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Patent Searching and Data


Title:
LOAD DRIVING CIRCUIT, INTEGRATED CIRCUIT, DC-DC CONVERTER AND LOAD DRIVING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/102479
Kind Code:
A1
Abstract:
A load control circuit (20) carries out PWM control for parallel connections of light emitting diode lines (3-1, ..., 3-N), each of which is comprised of a series connection of a plurality of light emitting diodes (4). The load control circuit (20) mutually shifts on/off timing of an electric current flowing through one of the light emitting diode lines (3-1, ..., 3-N) from that of the electric current flowing through at least another one of the light emitting diode lines (3-1, ..., 3-N). Thus, a load driving circuit is provided without reducing the degree of freedom for the selection of a frequency of a PWM control signal used at the time for the control of a load, without disturbing the following by peripheral circuits, and with the prevention of making noise.

More Like This:
JP3185642SWITCHING POWER SUPPLY
WO/2021/149658BOOSTER
WO/2010/106701PFC CONVERTER
Inventors:
WATANABE CHIHIRO
Application Number:
PCT/JP2007/070733
Publication Date:
August 28, 2008
Filing Date:
October 24, 2007
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
WATANABE CHIHIRO
International Classes:
H02M3/155; H05B37/02
Foreign References:
JP2006318773A2006-11-24
JP2005173487A2005-06-30
JP2000201474A2000-07-18
JP2001297399A2001-10-26
JP2006050894A2006-02-16
JP2006039169A2006-02-09
Attorney, Agent or Firm:
HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK (2-6 Tenjinbashi 2-chome,Kita, Kita-k, Osaka-shi Osaka 41, JP)
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Claims:
 複数の負荷を直列に接続して構成されると共に互いに並列に接続されたそれぞれの直列回路に流れる電流のオン・オフを、PWM制御するスイッチング回路を有する負荷駆動回路において、
 上記スイッチング回路は、いずれかの上記直列回路に流れる電流のオン・オフのタイミングと、少なくとも一つの他の直列回路に流れる電流のオン・オフのタイミングと、を互いにずらすことを特徴とする負荷駆動回路。
 流れる電流のオン・オフのタイミングが互いに等しい直列回路毎に割り当てられたD-フリップフロップを有しており、
 これらのD-フリップフロップのうち、第1のD-フリップフロップには、外部からPWM信号が入力されており、
 それぞれのD-フリップフロップには、上記PWM信号のN倍周波数(Nは2以上の整数)のクロック信号が入力されており、上記第1のD-フリップフロップからの出力信号が次段に設けられたD-フリップフロップへ順次出力されるようになっており、
 上記スイッチング回路は、該直列回路に割り当てられたD-フリップフロップからの出力信号により上記直列回路に流れる電流のオン・オフを制御することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の負荷駆動回路。
 外部からPWM信号と、上記PWM信号の周波数のN倍以上の任意の周波数(Nは2以上の整数)のクロック信号が入力されており、
 上記倍数Nは、上記直列回路の数よりも多くなっており、
 上記スイッチング回路は、全ての直列回路で、流れる電流のオン・オフのタイミングをずらすことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の負荷駆動回路。
 それぞれの直列回路に割り当てられたD-フリップフロップを有しており、
 これらのD-フリップフロップのうち、第1のD-フリップフロップには、上記PWM信号が入力されており、
 それぞれのD-フリップフロップには、上記クロック信号が入力されており、
 上記第1のD-フリップフロップからの出力信号が次段に設けられたD-フリップフロップへ順次出力されるようになっており、
 上記スイッチング回路は、該直列回路に割り当てられたD-フリップフロップからの出力信号により上記直列回路に流れる電流のオン・オフを制御することを特徴とする請求の範囲第3項に記載の負荷駆動回路。
 上記PWM信号の周波数に対する上記クロック信号の周波数の倍数Nは、上記直列回路の個数と等しいことを特徴とする請求の範囲第4項に記載の負荷駆動回路。
 上記スイッチング回路は、上記それぞれのD-フリップフロップの後段にそれぞれのD-フリップフロップ毎に備えられていることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の負荷駆動回路。
 上記スイッチング回路は、上記それぞれのD-フリップフロップの後段にそれぞれのD-フリップフロップ毎に備えられていることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の負荷駆動回路。
 上記スイッチング回路は、上記それぞれのD-フリップフロップの後段にそれぞれのD-フリップフロップ毎に備えられていることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の負荷駆動回路。
 上記負荷は、発光ダイオードであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の負荷駆動回路。
 請求の範囲第1項に記載の負荷駆動回路を備えた集積回路であって、
 上記それぞれの直列回路に等しい電流を流す定電流回路を有することを特徴とする集積回路。
 請求の範囲第1項に記載の負荷駆動回路と、外部電源からの電圧を所望の電圧に昇圧させて、上記それぞれの直列回路へ流す電流を制御する昇圧回路と、を備えていることを特徴とするDC-DCコンバータ。
 請求の範囲第10項に記載の集積回路と、外部電源からの電圧を所望の電圧に昇圧させて、上記それぞれの直列回路へ流す電流を制御する昇圧回路と、を備えていることを特徴とするDC-DCコンバータ。
 請求の範囲第1項に記載の負荷駆動回路を備えたことを特徴とするDC-DCコンバータ。
 請求の範囲第10項に記載の集積回路を備えたことを特徴とするDC-DCコンバータ。
 複数の負荷を直列に接続して構成されると共に互いに並列に接続されたそれぞれの直列回路に流れる電流のオン・オフを、PWM制御する負荷駆動方法において、
 いずれかの上記直列回路に流れる電流のオン・オフのタイミングと、少なくとも一つの他の直列回路に流れる電流のオン・オフのタイミングと、を互いにずらすことを特徴とする負荷駆動方法。
Description:
負荷駆動回路、集積回路、DC-DC ンバータ、および負荷駆動方法

