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Title:
MULTICARRIER TRANSMISSION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/044735
Kind Code:
A1
Abstract:
According to an arrangement of a reference signal decided for each antenna and a reference signal shift amount instructed as a part of a control signal from a control unit (20), a reference signal arrangement specification unit (137) decides arrangement of each antenna and makes an instruction to arrange the reference signal of each antenna inputted to a multiplexing unit at a specified position. A diversity signal generation unit (138) generates a transmission signal for each antenna. The transmission signals generated for the respective antennas are inputted to transmission signal multiplexing units (131 to 134) of the respective antennas and arranged according to the arrangement information on each antenna specified by a transmission signal arrangement specification unit (136). According to the reference signal shift amount, the transmission signal arrangement specification unit (136) decides the arrangement information for each antenna by referencing a transmission signal arrangement positional relationship pattern storage unit (135). This can reduce the degradation of reception characteristic by the reference signal shift quantity.

Inventors:
HIRAKAWA ISAO
NAKASHIMA DAIICHIRO
SUZUKI SHOUICHI
AKIMOTO YOSUKE
UEMURA KATSUNARI
ABE KAZUHIRO
Application Number:
PCT/JP2008/067746
Publication Date:
April 09, 2009
Filing Date:
September 30, 2008
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
HIRAKAWA ISAO
NAKASHIMA DAIICHIRO
SUZUKI SHOUICHI
AKIMOTO YOSUKE
UEMURA KATSUNARI
ABE KAZUHIRO
International Classes:
H04J99/00; H04B7/06; H04B7/12; H04J11/00
Foreign References:
JP2003298547A2003-10-17
Other References:
NORTEL: "Futher Discussion on RE Mapping of SFBC + FSTD Based TxD for Shared Data Channel, Rl-073302", 24 August 2007
LG ELECTORONIC: "Futher Consideration on RE Mapping PDSCH, R1-074190", 12 October 2007
Attorney, Agent or Firm:
HIRAKI, Yusuke (3-20 Toranomon 4-chome, Minato-ku Tokyo 01, JP)
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Claims:
 複数アンテナを使用するマルチキャリア通信システムであって、同一周波数上に伝搬路推定に使用するリファレンス信号を少なくとも2種のアンテナに関して配置し、該少なくとも2種のアンテナのリファレンス信号の各々に対応する送信信号を、前記同一周波数上の前記リファレンス信号が配置される位置を除いて配置し、かつ、前記リファレンス信号の配置位置がシステム内で可変である通信システムにおいて用いられるマルチキャリア送信装置において、
 前記リファレンス信号の各々に対応する複数の送信信号相互の配置位置関係パターンを記憶する配置位置関係パターン記憶部を有し、
 前記配置位置関係パターン記憶部を参照し、前記リファレンス信号の配置位置に応じて適した前記配置位置関係パターンを選択して用いることを特徴とするマルチキャリア送信装置。
 前記同一周波数上に配置されるリファレンス信号は、2種のアンテナの双方のリファレンス信号についてのものであり、該リファレンス信号が交互に周期的に配置される方式であり、
 第1及び第2のアンテナの前記2種のアンテナのリファレンス信号の各々に対応する前記送信信号相互の配置位置関係パターンは、少なくとも、
 第1のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号の配置を、前記双方のリファレンス信号の間のリソース数に相当するリソース数だけ連続して配置し、その後に第2のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号を同数だけ連続して配置する処理を、前記第1のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号および前記第2のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号に対して繰り返す第1の配置位置関係パターンと、
 該第1の配置位置関係パターンにおいて、前記第1のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号の配置位置と、前記第2のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号の配置位置とを逆にした第2の配置位置関係パターンと、
を有することを特徴とする請求項1記載のマルチキャリア送信装置。
 前記2種のアンテナのリファレンス信号の各々に対応する送信信号相互の配置位置関係パターンは、少なくとも、
 前記第1のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号の配置は、前記双方のリファレンス信号の間のリソース数に相当するリソース数の半数を配置し、その後に第2のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号を前記双方のリファレンス信号の間のリソース数に相当するリソース数だけ連続して配置し、その後に第1のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号を同数配置する処理を繰り返す第3の配置位置関係パターンと、
 該第3の配置位置関係パターンにおいて、前記第1のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号の配置位置と、前記第2のアンテナのリファレンス信号に対応する送信信号の配置位置とを逆にした第4の配置位置関係パターンと、
を有することを特徴とする請求項1記載のマルチキャリア送信装置。
 前記リファレンス信号の配置位置は、時間又は送信装置のうちの少なくともいずれか一方に依存して、異なるパターンで配置されることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のマルチキャリア送信装置。
 少なくとも通信システムに関する制御情報が配置される領域と、前記制御情報とは異なる情報が配置される領域と、を有しており、
 前記通信システムに関する制御情報が配置される領域においては前記リファレンス信号の配置位置の変更に応じて、前記送信信号相互の配置位置関係パターンを変更し、
 前記制御情報とは異なる情報が配置される領域においては送信信号の配置位置関係パターンを変更しないことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のマルチキャリア送信装置。
 送信する内容の重要度と、前記リファレンス信号の配置位置と、を関連付けることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載のマルチキャリア送信装置。
 送信装置の重要度と、前記リファレンス信号の配置位置と、を関連付けることを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載のマルチキャリア送信装置。
 前記リファレンス信号の配置位置を、リファレンス信号の配置位置による特性に応じて、それぞれのリファレンス信号の配置位置の頻度の分布が異なるものとすることを特徴とする請求項6又は7に記載のマルチキャリア送信装置。
 送信ダイバシテ方式がFSTDであることを特徴とする請求項1から9までのいずれか1項に記載のマルチキャリア送信装置。
 複数アンテナを使用するマルチキャリア通信システムに用いられるマルチキャリア送信装置であって、
 第1及び第2のアンテナとのリファレンス信号の配置位置が可変である通信システムにおいて、各々のアンテナのリファレンス信号と、該リファレンス信号に対応する送信データ信号との相互の配置位置関係を複数有し、リファレンス信号の配置位置の変更に応じて、前記リファレンス信号の隣接サブキャリアに、該リファレンス信号に対応する送信データ信号が配置されるように前記送信データ信号相互の配置位置関係を切り換える制御部を備えることを特徴とするマルチキャリア送信装置。
 複数アンテナを使用するマルチキャリア通信システムに用いられるマルチキャリア送信装置であって、
 符号化及び変調処理済の送信データの送信信号と、制御データの送信信号と、制御フォーマットインジケータ信号と、リファレンス信号と、を送信信号のいずれのアンテナのサブフレーム中の、いずれのリソースエレメントに配置するかを指定し、配置を促すとともに、リファレンス信号の配置位置の変更及び送信データ信号相互の配置位置関係パターンの切替えを行う多重部を備え、
 該多重部は、リファレンス信号の各々に対応する送信信号相互の配置位置関係パターンを記憶する送信信号配置位置関係パターン記憶部と、該記憶部を参照し、アンテナ毎に定められたリファレンス信号の配置位置と、制御信号の一部として指示されるリファレンス信号シフト量と、に基づき、アンテナ毎の配置位置を決定し、前記多重部に入力される各アンテナのリファレンス信号を指定位置に配置するように指示するリファレンス信号配置位置指定部と、アンテナ毎の送信信号を生成するダイバシテ信号生成部と、を有し、
 生成されたアンテナ毎の送信信号は、各アンテナの送信信号多重部にそれぞれ入力され、前記送信信号配置位置指定部において指定されるアンテナ毎の配置情報に従い配置されることを特徴とするマルチキャリア送信装置。
Description:
マルチキャリア送信装置

