信のデータ送信要求メッセ ージをテレビが受け付けた時に、選択された セッションのテレビの関連付けが未設定であ れば、データ送信要求メッセージを受け付け た時に、セッション管理部103が、そのメッセ ージに送信元のテレビと、選択されたセッシ ョンとの関連付けを実行してもよい。上記セ ッションが閉じられたときには、セッション 管理部103は、テレビの関連付け情報を含むセ ッション情報を削除する。

 このように、セッションと利用するテレ とを関連付けて管理することにより、意図 ないテレビにデータが配信されたりするこ を防ぐことが可能となる。

 また、ここではセッションごとに利用す テレビを動的に割り当てる例を記載したが 通話先の電話番号ごと、あるいは、使用す 内線子機ごとに、使用する表示装置(テレビ など)を設定できるようにしてもよい。セッ ョンに関わらず特定の表示装置に表示する 合において、通話開始時間によって表示装 を変更できるようにしてもよい。

 通話時間によって利用する表示装置を変 するとは、例えば、朝から晩の時間帯であ ばリビングのテレビを利用し、深夜、就寝 間の時間帯であれば寝室のテレビを利用す 、などのように時間によって表示する装置 自動的に変更することを想定している。

  (要求メッセージを判別する)
 要求解析部101は、データ送信要求メッセー または発呼要求メッセージに含まれる電話 号の有無に限定されず、その他の方法で、 常の要求メッセージと、省略の要求メッセ ジとを判別することができる。ここで、通 の要求メッセージとは、各通信装置がホー ゲートウェイ210に対して、宛先を指定して 第1通信のセッションとは無関係の独立した セッションの確立を要求する要求メッセージ のことを指している。省略の要求メッセージ とは、宛先の指定を省略して、第1通信の通 相手を宛先とした、第1通信と連携する第2通 信のセッションの確立を要求する要求メッセ ージのことを指している。

 要求解析部101が、通常の要求メッセージ 省略の要求メッセージとを判別する方法と ては、例えば、以下のような方法が挙げら る。

 図11は、要求解析部101が、データ送信要 メッセージに含まれるドメイン名でメッセ ジの種類を判別する場合の各要求メッセー の内容を示す図である。

 第1通信のセッションと独立して、インタ ーネット23上の任意のウェブサーバと通信し い場合には、テレビ212は、図11の(a)に示す おり、上記ウェブサーバのURLの情報を含む 通常の要求メッセージ40をホームゲートウェ イ210に送信する。一方、上記第1通信の通信 手と第2通信を追加して行いたい場合には、 レビ212は、図11の(b)に示すとおり、ホーム ートウェイ210を示すドメイン名を含む、省 の要求メッセージ41をホームゲートウェイ210 に送信する。

 図12は、要求解析部101が、データ送信要 メッセージに含まれるパラメータでメッセ ジの種類を判別する場合の各要求メッセー の内容を示す図である。

 第1通信のセッションと独立して、インタ ーネット23上の任意のウェブサーバと通信し い場合には、テレビ212は、図12の(a)に示す おり、ホームゲートウェイ210のドメイン名 下位に上記ウェブサーバのURLを示すパラメ タ420を含む、通常の要求メッセージ42をホー ムゲートウェイ210に送信する。一方、上記第 1通信の通信相手と第2通信を追加して行いた 場合には、テレビ212は、図12の(b)に示すと り、ホームゲートウェイ210のドメイン名の を含む、省略の要求メッセージ43をホームゲ ートウェイ210に送信する。

 図13は、要求解析部101が、データ送信要 メッセージに含まれるPOSTデータでメッセー の種類を判別する場合の各要求メッセージ 内容を示す図である。

 第1通信のセッションと独立して、インタ ーネット23上の任意のウェブサーバと通信し い場合には、テレビ212は、図13の(a)に示す おり、目的がデータのダウンロードである を示すPOSTデータ440を含む、通常の要求メッ ージ44をホームゲートウェイ210に送信する 一方、上記第1通信の通信相手と第2通信を追 加して行いたい場合には、テレビ212は、図13 (b)に示すとおり、目的が画像データの共有( 交換)である旨を示すPOSTデータ450を含む、省 の要求メッセージ45をホームゲートウェイ21 0に送信する。

 次に、データ送信要求メッセージについ 、通常の要求メッセージと省略の要求メッ ージとを生成するテレビの構成について説 する。

 〔(送信側)テレビの構成〕
 図14は、本発明の実施形態におけるテレビ21 2の要部構成を示すブロック図である。

 図14に示すとおり、テレビ212は、制御部14 0、送受信部141、記憶部142、表示部143、およ 、入力部144を備える構成となっている。

 送受信部141は、家庭内LAN213を介して、ホ ムゲートウェイ210とデータの送受信を行う のである。テレビ212が自装置に記憶されて る画像データを受信システム22に送信する 合には、テレビ212は、送受信部141を介して ホームゲートウェイ210宛てに、上記画像デ タを含むデータ送信要求メッセージを送信 る。また、送受信部141が受信した、ホーム ートウェイ210から供給された画像データを レビ212は表示することができる。

 記憶部142は、制御部140が実行する制御プ グラム、OSプログラム、および、制御部140 、テレビ212が有する各種機能(放送番組受像 能、データ表示機能、データ送受信機能な )を実行するときに読み出す各種データを記 憶するものであり、ハードディスクなどの不 揮発性の記憶装置によって構成されるもので ある。記憶部142に記憶される各種データとし ては、例えば、テレビ212が外部から取得した 各種メディアデータ(音楽データ、画像デー 、URLデータ、動画データなど)が挙げられる 各種メディアデータは、記憶部142のデータ 憶部1421に記憶される。あるいは、記憶部142 には、入力部144を用いてユーザによって操作 されるテレビ212の操作履歴が記憶されていて もよい。

 表示部143は、ユーザに視覚的情報を伝達 るものである。例えば、制御部140の指示に って、映像信号を処理して、制御部140の各 が生成したGUI画面、静止画像、動画像、ま は、テキストデータ等を表示する。表示部1 43としては、例えばLC(liquid Crystal)表示装置や EL(Electro Luminescence)表示装置等を好適に適用 ることができる。あるいは、表示部143は、LE Dのように光の点滅などによって視覚的情報 伝える報知手段で実現されていてもよい。

 入力部144は、テレビ212の操作をユーザが うために指示を入力する入力インターフェ スを実現するものである。表示部143に表示 れたGUI画面において項目を選択するための( カーソルを動かすための)上下左右キーや選 した項目を決定する決定キー、数字や文字 入力する数字キー等を含む入力キー群で構 されている。入力部144は、押下されたキー 対応する信号を制御部140に送る。これを受 た制御部140は、入力信号に応じた動作を行 ようになっている。これにより、テレビ212 、ユーザの入力操作に応じた動作を行うこ ができる。入力部144は、リモコンで構成さ 、赤外線信号をテレビ212に本体に送信する うになっていてもよいし、テレビ212本体に 属のボタンなどで構成されていてもよい。

 制御部140は、テレビ212が備える各部を統 制御するものであり、機能ブロックとして 少なくとも、要求生成部1401、データ取得部 1402、および、データ処理部1403を備えている さらに、アイコン表示処理部1404を備えてい てもよい。アイコン表示処理部1404の動作の 細については後述する。

 要求生成部1401は、所定のイベントの発生 (例えば、入力部144のキー入力など)に応じて データ通信のセッション開始をホームゲー ウェイ210に要求するデータ送信要求メッセ ジを生成するものである。

 上述したとおり、要求生成部1401は、入力 部144から入力される指示信号の内容に応じて 、通常の要求メッセージと省略の要求メッセ ージ(宛先情報を省略して、第1通信中の相手 送信する意図をホームゲートウェイ210に伝 するメッセージ)とを作成し分けている。

 データ取得部1402は、テレビ212が外部から 受信した各種メディアデータを取得するもの である。外部とは、インターネット23上で各 メディアデータを供給するサービスサーバ あってもよいし、テレビ212と家庭内LAN213を してまたは直接接続されている記憶装置で ってもよい。データ取得部1402は、取得した データをデータ記憶部1421に記憶する。また 各種メディアデータの他にも、URLを示すテ ストデータや、画像の表示レイアウトやテ ビ212に動作を規定する制御文が埋め込まれ XML文書などの構造化データなどがデータ取 部1402によって取得されてもよい。データ記 部1421に記憶されたデータは、データ処理部 1403によって適切に処理される。

 データ処理部1403は、データ記憶部1421に 憶されている各種データを読み出して、当 データに適切な処理を施すものである。

 例えば、画像データやGUI画面を規定する 造化データを読み出して画像処理を行い、 示部143に出力したり、構造化データを解析 て、当該データが指示する動作を実行した する。

  (通常/省略の要求メッセージ生成フロー)
 図2に示すデータ交換システム1において、 レビ212は、画像データと、当該画像データ レイアウトおよび当該画像データに施す画 処理の動作を規定する構造化データとをデ タ記憶部1421に記憶しているとする。テレビ2 12のデータ処理部1403は、上記構造化データに 基づいて、上記画像データを表示部143に表示 する。

 一方、宅AのユーザAは、表示部143に表示 れた画像データを見ながら、電話機211を用 て、宅BのユーザBと音声通話(第1通信)中であ る。

 ここで、通話中に、表示部143に表示され 画像データの話題になり、ユーザAがユーザ Bと上記画像データを共有したいと考える。 のとき、ユーザAは、入力部144を操作して、 レビ212の表示部143にGUI画面を呼び出し、通 の「送信ボタン」ではなく、第1通信相手と の連携のための「共有ボタン」を選択する。

 要求生成部1401は、上記構造化データに規 定されている制御文に基づいて、「共有ボタ ン」が選択された場合の動作を実行する。す なわち、要求生成部1401は、省略の要求メッ ージを生成する。具体的には、制御文には 「共有ボタンが選択された場合に、当該画 データの送信を要求するデータ送信要求メ セージを生成する際、宛先情報を指定せず 、sendのメソッドと画像データとのみをメッ ージに含める」旨の記述がなされている。 して、要求生成部1401は、上記記述にしたが って、図4に示すデータ送信要求メッセージ 生成し、ホームゲートウェイ210に送信する

 一方、「送信ボタン」が選択された場合 は、要求生成部1401は、ユーザにより指定さ れた宛先情報を含む通常のデータ送信要求メ ッセージを生成し、ホームゲートウェイ210に 送信する。

 上述したとおり、テレビ212の要求生成部1 401は、ホームゲートウェイ210の要求解析部101 にて、通常/省略のいずれの要求メッセージ あるのかを解釈可能なように要求メッセー を作り分けているので、ホームゲートウェ 210は、依頼されたデータ通信を、第1通信に 携させるべきか否かを適切に判断すること 可能となる。

 〔(受信側)ホームゲートウェイの構成〕
 図15は、本発明の実施形態におけるホーム ートウェイ220の要部構成を示す図である。

 図15に示すとおり、受信システム22のホー ムゲートウェイ220は、制御部150、送受信部151 、および、記憶部152を備える構成となってい る。

 送受信部151は、家庭内LAN223を介して、受 システム22の各通信装置とデータの送受信 行うものである。

 記憶部152は、制御部150が実行する制御プ グラム、OSプログラム、および、制御部10が 、ホームゲートウェイ220が有する各種機能を 実行するときに読み出す各種データを記憶す るものであり、ハードディスクなどの不揮発 性の記憶装置によって構成されるものである 。

 記憶部152が記憶する各種データとは、具 的には、装置仕様情報記憶部1521、装置状態 情報記憶部1522、セッション情報記憶部1523、 信データ記憶部1524、および、エラーメッセ ージ記憶部1525が含まれる。各記憶部のデー の詳細については後述する。

 制御部150は、ホームゲートウェイ220が備 る各部を統括制御するものであり、機能ブ ックとして、少なくとも、受信データ配信 1501、受信装置選択部1502、および、呼制御 1503を備えている。さらに、受信データ変換 1504、装置管理部1505、セッション管理部1506 セッション選択部1507、および、メタデータ 解析部1508を備えていてもよい。受信データ 換部1504、装置管理部1505、および、メタデー タ解析部1508の動作の詳細については後述す 。