 本発明は、PWM制御によってLEDなどの負荷 オン・オフを制御する負荷駆動回路、集積 路、DC-DCコンバータ、および負荷駆動方法 関する。

 近年、液晶表示装置のバックライトに用 る光源として蛍光管を使ったCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)に代わるものとして、発光ダ オード(LED;Light Emitting Diode)が用いられてい 。

 特に、赤色LED、緑色LED、青色LEDの各原色 個別に使用し、光学的に合成加法して、白 を得る方法は、色のバランスをとりやすい め、テレビジョン用途として用いることが んに検討されている。

 LEDは、基本的に電流に応じて輝度が変化 る特性を持ち、順方向電圧は個体差のバラ キや温度で変動する。したがって、LEDを液 パネル(LCD(Liquid Crystal Display)等)のバックラ イトとして使う際には、一定の均一な輝度を 得るため、LEDの駆動装置には定電流特性が求 められる。

 簡単には、図8に示すように、定電圧電源 101の出力にLED102と抵抗素子103とを直列に接続 することによって、電流を制限する方法が知 られている。しかし、図8に示す装置では、 電流の流れる高輝度LED102において抵抗素子10 3による電力損失が大きいという問題がある

 この問題を解決する方法として、図9に示 すように、駆動装置として定電流電源201を用 いる方法がある。この駆動装置では、LED102の 輝度の調整は、電流値を絞る(小さくする)こ によって可能である。電流値の可変は、LED1 02に直列に抵抗素子105を挿入し、その両端の 位差で電流値を検出し、フィードバック制 をかけて電流値を目的値に制御する方法が 般的である。

 しかし、電流が小さくなるほど、電位差 小さくなるため精度も悪くなり、ノイズ等 影響も受けやすくなる。また、小電流でも 分な電圧が得られるように抵抗値を大きく ると、大電流の際に損失が大きくなるとい 不利益がある。

 そこで、広いダイナミックレンジで安定 て輝度を調整するため、LEDに流れる電流を 定のタイミングでオン・オフし、オン・オ の比率によって輝度を調整するPWM制御方式 採用した駆動装置が知られている。

 この方式を実現するための方法の一つと て、図10に示すように、LED102と直列にスイ チ素子106を挿入して、このスイッチ素子106 PWM信号(PWM制御信号)によって所定の決められ たタイミングでオン・オフする方法が採用さ れている。

 このように、LCDのバックライトや照明等 駆動装置において、輝度を調整するために 光素子を決められたタイミングでオン・オ し、このオン・オフの比率によって輝度調 を行うPWM制御方式は、安定して広い範囲で 度を調整することが可能である。

 一方、PWM制御の周波数は通常、フリッカ を避けるために、60Hz以上の周波数が選ばれ る。

 しかしながら、定電圧電源101に使われる ランス(不図示)やチョークコイル(不図示)な どの磁性部品(不図示)やキャパシタ(不図示) 、原理的に印加される電流・電圧の周波数 振動する性質があり、60Hz以上の周波数は人 の可聴域になるので、人間に聞こえる異音 しばしば発生するという不利益がある。

 これに対して、特許文献1には、PWM信号の周 波数を20kHz以上に設定する、パラメーター技 が開示されている。PWM制御信号の周波数を2 0kHz以上にすることにより、トランスやチョ クコイル等の磁性部品やキャパシタに発生 る振動についても20kHz以上の周波数にするこ とができるため、人間に聞こえる異音を取り 除くことができるとするものである。

日本国公開特許公報「特開2006-114324号公 (公開日:平成18年4月27日)」

 しかしながら、上記特許文献1の技術には 、次のような3つの問題がある。

 第1に、周波数の制限があるため、周波数 選定の自由度が下がる。第2に、PWM制御信号 周波数を高くする(20kHz以上にする)ため、低 ューティ時(ON期間が短い時)に、定電圧電源 などの周辺回路の追従が困難となり、正常に 負荷を駆動できなくなる可能性がある。第3 、後述する図11に示すように、LEDを複数直列 に接続した直列回路(LED列)が複数並列に接続 れている場合、全てのLED列を同時にオン・ フするため、急激な負荷変動が起こり、定 圧電源に設けられた部品(出力コンデンサな ど)の音鳴りが生じる、という問題がある。 って、この問題に対応するため、ドライバ 路を調整しないといけない、という付随的 問題が生じる。

 第1の問題については上述に記載の通りで あるので、第2・第3の問題について図面を用 てさらに詳細に説明する。

 図11は、従来技術を示すものであり、負 の調光を行うDC-DCコンバータ110(定電圧電源) および負荷としての発光ダイオード120を備 た発光ダイオード部111を示す回路図である 同図に示すように、DC-DCコンバータ110の外 には、DC-DCコンバータ110を駆動するための、 つまりDC-DCコンバータ110の電力源としての電 112が外付けされている。

 DC-DCコンバータ110は、スイッチングレギ レータIC113、スイッチングレギュレータIC113 外付け部品としての、インダクタ(L)114、シ ットキーバリアダイオード(SBD)115、第1のN-CH  FET116、平滑コンデンサ(C)117、および抵抗(R)1 18・119、を有している。なお、図11に示すよ に、第1のN-CH FET116、平滑コンデンサ117、抵 119の一端はそれぞれ接地されている。

 DC-DCコンバータ110は、電源112からの入力 圧Vinを昇圧して、所望の出力電圧Voutを出力 る。具体的には、インダクタ114で発生した 流電圧をショットキーバリアダイオード113 半波整流し、平滑コンデンサ117で平滑化し 出力電圧Voutを生成している。

 また、スイッチングレギュレータIC113に 、抵抗118・119にてショットキーバリアダイ ード115からの出力電圧が分圧された電圧が ィードバックされる。スイッチングレギュ ータIC113は、このフィードバックされた電圧 と、電源電圧(入力電圧Vin)とにより、第1のN-C H FET116のオン・オフをパルス制御している。

 一方、発光ダイオード部111は、発光ダイ ード(LED)120を複数直列に接続した発光ダイ ードライン121-1、…121-Nが、N個並列に接続し て構成された回路である。

