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Patent Searching and Data


Title:
INFORMATION RECORDING MEDIUM, AND REPRODUCER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/117374
Kind Code:
A1
Abstract:
An information recording medium (100) has a first region (102) where pits (102a) having concavo-convex shapes for carrying data information are formed, and a second region (101) where the characteristic information (101b) on the concavo-convex shapes for performing gap control for the pits is recorded by a pattern (101a) flatter than that of the concavo-convex shapes. When the characteristic information is read out at first from the second region at the time of reproduction, collision against the information recording medium can be avoided surely even in the case of an optical pickup utilizing a solid immersion lens when the data information is read out at the first region.

Inventors:
MURAMATSU EIJI (JP)
KURODA KAZUO (JP)
HORIKAWA KUNIHIKO (JP)
YAMAGUCHI ATSUSHI (JP)
KITANO KAZUTOSHI (JP)
MIURA MASAHIRO (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/056028
Publication Date:
October 02, 2008
Filing Date:
March 23, 2007
Export Citation:
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Assignee:
PIONEER CORP (JP)
MURAMATSU EIJI (JP)
KURODA KAZUO (JP)
HORIKAWA KUNIHIKO (JP)
YAMAGUCHI ATSUSHI (JP)
KITANO KAZUTOSHI (JP)
MIURA MASAHIRO (JP)
International Classes:
G11B7/005; G11B7/24
Foreign References:
JPH11312363A1999-11-09
JP2001143260A2001-05-25
Attorney, Agent or Firm:
EGAMI, Tatsuo et al. (3rd Floor Oak Building Kyobashi,16-10, Kyobashi 1-chome,Chuou-k, Tokyo 31, JP)
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Claims:
 データ情報を担持する凹凸形状のピットが形成されている第1領域と、
 前記ピットに対するギャップ制御を行うための前記凹凸形状に関する特性情報が、前記凹凸形状よりも平坦な形状を有するパターンによって記録されている第2領域と
 を備えることを特徴とする情報記録媒体。
 前記パターンは、明暗パターンであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
 前記第2領域は、相変化金属を含んで形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
 前記特性情報は、前記ピットの深さを示す情報であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の情報記録媒体。
 請求の範囲第1項乃至第4項のいずれか一項に記載の情報記録媒体を再生する再生装置であって、
 前記情報記録媒体に近接して配置される固体浸レンズを有する光ピックアップと、
 該光ピックアップにより前記第2領域から読み取られる特性情報に基づいて、前記第1領域における前記情報記録媒体及び前記固体浸レンズ間の距離を制御する制御手段と
 を備えることを特徴とする再生装置。
Description:
情報記録媒体、及び再生装置

 本発明は、光ディスク等の情報記録媒体 及び固体浸レンズを備える再生装置に関す 。

 この種の再生装置には、例えば、エバネ セント光発生用レンズの情報記録媒体に対 する面で反射される戻り光の強度から、エ ネッセント光発生用レンズと情報記録媒体 の間隙(即ち、ギャップ)をモニタし、該間 がほぼ一定となるように、或いは、前記間 の変化に対してエバネッセント光発生用レ ズへの入射光強度が一定となるように、フ ードバック制御を施すものがある(特許文献1 参照)。

特開2000-285486号公報

 しかしながら、上述の背景技術によれば ピットやランド等の凹凸によって情報が記 されている情報記録媒体を再生する際には 凹凸によってモニタされる間隙が変化する この変化する間隙(即ち、モニタリングされ たギャップの値)に基づいて、間隙をフィー バック制御してしまうと、レンズが情報記 媒体に衝突する可能性があるという技術的 題点がある。

 本発明は、例えば上記問題点に鑑みてな れたものであり、レンズが情報記録媒体に 突することを確実に回避できる情報記録媒 、及び再生装置を提供することを課題とす 。

 本発明の情報記録媒体は、上記課題を解 するために、データ情報を担持する凹凸形 のピットが形成されている第1領域と、前記 ピットに対するギャップ制御を行うための前 記凹凸形状に関する特性情報が、前記凹凸形 状よりも平坦な形状を有するパターンによっ て記録されている第2領域とを備える。

 本発明の情報記録媒体は、典型的には固 浸レンズを備える光ピックアップによりピ トの読み取りが行われる、より一般には、 報記録媒体の表面に近接した光学部材を利 してピットの読み取りが行われる再生装置 再生される情報記録媒体である。