 呼制御部1503は、受信システム22の各通信 置が送信システム21の各通信装置との通信 行えるように呼の制御を行うものである。 制御部102と同様、呼制御部1503は、SIPベース 呼セッション制御機能の仕様に沿って、呼 制御メッセージを理解し、やりとりを行う

 受信データ配信部1501は、送受信部151を介 して受信された各種データ(受信データ)を、 装置に家庭内LAN223にて接続されている各通 装置に配信するものである。受信データ配 部1501は、各通信装置からの要求に応じて、 該通信装置に要求された受信データを応答と して返信してもよい。あるいは、ブロードキ ャスト方式にて、自装置に接続されているす べての通信装置に受信データを配信してもよ い。あるいは、後段の受信装置選択部1502の 示に基づいて、受信装置選択部1502が上記受 データを受け取る受信装置として指定した 信装置宛てにのみ上記受信データを配信し もよい。

 受信装置選択部1502は、送受信部151が受信 した受信データを受け取る受信装置を、自装 置に家庭内LAN223にて接続されている各通信装 置の中から、所定の条件に応じて選択するも のである。詳細には、受信データの属性と各 通信装置の属性とを考慮して、受信装置を選 択する。属性とは、特徴、性質、内容などを 指しており、具体的は、受信データの属性と しては、データサイズ、データフォーマット 、アクセス権限、解像度(画像データや動画 ータの場合)などが挙げられる。通信装置の 性としては、具体的には、通信装置の基本 能、処理能力、仕様、状態(電源オン/オフ ど)などが挙げられる。受信装置選択部1502は 、装置管理部1505が管理する通信装置の中か 受信装置を選択すればよい。

 例えば、受信装置選択部1502は、送受信部 151を介してデータが受信されたときのポート 番号からデータが利用するサービスの判別し 、サービスの種類に応じて適切な受信装置を 選択することができる。例えば、受信装置選 択部1502は、受信データが、音声通話のデー であると判断した場合には、受信装置とし 電話機221を選択する。あるいは、受信デー のデータの形式に応じて適切な受信装置を 択してもよい。例えば、受信データが画像 ータの場合には、受信装置としてテレビ222 どの表示装置のいずれかを選択するように る。

 装置管理部1505は、家庭内LAN223を介してホ ームゲートウェイ220に接続されている各通信 装置(電話機221、テレビ222など)を管理するも である。具体的には、電話機に割り当てら ている内線番号を管理したり、テレビのIP ドレスを管理したりする。これにより、ホ ムゲートウェイ220は、受信システム22が備え る複数の通信装置を一意に識別することが可 能となる。

 さらに、本実施形態では、装置管理部1505 は、各通信装置の識別情報のみならず、当該 識別情報に関連付けて、各装置の装置仕様情 報および装置状態情報を管理する。装置仕様 情報は、装置仕様情報記憶部1521に、装置状 情報は、装置状態情報記憶部1522に記憶され いる。受信装置選択部1502は、受信データと 、装置仕様情報および装置状態情報とに基づ いて、当該受信データの受け取り先の装置を 決定してもよい。装置仕様情報および装置状 態情報の具体的な内容については後述する。

 本実施形態では、ホームゲートウェイ220も ホームゲートウェイ210と同様に、
セッション管理部1506およびセッション情報 憶部1523を備え、第1通信を着呼したときに、 どの相手と第1通信中であるかを示す情報を ッション情報として管理してもよい。セッ ョン管理部1506が管理するセッション情報は ホームゲートウェイ210のセッション管理部1 03が管理するセッション情報と同様であるの 、ここでは説明を省略する。

 また、セッション管理部1506がセッション 情報を複数管理する場合には、どのセッショ ンの通信相手先を、データ送信の宛先として 指定するのか問合せる仕組みが必要となる。 セッション選択部1507は、セッション情報記 部1523に記憶されているセッション管理テー ルの情報に基づいて、テレビ222などに、セ ションをユーザに選択させるためのGUI画面 表示するための制御を行ってもよい。セッ ョン選択部1507の詳細な動作は、上述したホ ームゲートウェイ210のセッション選択部105の 動作と同様であるので、ここでは説明を省略 する。

 〔(受信側)ホームゲートウェイの処理フロ 〕
 図16は、ホームゲートウェイ220における、 1通信の受信側処理SS3(図5)の処理の流れを示 フローチャートである。

 最初に、送受信部151が、ホームゲートウ イ210からの通話要求メッセージを受信する (S1601においてYES)、呼制御部1503は、着呼処 を実行する。すなわち、接続されている電 機221が着信音を鳴らすように電話機221に信 を送り、着信を促す(S1602)。

 次に、電話機221の受話器が上げられると( S1603においてYES)、呼制御部1503は、これを検 し、着呼応答メッセージをホームゲートウ イ210に対して送信する(S1604)。そして、呼制 部1503が、第1通信の通話セッションが確立 たことを検知すると、セッション管理部1506 、通話相手(電話機211)の電話番号を含むセ ション情報を生成し、セッション情報記憶 1523に記憶する(S1605)。ここで、セッション情 報には、電話機221の内線番号が関連付けて記 憶されてもよい。以降、上記セッション情報 は、上記セッションが閉じるまでセッション 情報記憶部1523に保存される。

 図17は、ホームゲートウェイ220における 第2通信の受信側処理SS4(図5)の処理の流れを すフローチャートである。

 図16に示す第1通信が行われている一方、 受信部151が、ホームゲートウェイ210から送 された、画像データの受信を要求するデー 受信要求メッセージを受信すると(S1701にお てYES)、装置管理部1505は、上記画像データ 受信する装置の候補となる各通信装置の情 を取得する。装置の情報の取得方法は、特 限定されず、装置仕様情報記憶部1521および 置状態情報記憶部1522から取得してもよいし 、各通信装置に都度問合せてもよい。また、 通信装置の方から必要に応じてあるいは定期 的に情報を提供してもよい。通信装置が受信 データを要求するときのリクエストに仕様情 報を含めてもよい。受信装置選択部1502は、 得された装置状態情報(および/または装置仕 様情報)に基づいて、上記画像データを受信 た場合に受け取り可能な装置(テレビ)が存在 するか否かを判断する(S1703)。

 ここで、受信装置選択部1502が、受け取り 可能な装置が存在しないと判断した場合は(S1 703においてNO)、呼制御部1503は、送信側のホ ムゲートウェイ210へ、データの受信が不可 である旨を示すデータ受信不可メッセージ 送信する(S1707)。

 一方、受信装置選択部1502が、受け取り可 能な装置が存在すると判断した場合は(S1703に おいてYES)、呼制御部1503は、ホームゲートウ イ210へ、データの受信が可能である旨を示 データ受信可メッセージを送信する(S1704)。

 次に、送受信部151が、ホームゲートウェ 210から、上記画像データを受信すると(S1705 おいてYES)、受信データ配信部1501は、受信 置選択部1502が、上記画像データの受け取り として選択した通信装置宛てに、上記画像 ータを送信する(S1706)。

 〔変形例-(受信側)のホームゲートウェイの 成〕
  (通信装置の仕様に合わせて受信データを 換する)
 宅Bの受信システム22において、複数台の表 装置(テレビやコンピュータなど)が設置さ る場合が考えられる。各表示装置の表示能 は、一律ではなく装置によってさまざまで る。したがって、データを受信する表示装 を特定できた後は、その表示装置の表示能 に合わせてデータを変換することが望まし 。そのために、ホームゲートウェイ220は、 15に示すとおり、さらに、受信データ変換部 1504を備えていてもよい。

 受信データ変換部1504は、受信装置選択部 1502が選択した通信装置の仕様(特に、表示能 に関する仕様)に合わせて、配信する受信デ ータを変換するものである。通信装置の装置 仕様情報は、装置管理部1505によってあらか め管理されているものを用いてもよいし、 要に応じて当該通信装置に問合せて取得し ものを用いてもよい。

 例えば、本実施形態では、装置管理部1505 は、装置仕様情報記憶部1521において、通信 置ごとに表示能力に関する仕様を示す装置 様情報を管理しておく。

  (装置仕様情報について)
 図18の(a)は、受信システム22において、ホー ムゲートウェイ220の装置仕様情報記憶部1521 記憶されている装置仕様情報の一例を示す である。

 装置仕様情報は、通信装置を識別するた の識別子である「装置名」に、通信装置の アドレス」と、通信装置の表示能力に関す 情報「受信可能フォーマット」とが関連付 られている構造となっている。

 「アドレス」とは通信装置に割り振られ いるIPアドレスである。「受信可能フォー ット」とは、通信装置が表示可能なデータ 形式、データの解像度、および/または、デ タの条件などを示している。

 図18の(a)に示すテーブルによれば、『テ ビAは、画像データを、解像度1920ドット×1080 ドットにて表示可能』であることが分かる。 また、『テレビCは、HTMLデータを処理・表示 能』であることが分かる。さらに、『テレ Dは、受信した画像を雛形データと合成して 表示可能』であることが分かる。すなわち、 受信データ変換部1504は、テレビDが受け取り として選択された場合には、受信した画像 ータを雛形データと合成し、それが、テレ Dに配信される。受信データ変換部1504が行 雛形データとの合成処理について以下に説 する。

  (雛形と合成)
 図19の(a)および(b)は、受信データ変換部1504 用いる雛形データの具体例と、受信データ 換部1504がそれを用いて作成した合成データ の具体例とを示す図である。

 図19の(a)の雛形データ19は、画像データの レイアウトを規定する構造化データである。 図19の(a)に示す例では、構造化データには、 線枠190の位置に送信元電話番号を埋め込む うに制御文が記述されている。また、破線 191の位置に受信した画像データを埋め込む うに制御文が記述されている。

 受信データ変換部1504は、この雛形データ 19に実際の値(電話番号と画像データ)を合成 ることによって、図19の(b)に示す合成データ 19’を生成することができる。合成データ19 において、破線枠190の位置には、送信元電 番号190’が埋め込まれ、破線枠191の位置に 、画像データ191’が埋め込まれている。受 データ配信部1501は、配信先にテレビDが選択 された場合には、受信データ変換部1504が生 した合成データ19’を、受信したとき加工前 の受信データの代わりに、テレビDに配信す 。これにより、テレビDは、図19の(b)に示す うに、合成データ19’を自装置の表示部に表 示することができる。なお、ここでは電話番 号を表示する例を例示したが、電話番号帳や 通話先から網を通じて取得した相手の名前を 表示してもよい。

  (受信データの属性に応じた変換方法を採 する)
 さらに、図18の(a)に示す例にあるとおり、 受信した画像を雛形データと合成して表示 能な』テレビDが受信装置として選択された 合には、受信データ変換部1504は、合成に使 用する雛形データを、受信データに付属する メタデータ(属性情報)の内容に応じて変化さ ることができる。

 すなわち、受信データ変換部1504は、受信 データの属性を考慮して、該受信データに最 適な変換方法にて受信データを変換する。

 図15に示すとおり、ホームゲートウェイ22 0の制御部150は、メタデータ解析部1508を備え いてもよい。メタデータ解析部1508は、送受 信部151によって受信された受信データに付属 するメタデータを解析するものである。

 メタデータとは、受信データの性質、特 、内容などを示す情報であり、受信データ 関連付けられている。メタデータの具体的 内容としては、例えば、その受信データが つ生成されたのか、受信データが当該通信 御装置に取得されたのはいつか、受信デー を取得した通信制御装置はどの地域に設置 れているのかなどを示す情報であることが 定される。あるいは、受信データがHTMLまた はXMLなどの構造化データである場合には、メ タデータは、当該受信データに設定されてい る背景色は何色であるのかなどを示す情報で あってもよい。

 具体例を用いて、ホームゲートウェイ220 構成、特に、メタデータ解析部1508および受 信データ変換部1504の動作を説明する。ここ は、受信データが写真であり、当該写真に 、メタデータとして撮影日(作成日)の情報が 関連付けられているものとする。

