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Title:
RECEIVED POWER ESTIMATING METHOD AND RECEIVER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/066528
Kind Code:
A1
Abstract:
A received power estimating method in which received power is estimated by using a ranging code. The received power estimating method is characterized by including a modulation step of performing predetermined modulation processing for the ranging code, a phase correction step of generating the amount of delay at predetermined intervals within a predetermined delay range and performing a phase correction to the result of the modulation processing on the basis of the delay amount generated at the predetermined intervals and the frequency of the sub-carrier to which the ranging code is assigned to obtain a phase correction signal, a cross-correlation value calculating step of calculating the cross-correlation value between the received signal and the phase correction signal, and an integration step of integrating the predetermined range's worth of the calculated cross-correlation value, wherein the received power is estimated on the basis of the result of the integration.

Inventors:
USUI TSUTOMU (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068983
Publication Date:
May 28, 2009
Filing Date:
October 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
MITSUBISHI ELECTRIC CORP (JP)
USUI TSUTOMU (JP)
International Classes:
H04J11/00; H04J1/00
Domestic Patent References:
WO2006046839A12006-05-04
WO2005025091A12005-03-17
WO2008105299A12008-09-04
Foreign References:
JP2003318859A2003-11-07
JP2007282024A2007-10-25
JP2007201848A2007-08-09
Other References:
"Proceedings of the IEICE General Conference 2007, Tsushin 1, The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers, 07 March, 2007 (07.03.07)", 7 March 2007, article TSUTOMU USUI ET AL.: "IEEE 802.16 ni Okeru Densoro Suitei Hoho ni Kansuru Ichikento", pages: 425
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building 2-5, Kasumigaseki 3-chome, Chiyoda-k, Tokyo 20, JP)
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Claims:
 レンジングコードを用いて受信電力の推定を行う受信電力推定方法であって、
 レンジングコードに対して所定の変調処理を行う変調ステップと、
 所定の遅延範囲内で遅延量を所定間隔で生成し、前記変調処理結果に対して、前記所定間隔で生成した遅延量とレンジングコードが割り当てられたサブキャリアの周波数とに基づいて位相補正を行い、位相補正信号とする位相補正ステップと、
 受信信号と前記位相補正信号との相互相関値を算出する相互相関値算出ステップと、
 前記算出された相互相関値を前記所定の範囲分積算する積算ステップと、
 を含み、
 前記積算結果に基づいて受信電力の推定を行うことを特徴とする受信電力推定方法。
 前記相互相関値算出ステップで算出された相互相関値から所定の閾値を超える相互相関値を抽出する相関値抽出ステップ、
 をさらに含み、
 前記積算ステップでは、前記相関値抽出ステップで抽出された相互相関値を前記所定の遅延範囲分積算することを特徴とする請求項1に記載の受信電力推定方法。
 レンジングコードが割当てられたサブキャリアのうち所定のサブキャリアについて、前記位相補正ステップおよび前記相互相関値算出ステップを実施することを特徴とする請求項1または2に記載の受信電力推定方法。
 前記位相補正算出ステップでは、前記所定間隔で生成した遅延量とレンジングコードが割り当てられたサブキャリアの周波数とに基づいて位相回転量を量子化して求め、前記回転量に基づいて前記位相補正を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の受信電力推定方法。
 前記位相補正算出ステップでは、前記所定間隔で生成した遅延量とレンジングコードが割り当てられたサブキャリアの周波数とに基づいて位相回転量を量子化して求め、前記回転量に基づいて前記位相補正を行うことを特徴とする請求項3に記載の受信電力推定方法。
 レンジングコードを用いて受信電力の推定を行う受信装置であって、
 レンジングコードに対して所定の変調処理を行う変調手段と、
 所定の遅延範囲内で遅延量を所定間隔で生成し、前記変調処理結果に対して、前記所定間隔で生成した遅延量とレンジングコードが割り当てられたサブキャリアの周波数とに基づいて位相補正を行い、位相補正信号とする位相補正手段と、
 受信信号と前記位相補正信号との相互相関値を算出する相互相関値算出手段と、
 前記算出された相互相関値を前記所定の範囲分積算する積算手段と、
 を備え、
 前記積算結果に基づいて受信電力の推定を行うことを特徴とする受信装置。
Description:
受信電力推定方法および受信装

 本発明は、レンジングコードを用いて受 電力の推定を行う受信電力推定方法および 信装置に関するものである。

 以下、従来の技術について説明する。た えば、IEEE802.16のOFDMA(Orthogonal Frequency Divisio n Multiple Access)方式では、基地局(BS:Base Statio n)と移動端末(MS:Mobile Station)との間で通信の 、アップリンクで任意のレンジングスロッ (複数サブキャリアにより構成される)にレン ジングコードを割当ててサブフレームを送信 する。受信側は、受信したサブフレームの当 該レンジングスロットのサブキャリアと受信 側で予め保持している上記のレンジングコー ド(以下、リファレンスコードという)との相 相関処理により受信電力を推定することが きる。

IEEE Standard 802.16-2004,Oct.,2004.