 各発光ダイオードライン121-1、…121-Nには 、端部の発光ダイオード120のカソード側に、 第2のN-CH FET122がそれぞれ接続されている。 らに、これら第2のN-CH FET122のゲートには、 一のPWM制御信号が入力されている。この第2 のN-CH FET122のオン・オフにより、各発光ダイ オードライン121-1、…121-Nに電流ILED1、…ILEDN( これらの合計電流は図11に示すIout)に流れる 流を制御して、結果的に、各発光ダイオー 120の輝度が調整される。なお、第2のN-CH FET1 22は、ドレインが発光ダイオード120のカソー に接続されており、ソースが接地されてい 。

 上記のような構成の発光ダイオード部111 対して、PWM制御信号のDUTY比制御によりLED輝 度の調光を行う場合の動作についてさらに説 明する。

 図12のタイミングチャートに示すように PWM制御信号の周波数を一定以上(例えば200Hz 上)に設定すると、視覚的に輝度が平均化さ るので、DUTY比(X%)に応じて輝度の明⇔暗を 整することができる。

 つまり、図12のタイミングチャートに示 ように、PWM制御信号のオン・オフに同期さ て、電流ILED1、…ILEDNをオン(電流を流す)・ フ(電流を流さない)を制御することにより、 発光ダイオード部111全体の調光を行うことが できる。

 PWM制御信号のDUTY比をある値にすると、‘ H’または‘L’の論理に応じて発光ダイオー 120への電源供給スイッチ(第2のN-CH FET122)が ン・オフするが、図13に示すように、第2のN -CH FET122が、オン→オフへ変化するタイミン (例えば時刻t1)、または、オフ→オンへ変化 するタイミング(例えば時刻t2)で、出力電圧Vo utの電圧波形は、問題のある挙動を示す。

 すなわち、第2のN-CH FET122をオン→オフへ 切り替える際に、出力電圧Voutが所望の値よ も数(V)上昇してしまう。また、第2のN-CH FET1 22をオフ→オンへ切り替える際に、出力電圧V outが所望の値よりも数(V)下降してしまう。以 下、この点について、より詳細に説明する。

  (a) オン→オフへ変化する時
 第2のN-CH FET122がオフになった瞬間(つまり PWM制御信号がオフになった瞬間)に、負荷が くなる、つまり、全ての発光ダイオード120 DC-DCコンバータ110とが切断されるため、出 電圧Voutが上昇する。また、発光ダイオード1 20とDC-DCコンバータ110とが切断されるため、DC -DCコンバータ110は、出力部からの放電経路が 無く、その電位は、平滑コンデンサ117により 保持される。さらに、発光ダイオード120と切 断されたDC-DCコンバータ110へは電力供給の必 が無くなり、DC-DCコンバータ110はほぼ停止 態となる。

  (b) オフ→オンへ変化する時
 第2のN-CH FET122がオンになった瞬間(つまり PWM制御信号がオンになった瞬間)に負荷が重 なる、つまり、全ての発光ダイオード120とD C-DCコンバータ110とが接続されるため、DC-DCコ ンバータ110の出力部の電圧が低下する。この とき、不足分の電圧を補うために、DC-DCコン ータ110は、動作を開始して出力部の電圧Vout を上昇させるが、通常負荷変動から動作を開 始するまでには、若干のタイムラグがあるた め、電圧の低下は避けられない。

 ところで、上記の平滑コンデンサ117とし は、積層セラミックコンデンサを用いるこ が多いが、積層セラミックコンデンサは、 の積層セラミックコンデンサへ入力される 圧が変化したときに、誘電体の圧電性によ 機械的振動が発生し、音鳴りが発生する。

 つまり、上記の (a) (b) のようなDC-DCコ バータ110の出力部の電圧Voutの変動により、 滑コンデンサ117に音鳴りが発生する(第3の 題点)。

 さらに、特許文献1のように周波数を高く する、つまり、可聴周波数範囲以上にすると 、上記の (b) で述べた動作開始までのタイ ラグにより、図14に示すように、DC-DCコンバ タ110からの出力電流Ioutの波形がなまるため 、リニアな調光ができなくなり、PWM信号に対 して、DC-DCコンバータ110が追従しなくなる、 いう問題がある。特に、低デューティ時(つ まり、オン期間が短い時)に、DC-DCコンバータ 110の負荷変動への追従が困難になる(第2の問 点)。

 本発明は、上記問題点に鑑みてなされた のであり、その目的は、負荷を制御する時 用いるPWM制御信号の周波数選定の自由度を げず、周辺回路の追従を妨げず、かつ、音 りを防止する負荷駆動回路、集積回路、DC-D Cコンバータ、および負荷駆動方法を提供す ことを目的としている。

 上記問題を解決するために、本発明の負 駆動回路は、複数の負荷を直列に接続して 成されると共に互いに並列に接続されたそ ぞれの直列回路に流れる電流のオン・オフ 、PWM制御するスイッチング回路を有する負 駆動回路において、上記スイッチング回路 、いずれかの上記直列回路に流れる電流の ン・オフのタイミングと、少なくとも一つ 他の直列回路に流れる電流のオン・オフの イミングと、を互いにずらすことを特徴と ている。

 また、上記問題を解決するために、本発 の負荷駆動方法は、複数の負荷を直列に接 して構成されると共に互いに並列に接続さ たそれぞれの直列回路に流れる電流のオン オフを、PWM制御する負荷駆動方法において いずれかの上記直列回路に流れる電流のオ ・オフのタイミングと、少なくとも一つの の直列回路に流れる電流のオン・オフのタ ミングと、を互いにずらすことを特徴とし いる。

 本発明の負荷駆動回路に設けられたスイ チング回路は、複数の直列回路(負荷の直列 接続にて構成された直列回路)が並列に接続 れている場合、PWM(Pulse Width Modulation)制御を 用いて、これらの直列回路のオン・オンをす るものである。