 ホームゲートウェイ220の記憶部152が備え 装置仕様情報記憶部1521には、「受信可能フ ォーマット」=「雛形データと合成」である コードに関連付けて、変換方法規定テーブ が記憶されている。

 図18の(b)は、装置仕様情報のうち「雛形 ータと合成」が対応付けられたテレビが選 された場合に受信データ変換部1504が参照す 、変換方法規定テーブルの一例を示す図で る。

 変換方法規定テーブルは、少なくとも、 タデータ(ここでは、撮影日/作成日)を示す ラムと、そのメタデータに適した雛形デー を示すカラムとで構成されている。このテ ブルにより、受信データのメタデータと、 信データの変換方法との対応関係が規定さ る。

 受信データ変換部1504は、変換方法規定テ ーブルにしたがって、受信された受信データ を合成する際に用いる雛形データを、受信デ ータのメタデータ、すなわち、属性に応じて 最適なものとして選択することが可能となる 。

 雛形データ合成処理フローは、以下の通 である。

 メタデータ解析部1508は、送受信部151が上 記写真を受信すると、当該写真に関連付けら れているメタデータ(例えば、JPEG画像のEXIFデ ータなど)を解析し、当該写真の撮影日を取 する。

 受信データ変換部1504は、変換方法規定テ ーブルを参照し、メタデータ解析部1508が解 した撮影日に基づいて、合成に使用すべき 形データを特定する。例えば、撮影日が、 在から1年以上前である場合には、「一年前 前」のレコードから「雛形C(セピア色)」の 形データを特定する。

 そして、受信データ変換部1504は、上記雛 形Cにしたがって、写真をセピア色に変換し 上で、図19の(b)に示すような合成データ19’ 出力する。

 上記構成によれば、受信データ変換部1504 は、受信された写真(受信データ)の撮影日(属 性情報)に応じて、それに適した、写真の質 を変更する画像処理(変換方法)を採用するこ とが可能となる。

 なお、受信データの属性に応じた変換方 を採用する構成は、上記具体例に限定され い。例えば、受信データに付加されるメタ ータとしては、ホームゲートウェイ220が当 受信データを取得した取得日時、取得した ームゲートウェイ220が設置されている地域 報などが挙げられる。また、受信データが HTMLまたはXMLなどの構造化データである場合 には、メタデータとして、背景色の情報など が想定される。

 背景色のメタデータを利用すれば、例え 、背景色の色合いに応じて、使用する文字 色が見えやすい雛形データを選択すること できる。

  (通信装置の状態に合わせて受信データを 信する)
 受信システム22のホームゲートウェイ220に いて、装置管理部1505は、複数台の通信装置 状態を管理し、受信装置選択部1502は、通信 装置の状態に応じて、受信データの受け取り 先を選択してもよい。

 例えば、本実施形態では、装置管理部1505 は、装置状態情報記憶部1522において、通信 置ごとに装置の状態を示す装置状態情報を 理しておく。

  (装置状態情報について)
 図20は、受信システム22において、ホームゲ ートウェイ220の装置状態情報記憶部1522に記 されている装置状態情報の一例を示す図で る。

 装置状態情報は、通信装置を識別するた の識別子である「装置名」に、通信装置の アドレス」と、通信装置の状態を示す情報 状態」とが関連付けられている構造となっ いる。

 「アドレス」とは通信装置に割り振られ いるIPアドレスである。「状態」とは、通 装置が現在おかれている状態(通信エラー状 、停止(電源オフ)状態、起動(電源オン)状態 など)を示している。

 図20に示すテーブルによれば、『テレビA 通信不可能な状態』であることが分かる。 た、『テレビBは電源オフ状態』であること が分かる。また、『テレビCは電源オン状態 であることが分かる。すなわち、図20のテー ブルが記憶されている時点では、テレビCだ が受信データを処理できる状態にあるとい ことを、受信装置選択部1502が理解すること できる。よって、受信装置選択部1502は、テ レビCだけを受信データの受け取り先として 切に選択することが可能となる。

 なお、装置管理部1505が、各通信装置の状 態を検知する方法は特に限定されない。ホー ムゲートウェイ220が、定期的に各通信装置に 問合せを行って、図20に示すテーブルを更新 てもよいし、各通信装置が定期的に状態を 告する構成とし、一定期間以上報告が来な れば、その通信装置を停止状態であると判 してもよい。

  (受信システムにおけるセッション管理)
 上述したとおり、本実施形態では、ホーム ートウェイ220は、セッション情報記憶部1523 において、セッションを管理している。

 そこで、呼制御部1503は、送受信部151が受 信した受信データが、現在第1通信中の通信 手から受信したものであるか否かを判定す ことができる。そして、第1通信の相手から 受信データである場合には、制御部150の各 が、上記受信データに対して適切な処理を 行するようにホームゲートウェイ220を構成 ることができる。

 例えば、宅Aの送信システム21におけるテ ビ212から届いた受信データが、宅Bの電話機 221で通話中の相手と同じである場合には、宅 BのユーザBが、通話相手の宅AのユーザAが送 した受信データを受信次第すぐに確認した と希望することが想定される。

 そこで、第1通信の相手のテレビ212から送 信された受信データである場合には、受信シ ステム22におけるテレビ222が、何か別のデー を処理・表示中であっても、上記受信デー を最優先で処理・表示するように、受信デ タ変換部1504が当該受信データに最優先を意 味するフラグを付加したものを、受信データ 配信部1501がテレビ222に配信する。

 これにより、第1通信中の相手から送信さ れた受信データを優先的にテレビ222に表示さ せることが可能である。

 あるいは、宅BのユーザBは、宅AのユーザA と通話中の間は、ユーザAから提供されたデ タしか受信したくないと希望することが想 される。

 そこで、呼制御部1503が、第1通信の相手 ら送信された受信データしか受け付けない うに、ホームゲートウェイ220を構成するこ が可能である。

 あるいは、宅BのユーザBは、宅AのユーザA と通話中の間は、特定の通信装置(テレビ222 別のコンピュータなど)しか使わないように たいと希望することが想定される。

 そこで、呼制御部1503は、第1通信の相手 ら送信された受信データが受信された場合 は、第1通信のセッションに関連付けられた 信装置にだけ、受信データ配信部1501が当該 受信データを配信するようにホームゲートウ ェイ220を構成することが可能である。

 このために、セッション情報記憶部1523に 記憶されているセッション情報には、セッシ ョンごとに、利用する通信装置の識別子(装 名)が関連付けて記憶されている。

 セッションと通信装置とが対応付けられ セッション情報は、送信システム21のホー ゲートウェイ210において管理されるセッシ ン情報(図10の(a)~(c))とその構造は同様である ので、ここでは説明を繰り返さない。セッシ ョンと通信装置との関連付けは、各通信装置 から発せられる関連付け要求メッセージに応 じて実行される。

 図21は、ホームゲートウェイ220による、 の例における第2通信の受信側処理SS4(図5)の 理の流れを示すフローチャートである。以 では、図17に示す受信側処理SS4と異なる点 ついて詳しく説明する。

 送受信部151が、画像データの受信を要求 るデータ受信要求メッセージを受信すると( S2101においてYES)、呼制御部1503は、セッショ 情報記憶部1523を参照し、そこに記憶されて るセッション情報を読み出す(S2102)。

 なお、セッション情報が記憶されておら 、現在通話中のセッションがなかった場合 (S2103においてNO)、呼制御部1503は、図17に示 、S1702のステップに移行し、セッション情 によらない第2通信の受信側処理SS4を実行す 。

 セッション情報が記憶されており、複数 通話中のセッションがある場合は(S2103にお てYES)、呼制御部1503は、上記データ受信要 メッセージの送信元(例えば、電話番号など) からセッション情報を特定する(S2104)。セッ ョン情報が1つだけ記憶されている場合は、 のセッション情報を取得する。

 続いて、受信装置選択部1502は、特定され たセッション情報に含まれている、当該セッ ションに関連付けられている通信装置を取得 する(S2105)。例えば、セッション情報記憶部15 23に、図10の(a)に示すセッション情報が記憶 れている場合には、受信装置選択部1502は、 テレビA」を取得する。あるいは、セッショ ン情報記憶部1523に、図10の(c)に示すセッショ ン情報が記憶されている場合には、受信装置 選択部1502は、関連付け情報が「未設定」で ると判断する(S2107においてYES)。この場合は セッション管理部1506が、S2104にて特定され セッションに対して、テレビなどの通信装 を関連付ける処理を行ってもよい(S2106)。

 当該セッションで利用する通信装置が特 されると(S2107においてNO)、装置管理部1505は 、装置状態情報記憶部1522を参照し、特定さ た通信装置の装置状態情報(例えば、図20)を 得して、当該セッションで利用しようとす 通信装置の状態がデータを受信可能な状態 あるのか否かを判定する(S2108)。

 ここで、装置管理部1505が、上記通信装置 がデータを受信不可能な状態であると判定し た場合には(S2109においてNO)、呼制御部1503は データ受信要求メッセージの送信元のホー ゲートウェイ210へ、データ受信不可メッセ ジを送信する(S2110)。

 一方、装置管理部1505が、上記通信装置が データを受信可能な状態である判定した場合 には(S2109においてYES)、呼制御部1503は、ホー ゲートウェイ210へ、データ受信可メッセー を送信する(S2111)。

 次に、送受信部151が、ホームゲートウェ 210から、上記画像データを受信すると(S2112 おいてYES)、受信データ配信部1501は、該画 データをS2105にて受信装置選択部1502が特定 た通信装置(例えば、テレビA)へ配信する。 らに、具体的には、装置管理部1505が、テレ Aの装置仕様情報を装置仕様情報記憶部1521 ら取得する(S2113)。次に、受信データ変換部1 504が、取得された装置仕様情報に合わせて上 記画像データを変換する(S2114)。例えば、解 度やサイズを変更する。そして、最後に、 信データ配信部1501は、受信装置選択部1502が 選択したテレビA宛てに上記変換された画像 ータを配信する。ここで、受信装置選択部15 02が選択した通信装置が複数存在する場合に 、上記変換された画像データを複数の通信 置に送信してもよい。

 上記構成および方法によれば、セッショ 管理部1506が通信装置との関連付け情報とと もにセッションを管理しているので、セッシ ョンごとに適切な通信装置のみを利用して、 効率的に第1通信(音声通話)と第2通信(データ 信)との連携を実現することができる。さら に、装置管理部1505が、通信装置の状態を管 し、利用する通信装置がデータ受信を行え いと判断した場合には、あらかじめデータ 受信できない旨を送信元に通知できるので 通信エラーを回避し、無駄なデータ送受信 省くことが可能となる。

 さらに、受信データ変換部1504は、通信装 置の仕様に合わせて受信データを変換するの で、性能が及ばないためにせっかく受信した データを表示できないなどといった不都合を 解消することができる。

  (受信データを一時的に記憶する)
 データ交換システム1において、送信システ ム21のテレビ212から受信システム22のテレビ22 2に対して、ユーザAとユーザBが共有したい画 像データが送信されたとする。このとき、受 信側のテレビ222が、電源オフなど画像データ を受信できない状態にある場合は、テレビ212 は、テレビ222に画像データを送ることができ ない。

 そこで、本実施形態では、ホームゲート ェイ220(図15)を以下のように構成する。すな わち、テレビ222が画像データを受信できない 場合でも、テレビ222に配信する代りに受信デ ータ配信部1501は、取得した画像データを一 的に受信データ記憶部1524に保存しておき、 レビ222が上記画像データを表示できる状態 なったら、テレビ222の要求に応じて受信デ タ配信部1501が保存していた画像データを配 信する構成とする。

 受信データ記憶部1524を備えていることに より、受け取り先が定まっていない画像デー タを受信した場合に、とりあえず当該画像デ ータを保存しておくことができ、後から、受 け取り手の通信装置が任意のタイミングで取 得できる。このように、受信データをPULL型 取得する受信システム22においては、ホーム ゲートウェイ220が、受信したらすぐに配信先 を決定する必要がないので、配信先を決定す るための構成を省き、ホームゲートウェイ220 の構成を簡素化することが可能である。