 本発明は、無線通信技術を利用したマル キャリア送信装置に関し、特に、送信信号 配置およびその配置の割当技術に関する。

 進化した第三世代無線アクセス(Evolved Uni versal Terrestrial Radio Access、以下、「EUTRA」と 称する。)及び進化した第三世代無線アクセ ネットワーク(Evolvde Universal Terrestrial Radio  Access Network、以下、「EUTRAN」と称する。)が 討されている。EUTRAの下りリンクとしては、 OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access) 方式が提案されている。EUTRA技術として、複 の送信アンテナを使用して通信能力の向上 図る送信ダイバシテ技術の適用が提案され おり、4本の送信アンテナを2本ずつの2組に けてペアとし、送信を行うものである。

 1)EUTRAの下りリンク無線フレーム構成に関す る説明
 OFDMA方式における下りリンク無線チャネル 配置について、OFDM信号の周波数軸(サブキャ リア)と時間軸(OFDMシンボル)とのリソースを いて、時間分割多重TDM(Time Divion Multiplexing) 周波数分割多重FDM(Frequency Divion Multiplexing) またはTDM・FDMの組み合わせで、時間・周波 に多重する方法が提案されている。

 また3GPPのEUTRA技術検討の国際会合による 成した技術仕様文書により、下りリンク無 フレームの構成、無線チャネルのマッピン 方法が提案されている。

 図3は、3GPPで提案されているEUTRAの下りリ ンク無線フレーム構成であり、無線チャネル マッピングの例を示す図である。図3に示す りリンク無線フレームは、周波数軸(縦軸)の 複数サブキャリアのかたまりで周波数帯域幅 Bchと時間軸(横軸)のシンボルにより構成され いる。1スロットは7シンボルからなり、2ス ットで1サブフレームを構成する。12サブキ リア×7シンボルにより、2次元の無線リソー スブロックが構成されており、時間軸上に連 続する2つのリソースブロックにより、リソ スブロックペア(RBペア)を構成している。こ らリソースブロックペア(RBペア)が複数集ま って、無線フレームを構成する。1つのサブ ャリアと1つのOFDMシンボルから構成される、 最小の単位をリソースエレメントと称する。

 例えば、周波数軸では、下りリンクの全 のスペクトル(基地局固有のシステム周波数 帯域幅BW)が20MHz、1つの無線フレームが10ms、 ブフレームSFが1msであり、12本のサブキャリ と1つのサブフレームでリソースブロックペ ア(RBペア)が構成され、サブキャリア周波数 域幅Bscを15kHzとする場合、リソースブロック の周波数帯域幅Bchは180kHz(15×12)であり、下り ンクでは、20MHz帯域全体で1200本のサブキャ アが含まれる。無線フレームには700個のRB 含まれる。

 4アンテナの場合、全体で見ると、第1、 5、第8、第12のOFDMシンボルに、第1のアンテ (Ant1)のリファレンス信号RS1と第2のアンテナ( Ant2)のリファレンス信号RS2とが含まれ、3サブ キャリア間隔で交互にマッピングされている ことがわかる。第5、第12OFDMシンボルでは、 1、第8OFDMシンボルと第1のリファレンス信号R S1と第2のリファレンス信号RS2との位置が入れ 替わって配置されている。また、第2、第9OFDM シンボルには第3のアンテナのリファレンス 号と、第4のアンテナのリファレンス信号と 、第1のアンテナと第2のアンテナの関係と 様に配置されている(下記非特許文献1参照)

 2)送信ダイバシテに関する説明
 通信品質の向上を図るための技術として、 数のアンテナを用いるアンテナダイバシテ 術がある(下記非特許文献2参照)。2本の送信 アンテナを用いた送信ダイバシテ方式として SFBC(Space Frequency Block code;空間周波数ブロッ 符号)、4本の送信アンテナを用いた送信ダ バシテ方式としてSFBC+FSTD(Frequency Switched Tran smit Diversity;周波数切換送信ダイバシテ)の適 が、UTRAにおいて提案されている(下記非特 文献3参照)。

 図4は、送信ダイバシテ方法を説明するため の図である。図4(a)は、2本の送信アンテナ(Ant 1、Ant2)を用いたSFBCを表す。2つの送信信号(s1 s2)と、この2つの送信信号に対し冗長化のた めに符号反転、共役転置した信号(s1*、-s2*)と を、各周波数領域、すなわち各サブキャリア (f1、f2)で各送信アンテナから同時に送信する 。図4(b)は、4本の送信アンテナ(Ant1、Ant2、Ant3 、Ant4)を用いたダイバシテ技術であるSFBC+FSTD 表す。4つの送信信号(s1、s2、s3、s4)と、こ ら4つの送信信号に対し冗長化のために符号 転、共役転置した信号(s1 * 、-s2 * 、s3 * 、-s4 * )とを、各周波数領域(f1、f2、f3、f4)で各送信 ンテナから送信する。Ant1とAnt2とのペアで 間周波数ブロック符号SFBCを構成し、また、A nt3とAnt4とのペアとで空間周波数ブロック符 SFBCを構成する。各ペアを異なる周波数領域( f1とf2、f3とf4)で送信するFSTDが適用される。 4(c)は、SFBC+FSTDで、図4(b)の場合について、SFB CのアンテナペアをAnt1とAnt3のペアおよびAnt2 Ant4のペアとした場合である。各ペアを同様 異なる周波数領域で送信するFSTDが適用され る。

 3)リソースブロックへの送信データのアン ナペアの配置
 SFBC+FSTDを適用した場合の各アンテナペアの 信信号の配置の例を図5に示す(非特許文献4) 。1リソースブロックペアについて表してい 。Ant1とAnt2とを1つのアンテナペア、第3の送 アンテナ(Ant3)と第4の送信アンテナ(Ant4)とを もう1つのアンテナペアとする。図5において 例えば、リソースエレメントD12においては Ant1とAnt2とのペアの送信信号がこの位置で 信されることを表し、リソースエレメントD3 4においては、Ant3とAnt4とのペアの送信信号が この位置で送信されることを示す。すなわち 、Dの後の数字が、対応するアンテナのペア 示す。これらアンテナペアは、各々2個のリ ースエレメントを一組とし、1OFDMシンボル で、リファレンス信号の配置されている部 を除いて、周波数が増加する順に、Ant1とAnt2 とのペアの組と、Ant3とAnt4とのペアの組と、 交互に配置されている。

 4)リファレンス信号のシフティング、ホッ ングに関する説明
 セル端においては、隣接セルからのリファ ンス信号の干渉を低減するため、リファレ ス信号の周波数上での配置位置をセル毎お びサブフレーム毎に移動させる周波数ホッ ングが検討されている(下記非特許文献1参 )。