 上記構成によれば、スイッチング回路い れかの上記直列回路に流れる電流のオン・ フのタイミングと、少なくとも一つの他の 列回路に流れる電流のオン・オフのタイミ グと、を互いにずらしている。そのため、P WM制御により、直列回路に流れる電流のオン オフをする場合、全ての直列回路に流れる 流が一斉にオン・オフすることがなく、少 くとも一つの直列回路はオン・オフのタイ ングがずれる。

 そのため、負荷駆動回路側から見た時の 負荷による急激な電圧の変動を防止するこ ができる。従って、急激な電圧の変動によ 、外部部品などに発生する音鳴りを防止す ことができる。さらに、音鳴りを防止する めに、PWM制御に用いる信号の周波数を不必 に上げる必要が無く、周波数選定の自由度 高まると共に、周波数を上げた場合に、PWM 御における低デューティ時に直列回路の電 側の動作が、PWM制御のオン・オフの切り替 に追従できない、という問題も防止するこ ができる。

 また、本発明の負荷駆動回路では、流れ 電流のオン・オフのタイミングが互いに等 い直列回路毎に割り当てられたD-フリップ ロップを有しており、これらのD-フリップフ ロップのうち、第1のD-フリップフロップには 、外部からPWM信号が入力されており、それぞ れのD-フリップフロップには、上記PWM信号のN 倍周波数(Nは2以上の整数)のクロック信号が 力されており、上記第1のD-フリップフロッ からの出力信号が次段に設けられたD-フリッ プフロップへ順次出力されるようになってお り、上記スイッチング回路は、該直列回路に 割り当てられたD-フリップフロップからの出 信号により上記直列回路に流れる電流のオ ・オフを制御することが好ましい。

 ここで、D-フリップフロップは、2入力端 、1出力端子であり、2入力端子のうち、一 の入力端子にはクロック信号が入力され、 ロック信号がLOW(低)レベルからHIGH(高)レベル に変化した時の他方の入力端子から入力され た入力データが、出力に伝わり、それ以外の 時間は、前回まで出力端子から出力されてい たデータ出力を保持する役割を有している。

 上記構成では、流れる電流のオン・オフ タイミングが互いに等しい直列回路毎に割 当てられたD-フリップフロップを有してお 、上記直列回路に流れる電流は、該直列回 に割り当てられたD-フリップフロップからの 出力信号によりオン・オフが制御されている 。さらに、第1のD-フリップフロップには、外 部から上記PWM信号が入力されており、各D-フ ップフロップには、上記クロック信号が入 されており、上記第1のD-フリップフロップ らの出力信号が次段に設けられたD-フリッ フロップへ順次出力されるようになってい 。つまり、PWM信号が第1のD-フリップフロッ に入力され、第1のD-フリップフロップから 出力信号が次段に設けられたD-フリップフロ ップ(第2のD-フリップフロップ)へ出力され、 降、第3のD-フリップフロップ、第4のD-フリ プフロップ…へと出力が伝達されていく。 れにより、複数の負荷からなる直列回路に れる電流のオン(流れる)・オフ(流れない)を 直列回路毎に順次切り替えることができ、そ の結果、オン・オフ切り替え時の負荷変動を より緩和することができる。

 また、本発明の負荷駆動回路では、外部 らPWM信号と、上記PWM信号の周波数のN倍以上 の任意の周波数(Nは2以上の整数)のクロック 号が入力されており、上記倍数Nは、上記直 回路の数よりも多くなっており、上記スイ チング回路は、全ての直列回路で、流れる 流のオン・オフのタイミングをずらすこと 好ましい。

 上記構成によれば、全ての直列回路で流 る電流のオン・オフのタイミングがずれて るので、オン・オフの切り替え時に生じる 荷変動を最小にすることができる。

 また、本発明の負荷駆動回路では、それ れの直列回路に割り当てられたD-フリップ ロップを有しており、これらのD-フリップフ ロップのうち、第1のD-フリップフロップには 、上記PWM信号が入力されており、それぞれの D-フリップフロップには、上記クロック信号 入力されており、上記第1のD-フリップフロ プからの出力信号が次段に設けられたD-フ ップフロップへ順次出力されるようになっ おり、上記スイッチング回路は、該直列回 に割り当てられたD-フリップフロップからの 出力信号により上記直列回路に流れる電流の オン・オフを制御することが好ましい。

 ここで、D-フリップフロップは、2入力端 、1出力端子であり、2入力端子のうち、一 の入力端子にはクロック信号が入力され、 ロック信号がLOW(低)レベルからHIGH(高)レベル に変化した時の他方の入力端子から入力され た入力データが、出力に伝わり、それ以外の 時間は、前回まで出力端子から出力されてい たデータ出力を保持する役割を有している。

 上記構成では、それぞれの直列回路に割 当てられたD-フリップフロップを有してお 、上記直列回路に流れる電流は、該直列回 に割り当てられたD-フリップフロップからの 出力信号によりオン・オフが制御されている 。さらに、第1のD-フリップフロップには、外 部から上記PWM信号が入力されており、各D-フ ップフロップには、上記クロック信号が入 されており、上記第1のD-フリップフロップ らの出力信号が次段に設けられたD-フリッ フロップへ順次出力されるようになってい 。つまり、PWM信号が第1のD-フリップフロッ に入力され、第1のD-フリップフロップから 出力信号が次段に設けられたD-フリップフロ ップ(第2のD-フリップフロップ)へ出力され、 降、第3のD-フリップフロップ、第4のD-フリ プフロップ…へと出力が伝達されていく。 れにより、複数の負荷からなる直列回路に れる電流のオン(流れる)・オフ(流れない)を 直列回路毎に順次切り替えることができ、そ の結果、オン・オフ切り替え時の負荷変動を より緩和することができる。

 また、本発明の負荷駆動回路では、上記P WM信号の周波数に対する上記クロック信号の 波数の倍数Nは、上記直列回路の個数と等し いことが好ましい。

 上記構成によれば、負荷の重さ(つまり、 オン状態の負荷の数)を常に一定にすること できる。

 また、本発明の負荷駆動回路では、上記 イッチング回路は、上記それぞれのD-フリ プフロップの後段にそれぞれのD-フリップフ ロップ毎に備えられていることが好ましい。