 図22は、受信データ記憶部1524に記憶され 受信データのデータ構造の一例を示す図で る。

 ホームゲートウェイ220の装置管理部1505が 、受信データ(例えば、画像データ)を受け取 べき通信装置が受信不可能な状態であると 断した場合には、呼制御部1503の制御の元に 、とりあえず、送受信部151が、ホームゲート ウェイ210から画像データを受け取る。そして 、受信データ配信部1501は、上記画像データ 、上記通信装置に配信する代りに、受信デ タ記憶部1524に記憶する。

 図22に示すとおり、受信データ配信部1501 、上記画像データを当該画像データの送信 の電話番号に関連付けて、受信データ記憶 1524に記憶する。このとき、記憶した日時も 合わせて記憶しておいてもよい。

 こうして、テレビ222は、後で、上記画像 ータを表示可能な状態になったときに、一 的に保存されている画像データを要求する ッセージをホームゲートウェイ220に送信し 上記画像データを取得することができる。

 例えば、記憶されている画像データを要 するメッセージの具体例としては、「http:// local-hgw/share/data」などがホームゲートウェイ2 20に送信される。「local-hgw」は、ホームゲー ウェイ220によって、受信システム22に提供 れるDNSサービスによってアドレス解決され 画像データを要求するメッセージとしてホ ムゲートウェイ220に伝達されるようになっ いる。

 さらに、上記画像データには、送信元の 話番号が関連付けられているので、ユーザ 、入力部を操作して、テレビ222に対して容 にコールバックの指示を入力することがで る。テレビ222は、「画像データに関連付け れている電話番号にコールバックする」旨 要求をホームゲートウェイ220に対して送信 るだけでよく、ユーザも画像データの送り の電話番号を調べたり、入力したりする必 がなくなる。

 なお、上述のように、テレビ222の代りに ームゲートウェイ220が受信データを一時的 あずかる場合には、呼制御部1503は、テレビ 222が留守(受信不可状態)である旨の代理応答 ナウンス(音声データまたは画面メッセージ )を送信元に返信してもよい。

 図23は、コールバック機能付きのホーム ートウェイ220を含む受信システム22と送信シ ステム21との通信手順を示すシーケンス図で る。

 図23に示すシーケンス図において、図5に すシーケンス図と異なる点についてのみ以 に説明する。なお、以下で説明するテレビ2 22は、図14に示すテレビ212と同様の構成を備 ているものとする。

 宅AのユーザAが、送信システム21の電話機 211を用いて、音声通話(第1通信)の発呼要求メ ッセージを送信すると、受信システム22のホ ムゲートウェイ220は、着呼処理を実行する ここで、宅BのユーザBが、電話機221の受話 を一定時間取らなかった場合に、ホームゲ トウェイ220の呼制御部1503は、処理を終了す 代りに、着呼応答メッセージとともに、宅B のユーザBが留守である旨、ならびに、音声 話およびデータ通信(第2通信)によるデータ 一時的に保存可能である旨を通知する代理 答メッセージを、ホームゲートウェイ210に 信する(S24)。

 これにより、電話機211とホームゲートウ イ220との間で第1通信のセッションが確立し 、音声データのやりとりが可能となる(S26)。 こで、受信データ配信部1501は、音声データ を電話機211から受信した場合には、受信デー タ記憶部1524に音声データを記憶してもよい

 次に、S26のセッションが確立している間 、ユーザAが入力部144を用いて、テレビ212に 記憶されている画像データを、テレビ222に送 信するための操作を行う。このとき、ユーザ Aは、テレビ222のIPアドレスなどを入力する必 要はない。上記ユーザAの操作にしたがって 作するホームゲートウェイ210から、データ 信要求メッセージを受信すると、ホームゲ トウェイ220の呼制御部1503は、図5に示すシー ケンス図と同様の手順で、ホームゲートウェ イ210にデータ受信可メッセージを送信し、ホ ームゲートウェイ210からの画像データの送信 を待ち受ける。

 こうして、送信システム21のテレビ212は テレビ222の宛先を意識することなく、また ユーザAは、テレビ222の受け取り先のユーザB の在/不在を意識することなく、テレビ212か テレビ222へ上記画像データを容易に送信す ことができる(第2通信;S32)。

 テレビ212から画像データを受信したホー ゲートウェイ220の受信データ配信部1501は、 テレビ222に上記画像データを配信する代わり に、受信データ記憶部1524に該画像データを 憶する。より詳細には、テレビ212が属する 信システム21の電話番号に対応付けて、上記 画像データを保存する。ホームゲートウェイ 220は、テレビ222または電話機221が備える報知 手段に対して、ユーザBの留守中に画像デー または音声データを預かっている旨をユー Bに対して報知するよう指示してもよい。

 そして、宅BのユーザBが帰宅し、上記報 手段の報知動作により、上記画像データを 信していることを知ると、ユーザBは、テレ 222の入力部144を操作して、ホームゲートウ イ220から画像データを取得するように指示 入力する。テレビ222は、記憶されている画 データを要求するメッセージをホームゲー ウェイ220に対して送信する(S33)。ホームゲ トウェイ220は、S30にて受信した画像データ テレビ222に配信する(S34)。

 テレビ222は、S34にて受信した画像データ 自装置の表示部143に表示するとともに、該 像データの送り主にコールバックするか否 をユーザBに選択させるGUI画面を表示しても よい。ユーザBが入力部144を操作して、コー バックすることを選択すると、テレビ222は 発呼要求メッセージをホームゲートウェイ22 0に対して送信する(S35)。このとき、テレビ222 は、宛先の電話番号を指定する必要はなく、 「一時的に預かっている画像データに関連付 けられている電話番号にコールバックする」 旨の要求をホームゲートウェイ220に送信する だけでよい。したがって、ユーザBの電話番 を入力する手間を省くことが可能である。

 ホームゲートウェイ220は、自身の受信シ テム22の電話機221と、相手の送信システム21 のホームゲートウェイ210とのそれぞれに対し て通話要求メッセージを送信する(S36、S37)。

 電話機221は、上記通話要求メッセージに して着呼応答メッセージを送信する(S38)。 して、送信システム21においては、ホームゲ ートウェイ210および電話機211の各部が、上述 した受信システム22の各部と同様の動作で、 呼応答メッセージを作成し、ホームゲート ェイ220に送信する(S41)。これにより、宅Bの 信システム22が送信側となって、第1通信(音 声通話)のセッションが確立する(S42)。当該セ ッションのセッション情報は、ホームゲート ウェイ210、ホームゲートウェイ220において管 理され、以降、送信システム21または受信シ テム22の各通信装置のいずれかより、第2通 のセッションを開始するイベントが発生し ときに適宜参照される。

 図24は、ホームゲートウェイ220における 第2通信の受信側処理SS5(図23)の処理の流れを 示すフローチャートである。

 図23に示すS32の第2通信のセッションが確 され、送受信部151が、ホームゲートウェイ2 10から送信された画像データを受信すると(S25 01においてYES)、受信データ配信部1501は、ホ ムゲートウェイ220において代理応答の処理 実行された場合には、ユーザBが不在である 判断し、上記画像データを、テレビ222に配 する代りに、受信データ記憶部1524に記憶す る(S2502)。ここで、受信データ配信部1501は、 レビ222または電話機221が備える報知手段に して、留守中に受信データを預かっている を報知するように指示してもよい。

 次に、送受信部151が、テレビ222から保存 れた画像データを要求する旨の受信データ 求メッセージを受信すると(S2503においてYES) 、受信データ配信部1501は、保存しておいた 像データを、要求元の通信装置、ここでは テレビ222に配信する(S2504)。そして、テレビ2 22から画像データ送信元に対するコールバッ を要求する発呼要求メッセージを受信する (S2505においてYES)、呼制御部1503は、保存し おいた画像データに対応付けられている電 番号に対して発呼処理を実行する(S2506)。

 上記方法によれば、受信システム22のユ ザが不在の間にも、データ通信を実行し、 信システム21からのデータを受信することが 可能となり、さらに、その送信元に対して、 各通信装置は送信元の宛先情報を意識するこ となく、そして、ユーザは電話番号を入力す ることなく、容易にコールバックを実行する ことが可能となる。

 あるいは、ホームゲートウェイ220に保存 れていた画像データには、送信元の電話番 が関連付けられているので、当該画像デー を受信したテレビ222は、送信元の電話番号 知ることができるので、当該電話番号とと に発呼要求メッセージをホームゲートウェ 220に送信してもよい。この場合でも、テレ 222は、発呼先の電話番号を既に把握してい ので、ユーザは改めてテレビ222に電話番号 入力する必要がない。

  (PULL型配信で画像データ配信タイミングを 制御する)
 上述の例では、受信システム22においてテ ビ222の要求に応じて受信データを配信するPU LL型配信のホームゲートウェイ220の構成につ て説明した。上記構成によれば、受信デー の配信は、ホームゲートウェイ220がテレビ2 22から受信データ要求メッセージを受信して ら実行されるので、宅AのユーザAと宅Bのユ ザBとがデータを共有する際に即時性が求め られるユースケースには不向きである。そこ で、PULL型配信においても、ホームゲートウ イ220からテレビ222へ任意のタイミングで(例 ば、リアルタイムに)受信データを配信可能 にする構成について、図5および図15以下に説 明する。

 本実施形態では、ホームゲートウェイ220 、S11にてホームゲートウェイ210から画像デ タを受信する前の任意のタイミングで、テ ビ222から、あらかじめ受信データ要求メッ ージを受信しておく。そして、ホームゲー ウェイ220の受信データ配信部1501は、上記受 信データ要求メッセージに対してすぐに応答 を返すことはせず、その応答を保留にしてお く。

 そして、S11にてホームゲートウェイ210か 画像データを受信したときに、受信データ 信部1501は、テレビ222に対して、任意のタイ ミングで(例えば、リアルタイムで)、保留し いた要求に対する応答として上記画像デー を配信する。

 上記方法によれば、例えば、受信データ 動画データなどの大容量のデータであって 、タイムラグをなくして送信システム21の 信処理と同期して、上記動画データを受信 ステム22のテレビ222に配信することが可能と なる。

 なお、これまで述べてきた、宅Aの送信シ ステム21のホームゲートウェイ210は、上述し 受信システム22のホームゲートウェイ220が える構成を含んでいてもよく、この場合、 Aの送信システム21は、同時に、受信システ 22として機能する。同様に、宅Bの受信シス ム22のホームゲートウェイ220に、上述した送 信システム21のホームゲートウェイ210が備え 構成を含めて、宅Bの受信システム22を送信 ステム21として機能させることができる。

≪実施形態2≫
 〔写真共有システムの概要〕
 次に本発明の他の実施形態について図25~図3 4に基づいて説明すると以下の通りである。 施形態2では、一例として、本発明の通信シ テムを、インターネット上に公開されてい 写真を共有するための写真共有システムに 用した場合について説明する。

 図25は、本発明の実施形態における写真 有システム2の概略構成を示す図である。図2 5に示すとおり、写真共有システム2は、宅Aに 敷設される送信システム21と、宅Bに敷設され る受信システム22と、サービス提供事業者Cが 運営するフォトアルバムサーバ24とを含む構 となっており、各システムおよびフォトア バムサーバ24は、インターネット23などの外 部通信網を介して通信可能に接続されている 。

 図25の各構成要素に付された符号は、図2 各構成要素に付された符号に対応しており 同じ符号は、同じ構成要素を示している。 たがって、上述の実施形態ですでに説明し 構成要素についての説明は繰り返さない。

 フォトアルバムサーバ24は、フォトアル ムサービスを、宅Aや宅Bなどに設置されるク ライアント装置(例えば、テレビ212など)に提 するものである。具体的には、フォトアル ムサービスを利用するためのアプリケーシ ンソフト(以下、フォトアプリ)を供給した 、当該アプリケーションを利用してアップ ードされた写真を管理したり、取得要求の った写真を供給したりするものである。