 図6(A:送信装置A)、(B:送信装置B)は、リフ レンス信号の周波数ホッピングの例を示す である。簡単のため、1つのリソースブロッ の第1OFDMシンボルのみについて記載してい が、他のリソースブロックやOFDMシンボルに 置されているリファレンス信号に対しても 様の周波数ホッピングが行われる。最初の 間において、送信装置Bでは、送信装置Aに してリファレンス信号の配置位置が周波数 向にシフトした状態で配置される。尚、図6 場合、1リソースブロック中の周波数方向の サブキャリア数は12であるので、12を超える フトの場合は(シフト数 mod 12)の位置に配置 される。さらに説明すると、リファレンス信 号はアンテナ1、アンテナ2とも、6おきに周期 的に配置されるため、実際の配置パターンは (シフト数 mod 6)である。次のサブフレーム おいては、送信装置A、送信装置Bとも、リフ ァレンス信号は、それぞれ最初のサブフレー ムにおける配置位置から別の位置にシフトさ れる。このようにして、リファレンス信号を セル毎に異なる位置に配置することにより、 隣接セルからのリファレンス信号による干渉 を低減することができる。

 尚、図6において、リファレンス信号の配置 位置の時間軸上での移動を行なわないものは 、リファレンス信号の周波数シフティングと 呼ばれる。
3GPP TS 36.211、V1.2.2(2007-08)、Technical Specif ication Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels  and Modulation (Release 8).http://www.3gpp.org/ftp/Specs/ html-info/36211.htm 立川 敬二、“W-CDMA移動通信方式”、ISBN 4-621-04894-5、P103、P115など。 3GPP TSG RAN1 #49bis,Orlando,US,25-29 June,2007,R1 -072770 “Further Study on TxD Scheme for 4-Tx” 3GPP TSG RAN1 #50,Athens,Greece,20-24 August,2007, R1-073302 “Further Discussion on RE Mapping of SFBC +FSTD Based TxD for Shared Data Channel” 3GPP TSG RAN1 #49bis,Orlando,Florida-USA,25-29 Jun e,2007 “Draft Report of 3GPP TSG RAN WG1 #49b v0. 1.0”

 以上に説明したように、EUTRAでは、アン ナダイバシテ技術として、4アンテナを用い アンテナダイバシテ技術SFBC+FSTDを行うこと 提案されている。また、リファレンス信号 ついてはセル間干渉を低減するため、セル およびサブキャリア毎に配置位置を変更す ことが提案されている。

 ところで、SFBC+FSTDで使用するアンテナペ について、Ant1とAnt3を1つのアンテナペア、A nt2とAnt4とを他方のアンテナペアとすること 提案されている(上記非特許文献5参照)。こ 場合の配置について、図5と同様の考え方を 用すると、図7に示すようなリファレンス信 号の配置となる。図7は、図5において、リソ スエレメントD12をD13に、リソースエレメン D34をD24にそれぞれ置き換えたものである。 ソースエレメントD13の位置においては、Ant1 とAnt3とのペアからデータが送信され、D24の 置においては、Ant2とAnt4とのペアからデータ が送信される。

 しかしながら、この配置において、リフ レンス信号のホッピングを適用した場合、 ファレンス信号の各々の配置に関して、デ タ信号がどのような配置かに関する具体的 提案はされていない。

 また、データ配置に関して、リファレン 信号の配置を変更した、残りの領域に、上 アンテナペアを単純に2つおきに配置する場 合に、復調時に劣化が生じるという問題があ る。以下にその理由について説明する。

 図8A~図8Fまでは、図7における配置例につ て、リファレンス信号(Rで示される)の配置 置を変更した例を示す図である。前述のよ に、各アンテナのリファレンス信号(R1~R4な )は、周波数軸上に6おきにそれぞれ配置さ ているため、可能性のあるリファレンス信 の配置パターンは図8A~図8Fまでの6種類とな 。ここで、シフト数は、リファレンス信号 基準配置位置をシフト=0とした場合に基づい て、周波数方向へ何サブキャリア分だけ移動 して配置されているかを示すものである。

 ところで、マルチキャリア通信方式は、 波数上に広帯域にわたって通信を行うため 同一時間においても、通信路の状況は周波 軸上において一定ではない。このため、周 数上に複数のリファレンス信号を配置して 信を行い、受信側では復調時に上記リファ ンス信号を基準にして通信路のチャネル推 を行い、この結果を用いて受信データ信号 補正を行う。しかしながら、リファレンス 号は、周波数軸上で離散的に配置されてい ため、リファレンス信号が配置されていな 位置におけるサブキャリア、すなわちデー が配置されているサブキャリアに関するチ ネル推定は、上記リファレンス信号からの 報を基に補完を行うこととなる。この場合 リファレンス信号から離れた位置にあるサ キャリアについては、チャネル推定結果と 際の通信路の状況とに誤差が生じやすく、 の結果、受信特性の劣化が引き起こされる

 図8において、例えばシフト数=1の場合に( 図8B)ついて、第1OFDMシンボル(時間軸上におけ る1番目のOFDMシンボル)に着目すると、Ant1に して見ると、Ant1とAnt3とのペアがAnt1のリフ レンスシンボルの両隣のサブキャリアに配 されており、また、Ant2に関してみると、Ant2 とAnt4とのペアがAnt2のリファレンスシンボル 両隣のサブキャリアに配置されている。こ 場合、受信データが、対応するアンテナ(ペ アを形成するアンテナ)のリファレンス信号 近傍に配置されているため、良好な受信特 が得られる。例えば、R1の周波数軸上の両隣 にはD13が配置され、R2の両隣にはD24が配置さ ている。第2、第8OFDMシンボルでも同様であ 。

 しかしながら、同じシフト数=1の場合(図8 B)について、第5OFDMシンボルに着目すると、An t1に関して見ると、Ant1とAnt3とのペアがAnt2の ファレンスシンボルの両隣のサブキャリア 配置されており、また、Ant2に関してみると 、Ant2とAnt4とのペアがAnt1のリファレンスシン ボルの両隣のサブキャリアに配置されている 。例えば、R2の両隣にはD13が、R1の両隣にはD2 4が配置され、これは第1OFDMシンボルとは逆の 結果となっており、受信データが、対応する アンテナのリファレンス信号から離れた位置 に配置されているため、受信特性が劣化する 。これは第9、第12OFDMシンボルでも同様であ 。

 次に、図8A~図8Fにおいて、例えば第1OFDMシ ンボルについて、リファレンス信号の配置の 各シフトによる特性の変化を見ていく。シフ ト=1(図8B)に着目すると、前述のとおり、Ant1 Ant3とのペアがAnt1のリファレンスシンボルの 両隣のサブキャリアに、また、Ant2に関して ると、Ant2とAnt4とのペアがAnt2のリファレン シンボルの両隣のサブキャリアに配置され いるため良好な受信特性が得られる。

 一方、シフト=4(図8E)に着目すると、Ant1に 関して見ると、Ant1とAnt3とのペアがAnt2のリフ ァレンスシンボルの両隣のサブキャリアに配 置されており、また、Ant2に関してみると、An t2とAnt4とのペアがAnt1のリファレンスシンボ の両隣のサブキャリアに配置されているた 、受信特性が劣化する。これは第2、第8OFDM ンボルでも同様である。

 このように、SFBC+FSTDで使用するアンテナ アについて、Ant1とAnt3とを1つのアンテナペ 、Ant2とAnt4とを他方のアンテナペアとした 合について、リファレンス信号の配置を変 すると、OFDMシンボル毎、もしくは、リファ ンス信号の配置位置毎に受信特性が変化す という問題が生じる。これは、送信データ 受信特性が時間毎に変化したり、また、送 装置により受信特性の差が生じることにな 問題となる。