 また、本発明の負荷駆動回路では、上記 荷は、発光ダイオードでもよい。

 また、本発明の集積回路は、上記のいず かの負荷駆動回路を備え上記それぞれの直 回路に等しい電流を流す定電流回路を有す ことが好ましい。

 また、本発明のDC-DCコンバータは、上記 いずれかの負荷駆動回路と、外部電源から 電圧を所望の電圧に昇圧させて、上記それ れの直列回路へ流す電流を制御する昇圧回 と、を備えていることが好ましい。

 また、本発明の集積回路は、上記のいず かの負荷駆動回路を備えていることが好ま い。

 また、本発明のDC-DCコンバータは、上記 いずれかの負荷駆動回路を備えていること 好ましい。

 また、本発明のDC-DCコンバータは、上記 積回路と、外部電源からの電圧を所望の電 に昇圧させて、上記それぞれの直列回路へ す電流を制御する昇圧回路と、を備えてい ことが好ましい。

 本発明の他の目的、特徴、および優れた は、以下に示す記載によって十分分かるで ろう。また、本発明の利点は、添付図面を 照した次の説明で明白になるであろう。

本実施の形態のDC-DCコンバータおよび 光ダイオード部を示す図である。 本実施の形態のDC-DCコンバータおよび 光ダイオード部を示す図である。 本実施の形態の負荷制御回路の回路構 を示す図である。 図3に示す負荷制御回路のスイッチング 回路の接続関係を示す図である。 発光ダイオードラインの数を例えば、7 個とした場合の、PWM制御信号波形と、各発光 ダイオードラインに配された発光ダイオード の電流波形とを示すタイミングチャートであ る。 Nを発光ダイオードライン3の列数より 大きくした場合の図5に対応するタイミング ャートである。 本実施の形態に対する比較例としてのD C-DCコンバータおよび発光ダイオードを示す である。 従来の発光ダイオードを駆動させるた の回路を示す図である。 従来の発光ダイオードを駆動させるた の回路を示す図である。 従来の発光ダイオードを駆動させるた めの回路を示す図である。 従来のDC-DCコンバータおよび発光ダイ ード部を示す図である。 従来技術を示すものであり、図11に示 スイッチング部に入力するPWM制御信号と各 光ダイオードラインに流れる電流との関係 示すタイミングチャートである。 従来技術を示すものであり、図11に示 スイッチング部に入力するPWM制御信号とDC-D Cコンバータから印加される出力電圧との関 を示すタイミングチャートである。 従来技術を示すものであり、図11に示 スイッチング部に入力するPWM制御信号とDC-D Cコンバータと発光ダイオード部との間を流 る電流との関係を示すタイミングチャート ある。

符号の説明

 1        DC-DCコンバータ
 3-1      発光ダイオードライン(直列回路 )
 3-2      発光ダイオードライン(直列回路 )
 3-(N-1)  発光ダイオードライン(直列回路)
 3-N      発光ダイオードライン(直列回路 )
 4        発光ダイオード(負荷)
 5        スイッチングレギュレータIC( 積回路)
 10       電源(外部電源)
 20       負荷制御回路(負荷駆動回路)
 21       定電流回路
 25-1     第1段のD-FF(D-フリップフロップ)
 25-2     第2段のD-FF(D-フリップフロップ)
 25-(N-1) 第(N-1)のD-FF(D-フリップフロップ)
 25-N     第N段のD-FF(D-フリップフロップ)
 26-1     第1のスイッチング回路(スイッチ ング回路)
 26-2     第2のスイッチング回路(スイッチ ング回路)
 26-(N-1) 第(N-1)のスイッチング回路(スイッチ ング回路)
 26-N     第Nのスイッチング回路(スイッチ ング回路)

 〔概要について〕
 図2は、本実施の形態のDC-DCコンバータ、お びこのDC-DCコンバータにて駆動する発光ダ オード部の概略構成を示すブロック図であ 、図1は、図2をより詳細に説明する回路図で ある。以下の説明では、図1および図2を用い 説明する。

 DC-DCコンバータ1は、発光ダイオード部2を 駆動する。より詳細には、DC-DCコンバータ1は 、主として発光ダイオード部2に対して定電 を供給すると共に、後述する発光ダイオー ライン3-1、…、3-Nに等しい電流を流す役割 有している。そのため、DC-DCコンバータ1は 図1・2に示すように、発光ダイオード部2か 電流のフィードバックを受けている。

 この発光ダイオード部2は、図1・2に示す うに、発光ダイオード(LED;Light emitting diode) 4を複数直列に接続した発光ダイオードライ (直列回路)3-1、…、3-Nを、N個並列に接続し 回路である。なお、この「N」は、2以上の整 数であればよく、特に限定されない。発光ダ イオード4は、アノード端子とカソード端子 を有しており、アノード側からカソード側 所定の順方向電圧が印加されたときに電流 流れ、これに伴い所定の色の光を発光する

 一方、DC-DCコンバータ1は、図1・2に示す うに、スイッチングレギュレータIC5、イン クタ6、N-CH FET(N-CH MOSFET)7、ショットキーバ アダイオード8、および平滑コンデンサ9を している。また、インダクタ6およびスイッ ングレギュレータIC5には、DC-DCコンバータ1 外部に設けられた電源10から電力が供給さ ている。さらに、DC-DCコンバータ1の外部か 、スイッチングレギュレータIC5へPWM制御信 (特許請求の範囲に記載の「PWM信号」に対応) およびクロック信号が入力されている。この クロック信号は、その周波数がPWM制御信号の 周波数のN(Nは2以上の整数)倍以上の任意の周 数となっており、さらに、この「N」は、上 記した発光ダイオードライン3-1、…、3-Nの並 列数と同数となっている。