 ここで、フォトアルバムサーバ24から供 された上記フォトアプリを搭載した各クラ アント装置は、フォルダ(アルバム)ごとに管 理されている複数の写真をフォトアルバムサ ーバ24からダウンロードしてスライドショー 示したり、サムネイル表示したりすること できる一方、クライアント装置が保有する 真をフォトアルバムサーバ24にアップロー して、他のクライアント装置から閲覧でき ように、管理・公開することができるよう なる。

 図26の(a)~(c)は、テレビ212とテレビ222との で、フォトアプリを用いて写真を共有する きの、各テレビの表示部に表示される画面 一例を示す図である。

 例えば、宅AのユーザAがテレビ212を用い フォトアルバムサーバ24から写真をダウンロ ードすると、テレビ212の表示部143には、図26 (a)に示すように、ダウンロードされた写真 表示される。

 ここで、ユーザAが宅BのユーザBと電話機 て通話中に、上記写真をユーザBと共有した い場合には、共有化のための操作を行うGUI画 面を呼び出す。上記GUI画面を表示したときの 画面の一例を図26の(b)に示す。ユーザAが、図 26の(b)に示すGUI画面から、写真の共有化を指 する「決定」ボタンを、入力部144を用いて 択すると、先の実施形態1で述べたのと同様 の構成および手順で第2通信が確立し、写真 宅Bの受信システム22に送信されて、ユーザA ユーザBとがフォトアルバムサーバ24に保存 れている写真を共有することが可能となる( 図26の(c))。ここで、図26の(b)に示す確認画面 ついては不要とし、図26の(a)に記載の画面 おいてユーザによる共有操作が発生した場 にはすぐに共有を開始し、共有が確立した 点で図26の(c)の画面に遷移してもよい。また 、ユーザの意思確認のため、通話を開始した 後、初回の共有時にだけ図26の(b)に記載の確 画面を出す、などの方法を採用することも きる。

 なお、図25において説明する写真共有シ テム2および当該システムで用いられるフォ アプリは、本実施形態を説明する一例であ て、本発明の通信システムを限定するもの はない。

 〔テレビのアイコン表示を制御する〕
 図26の(c)に示すとおり、ユーザAのテレビ212 ユーザBのテレビ222との間で共有できている 写真を表示する場合には、各テレビは、各ホ ームゲートウェイの指示に基づいて、共有で きていることを示すアイコンを表示すること ができる。

 図1に示すとおり、ホームゲートウェイ210 は、さらに、装置出力制御部106を備えている 。装置出力制御部106は、自装置が家庭内LAN213 を介して接続し、管理している各通信装置の 出力機構(表示部への表示出力、音声出力、LE D出力など)を制御するものである。

 具体的には、図5に示すシーケンス図にお いて、ホームゲートウェイ210が、第2通信に 画像データを送信し(S11)、S13にて送信完了報 告メッセージをテレビ212に返すときに、装置 出力制御部106が、上記画像データが共有でき ていることを示す共有化アイコンを上記画像 データとともに表示するように命令信号をテ レビ212に送信する。テレビ212は、上記命令信 号にしたがって、共有中の画像データを表示 する際に、共有化アイコンを表示する。

 詳細には、図14に示すとおり、テレビ212 、制御部140における機能ブロックとしての イコン表示処理部1404と、アイコン画像記憶 1422とをさらに備えている。

 アイコン表示処理部1404は、ホームゲート ウェイ210の装置出力制御部106からの命令信号 にしたがって、アイコン画像記憶部1422に記 されている所定のアイコン画像を表示部143 表示するものである。

 具体的には、アイコン画像記憶部1422に、 図26の(c)に示すような共有化アイコン260が記 されており、アイコン表示処理部1404は、共 有化アイコン260をアイコン画像記憶部1422か 読み出して、共有できている写真とともに 有化アイコン260を表示する。

 これにより、ユーザAは、自身が送った写 真が、現在宅BのユーザBとの間で共有できて ることを容易に知ることができる。本実施 態では、アイコン表示処理部1404は、共有化 アイコン260を共有化されている写真に重ねて 表示しているが、表示方法はこれに限定され ない。

 なお、テレビ212が保有しているアイコン 像記憶部1422は、ホームゲートウェイ210が代 わりに保有していてもよい。この場合、装置 出力制御部106は、上記命令信号とともに、表 示すべきアイコン画像(共有化アイコン260)の ータをテレビ212に送信する。

 さらに、宅BのユーザBがテレビ222におい 共有している写真を閉じた場合には、テレ 222は、共有終了通知メッセージを、ホーム ートウェイ220を介してホームゲートウェイ21 0に対して送信してもよい。共有終了通知メ セージを受信したホームゲートウェイ210の 置出力制御部106は、これまで表示していた 有化アイコン260を非表示にするように指示 る命令信号をテレビ212に対して送信する。

 これに応じて、テレビ212のアイコン表示 理部1404は、これまで表示していた共有化ア イコン260を非表示にする。

 さらに、ホームゲートウェイ210のセッシ ン管理部103は、自装置が管理するどの通信 置と、どの通信相手とが、どの写真を共有 たことがあるのかを、共有履歴情報として 共有履歴記憶部122に記憶しておいてもよい

 装置出力制御部106は、同じ通信装置間で じ写真の共有が発生した場合に、過去に共 済みの写真であることを示す共有済アイコ を写真とともに表示するように、テレビ212 対して命令信号を送信する。

 テレビ212のアイコン表示処理部1404は、上 記命令信号にしたがって、共有済アイコン270 を表示部143に表示する。図27は、テレビ212と レビ222との間で、フォトアプリを用いて過 に共有された写真が再び共有された場合に 各テレビの表示部に表示される画面の一例 示す図である。

 上述した装置出力制御部106および共有履 記憶部122の構成は、受信システム22のホー ゲートウェイ220が備えていてもよい。この 合、ホームゲートウェイ220の装置出力制御 106の命令信号にしたがって、テレビ222は、 真についての情報(共有化アイコン260、共有 アイコン270など)の表示/非表示を実行する とが可能となる。

 〔共有エラー用のメッセージを表示する〕
 受信システム22におけるホームゲートウェ 220は、図5のシーケンス図におけるS9にて、 ータ受信要求メッセージを受信した際に、 信システム22がデータを受信できる状態にな い場合には、S11にてデータ受信不可メッセー ジを送信する。ここで、ホームゲートウェイ 220は、データ受信不可メッセージとともに、 共有エラーダイアログボックス280(図28)のデ タをホームゲートウェイ210に送信してもよ 。ホームゲートウェイ210は、共有エラーダ アログボックス280のデータをテレビ212に伝 する。テレビ212は、図28に示すとおり、共有 エラーダイアログボックス280を表示部143に表 示する。

 共有エラーダイアログボックス280とは、 真の共有化が成功しなかったことをユーザ 通知するためのダイアログボックスのこと ある。共有エラーダイアログボックス280な の各種エラーメッセージのデータは、ホー ゲートウェイ220のエラーメッセージ記憶部1 525に記憶されている。図26の(b)の画面のとお 、テレビ212から写真の共有を選択した後、 信システム22のテレビ222との間で写真の共 が成功しなかった場合には、テレビ212の画 は、図28の画面に遷移する。これにより、ユ ーザAは、試みた写真の共有が失敗したこと 即時把握することが可能となる。

 〔共有可能写真を電話機のランプで通知す 〕
 図25に示す写真共有システム2では、フォト ルバムサーバ24から供給される写真には、 有可能な写真とそうでないものが存在する そこで、本実施形態では、テレビ212が取得 た写真が共有可能な写真である場合には、 真に付与されている共有可能/不可能を示す ラグに応じて、その旨をユーザに報知する う、ホームゲートウェイ210が、電話機211に して命令信号を送信する構成としてもよい 電話機211は、ホームゲートウェイ210の指示 したがって、自装置が備える報知手段を用 て、上記写真が共有可能である旨をユーザ 通知する。

 図29は、本発明の実施形態における電話 211の要部構成を示すブロック図である。

 図29に示すとおり、電話機211は、制御部29 0、送受信部291、報知部292、音声入力部293、 よび、音声出力部294を備える構成となって る。なお、ここでは図示しないが、電話機21 1は、電話番号を入力するための数字ボタン どを含む入力部や、音声通話を実現するた の通信制御部など、公知の電話機としての 種機能を備えているものとする。

 送受信部291は、家庭内LAN213を介して、ホ ムゲートウェイ210とデータの送受信を行う のである。送受信部291は、ホームゲートウ イ210から送信される上記命令信号を受信す 。

 報知部292は、聴覚的報知手段(ブザーなど )および/または視覚的報知手段(LEDなど)によ て、聴覚的(視覚的)現象を出力して所定の情 報をユーザに報知するものである。本実施形 態では、報知部292は、LED(light emitting diode)な どの発光部で構成されており、光の点灯によ って、テレビ212が取得した写真が共有可能な 写真である旨をユーザに報知する。また、報 知部292は、着信を伝える着信音出力部を含ん でいてもよい。

 音声入力部293は、音声通話を行う際に、 ーザAの音声を入力するためのマイクとして 構成される。音声出力部294は、送受信部291が 受信した音声データを出力するためのスピー カとして構成される。

 制御部290は、電話機211が備える各部を統 制御するものであり、機能ブロックとして 少なくとも、送信可能報知処理部2901および 音声処理部2902を備えている。

 送信可能報知処理部2901は、送受信部291が 、ホームゲートウェイ210から送信された命令 信号を受信した場合に、該命令信号にしたが って、報知部292の点灯を制御するものである 。

 音声処理部2902は、音声入力部293を介して 入力されるアナログの音声信号をデジタルの 音声データに変換して、ホームゲートウェイ 210を介して外部の通信装置に送信する一方、 電話機211が受信した音声データをアナログ音 声信号に変換して音声を音声出力部294を介し て出力する際に必要なデータ処理を実行する ものである。

 上記構成によれば、ホームゲートウェイ2 10の装置出力制御部106が、テレビ212が取得、 示した写真が共有可能であると判断した場 に、その旨をユーザに通知するよう命令信 を電話機211に送信する。

 送受信部291が上記命令信号を受信すると 送信可能報知処理部2901は、上記命令信号に したがって、報知部292を点灯させる。

 これにより、ユーザAは、点灯した報知部 292を視認して、テレビ212が取得、表示した写 真が共有可能な写真であることを認識するこ とが可能となる。

 なお、ホームゲートウェイ210が、送信可 報知処理部2901および報知部292を備え、ホー ムゲートウェイ210自身が、共有可能な写真の 存在をユーザに報知してもよい。

 図30の(a)は、電話機211の報知部292が点灯 る前の様子を説明する図であり、(b)は、報 部292が点灯したときの様子を説明する図で る。

 〔写真をURLで共有する〕
 上述の実施形態では、送信システム21から 信システム22に対して写真を第2通信にて送 することにより写真の共有を実現していた 、写真共有システム2はこれに限定されない

 図25に示すフォトアルバムサーバ24に記憶 されている写真のURLを、テレビ212とテレビ222 とで共有することにより、写真を両方のテレ ビに表示させることが可能である。

 図31は、本実施形態の写真共有システム2 おけるURL共有の処理の流れを示すシーケン 図である。具体的には、宅Aに在宅中のユー ザAと宅Bに在宅中のユーザBとが、電話機211と 電話機221とを用いて会話をしながら(SS6の第1 信)、ユーザAのテレビ212がフォトアルバム ーバ24から取得した写真を(SS7)、通話相手の ーザBのテレビ222にも表示させて写真を共有 するというユースシーンでの処理の流れを示 している。ここで、SS6の事象とSS7の事象とは いずれが先に起こってもよい。

 最初に、テレビ212は、テレビ222との間で SS7で取得した写真を共有すべく、ホームゲ トウェイ210に対して第2通信のセッションの 確立を要求する(S51)。このS51では、テレビ212 要求生成部1401は、上記写真のURLデータを含 む、データ送信要求メッセージを生成し、そ れをホームゲートウェイ210に送信する。図32 、上記URLデータの具体例を示す。