 特に後者の問題は、リファレンス信号の 置をサブフレーム毎には変化させず、送信 置毎に与えられたリファレンス信号の配置 常に使用する場合においては、顕著となる

 本発明は、SFBC+FSTDを使用するマルチキャ ア通信システムにおいて、リファレンス信 を変化させる場合に、リファレンス信号の 化による特性の劣化および変動を抑制する とのできる技術を提供することを目的とす 。

 本発明は、複数アンテナを使用するマル キャリア通信システムにおいて、同一周波 上に伝搬路推定に使用するリファレンス信 を少なくとも2種のアンテナに関して配置し 、また前記2種の少なくとも2種のアンテナの ファレンス信号の各々に対応する送信信号 前記同一周波数上の前記リファレンス信号 配置される位置を除いて配置し、かつ前記 ファレンス信号の配置位置がシステム内で 変である通信システムにおいて、前記リフ レンス信号の各々に対応する送信データ信 相互の配置位置関係パターンを複数有し、 記リファレンス信号の配置位置に応じて、 記配置位置関係パターンを用いるものであ 。

 また、前記配置位置関係パターンは少なく も、
イ)第1のアンテナのリファレンス信号に対応 る送信信号の配置は、前記双方のリファレ ス信号の間のリソース数に相当するリソー 数連続して配置し、その後に第2のアンテナ のリファレンス信号に対応する送信信号を同 数連続して配置し、以降それを第1のアンテ のリファレンス信号に対応する送信信号お び第2のアンテナのリファレンス信号に対応 る送信信号に対して繰り返す配置位置関係 ターンと、
ロ)前記イ)において、第1のアンテナのリファ レンス信号に対応する送信信号の配置位置と 、第2のアンテナのリファレンス信号に対応 る送信信号の配置位置とを逆にしたパター と、を有するものである。

 さらに、前記配置位置関係パターンは少な とも、
ホ)第1のアンテナのリファレンス信号に対応 る送信信号の配置は、前記双方のリファレ ス信号の間のリソース数に相当するリソー 数の半数の数を配置し、その後に第2のアン テナのリファレンス信号に対応する送信信号 を前記双方のリファレンス信号の間のリソー ス数に相当するリソース数連続して配置し、 その後第1のアンテナのリファレンス信号に 応する送信信号を同数配置し、それを繰り す配置位置関係パターンと、
ヘ)上記ホ)において、第1のアンテナのリファ レンス信号に対応する送信信号の配置位置と 、第2のアンテナのリファレンス信号に対応 る送信信号の配置位置とを逆にしたパター と、
を有するものである。

 また、本発明では前記リファレンス信号 配置を、時間毎に異なる配置とするもので る。

 加えて、本発明では前記送信信号の配置 置関係パターンを、通信システムに関する 御情報が配置される領域にてのみ変更する とが好ましい。

 さらに、本発明では、送信する内容の重 度や、送信装置の重要度と、前記リファレ ス信号の配置位置とを関連付けるものであ 。

 また、本発明では、前記リファレンス信 の配置位置による受信特性を考慮して、リ ァレンス信号の配置位置による特性に応じ 、それぞれのリファレンス信号の配置位置 頻度の分布が異なるようリファレンス信号 配置位置の割当を行い、リファレンス信号 配置による特性の変化の影響を軽減するも である。

 加えて、本発明では、FSTD方式において本 発明を適用するものである。

 本発明によれば、複数アンテナを使用す マルチキャリア通信システムにおいて、同 周波数上に伝搬路推定に使用するリファレ ス信号を少なくとも2種のアンテナに関して 配置し、また前記少なくとも2種のアンテナ リファレンス信号の各々に対応する送信信 を前記同一周波数上の前記リファレンス信 が配置される位置を除いて配置し、かつ前 リファレンス信号の配置位置がシステム内 可変である通信システムにおいて、リファ ンス信号の配置位置による復調特性の劣化 低減が実現できる。

本発明の実施の形態によるマルチキャ ア通信装置における送信装置の一構成例を す機能ブロック図である。 本実施の形態によるマルチキャリア通 装置における送信装置のうちの多重部を示 機能ブロック図である。 一般的なEUTRAにおける下りリンクフレ ムの概略構成例を示す図である 2本及び4本の送信アンテナを用いた空 周波数ブロック符号SFBCの送信信号の各サブ ャリアへの配置例を示す図である。 一般的なEUTRAにおける下りリンクにお る1リソースブロックペアにおける各アンテ のリファレンス信号および送信信号の配置 置例を示す図である。 一般的なEUTRAにおけるリファレンス信 の周波数ホッピングの一例を説明する図で る。 一般的なEUTRAにおける下りリンクにお る1リソースブロックペアにおける各アンテ のリファレンス信号および送信信号の配置 置において、アンテナペアをAnt1とAnt3、お びAnt2とAnt4とした場合の配置位置例を示す図 である。 図7において、リファレンス信号の各 フト時について、リファレンス信号および 信信号の配置位置例を示す図である。 図7において、リファレンス信号の各 フト時について、リファレンス信号および 信信号の配置位置例を示す図である。 図7において、リファレンス信号の各 フト時について、リファレンス信号および 信信号の配置位置例を示す図である。 図7において、リファレンス信号の各 フト時について、リファレンス信号および 信信号の配置位置例を示す図である。 図7において、リファレンス信号の各 フト時について、リファレンス信号および 信信号の配置位置例を示す図である。 図7において、リファレンス信号の各 フト時について、リファレンス信号および 信信号の配置位置例を示す図である。 本実施の形態によるリファレンス信号 および送信信号の配置位置例を示す図である 。 本実施の形態によるリファレンス信号 および送信信号の配置位置例を示す図である 。 本実施の形態によるリファレンス信号 および送信信号の配置位置例を示す図である 。 本実施の形態によるリファレンス信号 および送信信号の配置位置例を示す図である 。 本実施の形態によるリファレンス信号 および送信信号の配置位置例を示す図である 。 本実施の形態によるリファレンス信号 および送信信号の配置位置例を示す図である 。 本発明の第2の実施の形態による通信 術におけるリファレンス信号および送信信 の配置位置例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による通信 術におけるリファレンス信号および送信信 の配置位置例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による通信 術におけるリファレンス信号および送信信 の配置位置例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による通信 術におけるリファレンス信号および送信信 の配置位置例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による通信 術におけるリファレンス信号および送信信 の配置位置例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態による通信 術におけるリファレンス信号および送信信 の配置位置例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号および送信 号の配置位置例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号および送信 号の配置位置例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号および送信 号の配置位置例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号および送信 号の配置位置例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号および送信 号の配置位置例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号および送信 号の配置位置例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号および送信 号の配置位置例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号のシフトと および送信信号の重要度とを関連付けた場 の様子を示す図である。 本実施の形態による通信技術における 、リファレンス信号のシフトと、および送信 信号の重要度とを関連付けた場合の様子を示 す図である。 本発明の第6の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号のシフトと および送信信号の重要度とを関連付けた場 の様子を示す図である。 本実施の形態による通信技術における 、リファレンス信号のシフトと、および送信 装置の重要度とを関連付けた場合の様子を示 す図である。 一般的な、リファレンス信号のホッピ ングを示す図である。 一般的な、リファレンス信号のシフト 量の頻度を示す図である。 本発明の第7の実施の形態による通信 術における、リファレンス信号のシフト量 頻度を表す図である。 本実施の形態による通信技術における 、リファレンス信号のシフト量の頻度を表す 図である。