 〔昇圧回路について〕
 上記のインダクタ6、N-CH FET7、ショットキ バリアダイオード8、および平滑コンデンサ9 は、スイッチングレギュレータIC5がN-CH FET7 オン・オフの周期を制御することにより、 源10から供給された電圧を所望の電圧に昇圧 する、昇圧回路を構成している。なお、本実 施の形態の昇圧回路は、発光ダイオード部2 調光するために用いているため、所望の電 Iout(全ての発光ダイオードライン3-1、…、3-N に流れる電流の合計電流)を生成し、制御す 役割を有している。

 昇圧回路の構成について、さらに説明す と、図1・2に示すように、インダクタ6の一 には、電源10が接続されており、インダク 6の他端にはN-CH FET7のドレインおよびショッ トキーバリアダイオード8のアノードが接続 れている。また、N-CH FET7のソースは接地さ ており、N-CH FET7のゲートには、スイッチン グレギュレータIC5からのPWM制御信号が入力さ れている。さらに、ショットキーバリアダイ オード8のカソードおよび平滑コンデンサ9の 端が接続されており、平滑コンデンサ9の他 端は接地されている。

 なお、スイッチングレギュレータIC5からN -CH FET7のゲートに入力されているPWM制御信号 は、各発光ダイオード4のオン・オフを制御 るためにDC-DCコンバータ1に外部から入力さ るPWM制御信号(詳細について後述)とは異なる 信号である。

 この昇圧回路は、インダクタ6の一端に電 源10から印加された電圧を所定の電圧分、昇 して、ショットキーバリアダイオード8のカ ソードと平滑コンデンサ9の一端との接続点 、つまり、発光ダイオード部2側へ出力電圧V outを出力する。より、詳細には、昇圧回路は 、N-CH FET7のオン・オフにより、インダクタ6 平滑コンデンサ9によりエネルギ変換を行わ れ、電圧を昇圧して出力する。

 さらに換言すれば、インダクタ6には、電 源10から直流(DC)電圧が印加されており、N-CH  FET7がオン・オフすることにより、インダク 6に発生した交流電圧をショットキーバリア イオード8で半波整流し、平滑コンデンサ9 平滑化して直流(DC)電圧を出力することがで る。繰り返しになるが、この平滑コンデン 9で平滑化されて出力される直流電圧の大き さは、N-CH FET7のオン・オフを制御する制御 号の周期を変化させることにより、制御す ことができる。このような昇圧回路にて発 ダイオード4のアノード側に直流電圧(出力電 圧)Voutを生成することができる。

 なお、発光ダイオードライン3の数が少な い場合や、そもそも外部電源10の電圧が高い 合には、昇圧しなくても発光ダイオード4を 駆動することができるので、このような場合 には、昇圧回路は必ずしも必要ない。

 〔スイッチングレギュレータICについて〕
 スイッチングレギュレータIC5は、図1・2に すように、スイッチング制御部22、定電流回 路21、および負荷制御回路20を備えている。 イッチングレギュレータIC5は、設定された 力レベル(電圧または電流)に対し、発光ダイ オード部2からの出力のフィードバック(電圧 たは電流)を受けて、N-CH FET7のオン・オフ 期(ON-OFF周期)を制御して出力(出力電圧Vout)を 一定レベルに保つ仕組みになっている。但し 、本実施の形態では、発光ダイオード4のよ な電流駆動負荷を制御するので、スイッチ グレギュレータIC5には、発光ダイオード部2 ら電流がフィードバックされている。

 スイッチング制御部22は、定電流回路21を 介した発光ダイオード部2からのフィードバ ク信号に基づいて、PWM制御信号を生成し、 のPWM制御信号によってN-CH FET7のオン・オフ 制御する。

 定電流回路21は、それぞれの発光ダイオ ドライン3-1、…、3-Nに互いに等しい電流を す役割を有しており、図示しないが、例え 、誤差増幅器、トランジスタ、抵抗から構 されている。つまり、定電流回路21は、DC-DC ンバータ1が生成した定電流Ioutを各発光ダ オードライン3-1、…、3-Nに対して均等に分 る役割を有している。これにより、定電流 路21は、並列に接続された発光ダイオードラ イン3-1、…、3-N間の輝度を等しくしている。

 なお、発光ダイオード4には、順方向電圧 にバラツキがあるので、このバラツキを吸収 する回路が必要となる。図示しないが、この バラツキを吸収する回路がスイッチングレギ ュレータIC5の内部に設けられている。このよ うなバラツキの吸収や、輝度を等しくする役 割を有するICとして、例えば、ローム製BU6066G Uなどがある。

 〔負荷制御回路の構成について〕
 次に本発明の最重要部分である、負荷制御 路(特許請求の範囲に記載の「負荷駆動回路 」に対応)について説明する。

 図3は、負荷制御回路20の内部構成を示す ロック図である。負荷制御回路20は、図3に すように、発光ダイオードライン3-1、…、3 -N毎に設けられたD-FF(D-フリップフロップ)25と 、これらの各D-FF25に対応してこれら各D-FF25の 後段に設けられたスイッチ回路(負荷ON/OFF)26 、を有している。なお、図3では、各発光ダ オードライン3-1、…、3-Nの参照符号に併せ 、D-FF25、および、スイッチ回路26の参照符 を25-1、25-2、…、25-N、26-1、26-2、…、26-Nと 、それぞれ、第1段のD-FF(初段のD-FF)、第2段 D-FF、…、第N段のD-FF、第1のスイッチング回 、第2のスイッチング回路、…、第Nのスイ チング回路と称する。また、説明の便宜上 D-FF、スイッチング回路の全般的な説明をす 際には、参照符号を25、26とする。

 スイッチ回路26は、D-FF25から出力される H」、または、「L」の論理に応じて、対応す る発光ダイオードライン3-1、…、3-Nに、電流 を「流す」か「流さない」かを、制御する回 路であり、ドレインが発光ダイオード4のカ ードに接続され、ゲートがD-FF25に接続され ソースが定電流回路21に接続された、N-CH FET 30である(図4参照)。