 ホームゲートウェイ210は、第1通信(SS6)の 信相手の電話番号を特定して、ホームゲー ウェイ220に対して、上記URLデータを受信す よう要求するデータ受信要求メッセージを 信する(S52)。

 ホームゲートウェイ220は、データ受信可 ッセージまたはデータ受信不可メッセージ 返す(S53)。

 ホームゲートウェイ210は、ホームゲート ェイ220からデータ受信可メッセージを受信 ると、テレビ212から依頼を受けた上記URLデ タを、インターネット23を介してホームゲ トウェイ220に送信する(S54)。ホームゲートウ ェイ220は、受信したURLデータをテレビ222に配 信する(S55)。さらに、ホームゲートウェイ210 、URLデータの送信が完了したことを報告す 送信完了報告メッセージをS51の応答として してもよい(S56)。これにより、テレビ212は テレビ222の宛先を意識することなく、テレ 222へ上記URLデータを容易に送信することが きる。

 テレビ222は、ホームゲートウェイ220からU RLデータを受信すると、そのURLにしたがって フォトアルバムサーバ24にアクセスし(S57)、 ユーザAが共有を希望する写真をダウンロー することが可能となる(S58)。以上のように、 各電話機における通話中に、URLデータを共有 することで、両方のテレビにおいて同じ写真 を共有することが可能になる。

 〔電話機でなくテレビによる第1通信の開始 〕
 上述の各実施形態では、音声通話(第1通信) 、電話機211による発呼要求メッセージの送 することにより開始されていたが、本発明 データ交換システム1および写真共有システ ム2は、上記構成に限定されない。テレビ212 、発呼要求メッセージを送信し、音声通話 トリガとなってもよい。

 図33は、テレビ212が音声通話(第1通信)の リガとなる場合の、写真共有システム2の処 の流れを示すシーケンス図である。

 最初に、テレビ212は、フォトアルバムサ バ24に対し、写真を要求する(S61)。このとき テレビ212が要求する写真は、その写真の所有 者の宛先情報(例えば、電話番号)を含んでい 。フォトアルバムサーバ24は、テレビ212の 求に応じて、電話番号付き写真をテレビ212 供給する(S62)。

 テレビ212は、取得した写真に含まれてい 電話番号とともに、当該電話番号へ発呼す 旨を要求する発呼要求メッセージをホーム ートウェイ210に対して送信する(S63)。

 図34は、上記発呼要求メッセージのデー 構造の一例を示す図である。図34に示すとお り、発呼要求メッセージは、ホームゲートウ ェイ210に対して要求する処理内容(method)と、 呼対象となる相手の電話番号を特定する情 (tel)とを少なくとも含んでいる。図34に示す 発呼要求メッセージは、『”tel”に示される 電話番号宛てに発呼する(CALL)』ことをホーム ゲートウェイ210に対して要求することを意味 している。

 ホームゲートウェイ210の要求解析部101は 上記発呼要求メッセージを解析して、method= CALLに基づいて、電話機211に対して電話機221 の通話を指示する通話要求メッセージを送 する(S64)。

 電話機211は、上記通話要求メッセージに 答して、着呼応答メッセージをホームゲー ウェイ210に対して返す(S65)。

 以降、記述のとおり、ホームゲートウェ 210の呼制御部102は、ホームゲートウェイ220 介して電話機221と電話機211との呼制御を実 する。これにより、第1通信のセッションが 確立する。第1通信のセッションのセッショ 情報は、セッション管理部103によってセッ ョン情報記憶部121に記憶される。そして、 ッション情報は、図33には図示しない、以降 の第2通信のセッションの確立に利用される

≪実施形態3≫
 上述の各実施形態では、第1通信としての電 話機同士の音声通話のセッションと連携して 、第2通信としてテレビ同士のデータ通信の ッションが追加される場合について説明し きた。しかし、本発明の通信システムは上 構成に限定されない。第1通信としてテレビ( パソコン、サーバ)間のデータ通信が起こり 該データ通信のセッションと連携して、第2 信としての電話機同士の音声通話のセッシ ンが追加されてもよい。

 以下では、第1通信としてのデータ通信の セッションに、第2通信としての電話機同士 音声通話のセッションを追加する通信シス ムを発注システムに適用した場合について 明する。ここで、発注システムとは、通信 売会社によってインターネット23上に公開さ れた商品カタログを宅AのユーザAが閲覧し、 話による発注にて商品購入を行うためのシ テムである。

 〔発注システムの概要〕
 図35は、本発明の実施形態における発注シ テム3の概略構成を示す図である。図35に示 とおり、発注システム3は、宅Aに敷設される 送信システム21と、通信販売会社Dに敷設され る受信システム22とを含む構成となっており 各システムは、インターネット23などの外 通信網を介して通信可能に接続されている

 図35の各構成要素に付された符号は、図2 よび図25の各構成要素に付された符号に対 しており、同じ符号は、同じ構成要素を示 ている。したがって、上述の各実施形態で でに説明した構成要素についての説明は繰 返さない。

 通信販売会社Dに敷設された受信システム 22において、図2および図25の受信システム22 異なる点は、通信装置の一つであったテレ 222に代わりに、販売サービスサーバ224が、 ームゲートウェイ220に接続されている点で る。

 販売サービスサーバ224は、通信販売会社D が販売する商品の商品カタログを、宅Aなど 設置されるクライアント装置(例えば、テレ 212など)に提供するものである。

 図36は、本実施形態の発注システム3にお る受発注のための通信処理の流れを示すシ ケンス図である。

 最初に、第1通信のセッション360において 、宅AのユーザAは、テレビ212を操作して、イ ターネットブラウザ機能を起動し、販売サ ビスサーバ224のURLを指定する。テレビ212は ユーザ操作にしたがって、販売サービスサ バ224のウェブサイトにアクセスし、販売サ ビスサーバ224から商品カタログをダウンロ ドする。この時点で、テレビ212と販売サー スサーバ224との間には、第1通信のセッショ ンが確立し、データの送受信が可能となる。

 そして、ホームゲートウェイ210のセッシ ン管理部103は、第1通信の送信側処理SS8とし て、セッション360のセッション情報をセッシ ョン情報記憶部121に記憶する。例えば、販売 サービスサーバ224のIPアドレス(または、電話 番号)と、テレビ212の送信システム21における 識別子とをセッションIDに対応付けて記憶す 。ホームゲートウェイ220のセッション管理 1506も、上記セッション情報を記憶しておい てもよい。これにより、受信システム22にお て、音声通話による第2通信が第1通信中の 手からかかってきた電話なのか、異なる第3 からの電話なのかを判別することが可能と る。

 次に、セッション360が確立している間に ユーザAが電話機211の受話器を上げて、発呼 を指示するボタンを押下すると、第2通信と ての音声通話のセッション361が開始される まず、電話機211は、省略の要求メッセージ すなわち、「第1通信中の相手に発呼する」 を要求する発呼要求メッセージをホームゲ トウェイ210に対して送信する。第2通信の送 信側処理SS10において、ホームゲートウェイ21 0の呼制御部102は、上記発呼要求メッセージ 省略の要求メッセージであると判断し、セ ション情報記憶部121に記憶されたセッショ 情報に含まれる第1通信の相手先IPアドレス( たは、電話番号)を特定し、ホームゲートウ ェイ220に対して適切に通話要求メッセージを 送信することができる。

 第2通信の受信側処理SS11では、ホームゲ トウェイ220の受信装置選択部1502、受信デー 変換部1504、受信データ配信部1501の各部が 切な処理を行って、ホームゲートウェイ210 ら受信した音声データを電話機221に配信す 。こうして、第2通信としての音声通話のセ ションが確立する。

 このように、第2通信が電話機による音声 通話の場合であっても、電話機211は、通話先 を意識することなく、第1通信の通信相手先 の間で音声通話を実現することが可能とな 。ここで、ユーザAは、電話機211を操作して 途電話番号を調べて入力する必要がない。 話機211に対して、省略の要求メッセージを 信することを指示する方法としては、単に 話器を上げる操作だけでもよいし、受話器 上げて特定のボタンを押下する操作として よい。いずれにしても、電話番号を入力す 操作よりも簡便に、第2通信の開始を電話機 211に指示することが可能となる。

≪実施形態4≫
 本発明の通信システムにおいて、受信シス ム22のテレビ222は、共有した各種メディア ータを表示するのみならず、宅Bの受信シス ム22に設置される各通信装置(通信機能付き ードディスクレコーダ、ドアホンカメラな )の情報を合わせて表示することができる。 以下では、本発明の通信システムを、宅内の 各種機器の情報を収集しユーザに知らせるた めの宅内情報収集システムに適用した場合に ついて説明する。

 図37は、本発明の実施形態における宅内 報収集システム4の概略構成を示す図である 図37に示すとおり、宅内情報収集システム4 、宅Aに敷設される送信システム21と、宅Bに 敷設される受信システム22とを含む構成とな ており、各システムは、インターネット23 どの外部通信網を介して通信可能に接続さ ている。

 図37の各構成要素に付された符号は、図2 よび図25の各構成要素に付された符号に対 しており、同じ符号は、同じ構成要素を示 ている。したがって、上述の各実施形態で でに説明した構成要素についての説明は繰 返さない。

 図37の宅Bに敷設された受信システム22に いて、図2および図25の受信システム22と異な る点は、ホームゲートウェイ220によって管理 される通信装置として、さらに、ハードディ スクレコーダ225およびドアホンカメラ226が、 家庭内LAN223を介してホームゲートウェイ220に 接続されている点である。ハードディスクレ コーダ225およびドアホンカメラ226のいずれも 通信機能を備えており、家庭内LAN223を介して ホームゲートウェイ220とのデータ送受信が可 能である。

 ハードディスクレコーダ225は、大容量記 装置を備え、各種メディアデータ(主に動画 データ)保存するものである。例えば、テレ 222が放送波から受信した放送番組コンテン を大量に蓄えておくものである。ハードデ スクレコーダ225は、家庭内LAN223の他に、HDMI ーブルなどの有線ケーブルにてテレビ222と 続され、テレビ222と連動して必要な動作を ってもよい。

 ドアホンカメラ226は、宅Bの玄関に設置さ れ、宅Bのドア付近および来客の様子を動画 たは静止画にて撮影するものである。ドア ンカメラ226が撮影した動画データまたは画 データは、家庭内LAN223を介してホームゲー ウェイ220の記憶部152に記憶されてもよい。

 図38は、本実施形態の宅内情報収集シス ム4における宅内情報収集のための通信処理 流れを示すシーケンス図である。

 最初のS1からS13までの各処理は、S12を除 て図5のシーケンス図と同様であるので説明 省略する。

 図38のシーケンスでは、第2通信受信側処 SS12において、ホームゲートウェイ220は、S11 で受信した受信データをすぐにテレビ222に配 信する代わりに、該受信データに、各通信装 置から収集したデータを合成してからテレビ 222の要求に応じて合成データを供給している 。

 本実施形態では、図15に示すホームゲー ウェイ220は、記憶部152において、さらに、 通信装置から収集したデータを記憶する収 データ記憶部1526を備えている。

 S11にて送受信部151が受信データを受信す と、受信データ配信部1501は、受信データを 受信データ記憶部1524に一時的に保存する。 して、装置管理部1505は、家庭内LAN223に接続 る各通信装置(ここで、ハードディスクレコ ーダ225およびドアホンカメラ226)に対して、 ータを送信するよう要求する(S71)。

 S71のホームゲートウェイ220の要求に対し ハードディスクレコーダ225は、ユーザ未読 ンテンツについてのデータを応答として返 (S72)。ユーザ未読コンテンツとは、ここで 、ハードディスクレコーダ225が記憶するコ テンツの中で、ユーザBによって再生されて ないコンテンツのことを指す。一方、ドア ンカメラ226は、現在撮影中の玄関付近の動 データを応答として返す(S72)。