符号の説明

1…送信装置、2…制御フォーマットインディ ータ信号生成部、3…データチャネル処理部 、4…ターボ符号部、5…データ変調部、6…送 信ダイバシテ処理部、7…制御チャネル処理 、8…畳み込み符号部、9…QPSK変調部、10…送 信ダイバシテ処理部、11…リファレンス信号 成部、13…多重部、14…各アンテナのOFDM送 部、15…IFFT部、16…GI挿入部、17…D/A部、18… 送信RF部、19…送信アンテナ、20…制御部。

 以下、図面を参照して本発明の実施の形 について説明する。図1は、本発明を、4送 アンテナとして、送信ダイバシテにSFBC+FSTD 適用した場合の、一実施の形態によるマル キャリア通信装置の送信装置の一構成例を す機能ブロック図である。

 送信されるデータは、データチャネル処 部3へ入力される。データチャネル処理部3 、ターボ符号部4と、データ変調部5と、送信 ダイバシテ処理部6と、を具備する。

 ターボ符号部4は、制御部20からの符号化 の指示に従い、入力されたデータの誤り耐 を高めるためのターボ符号による誤り訂正 号化を行う。データ変調部5は、QPSK(Quadrature  Phase Shift Keying;4相位相偏移変調)、16QAM(16Qua drature Amplitude Modulation;16値直交振幅変調)、64 QAM(64Quadrature Amplitude Modulation;64値直交振幅変 調)等のような変調方式のうち、制御部20から 指示された変調方式で、ターボ符号部4によ 誤り訂正符号化されたデータを変調する。 信ダイバシテ処理部6は、データ変調部5によ り変調された信号Snを符号反転、共役転置し 信号Sn*、-Sn*を生成することにより、各移動 局装置に宛に送信する信号を冗長化し、冗長 化による信号の組とし、SFBC+FSTD処理を行う周 波数セット(s1、s2、s1*、-s2*、s3、s4、s3*、-s4*) を生成する。

 一方、通信システムに関する制御情報は 制御チャネル処理部7へ入力される。制御チ ャネル処理部7は、下りリンク制御チャネル 処理を行う。制御チャネル処理部7は、畳み み符号部8と、QPSK変調部9と、送信ダイバシ 処理部10と、を有する。畳み込み符号部8は 制御部20から入力された制御情報の誤り耐 を高めるための畳み込み符号による誤り訂 符号化を行う。QPSK変調部9は、畳み込み符号 部8により誤り訂正符号化された制御情報をQP SK変調方式で変調する。送信ダイバシテ処理 10は、上記送信ダイバシテ処理部6と同様に SFBC+FSTD処理を行う4サブキャリア×4送信アン テナ分の送信信号の組みである周波数セット を生成する。

 リファレンス信号生成部11は、送信装置1 各送信アンテナが送信するリファレンス信 を生成する。制御フォーマットインディケ タ信号生成部2は、上記通信システムに関す る制御情報が、送信信号の各サブフレームの うちのいずれのOFDMシンボルにおいて送信さ るかを表す制御フォーマットインディケー 信号を生成する。多重部13は、データチャネ ル処理部3から出力された符号化及び変調等 処理済の送信データの送信信号と、制御チ ネル処理部7から出力された符号化及び変調 の処理済みの制御データの送信信号と、制 フォーマットインディケータ信号と、リフ レンス信号と、を送信信号のいずれのアン ナのサブフレーム中の、いずれのリソース レメントに配置するかを指定し、配置を促 。リファレンス信号の配置位置の変更や、 信データ信号相互の配置位置関係パターン 切替えも、この多重部13で行う。尚、本実 の形態による多重部の詳細な動作について 後述する。

 多重部13で多重された各送信データは、 信されるアンテナ毎に、各アンテナのOFDM送 部14へ送られる。各OFDM送信部14は、それぞ 、IFFT部15、GI挿入部16、D/A部17、送信RF部18、 信アンテナ19、を具備する。

 IFFT部15は、多重部13から入力された信号 高速逆フーリエ変換し、OFDM方式の変調を行 。GI挿入部16は、OFDM変調済みの信号にガー インターバル(GI)を付加することにより、OFDM 方式におけるシンボルを生成する。ガードイ ンターバルは、伝送するシンボルの先頭又は 末尾の一部を複製する公知の方法によって得 ることができる。D/A部17は、GI挿入部16から入 力されたベースバンドのディジタル信号をア ナログ信号に変換する。送信RF部18は、D/A部17 から入力されたアナログ信号から、中間周波 数の同相成分及び直交成分を生成し、中間周 波数帯域に対する余分な周波数成分を除去し 、中間周波数の信号を高周波数の信号に変換 (アップコンバート)し、余分な周波数成分を 去し、電力増幅し、送信アンテナ19の1~4の れぞれに出力する。

 尚、本実施の形態では、OFDM送信部を4つ 備する例を示しているが、2アンテナの場合 2つで良い。制御部20は、これら各部分の制 を行う。リファレンス信号のシフトも、制 部20が決定する。リファレンス信号のシフ は、例えば、送信装置毎に固定のシフト量 割り当てるようにしても良いし、各送信装 において時間毎に変化するようにしても良 。また、その変化は、時間毎に一定の値で 送信装置共通で変化させても良いし、送信 置毎に異なる値で変化させていくようにし も良い。また、シフト毎の特性と、送信信 の重要度もしくは送信装置の重要度と、を 連付けてシフト数を決めても良い。この技 については詳細を後述する。

 次に、多重部13の動作について詳細に説 する。図2は、多重部13の一構成例を示す図 ある。リファレンス信号配置位置指定部137 、アンテナ毎に定められたリファレンス信 の配置位置と、制御部20から制御信号の一部 として指示されるリファレンス信号シフト量 と、に基づき、アンテナ毎の配置位置を決定 し、多重部に入力される各アンテナのリファ レンス信号を指定位置に配置するように指示 する。

 ダイバシテ信号生成部138では、入力され 制御フォーマットインジケータ信号からア テナ毎の送信信号を生成する。生成された ンテナ毎の制御フォーマットインジケータ 号は、各アンテナの送信信号多重部131~134に それぞれ入力され、送信信号配置位置指定部 136で指定されるアンテナ毎の配置情報に従い 配置される。アンテナ毎の配置情報は、送信 信号配置位置指定部136がリファレンス信号シ フト量に基づき、送信信号配置位置関係パタ ーン記憶部135を参照して決定する。データ信 号についても、ダイバシテ信号生成部139にて 、アンテナ毎のデータ信号が生成され、同様 に送信信号配置位置指定部136で指定されるア ンテナ毎の配置情報に従い配置される。制御 情報についても同様である。尚、送信信号配 置位置関係パターン記憶部135に記憶されてい る送信信号配置位置関係パターンは、配置位 置関係パターンそのものであっても良いし、 配置位置関係パターンを導出するための式や アルゴリズムの形態であっても良い。