 本発明の情報記録媒体によれば、第1領域 には、主として再生又は実行の対象となる、 例えば、画像データ、音声データ、文書デー タ、コンテンツデータ、コンピュータプログ ラム等のデータ情報がピットによって記録さ れている。ここに「ピット」とは、情報記録 媒体の光入射面に形成された凹部又は凸部を いい、通常は、記録トラックに沿って配列さ れている。例えば、ウオブル周波数やその変 化など、凹凸以外の要素が、データ情報を担 持する場合も、除外されないが、第1領域で 、少なくともデータ情報がピットの凹凸に って、担持されている。

 第2領域には、ピットに対するギャップ制 御を行うための、ピットの凹凸形状に関する 特性情報が、ピットの凹凸形状よりも平坦な 形状を有するパターンによって記録されてい る。ここに本発明に係る「特性情報」とは、 典型的には、ピットの深さ、トラックに沿う 方向のピットの密度、トラック幅に対するピ ットの幅の割合等である。更に、情報記録媒 体を再生する際における、情報記録媒体及び 固体浸レンズ間の距離などの、ギャップ制御 を行うための制御情報の類であってもよい。

 また、本発明に係る「パターン」とは、 えば、明暗パターン、バーコード等である このパターンは、理想的には、平坦或いは 全に平面であるが、特性情報を担持するた に、積極的に多少の凹凸があってもよいし 記録層の種類によっては記録動作に伴う意 しない多少の凹凸が発生していてもよい。 に、パターンとは無関係に、例えばディス 表面の平坦度など、情報記録媒体の本体平 における平坦度に応じて、多少の凹凸や反 などが、局所的に又は全域に存在していて よい。

 本願発明者の研究によれば、特に固体浸 ンズ等の情報記録面に対して近接配置され 光学部材を有する再生装置が再生する情報 録媒体には、典型的には、カバー層が設け れていない。一方、再生装置は、情報記録 体及び固体浸レンズ等間の距離を示すギャ プエラー信号に基づいて、前記距離が例え 20nmになるように制御している。情報記録媒 体のピットの深さは、例えば40nmであるので 近接場光のスポットが、情報記録媒体のピ ト部分にある時と、ピット以外の部分(即ち ランド部分)にある時とで、生成されるギャ ップエラー信号の強度は、ピットの深さ(こ では、40nm)分異なる。実際には、光の情報記 録媒体を走査する速度が、信号処理速度より 十分に速いので、生成されるギャップエラー 信号の強度は、近接場光のスポットが情報記 録媒体のピット部分にある時とランド部分に ある時との中間の信号強度を有するギャップ エラー信号が得られる。このため、仮に何ら の対策も施すことなく、所定の信号強度にな るように情報記録媒体及び固体浸レンズ間の 距離を制御すると、固体浸レンズが情報記録 媒体に衝突してしまう可能性があることが判 明している。

 しかるに本発明では、第2領域に、ピット に対するギャップ制御を行うための、ピット の凹凸形状に関する特性情報が、ピットの凹 凸形状よりも平坦な形状を有するパターンに よって記録されている。従って、第1領域か データ情報を再生するのに先立って、第2領 から、特性情報を最初に読み込めば、第1領 域において、実際に得られる信号強度を予測 することができる。或いは、第1領域におい 、どのようにギャップ制御を行えばよいか 指針が直接的又は間接的に得られる。従っ 、該予測された信号強度等に基づいて、情 記録媒体及び固体浸レンズ間の距離を制御 ることができるので、固体浸レンズ等が情 記録媒体に衝突することを確実に回避する とが可能となる。

 尚、第2領域は、典型的には、面ブレ量の 少ない、情報記録媒体の内周、即ち、センタ ーホール近傍、或いはリードインエリア内に 配置される。また、当該情報記録媒体が再生 装置にセットされた際には、最初に、第2領 の情報が読み込まれるよう記録されている

 本発明の情報記録媒体の一態様では、前 パターンは、明暗パターンである。

 この態様によれば、例えば、相変化金属 によって明暗パターンが形成されている。 、明暗パターンを形成する材料は、体積変 が無い又は極めて小さい、即ち、第2領域の 表面の凹凸が無い又は極めて小さいものであ ることが好ましい。

 本発明の情報記録媒体の他の態様では、 記第2領域は、相変化金属を含んで形成され ている。

 この態様によれば、比較的容易にして、 2領域の表面の凹凸の無い、平坦な形状を有 するパターンを形成することができる。

 本発明の情報記録媒体の他の態様では、 記特性情報は、前記ピットの深さを示す情 である。

 この態様によれば、比較的容易にして、 際に得られる信号強度を予測することがで る。

 本発明の再生装置は、上記課題を解決す ために、上述した本発明の情報記録媒体(但 し、その各種態様を含む)を再生する再生装 であって、前記情報記録媒体に近接して配 される固体浸レンズを有する光ピックアッ と、該光ピックアップにより前記第2領域か 読み取られる特性情報に基づいて、前記第1 領域における前記情報記録媒体及び前記固体 浸レンズ間の距離を制御する制御手段とを備 える。