 D-FF25は、図3に示すように、データ入力端 子およびデータ出力端子と、このデータ出力 端子から出力される信号をコントロールする クロック信号(CK)の入力端子と、を有してい 。つまり、D-FF25は3つの端子を有している。 のD-FF25は、クロック信号がLOW(低)レベルか HIGH(高)レベルに変化した時のデータ入力端 から入力された入力データが、出力に伝わ 、それ以外の時間は、前回までデータ出力 子から出力されていたデータ出力を保持す 役割を有している。

 同じく図3に示すように、全てのD-FF25には 、同一のクロック信号が入力されている。ま た、第1段のD-FF25-1のデータ入力端子には、PWM 制御信号が入力されている。第1段のD-FF25-1か らの出力信号は、次段(第2段)のD-FF25-2のデー 入力端子および第1のスイッチング回路26-1 出力される。第1段のD-FF25-1からの出力を受 て、第2段のD-FF25-2からの出力信号は、さら 次段(第3段)のD-FF25-3のデータ入力端子および 第2のスイッチング回路26-2へ出力される。以 、同様に信号が伝達されるようになってい 。

 これにより、PWM制御信号がLOWレベル→HIGH レベルへ移行するタイミングから1クロック 延したタイミングで、第1のスイッチング回 26-1がオンされ、PWM制御信号がHIGHレベル→LO Wレベルへ移行するタイミングから1クロック 延したタイミングでオフされる。つまり、P WM制御信号の信号波形を1クロック遅延した信 号波形に基づいて、第1のスイッチング回路26 -1のオン・オフが繰り返される。さらに、第1 のスイッチング回路26-1のオン・オフのタイ ングから1クロック遅延して、第2のスイッチ ング回路26-1のオン・オフが繰り返される。 1のスイッチング回路26-1、第2のスイッチン 回路26-2、第3のスイッチング回路26-3、…の に、1クロックずつ、遅延したタイミングで ンされ(つまり、ハイレベルとなり)、その 、PWM制御信号の1周期分オン期間が維持され 後、オフされる(ローレベルとなる)。以降 様の動作が繰り返される。

 このようなPWM制御信号と同周期の制御信 により、発光ダイオードに流れる電流を一 のタイミングでオン・オフ制御することに り、オン・オフ期間の比率により発光ダイ ード4の輝度を調整している。

 図5は、発光ダイオードライン3-1、…、3-N の数(N)を例えば、7個とした場合の、PWM制御 号波形と、各発光ダイオードライン3-1、… 3-Nに配された発光ダイオード4に流れる電流 形とを示すタイミングチャートである。各 光ダイオードライン3-1、…、3-Nに配された 光ダイオード4は、各発光ダイオードライン 3-1、…、3-Nに接続されたスイッチング回路26 オン・オフにより、電流のオン(流れる)・ フ(流れない)が制御される。図5では、各発 ダイオードライン3-1、…、3-Nに配された発 ダイオード4の電流の波形を、それぞれ、LED1 、LED2、…LED7とする。

 同タイミングチャートに示すように、PWM 御信号、LED1、LED2、…LED6、LED6は、全て同じ 周波数であり、上述した通り、D-FF25によって 、立ち上がりがこの順に1クロックずつ遅れ いる。

 これにより、次のような作用効果を奏す 。つまり、上記構成によれば、各発光ダイ ードライン3-1、…、3-Nは、順次オン・オフ れる。そのため、従来技術のように、全て 発光ダイオードライン3-1、…、3-Nが同時に ン・オフされることがなく、発光ダイオー ライン3-1、…、3-Nが並列方向へ順次オン・ フされる。そのため、DC-DCコンバータ1から 出力電圧Voutの電圧変動を減らすことができ 、平滑コンデンサ9の音鳴りなどの問題を回 することができる。さらに、周波数の選定 制限をする必要もない。さらに、音鳴りを 避するために、必要以上に周波数を高くす 必要がないため、DC-DCコンバータ1の動作が 光ダイオード4のオン・オフの切り替えに追 できないという問題も回避することができ 。

 さらに、本実施の形態では、上記のよう 、クロック信号の周波数をPWM制御信号の周 数のN倍とすると共に、このNを発光ダイオ ド4の発光ダイオードライン3-1、…、3-Nの列 に一致させている。

 そのため、上記のタイミングチャートに すように、いずれの時刻においても常に負 の重さ(点灯する発光ダイオード4の数)が一 となっていると共に、負荷が切断される(点 灯する発光ダイオード4の数が0となる)ことが 無い。例えば、図5のタイミングチャートに すように、7本(7つの発光ダイオードライン3- 1、…、3-N)中、5本(5つの発光ダイオードライ 3-1、…、3-N)の負荷が接続されている。その ため、平均輝度としては、5/7×100%となる。従 って、より効果的に周辺部品の音鳴りを防止 することができる。

 なお、PWM制御信号のDUTY比が100%の場合の 作の概略は、以下のようになります。(i)電 10が入ると、昇圧動作を開始する。(ii)定電 回路21が各LEDライン(発光ダイオードライン3- 1、…、3-N)の電流値が等しくなるように制御 る。(iii)レギュレータ出力電圧が、各LEDラ ンのうち順方向電圧が一番大きくなるライ の電圧値になるように、定電流回路21からス イッチング制御部22に信号を送り、N-CH FET7の スイッチングを制御する。(iv)レギュレータ 力電圧は順方向電圧が一番大きくなるライ 以外は、発光ダイオード4に過剰な電圧が印 されることになるが、LEDラインのカソード スイッチングレギュレータIC5の定電流回路2 1に入力する際に、トランジスタなどを設け コレクタ電圧などで吸収する。(v)(ii)~(iv)を り返し、安定動作状態となる。

 このような回路構成において、レギュレ タ出力から発光ダイオード4を通って定電流 回路21につながる経路上(または経路外)で、 イッチング回路26を設けてその経路をオン・ オフすると、発光ダイオード4の電流をオン オフさせることができ、輝度の制御が可能 なる。また、経路の切断以外に、定電流回 21の動作を停止して、発光ダイオード4の電 をオン・オフさせてもよい。