 図9A~図9Fまでは、本発明の第1の実施の形 による通信技術における、リソースブロッ ペアへの送信信号の配置例を示す図である リファレンス信号のシフトについては、4ア ンテナで、SFBC+FSTDを適用した例であり、図8A ら8Fと同様に、Ant1とAnt3のペアおよびAnt2とAn t4のペアから送信信号が送信されるところを す図である、Ant1とAnt3とのペアの送信信号 配置位置をD13、Ant2とAnt4のペアの送信信号の 配置位置をD24と表すものであり、R1~R4はそれ れAnt1~Ant4のリファレンス信号を表すもので る。

 図9Aは、リファレンス信号のシフト量=0の 時の配置を表す図である。Ant1のリファレン 信号は、第1OFDMシンボルおよび第8OFDMシンボ の、1番目および7番目のサブキャリアと、 5OFDMシンボルおよび第12OFDMシンボルの、4番 および10番目のサブキャリアとに配置される 。Ant2のリファレンス信号は、第1OFDMシンボル および第8OFDMシンボルの、4番目および10番目 サブキャリアと、第5OFDMシンボルおよび第12 OFDMシンボルの、1番目および7番目のサブキャ リアとに配置される。

 Ant3のリファレンス信号は、第2OFDMシンボ の、1番目および7番目のサブキャリアと、 9OFDMシンボルの、4番目および10番目のサブキ ャリアとに配置される。Ant4のリファレンス 号は、第2OFDMシンボルの、4番目および10番目 のサブキャリアと、第9OFDMシンボルの、1番目 および7番目のサブキャリアとに配置される

 送信信号については、第1OFDMシンボル、 5OFDMシンボル、第8OFDMシンボル、第12OFDMシン ルについては、リファレンスシンボルの配 されていない2番目のサブキャリアおよび3 目のサブキャリアに、Ant1のデータを配置す 。Ant1とAnt3とはペアであるので、Ant3のデー も配置されることとなる。すなわち、図9の 記号でいうところの、D13が配置される。

 次に、リファレンス信号のある4番目のサ ブキャリアを飛ばして、5番目および6番目の ブキャリアに、Ant2のデータを配置する。同 様に、Ant2とAnt4とはペアであるので、Ant4のデ ータも配置されることとなる。すなわち、図 9の記号でいうところの、D24が配置される。 降、8番目および9番目のサブキャリアにはD13 が、11番目および12番目のサブキャリアにはD2 4が、配置される。

 第2OFDMシンボルおよび第9OFDMシンボルにつ いても、同様に、2番目、3番目、8番目、9番 のサブキャリアにはD13が、5番目、6番目、11 目、12番目のサブキャリアにはD24が配置さ る。

 リファレンス信号の無い、第3、第4、第6 第7、第10、第11、第13、第14OFDMシンボルにつ いては、1番目、2番目、5番目、6番目、9番目 10番目のサブキャリアにD13が、3番目、4番目 、7番目、8番目、11番目、12番目のサブキャリ アにD24が配置される。尚、これらは図8Aと同 配置である。

 次に図9Bは、リファレンス信号のシフト =1の場合の配置を表す図である。リファレン ス信号の配置位置は、各OFDMシンボルにおい 、シフト量=0のときと比べて周波数の高い方 向に1サブキャリア分シフトする。すなわち 例えば、リファレンス信号の配置位置が、1 目、4番目、7番目、10番目のサブキャリアか らそれぞれ2番目、5番目、8番目、11番目のサ キャリアに移動して配置される。

 この時のデータ信号の配置位置は、第1OFD Mシンボル、第2OFDMシンボル、第8OFDMシンボル ついては、1番目のサブキャリアと、リファ レンス信号が配置される2番目のサブキャリ を飛ばして3番目のサブキャリアにD13が配置 れる。4番目のサブキャリアと、リファレン ス信号が配置される5番目のサブキャリアを ばした6番目のサブキャリアにはD24が配置さ る。同様に7番目、9番目のサブキャリアにD1 3が配置される。10番目、12番目のサブキャリ にD24が配置される。これら第1、第2、第8OFDM シンボルについては、上記図8のシフト量=1の 場合と同じである。

 次に、第5OFDMシンボル、第9OFDMシンボル、 第12OFDMシンボルについては、第1、第2、第8OFD Mシンボルとは異なり、1番目、3番目、7番目 9番目のサブキャリアにD24を、4番目、6番目 10番目、12番目のサブキャリアにD13を配置す 。第1、第2、第8シンボルにおける信号配置 、D13とD24が入れ替わった形となる。このよ に、リファレンス信号の両側のサブキャリ に、同種の送信信号の信号を配置する場合 、配置パターンの切替を行うことによって 常にリファレンス信号に対応する送信信号 隣接するサブキャリアに配置することがで 、良好な受信特性が得られる。

 なお、リファレンス信号の無い、第3、第 4、第6、第7、第10、第11、第13、第14OFDMシンボ ルについては、シフト量=0のときと同様に、1 番目、2番目、5番目、6番目、9番目、10番目の サブキャリアにD13が、3番目、4番目、7番目、 8番目、11番目、12番目のサブキャリアにD24が 置されるが、これらについてはD13とD24との 置位置の切り替えによる特性の変化は殆ど いので、システム構成の都合上、切替えて 特に差し支えは無い。

 図9C、図9Dは、それぞれリファレンス信号 のシフト量=2、3の場合の配置を表す図である 。これらの図に関しては、図8C、図8Dのそれ れのシフト量における場合の配置と同一で るのでその説明を省略する。

 図9Eは、リファレンス信号のシフト量=4の 場合の配置である。リファレンス信号の配置 は、結果として図9Bの配置においてR1とR2が、 R3とR4とがそれぞれ入れ替わった位置となっ いる。この時の送信信号の配置位置は、第1 第2、第8OFDMシンボルについては、1番目、3 目、7番目、9番目のサブキャリアにD24を、4 目、6番目、10番目、12番目のサブキャリアに D13を配置する。第5、第9、第12OFDMシンボルに いては、1番目、3番目、7番目、9番目のサブ キャリアにD13を、4番目、6番目、10番目、12番 目のサブキャリアにD24を配置する。結果とし て送信信号の配置位置も図9Bの送信信号の配 位置において、D13とD24とをそれぞれ入替え 配置となっている。このように、シフト量= 1の場合と同様に、配置パターンの切替を行 ことによって、常にリファレンス信号に対 する送信データを隣接するサブキャリアに 置することができ、良好な受信特性が得ら る。

 リファレンス信号の無い、第3、第4、第6 第7、第10、第11、第13、第14OFDMシンボルでの データ信号の配置は、図9Bの場合と同じにし も良いし、図9BについてD13、D24を入替えた のでも良い。図9Eの例では、図9Bと同じ場合 示している。

 図9Fは、それぞれリファレンス信号のシ ト量=5の場合の配置を表す。これに関しても 、図9のその他におけるそれぞれのシフト量 おける場合の配置と同一であるので説明を 略する。

 尚、図9A、図9C、図9D、図9Fにおいては、 ファレンス信号のあるOFDMシンボルにおいて 、D13とD24の配置位置の切り替えの有無に係 らず特性は変わらないため、システム構成 都合上、配置位置を切替えることも可能で る。

 図10Aから図10Fまでは、本発明の第2の実施 の形態によるリソースブロックペアへの送信 信号ペアの配置を表した図である。前述の第 1の実施の形態と同じく、4アンテナで、SFBC+FS TDを適用した例であり、リファレンス信号お び送信信号の配置を表す記号も同じものを す。