 本発明の再生装置によれば、第1領域から データ情報を再生するのに先立って、第2領 から、特性情報を最初に読み込めば、制御 段は、実際に得られるギャップエラー信号 予測することができる。或いは、第1領域に いて、実際に得られる信号強度を予測する とができる。即ち、特性情報に基づいて、 御手段において、どのようにギャップ制御 行えばよいかの指針が直接的又は間接的に られる。従って、例えば、ギャップエラー 号の信号強度に対して、適切なトリガーレ ルを設定することができ、情報記録媒体及 固体浸レンズ間の距離が所定の距離になる うに制御することができるので、固体浸レ ズが情報記録媒体に衝突することを確実に 避することが可能となる。

 本発明の作用及び他の利得は次に説明す 実施するための最良の形態から明らかにさ よう。

本発明の実施形態に係る情報記録媒体 基本構造を示す概略平面図である。 図1のA-A’線断面図である。 図1に示した特性データアリア内におけ る、パターンを示す図式的な拡大平面図であ る。 図3で示したパターンが担持する特性情 報の一例を示すデータ構成図である。 本発明の実施形態に係る再生装置のブ ック図。 本発明の実施形態に係る光ピックアッ の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る固体浸レンズ び情報記録媒体間の距離と生成されるギャ プエラー信号の信号強度との関係を示す概 図である。

符号の説明

100 情報記録媒体
101 特性データエリア
102 ユーザーデータエリア
200 再生装置
210 光ピックアップ
211 個体浸レンズ
212 対物レンズ
213 レンズアクチュエータ
214 光源
215 無偏光ビームスプリッタ
216 ギャップエラー信号生成部
220 サーボ制御部
230 スピンドルモータ
240 再生制御部

 以下、本発明の再生装置に係る実施形態 、図1乃至図7を参照して説明する。

 (情報記録媒体)
 先ず、図1及び図2を参照して本実施形態に る再生装置が再生する情報記録媒体ついて 明する。図1は、本実施形態に係る情報記録 体の基本構造を示す概略平面図であり、図2 は、図1のA-A’線断面図である。

 図1及び図2に示すように、情報記録媒体10 0は、該情報記録媒体100本体上の記録面に、 ンターホール103を中心として内周から外周 向けて、ピット102aに対するギャップ制御を うための凹凸形状に関する特性情報が、該 凸形状よりも平坦な形状を有するパターン よって記録されている特性データエリア101 及びデータ情報を担持する凹凸形状のピッ 102aが形成されているユーザーデータエリア 102が設けられている。

 ここに、本実施形態に係る「特性データ リア101」、及び「ユーザーデータエリア102 は、夫々、本発明に係る「第2領域」、及び 「第1領域」の一例である。尚、情報記録媒 100には、更に、図示しないリードインエリ 及びリードアウトエリア等が設けられてい 。リードインエリアは、特性データエリア10 1を含んでよい。

 特性データエリア101は、例えば、ビスマ ・テルル系合金やアンチモン・テルル系合 等の相変化金属を含んで形成されており、 ット102aの深さ等のピット102aの特性情報が 暗パターンによって記録されている。

 ここで、図3及び図4を参照して、特性デ タエリア101について説明を加える。図3は、 1に示した特性データアリア101内における、 パターンを示す図式的な拡大平面図であり、 図4は、図3で示したパターンが担持する特性 報の一例を示すデータ構成図である。

 図3に示すように、特性データエリア101に は、情報記録媒体100のトラックに沿う方向に 、明暗パターン101aが形成されている。当該 報記録媒体100が再生装置にセットされた際 、明暗パターン101aを読み込むことによって 図4に示すような、ユーザーデータエリア102 におけるピット102aの特性情報101bを取得する とができる。

 尚、ピット102aの特性情報101bは、当該情 記録媒体100が再生装置にセットされた際に 最初に読み込まれるように記録されている このためには、内周側に特性データエリア10 1を配置しておくと、既存の再生装置との整 性からして都合がよい。

 (再生装置)
 次に、図5を参照して本実施形態に係る再生 装置の構成について説明する。図5は、本実 形態に係る再生装置の構成を示すブロック である。

 図5において、再生装置200は、光ピックア ップ210、サーボ制御部220、スピンドルモータ 230、及び再生制御部240を備えて構成されてい る。ここに、本実施形態に係る「サーボ制御 部220」は、本発明に係る「制御手段」の一例 である。