 各通信装置から収集した各データは、収 データ記憶部1526に記憶される。続いて、ホ ームゲートウェイ220の受信データ変換部1504 、S11にて受信した受信データ(例えば、共有 真など)と、収集データ記憶部1526に記憶さ ている各収集データを合成し、合成データ 生成する。

 そして、受信データ配信部1501は、受信デ ータ変換部1504が生成した合成データを、テ ビ222に配信する(S73)。テレビ222は、S73にて取 得した上記合成データを表示部143に表示する 。

 図39の(a)は、テレビ222が表示する合成デ タの具体例を示す図である。

 本実施形態では、一例として、合成デー 39は、テレビ222において現在メインで表示 れている内容(例えば、テレビ放送番組など) に重畳させて、画面右下に小さく表示され、 メニュー画面のような役割を果たす。

 図39の(a)に示すとおり、合成データ39は、 S11にて共有写真を受信したことを通知する第 1子画面391と、ハードディスクレコーダ225内 ユーザ未読コンテンツがあることを通知す 第2子画面392と、ドアホンカメラ226が撮影す 動画データと来客情報とを通知する第3子画 面393とからなっている。

 テレビ222において、合成データ39のそれ れの子画面は、カーソル390を入力部144によ て操作することにより選択可能に表示され 。ここで、第1子画面391が選択された状態で 入力部144の決定ボタンが押下されると、テ ビ222は、第1子画面391に関連付けられている フォトアプリを起動して、ホームゲートウェ イ220に対して、第1子画面391で通知されてい 共有写真を要求する(S74)。

 ホームゲートウェイ220の受信データ配信 1501は、上記要求に応じて、受信データ記憶 部1524に記憶しておいた受信データ(共有写真) を、テレビ222に配信する(S75)。共有写真を取 したテレビ222においては、表示部143の表示 面は、図39の(a)から図39の(b)の表示画面に遷 移する。

 例えば、第2子画面392が選択された場合に は、S74にて、テレビ222は、ホームゲートウェ イ210に対して、ハードディスクレコーダ225の 未読コンテンツをテレビ222に配信するように 要求してもよい。あるいは、第3子画面393が 択された場合には、テレビ222は、ドアホン メラ226が撮像する動画データをホームゲー ウェイ210に対して要求し、取得した動画デ タを全画面表示してもよい。

 これにより、第2通信によって共有した写 真の他にも、ホームゲートウェイ220が管理す る各通信装置に関する情報を容易に収集して テレビ222に表示することが可能な宅内情報収 集システム4を構築することが可能となる。

 なお、上述の各実施形態では、第1通信が 音声通話であり、第2通信がデータ通信であ 場合、および、その逆の場合について説明 たが、これに限定されない。

 第1通信、第2通信が、ともに、それぞれ なる電話機によって実現される音声通話で ってもよいし、第1通信、第2通信が、ともに 、データ通信であってもよい。例えば、本発 明の通信システムによれば、テレビ同士で第 1通信を確立した後、当該通信に連携して、 ソコン同士で第2通信を確立することも可能 ある。

 本発明は上述した各実施形態に限定され ものではなく、請求項に示した範囲で種々 変更が可能であり、異なる実施形態にそれ れ開示された技術的手段を適宜組み合わせ 得られる実施形態についても本発明の技術 範囲に含まれる。

 最後に、ホームゲートウェイ210、220の各 ロック、特に、呼制御部102、1503およびセッ ション管理部103、1506は、ハードウェアロジ クによって構成してもよいし、次のようにCP Uを用いてソフトウェアによって実現しても い。

 すなわち、ホームゲートウェイ210、220は 各機能を実現する制御プログラムの命令を 行するCPU(central processing unit)、上記プログ ムを格納したROM(read only memory)、上記プロ ラムを展開するRAM(random access memory)、上記 ログラムおよび各種データを格納するメモ 等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。 そして、本発明の目的は、上述した機能を実 現するソフトウェアであるホームゲートウェ イ210、220の制御プログラムのプログラムコー ド(実行形式プログラム、中間コードプログ ム、ソースプログラム)をコンピュータで読 取り可能に記録した記録媒体を、上記ホー ゲートウェイ210、220に供給し、そのコンピ ータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録され いるプログラムコードを読み出し実行する とによっても、達成可能である。

 上記記録媒体としては、例えば、磁気テ プやカセットテープ等のテープ系、フロッ ー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の 気ディスクやCD-ROM/MO/MD/DVD/CD-R等の光ディス を含むディスク系、ICカード(メモリカード 含む)/光カード等のカード系、あるいはマ クROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモ リ系などを用いることができる。

 また、ホームゲートウェイ210、220を通信 ットワークと接続可能に構成し、上記プロ ラムコードを、通信ネットワークを介して 給してもよい。この通信ネットワークとし は、特に限定されず、例えば、インターネ ト、イントラネット、エキストラネット、L AN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual p rivate network)、電話回線網、移動体通信網、 星通信網等が利用可能である。また、通信 ットワークを構成する伝送媒体としては、 に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線 搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の 有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bl uetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網 、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも 利用可能である。なお、本発明は、上記プロ グラムコードが電子的な伝送で具現化された 、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ 信号の形態でも実現され得る。

 〔課題を解決するための手段〕
 上記通信制御装置は、上記構内通信装置か 送信される通信要求メッセージが、宛先情 を指定した通常通信要求メッセージか、宛 情報を指定しない省略通信要求メッセージ を判別する要求解析手段を備え、上記呼制 手段は、上記要求解析手段が、受信した通 要求メッセージが省略通信要求メッセージ あると判断した場合に、当該通信要求メッ ージに応答して、上記構内通信装置と、上 セッション情報の宛先情報が指定する上記 信システムとのセッション確立してもよい

 上記構成によれば、上記要求解析手段が 通信要求メッセージが、通常通信要求メッ ージか省略通信要求メッセージかを判別す ので、第2通信の通信相手先が誤って、ユー ザの意図しない相手に特定されることを防ぐ ことができる。

 上記要求解析手段は、上記通信要求メッ ージに含まれる通信相手を指定する情報が 自装置を示している場合に、当該通信要求 ッセージが省略通信要求メッセージである 判断してもよい。

 上記要求解析手段は、上記通信要求メッ ージに、通信相手の宛先情報が含まれてい い場合に、当該通信要求メッセージが省略 信要求メッセージであると判断してもよい

 上記要求解析手段は、上記通信要求メッ ージに含まれる通信の目的を指定する情報 、通信相手との情報共有を示している場合 、当該通信要求メッセージが省略通信要求 ッセージであると判断してもよい。

 目的が、通信相手との情報共有であると 、すなわち、第1通信中の相手と第1通信を 行したまま、それと連携して、第2通信にて じ相手に別の情報を送信し、共有したいこ を意味する。

 よって、上記通信要求メッセージに含ま る目的が、情報共有を示している場合には 呼制御手段が、第1通信の通信相手を第2通 の通信相手としても選択するようにする。

 上記第1通信および上記第2通信は、それ れ、電話機間による音声通話、または、通 装置間によるデータ通信により実現されて よい。

 これにより、例えば、電話機同士で音声 話を継続しつつ、同じ相手の別の通信装置 士でデータ通信を行って画像データなどの 換、共有を行うことが可能となる。

 上記セッション管理手段は、上記複数の 1の構内通信装置が、それぞれの外部通信装 置とそれぞれの第1通信のセッションを確立 ている間、セッションごとに、第1の構内通 装置と通信相手の受信システムの宛先情報 を対応付けたセッション情報を上記セッシ ン情報記憶部に記憶し、当該通信制御装置 、さらに、上記セッション情報記憶部に記 された複数のセッション情報の中から、ユ ザにより指定されたセッション情報を選択 るセッション選択手段を備え、上記呼制御 段は、上記セッション選択手段が選択した ッション情報に含まれる宛先情報に基づい 、第2の構内通信装置の第2通信における通 相手の受信システムを特定してもよい。

 上記構成によれば、送信システムにおい 複数の構内通信装置が設置されている場合 その各々がそれぞれの第1通信を行っている 場合がある。この場合、上記セッション管理 手段は、複数のセッションについて、セッシ ョンごとにセッション情報を管理する。

 すなわち、セッションごとに、構内通信 置と、その通信相手(受信システム)の宛先 報とを対応付けて管理する。

 ここで、第1通信の複数のセッションが確 立している間に、第2通信の通信要求メッセ ジが受信されると、このままでは、どのセ ションの通信相手と第2通信を行えばよいの 宛先の特定ができない。

 そこで、上記セッション選択手段は、複 のセッションの中からユーザの選択を受け けて、ユーザの指定するセッションに関連 けられている宛先情報が指定する通信相手( 受信システム)を第2通信の通信相手として特 する。

 これにより、セッションが複数管理され いる場合でも、構内通信装置側では、宛先 報を意識することなく、ユーザが意図する 信相手を特定し第2通信のセッションを確立 することが可能となる。

 上記呼制御手段は、上記セッション情報 憶部にセッション情報が記憶されておらず 上記セッション選択手段がセッション情報 選択できない場合は、通信不可能である旨 通信不可メッセージを、上記通信要求メッ ージの応答として上記第2の構内通信装置に 返送することが好ましい。

 上記呼制御手段は、上記セッション情報 宛先情報が指定する上記受信システムから 上記第2通信による通信が不可能である旨の 通信不可メッセージを受信した場合には、通 信不可能である旨の通信不可メッセージを、 上記通信要求メッセージの応答として上記第 2の構内通信装置に返送することが好ましい

 上記第2の構内通信装置から送信された第 2通信を要求する通信要求メッセージは、上 第1通信の通信相手の受信システムと共有可 なデータを、該第2通信を介して上記受信シ ステムに送信することを要求するデータ送信 要求メッセージであり、上記呼制御手段は、 上記受信システムから、データ受信が不可能 である旨のデータ受信不可メッセージを受信 した場合には、上記共有可能なデータの送信 が不可能である旨の送信不可メッセージを、 上記データ送信要求メッセージの応答として 上記第2の構内通信装置に返送することが好 しい。

 上記通信制御装置は、上記複数の構内通 装置のうち少なくともいずれかが、上記第1 通信の通信相手の受信システムと共有可能な データを取得した場合に、上記データを第2 信によって上記受信システムに送信可能で る旨をユーザに報知するように、上記送信 ステムに含まれる構内通信装置または自装 が備える報知部を制御する報知制御手段を えていてもよい。

 上記構成によれば、上記複数の構内通信 置のうち少なくともいずれか(例えば、テレ ビなど)が、上記第1通信の通信相手の受信シ テムと共有可能なデータ(例えば、写真など )を取得した場合に、上記報知制御手段は、 記データを第2通信によって上記受信システ に送信可能である旨をユーザに報知するよ に、当該送信システムの構内通信装置また 自装置が備える報知部を制御する。報知部 は、例えば、電話機のランプなどが想定さ る。

 報知部が作動すれば、ユーザはその報知 確認することによって、自分の送信システ において、通信相手と共有できるデータが 手されたことを知ることができる。

 上記通信制御装置は、上記第2通信のセッ ションが確立していることにより、データが 上記第2の構内通信装置と、上記受信システ とで共通に処理されている場合に、該デー が共有されている旨を示す通知情報を該デ タとともに出力することを上記第2の構内通 装置に指示する出力制御手段を備えていて よい。

 送信システムの第2の構内通信装置(通信 置A)と、受信システム(のいずれかの外部通 装置(通信装置B))との間で、第2通信のセッシ ョンの確立によりデータの共有が実現したと する。

 上記構成によれば、自装置が接続する通 装置Aと、相手の通信装置Bとの間でデータ 共有が実現したときに、上記出力制御手段 、通信装置Aが上記データを出力する際に、 該データが共有中であることを示す通知情 を上記データとともに出力するように、通 装置Aに対して指示を送る。

 これにより、通信装置Aは、上記共有され たデータとともに当該データが共有中である ことを示す通知情報を出力する。結果として 、ユーザは、上記データが、無事に通信相手 と共有できていることを知ることが可能とな る。