 本実施の形態においては、送信データ信号 配置する際に、シフト数に応じて各シンボ 毎に、リファレンス信号の配置されるサブ ャリア以外の場所に、
イ)Ant1のリファレンス信号に対応する送信信 を2サブキャリア分だけ配置し、その上側の サブキャリアに、Ant2のリファレンス信号に 応する送信信号を2サブキャリア分だけ配置 、それを繰り返す。

ロ)Ant2のリファレンス信号に対応する送信 号を2サブキャリア分だけ配置し、その上側 のサブキャリアに、Ant1のリファレンス信号 対応する送信信号を2サブキャリア分だけ配 し、それを繰り返す。

ハ)Ant1のリファレンス信号に対応する送信 ータ信号を1サブキャリア分だけ配置し、そ の上側のサブキャリアに、Ant2のリファレン 信号に対応する送信信号を2サブキャリア分 け配置し、その上側のサブキャリアにAnt1の リファレンス信号に対応する送信信号を2サ キャリア分だけ配置し、その上側のサブキ リアに、Ant2のリファレンス信号に対応する 信信号を1サブキャリア分だけ配置する。

ニ)Ant2のリファレンス信号に対応する送信 号を1サブキャリア分だけ配置し、その上側 のサブキャリアに、Ant1のリファレンス信号 対応する送信信号を2サブキャリア分だけ配 し、その上側のサブキャリアにAnt2のリファ レンス信号に対応する送信信号を2サブキャ ア分だけ配置し、その上側のサブキャリア 、Ant1のリファレンス信号に対応する送信信 を1サブキャリア分だけ配置する。

という配置のパターンを、各アンテナのリ ファレンス信号の両側の隣接サブキャリアに 、そのリファレンス信号に対応する送信が必 ず配置されるよう切替える。

 より具体的に、図10Aの場合を参照しなが 説明する。図10Aは、シフト量=0の場合の、 実施の形態の1例を表している。第1、第8OFDM ンボルについては、1番目および7番目のサ キャリアにはAnt1のリファレンス信号が、4番 目および10番目のサブキャリアにはAnt2のリフ ァレンス信号がそれぞれ配置されている。こ れらのOFDMシンボルについては、上記ハ)のパ ーンを適用することにより、リファレンス 号の両側の隣接サブキャリアに、それぞれ リファレンス信号に対応する送信信号が配 され、特性の改善が図られる。

 第2OFDMシンボルについても、同様に上記 )のパターンを適用することで、Ant3およびAnt 3のリファレンス信号の両側の隣接サブキャ アに、それぞれのリファレンス信号に対応 る送信信号が配置される。

 第5、第12OFDMシンボルについては、1番目 よび7番目のサブキャリアにはAnt2のリファレ ンス信号が、4番目および10番目のサブキャリ アにはAnt3のリファレンス信号がそれぞれ配 されている。これらのOFDMシンボルについて 、上記ニ)のパターンを適用することで、同 様にリファレンス信号の両側の隣接サブキャ リアに、それぞれのリファレンス信号に対応 する送信信号が配置され、特性の改善が図ら れる。

 第9OFDMシンボルについても、同様に上記 )のパターンを適用する。

 リファレンス信号の無い、第3、第4、第6 第7、第10、第11、第13、第14OFDMシンボルでは 、第1の実施形態と同様、特に配置の切り替 を考慮しなくともよいし、システム構成の 合上、切替えても良い。

 次に、図10Bの場合について説明する。図1 0Bは、シフト量=1の場合の本発明の実施の形 の1例を表している図である。第1、第8OFDMシ ボルについては、2番目および8番目のサブ ャリアには、Ant1のリファレンス信号が、5番 目および11番目のサブキャリアにはAnt2のリフ ァレンス信号がそれぞれ配置されている。こ れらのOFDMシンボルについては、上記イ)のパ ーンを適用することで、リファレンス信号 両側の隣接サブキャリアに、それぞれのリ ァレンス信号に対応する送信信号が配置さ 、特性の改善が図られる。

 第2OFDMシンボルについても、同様に上記 )のパターンを適用することで、Ant3およびAnt 3のリファレンス信号の両側の隣接サブキャ アに、それぞれのリファレンス信号に対応 る送信信号が配置される。

 第5、第12OFDMシンボルについては、2番目 よび8番目のサブキャリアにはAnt2のリファレ ンス信号が、5番目および11番目のサブキャリ アにはAnt3のリファレンス信号がそれぞれ配 されている。これらのOFDMシンボルについて 、上記ロ)のパターンを適用することで、同 様にリファレンス信号の両側の隣接サブキャ リアに、それぞれのリファレンス信号に対応 する送信信号が配置され、特性の改善が図ら れる。

 第9OFDMシンボルについても、同様に上記 )のパターンを適用する。

 シフト量が他の値である場合についての 明は省略するが、いずれの場合においても 送信信号の配置位置の切り替えを行い、リ ァレンス信号の両側の隣接サブキャリアに それぞれのリファレンス信号に対応する送 信号を配置することで、本実施の形態にお ては、全てのシフト量において、良好な特 を得ることが可能となる。

 図11Aから図11Fまでは、本発明の第3の実施 の形態による通信技術の一例を示す図である 。本実施の形態においては、1つのリソース ロックペアにおいて、OFDMシンボル毎に複数 領域に分け、ある領域においては本発明を 用して送信信号の配置位置の切り替えを行 、他の領域においては配置信号の切替を行 ないようするものである。すなわち、図10 実施の形態において、第1および第2OFDMシン ルについては、リファレンス信号のシフト に応じて上記イ)または上記ロ)の切り替えを 行うが、第3~第14のOFDMシンボルにおいては、 フト量に係わらず切替を行わないものであ 。

 LTEではリソースブロックペアの最初の1か ら最大3までのOFDMシンボルにおいて制御情報 送信し(規格では、1もしくは1,2もしくは1,2,3 のOFDMシンボルで送信することになっている め、その場合を例にして説明する)、残りのO FDMシンボルにおいてデータを送信することが 提案されている。この場合、データの配置さ れる領域においては、リファレンス信号の無 いOFDMシンボルの割合が高くシフト量の変化 よる特性の劣化の影響は少ない。一方、制 情報が送信される領域においては、リファ ンス信号の配置されるOFDMシンボルの割合が く、シフト量の変化による特性の劣化を大 く受ける。本実施の形態は、このような状 を考慮したものであり、各端末に共通で使 されることとなる重要情報である、制御情 に関しては、送信信号の配置位置の切替え 行うことで特性の改善を図り、端末毎に異 る送信データが送信されるデータ領域では システムの簡単化を図るために、送信信号 配置位置の切り替えを行わないようにする のである。もちろん、データ領域において 、例えば、端末の優先度に応じて送信信号 配置位置の切り替えを行うなどのシステム 成としても良い。

 図12は、本発明の第4の実施の形態による 信技術の一例を示す図である。図9の第1の 施形態において、前述の実施例と同様、一 の領域においてのみ送信信号の配置位置の り替えを適用する例を示している。第1から 3までのOFDMシンボルについて、送信信号の 置位置の切り替えを行うこととした場合の である。第4から第14までのOFDMシンボルにつ ては、送信信号の配置位置の切替えを行わ いので記載を省略している。