 ここで、図6及び図7を参照して、ギャッ エラー信号について説明する。図6は、光ピ クアップ210の構成を示すブロック図である 尚、図6では、説明の便宜上、ギャップエラ ー信号生成に直接関連のある構成要素のみを 示す。

 光ピックアップ210は、固体浸レンズ211、 物レンズ212、例えば、半導体レーザである 源214、無偏光ビームスプリッタ215、及びギ ップエラー信号生成部216を備えて構成され いる。ギャップエラー信号生成部216は、受 素子及びギャップエラー信号生成回路を含 で構成されている。

 光源から出射された光Lは、無偏光ビーム スプリッタ215、及び対物レンズ212を介して、 固体浸レンズ211に到達する。固体浸レンズ211 で反射した光は、対物レンズ212、及び無偏光 ビームスプリッタ215を介して、ギャップエラ ー信号生成部216に到達する。尚、光ピックア ップ210は、光Lが固体浸レンズ211の底部211aで 点を結ぶように構成されている。

 次に、図7を参照して、ギャップエラー信 号生成部216において生成されるギャップエラ ー信号について説明する。図7(a)及び(b)の上 は、固体浸レンズ211の底部211a付近を拡大し 拡大断面図であり、下部は、情報記録媒体1 00の一部を拡大して、光の入射側から見た拡 平面図である。図7(c)は、固体浸レンズ211及 び情報記録媒体100間の距離と生成されるギャ ップエラー信号の信号強度との関係を示す概 念図である。

 図7(a)に示すように、スポットsが情報記 媒体100のランド102bにある場合に生成される ャップエラー信号の理論値は、図7(c)におけ る破線aのようになる。一方、スポットsが、 7(b)に示すように、情報記録媒体100のピット 102aにある場合に生成されるギャップエラー 号の理論値は、図7(c)における破線bのように なる。尚、図7(c)における原点Oは、情報記録 体100の表面、即ちランド102bの位置と一致し ている。また、一点鎖線uは、固体浸レンズ21 1の底部211aの位置を示している。

 本願発明者の研究によれば、実際の動作 には、光の情報記録媒体100を走査する速度 、ギャップエラー信号生成回路における信 処理の速度より十分に速いので、図7(c)にお ける実線pのような、破線a及び破線bの中間の 平均的な信号強度を有するギャップエラー信 号が得られる。

 従って、仮に何らの対策も施さねば、例 ば、個体浸レンズ211の底部211a及び情報記録 媒体100の表面間の距離を20nmに設定する場合 、破線aと一点鎖線uとの交点の信号強度にな るように、トリガーレベル(図7(c)における点 T1)を設定すると、実際には、実線pと点線T1 が交わる位置、即ち、図7(c)における二点鎖 線vで示す位置に固体浸レンズ211の底部211aが 置するように制御されてしまう。この場合 、固体浸レンズ211が情報記録媒体100に衝突 てしまう。加えて、ピット102aの深さは、全 ての情報記録媒体において一定とは限らない ので、再生装置200の製造過程において、予め トリガーレベルを適切に設定することは困難 であることが判明している。

 しかるに本実施形態に係る情報記録媒体1 00には、ピット102aの深さ等のピット102aの特 情報101bが特性データエリア101に記録されて る。再生装置200は、情報記録媒体100がセッ された際に、先ず、特性データエリア101に 録されているピット102aの特性情報101bを読 込む。サーボ制御部220のギャップ決定部221 、読み込んだピット102aの特性情報101bに基づ いて、トリガーレベルを決定する。

 具体的には例えば、ピット102aの深さが40n mであり、固体浸レンズ211の底部211a及び情報 録媒体100の表面間の距離を20nmに設定する場 合、ピット102aの深さの半分の距離(ここでは 20nm)だけシフトさせ、前記距離を40nmに設定 る場合におけるトリガーレベルを適用する 尚、特性データエリア101にピット102aの深さ の情報に加えて、トラックに沿う方向のピッ ト102aの密度等が記録されている場合には、 密度等を考慮してトリガーレベルを決定し もよい。

 この結果、トリガーレベルが、例えば図7 (c)における点線T1から点線T2に引き上げられ 。サーボ制御部220はギャップエラー信号が ギャップ決定部221によって決定されたトリ ーレベルに一致するように、レンズアクチ エータ213を制御する。これにより、固体浸 ンズ211が情報記録媒体100に衝突することを 実に回避することができる。

 尚、本発明は、上述した実施形態に限ら るものではなく、請求の範囲及び明細書全 から読み取れる発明の要旨、或いは思想に しない範囲で適宜変更可能であり、そのよ な変更を伴う情報記録媒体、及び再生装置 また、本発明の技術的範囲に含まれるもの ある。