 上記通信制御装置は、データが上記第2の 構内通信装置と、上記受信システムとで共有 されたことを示す共有履歴情報を該データに 対応付けて記憶する共有履歴記憶部を備え、 上記出力制御手段は、上記共有履歴記憶部に 記憶されている上記共有履歴情報に基づいて 、上記第2の構内通信装置と、上記受信シス ムとの間で上記データが再び共有された場 に、該データが過去に共有されている旨を す通知情報を該データとともに出力するこ を上記第2の構内通信装置に指示してもよい

 上記構成によれば、共有履歴記憶部にお て、データ共有の履歴が記憶される。つま 、どの装置とどの装置(どのシステム)との でどのデータの共有が行われたのかが記憶 れている。

 上記出力制御手段は、上記共有履歴情報 基づいて、過去と同じ共有(例えば、通信装 置Aと通信装置Bとの間でデータCが共有された )が発生したと検知した場合には、上記出力 御手段は、通信装置Aが上記データを出力す 際に、当該データが共有済みであることを す通知情報を上記データとともに出力する うに、通信装置Aに対して指示を送る。

 これにより、通信装置Aは、上記共有され たデータとともに当該データが過去に共有済 みであることを示す通知情報を出力する。結 果として、ユーザは、上記データが、すでに 同じ通信相手との間で共有されたことがある ということを知ることが可能となる。

 上記受信装置選択手段は、上記受信デー のフォーマットに応じて、当該フォーマッ を処理可能な構内通信装置を受信装置とし 選択してもよい。

 これにより、受信した受信データを処理 能な構内通信装置へ該受信データを配信す ことができ、送信システムから送信された 信データを適切に処理することが可能とな 。

 例えば、受信装置選択手段は、受信デー が画像データであれば、受信装置として表 装置を受信装置として選択したり、受信デ タが音楽データであれば、音楽再生装置を 択したりすることができる。

 上記通信制御装置は、さらに、上記受信 置選択手段により選択された構内通信装置 処理性能に合わせて、上記受信データを変 する受信データ変換手段を備えていてもよ 。

 上記構成によれば、受信装置として選択 れた構内通信装置の処理性能に合わせて、 記受信データ変換手段がさらに、上記受信 ータの変換を行う。

 これにより、上記構内通信装置は、上記 信データを処理する際には、さらに適切な 態に変換された受信データを扱うことが可 となる。

 上記通信制御装置は、さらに、上記受信 ステムに含まれる構内通信装置ごとに、該 内通信装置の処理性能に関する装置仕様情 を記憶する装置仕様情報記憶部を備え、上 受信データ変換手段は、上記装置仕様情報 基づいて、上記受信データを変換してもよ 。

 上記通信制御装置は、さらに、上記受信 ータに関連付けられている、該受信データ 属性を示す属性情報を解析する属性情報解 手段を備え、上記装置仕様情報記憶部には 上記属性情報に対応付けて受信データを変 する変換方法を規定した変換方法規定テー ルが記憶されており、上記受信データ変換 段は、上記属性情報解析手段が解析した属 情報に対応する変換方法にしたがって、上 受信データを変換してもよい。

 これにより、上記受信データ変換手段は 構内通信装置の処理性能に加えて、受信デ タの属性を考慮して最適な変換方法を採用 て受信データを変換することができる。

 結果として、より最適な方法にて変換さ た受信データが構内通信装置に配信される とになる。

 受信データの属性情報は、受信データの 質、特徴、内容などを示すものであれば何 もよい。例えば、その受信データがいつ生 されたのか、受信データが当該通信制御装 に取得されたのはいつか、受信データを取 した通信制御装置はどの地域に設置されて るのかなどを示す情報であってもよい。あ いは、受信データがHTMLまたはXMLなどの構造 化データである場合には、属性情報は、当該 受信データに設定されている背景色は何色で あるのかなどを示す情報であってもよい。

 上記通信制御装置は、さらに、上記受信 ステムに含まれる各構内通信装置の状態を 理する装置管理手段を備え、上記受信装置 択手段は、上記装置管理手段が管理する各 内通信装置の状態に基づいて、上記受信デ タを受信可能な状態にある構内通信装置を 信装置として選択してもよい。

 上記構成によれば、上記受信装置選択手 は、各構内通信装置がどのような状態にあ かを考慮して、受信した受信データを処理 能な状態にある各構内通信装置を受信装置 して選択することができる。

 したがって、受信データを送信システム ら受信したものの、構内通信装置が処理不 能な状態であるために、適切に配信できな 、などといった通信エラーを回避すること 可能となる。

 上記通信制御装置は、さらに、上記構内 信装置ごとに、該構内通信装置の状態を示 装置状態情報を記憶する装置状態情報記憶 を備え、上記装置管理手段は、各構内通信 置から取得した装置状態情報を上記装置状 情報記憶部に記憶してもよい。

 上記呼制御手段は、上記受信装置選択手 が、上記受信データを受信可能な構内通信 置が上記受信システムに存在しないと判断 た場合に、上記受信システムが上記受信デ タを受信することができない旨を、送信シ テムにおいてユーザに通知するためのエラ メッセージのデータを、上記送信システム 対して返信することが好ましい。

 上記構成によれば、受信システムにおい 、受信データを処理可能な構内通信装置が い場合には、呼制御手段が、エラーメッセ ジのデータを送信システムに対して返信す 。

 これにより、送信システムは、エラーメ セージのデータを処理して送信システムの ーザに通知することができるので、ユーザ 、自分が送信したデータが相手に正常に届 なかったことを知ることができる。

 上記通信制御部は、さらに、上記呼制御 段が取得する受信データを記憶する受信デ タ記憶部と、上記受信データ記憶部に上記 信データを保存する受信データ管理手段と 備え、上記受信装置選択手段が、上記受信 ータを受信可能な構内通信装置が上記受信 ステムに存在しないと判断した場合に、上 呼制御手段は、受信システムにおける構内 信装置の代わりに自装置において上記受信 ータを一時的に保存する旨を、送信システ においてユーザに通知するための代理応答 ッセージのデータを、上記送信システムに して返信してもよい。

 上記構成によれば、上記受信装置選択手 が、上記受信データを受信可能な構内通信 置が上記受信システムに存在しないと判断 た場合に、上記受信データ管理手段が、上 受信データを構内通信装置のいずれかに配 する代わりに、受信データ記憶部に上記受 データを保存する。そして、上記呼制御手 は、代理応答メッセージのデータを、上記 信システム対して返信する。代理応答メッ ージとは、受信システムにおいて上記受信 ータを一時的に保存する旨を、送信システ のユーザに通知するためのメッセージであ 。

 これにより、送信システムのユーザは、 身が送信した受信データが、一時的に受信 ステムにおいて保存され、いずれ、受信シ テムのユーザに届くであろうことを知るこ ができる。

 上記受信データ管理手段は、上記受信デ タに、該受信データの送信元である送信シ テムの宛先情報を関連付けて上記受信デー 記憶部に記憶し、上記呼制御手段は、上記 信データを処理した構内通信装置から送信 れた、通信を要求する通信要求メッセージ したがって、上記構内通信装置と、上記受 データ記憶部に記憶された宛先情報が指定 る上記送信システムとのセッションを確立 ることが好ましい。

 上記構成によれば、上述のようにして一 的に保存されていた受信データが、その後 構内通信装置のいずれかによって処理され 。そして、その構内通信装置が、当該通信 御装置に対して通信を要求する通信要求メ セージ、すなわち、宛先情報を指定しない 略通信要求メッセージを送信する。ここで 省略通信要求メッセージの意図は、「一時 存した受信データの送信元に折り返し通信 行う」という要求である。

 上記呼制御手段は、受信データ記憶部に 憶された受信データに関連付けられている 先情報が指定する送信システムと、上記構 通信装置とのセッションを確立する。

 これにより、構内通信装置は、送信元の 先情報を意識する必要なく、ただ通信要求 ッセージを通信制御装置に送信するのみで 容易にコールバックを実施することが可能 なる。

 上記呼制御手段は、上記送信システムか 送信された第1通信を要求する通信要求メッ セージに応じて、上記送信システムと、上記 受信システムに含まれるいずれかの構内通信 装置とのセッションを確立し、当該通信制御 装置は、さらに、上記第1通信のセッション 確立している間、該セッションが確立して ることを示す情報と、上記送信システムの 先情報とを関連付けてセッション情報とし セッション情報記憶部に記憶するセッショ 管理手段を備えていてもよい。

 これにより、受信システムにおいて、第1 通信のセッションが確立している間、当該セ ッションのセッション情報が通信制御装置に て管理される。セッション情報には、第1通 の通信相手の宛先情報が関連付けて記憶さ ている。

 したがって、受信システムにおいても第1 通信のセッションの宛先情報を他の通信(第2 信など)に利用して、複数の通信を連携させ ることが可能となる。

 上記呼制御手段は、第2通信にて受信デー タを受信したとき、上記セッション情報に基 づいて、上記受信データが、上記第1通信の 信相手の送信システムから送信されたもの あるか否かを判定し、上記受信装置選択手 は、上記受信データが、第1通信の通信相手 ある送信システムから送信されたものであ と判定された場合には、ユーザにより指定 れた構内通信装置を受信装置として選択し もよい。

 上記構成によれば、上記呼制御手段は、 2通信にて受信データを受信したとき、セッ ション情報に基づいて、上記受信データが、 上記第1通信の通信相手の送信システムから 信されたものであるか否かを判定すること できる。そして、上記受信データが、第1通 の通信相手である送信システムから送信さ たものである場合には、上記受信装置選択 段は、ユーザにより指定された構内通信装 を受信装置として選択する。

 これにより、第1通信と第2通信とを連携 て実施する場合、受信システムにおいて、 信システムのユーザが、第2通信に利用する 内通信装置を任意に選択することが可能と る。

 上記通信制御装置は、上記構内通信装置 いずれかが、上記セッションが確立してい ことにより、上記送信システムの外部通信 置から受信した受信データを、上記外部通 装置と共通に処理している場合に、該デー が共有されている旨を示す通知情報を該デ タとともに出力することを上記構内通信装 に指示する出力制御手段を備えていてもよ 。

 これにより、受信システムのユーザは、 内通信装置のいずれかにて処理・出力され 受信データが、送信システムのユーザと共 されていることを知ることが可能となる。

 データが上記構内通信装置と、上記受信 ステムとで共有されたことを示す共有履歴 報を該データに対応付けて記憶する共有履 記憶部を備え、上記出力制御手段は、上記 有履歴記憶部に記憶されている上記共有履 情報に基づいて、上記構内通信装置と、上 受信システムとの間で上記データが再び共 された場合に、該データが過去に共有され いる旨を示す通知情報を該データとともに 力することを上記構内通信装置に指示して よい。

 これにより、受信システムのユーザは、 内通信装置のいずれかにて処理・出力され 受信データが、送信システムのユーザと過 に共有済みであることを知ることが可能と る。

 上述の送信システムにおける通信制御装 と、構内通信網を介して該送信システムの 信制御装置に接続する複数の構内通信装置 を含む送信システムも本発明の範疇に入る

 上述の受信システムにおける通信制御装 と、構内通信網を介して該受信システムの 信制御装置に接続する複数の構内通信装置 を含む受信システムも本発明の範疇に入る

 上記送信システムと上記受信システムと 含む通信システムも本発明の範疇に入る。

 なお、上記通信制御装置および上記通信 置は、コンピュータによって実現してもよ 、この場合には、コンピュータを上記各手 として動作させることにより上記通信制御 置または上記通信装置をコンピュータにて 現させる上記通信制御装置または上記通信 置の制御プログラム、およびそれを記録し コンピュータ読み取り可能な記録媒体も、 発明の範疇に入る。

 本発明のホームゲートウェイによれば、 1通信と連携して第2通信を開始する場合に その宛先として第1通信の通信相手の情報を 的に取得することができるので、複数の通 を連携して各種データを送受信する通信シ テムに好適に用いることができる。