 なお、上記では、外部からスイッチング ギュレータIC5に入力されるクロック信号の 波数を同じく外部からスイッチングレギュ ータIC5へ入力されるPWM制御信号の周波数のN 倍とすると共に、このNを発光ダイオードラ ン3-1、…、3-Nの数に一致させている。しか ながら、これに限定されず、このNが発光ダ オードライン3-1、…、3-Nの数と異なってい もよい。

 図6は、上記のNを発光ダイオードライン3- 1、…、3-Nの列数よりも大きくした場合の図5 対応するタイミングチャートである。より 体的には、一例として、クロック周波数の 波数をPWM制御信号の周波数の5倍とし、発光 ダイオードライン3-1、…、3-Nの数を3として る。

 この場合、図5で示すように、時間軸で見 ると、上記とは異なり、全ての負荷(発光ダ オード4)がオン・オフする期間があり、常に 一定の負荷とはなっていないが、全ての負荷 のオン・オフが同時に行われることはないの で、図6に示すように、負荷変動、つまりIout 変化が急峻には起こらない。そのため、Vout の波形変動を小さくすることができる。その ため、従来よりも音鳴りを小さくすることが できる。

 また、PWM制御信号のDUTY比をリニアに変化 させたとしても、LEDのON/OFF制御信号はシフト レジスタ回路を通るため、「1/N」DUTYずつし 輝度が変化しない。さらに、クロック周波 をPWM制御信号の周波数よりも大きくすれば リニアな調光を実現することができる。

 また、上記の構成では、負荷制御回路20 スイッチングレギュレータIC5の内部に設け いる。しかしながら、これに限らず、負荷 御回路20をスイッチングレギュレータIC5の外 部に設けてもよい。この場合、負荷制御回路 20を、発光ダイオード4のカソード側に設けて もよいし、アノード側に設けてもよい。

 また、上記の構成では、スイッチングレ ュレータIC5の外部から負荷制御回路20へPWM 御信号とは別にPWM制御信号の周波数のN倍の 波数を有するクロック信号を入力している スイッチングレギュレータIC5は、通常、N-CH  FET7のスイッチングのために、500kHz~1MHzのク ック信号を内部で生成している。そのため クロック信号を別に入力せず、スイッチン レギュレータIC5の内部または外部に例えばP LL回路(不図示)を設け、スイッチングレギュ ータIC5が生成したクロック信号をPLL回路で 周して、上記のクロック信号を生成しても い。

 また、上記の定電流回路21は、カレント ラー回路など、定電流を生成することがで る回路であれば、何でもよい。

 なお、N-CH FET7をオン・オフさせるPWM制御 信号の周波数は、500kHz~1MHzであり、スイッチ グ回路26をオン・オフさせるPWM制御信号の 波数は、200kHz~300kHzである。

 また、流れる電流をオン・オフする発光 イオードライン3-1、…、3-Nの順序は、一端 ら他端に向かう順でもよいし、ランダムで よく、オン・オフする順序は、特に問わな 。さらに、2つ以上の発光ダイオードライン 3-1、…、3-Nを同時にオン・オフさせてもよい 。

 また、上記のD-フリップフロップ25は必須 の構成ではなく、例えば、各発光ダイオード ライン3-1、…、3-Nに接続したスイッチング回 路26へスイッチングレギュレータIC5の外部か 1クロック遅れた信号を直接入力するような 構成でもよい。

 また、本実施の負荷制御回路は、LCD(Liquid  Crystal Display)のバックライト用の多灯LED駆 回路などに用いることができる。また、上 では、負荷として発光ダイオード4を挙げた 、定電圧や定電流で複数の負荷を同時に駆 するものであればよく、特に発光ダイオー 4に限定されない。

 〔比較例〕
 図7は、上記した本実施の形態の比較例であ る。上記の図1に対応する図である。

 この比較例では、本実施の形態とは異な 箇所のみ説明し、重複する部分については 略する。但し、本実施の形態と明確に区別 るために、同一の機能を有する部材にも異 る参照符合を付している。

 図7に示すように、比較例では、本実施の 形態の負荷制御回路が設けられておらず、各 発光ダイオードライン53のカソード側に、N-CH  FET70が設けられており、これらのN-CH FET70に 同一のPWM制御信号が入力されている。そのた め、全ての発光ダイオード54が同時にオン・ フされる。従って、音鳴りなどの問題が生 る。

 本発明は上述した実施形態に限定される のではなく、請求項に示した範囲で種々の 更が可能である。すなわち、請求項に示し 範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わ て得られる実施形態についても本発明の技 的範囲に含まれる。

 以上のように、本発明の負荷駆動回路は 複数の負荷を直列に接続して構成され互い 並列に接続されたそれぞれの直列回路、に れる電流のオン・オフを、PWM制御する負荷 動回路において、いずれかの上記直列回路 流れる電流のオン・オフのタイミングと、 なくとも一つの他の直列回路に流れる電流 オン・オフのタイミングと、を互いにずら ている。

 また、本発明の負荷駆動方法は、複数の 荷を直列に接続して構成されると共に互い 並列に接続されたそれぞれの直列回路に流 る電流のオン・オフを、PWM制御する負荷駆 方法において、いずれかの上記直列回路に れる電流のオン・オフのタイミングと、少 くとも一つの他の直列回路に流れる電流の ン・オフのタイミングと、を互いにずらし いる。

 これにより、負荷を制御する時に用いるP WM制御信号の周波数選定の自由度を下げず、 辺回路の追従を妨げず、かつ、音鳴りを防 することができる、という効果を奏する。

 発明の詳細な説明の項においてなされた 体的な実施形態または実施例は、あくまで 、本発明の技術内容を明らかにするもので って、そのような具体例にのみ限定して狭 に解釈されるべきものではなく、本発明の 神と次に記載する請求の範囲内で、いろい と変更して実施することができるものであ 。

 本発明の負荷駆動回路は、例えば、液晶 示装置のバックライトに用いることができ 。