 図9に示す第1の実施の形態においては、 1および第2OFDMシンボルについては、シフト =4のときのみ、ロ)の配置位置へ切り替えを っているが、本実施の形態においては、シ ト数が0から2の場合には、第3OFDMシンボルも め、ロ)の配置位置へ切り替えを行い、シフ ト数が3から5の場合には第3OFDMシンボルも含 、イ)の配置位置へ切り替えを行う。この切 替えは、さらに別の実施形態として、例え シフト数が偶数のときと奇数のときとで切 換えを行うようにしても良い。このように シフト数の半数について、リファレンス信 の無いOFDMシンボルも含めて送信データ信号 の配置位置を切替えることで、各送信配置位 置においての各アンテナから送信される送信 データ信号の割合を均一化することができる 。

 尚、本発明の実施の形態の最初において 明した、シフト数が0から2の場合と、3から5 との場合とで切替える方式をとる場合は、リ ファレンス信号のシフトを同一セルで時間毎 に切替えていく周波数ホッピングのシステム である場合に、送信信号の配置位置の切替え 回数を少なくできるという利点もある。

 次に、本発明の第5の実施の形態である、 リファレンス信号のシフト量と送信信号の重 要度とを関連付けることについて説明する。

 前述したように、本発明の各実施形態に っては、リファレンス信号のシフト量の違 により依然、若干の特性の変化が残る。こ は、ホッピング方式のように、リファレン 信号のシフト量がサブフレーム単位で変化 るシステムにおいては、時間により特性の 化が生じることを意味する。図13はリファ ンス信号のシフト量が、サブフレーム単位 変わる場合を表した図である。このような 態において、本発明の第1の実施の形態を示 図9に当てはめた場合、図9の第1の実施の形 では、シフト量=1およびシフト量=4の場合は 、常にリファレンス信号の両側の隣接サブキ ャリアに、それぞれのリファレンス信号に対 応する送信信号が配置されることになるため 特性が最良の状態となる。

 一方、シフト量=0、2,3、5の場合において 、リファレンス信号の片側の隣接サブキャ アにしか、リファレンス信号に対応する送 信号が配置されないため、シフト量=1およ 4のときより特性は劣る。本実施形態におい は、これらを考慮し、送信すべき信号の重 度に応じて、特定のシフト量を利用するよ に、制御を行うものである。

 本実施の形態については、図9の第1の実 の形態を適用した場合について説明したが これを別の場合に適用しても良い。例えば シフト量に依存して送信信号の配置位置の 更を行わない場合に、シフト量=1の場合が最 も特性が良く、次に良いのがシフト量=0、2、 3、5の場合であって、一番悪いのがシフト量= 4の場合である。この場合、シフト量=4の場合 には、重要度の低い信号の送信に使用するよ うにしても良い。図14に本実施形態を表す。

 さらに別の第6の実施の形態として、最初 からシフト量=4を用いないようなシステムと ても良い。図15にシフト量=4を用いない場合 の実施の形態を示す。

 この実施の形態は、リファレンス信号の フト量と、送信装置の重要度とを関連付け ことについて説明した図である。LTEシステ では、送信装置においていくつかの種類を することが想定されている。例えば、特定 ユーザを対象とした、域内向けの小規模送 装置が対象として考えられている。このよ な送信装置の場合に、通信距離は近距離を 定しており、一般ユーザ向けの広範囲をカ ーする基地局に比べて特性要件がそれほど しくない。本実施の形態は、そのような重 度の低い送信装置にリファレンス信号の特 のシフト量を与えるものである。図16は、 実施の形態の概要を示す図である。特性の い、リファレンス信号のシフト量=4の場合に ついては、域内向け小規模送信装置を割り当 てる。さらに、特性の良い、リファレンス信 号のシフト量=1の場合については、例えばカ ー範囲が広い必要があるような重要度の高 送信装置を割り当てると良い。

 これについても、先ほどの実施の形態と 様に、特性の悪い、リファレンス信号のシ ト量=4の場合を、いずれの送信装置にも割 当てないようにするシステム構成例として 良い。

 次の第7の実施の形態は、リファレンス信 号の周波数ホッピング各方式において、各シ フト量の割当方法を表した図である。送信装 置毎に異なるシフト量を割り当てる場合に、 異なるシフト量を与えられた送信装置間では 、リファレンス信号の衝突は発生しないが、 同じシフト量を与えられた送信装置間では、 常に衝突が起こり続けることとなる。ホッピ ング方式は、時間的に送信装置毎に異なるシ フト量を与えることにより、衝突をランダム 化させるものであり、衝突頻度を任意の送信 装置間で平均化することができる。この、時 間的に異なる送信シフト量は、ホッピング関 数と呼ばれるもので定義される。これは、各 シフト量の使用量が各送信装置において均一 となるようなランダム変数を用いることが一 般的である。

 ところで、LTEにおいては、このホッピン 関数の周期を10サブフレームとする提案が されている。ホッピング関数に基づくリフ レンス信号のシフトを10サブフレーム分だけ 繰り返すと、11サブフレーム目からは1サブフ レームからと同じシフトを繰り返す。図17は のような例を示す図である。例えば、送信 置Aにおいては、シフト量はサブフレーム1 らサブフレーム10まで順に、3、4、2、…、2,1 で与えられる。このあと、サブフレーム11は サブフレーム1のシフト量と同じ3が、サブ レーム12はサブフレーム2と同じシフト量の4 繰り返され、以下同様に続く。ここで、LTE 使用されるシフト量は、0から5までの6種で るので、周期が10である場合に、各シフト の使用頻度は同じではない。例えば、図17の 場合については、図18に示すように、シフト =0および5の場合が各1回、シフト量=1、2,3,4 場合が各2回である。

 本実施の形態は、このホッピング関数に いて生成される各シフト量の分布を、各シ ト量における特性と関連付けるものである 例えば、シフト量によっても送信データの 置位置の変更を行わない場合、前述のとお シフト量=1の場合に特性が良く、シフト量=4 の場合に特性が悪い。この場合、ホッピング 関数により生成される各シフト量の頻度につ いて、特性が良い場合のシフト数を多く、特 性が悪い場合のシフト数を少なくなるよう、 シフト量の割当を行う。図19は、そのような 当を行う場合の各シフト量と頻度との一例 示す図である。特性の良いシフト=1の場合 、各シフト量の頻度の最大値である2回、特 の悪いシフト=4の場合が、各シフト量の頻 の最小値である1回となるようにする。これ 各シフト量の頻度の差が高々1となるよう割 り当てる例であるが、もちろん、例えば図20 ように、シフト量=4の頻度を0にし、シフト =1の頻度を3にするなど、さらに頻度の差を けても良い。また、これらシフト量の頻度 割当は送信装置毎に変えるようにし、重要 の高い送信装置については特性のよくなる フト量の頻度が多くなるように割当を行っ も構わない。

 以上、本発明の各実施の形態による通信 術によれば、複数アンテナを使用するマル キャリア通信システムにおいて、同一周波 上に伝搬路推定に使用するリファレンス信 を少なくとも2種のアンテナに関して配置し 、また前記2種の少なくとも2種のアンテナの ファレンス信号の各々に対応する送信信号 同一周波数上のリファレンス信号が配置さ る位置を除いて配置し、かつ、リファレン 信号の配置位置がシステム内で可変である 信システムにおいて、リファレンス信号の 置位置による復調特性の劣化の低減が実現 きる。

 本発明は、通信装置に利用可能である。