 しかしながら、上記従来の技術によれば 到来波が1波であるとして相互相関処理を行 っている。このため、到来波が1波またはそ に準ずるものである場合には精度よく受信 力を推定することができるが、遅延波が考 されていないため、マルチパス環境下では 信電力の推定精度が劣化する、という問題 あった。

 また、遅延波とリファレンスコードとの 互相関処理により遅延波の電力を受信電力 含めたとしても、遅延波には遅延量や周波 に依存した位相回転が生じているため推定 度が劣化する、という問題があった。

 本発明は、上記に鑑みてなされたもので って、マルチパス環境下であってもレンジ グにおける受信電力の推定を精度よく行う とができる受信電力推定方法および受信装 を得ることを目的とする。

 上述した課題を解決し、目的を達成する めに、本発明は、レンジングコードを用い 受信電力の推定を行う受信電力推定方法で って、レンジングコードに対して所定の変 処理を行う変調ステップと、所定の遅延範 内で遅延量を所定間隔で生成し、前記変調 理結果に対して、前記所定間隔で生成した 延量とレンジングコードが割り当てられた ブキャリアの周波数とに基づいて位相補正 行い、位相補正信号とする位相補正ステッ と、受信信号と前記位相補正信号との相互 関値を算出する相互相関値算出ステップと 前記算出された相互相関値を前記所定の範 分積算する積算ステップと、を含み、前記 算結果に基づいて受信電力の推定を行うこ を特徴とする。

 この発明によれば、リファレンスコード 位相補正を行い、位相補正後の信号と、受 した信号との相互相関値を求め、所定の閾 以上となる相互相関値を所定の範囲の遅延 間分積算して、受信電力値を推定するよう したので、マルチパス環境下であってもレ ジングにおける受信電力の推定を精度よく うことができる、という効果を奏する。

図1は、本発明にかかる実施の形態1の 信装置を含む通信システムの構成例を示す である。 図2は、OFDMAのULサブフレームの構成例 示す図である。 図3は、レンジングコードが割当てられ たOFDMAシンボルを周波数軸上に示した一例を す図である。 図4は、本実施の形態のBSの機能構成例 示す図である。 図5は、閾値判定部が抽出する相関値の 一例を示す図である。

符号の説明

 1 BS
 2-1,2-2 MS
 11 受信アンテナ
 12 FFT部
 13 受信電力推定部
 14 リファレンスコード選択部
 15 位相補正部
 16 メモリ
 17 相互相関部
 18 閾値判定部
 19 受信電力積算部
 20 受信電力補正部
 21~24 相関値

 以下に、本発明にかかる受信電力推定方 および受信装置の実施の形態を図面に基づ て詳細に説明する。なお、この実施の形態 よりこの発明が限定されるものではない。

実施の形態1.
 図1は、本発明にかかる実施の形態1の受信 置を含む通信システムの構成例を示す図で る。図1に示すように本実施の形態の通信シ テムは、BS(基地局)1と、基地局1と無線通信 行うMS(移動端末)2-1,2-2と、で構成される。 実施の形態では、本発明にかかる受信装置 してBS1を例にあげて説明する。なお、図1で 、MSを2台としているが、これに限らず、BS 無線通信を行うMSの数は何台でもよい。

 本実施の形態の通信システムは、OFDMA方 を採用することとする。図2は、OFDMAのUL(Uplin k)サブフレームの構成例を示す図である。OFDM A方式では、電力調整などのためのレンジン 処理を行うが、レンジング処理に用いるレ ジングコードを、図2に示すように複数サブ ャリアにより構成されるレンジング領域(レ ンジングスロット)の任意のスロットに割当 る。図2では、レンジングコードを割当られ レンジングスロットの一例を斜線で示して る。

 図3は、レンジングコードが割当てられた OFDMAシンボルを周波数軸上に示した一例を示 図である。送信側のMS2-1,2-2は、上述のよう 任意のレンジングスロットにレンジングコ ドを割当てるが、OFDMAでは、基本的に4つの 接するサブキャリア(以下、タイルという) 数個でサブチャネルを構成する。図中の矢 をサブキャリアAとすると、図3に示すように なる。レンジングコードはBPSK(Binary Phase Shif t Keying)変調されていることとする。このよ にレンジングコードがマッピングされたULサ ブフレームは伝送路を伝搬し、BS1がそのULサ フレームを受信する。

 図4は、本実施の形態のBS1の機能構成例を 示す図である。図4に示すように、本実施の 態のBS1は、受信アンテナ11と、FFT(Fast Fourier Transform)部12と、受信電力推定部13と、リファ レンスコード選択部14と、位相補正部15と、 構成される。受信電力推定部13は、メモリ16 、相互相関部17と、閾値判定部18と、受信電 力積算部19と、受信電力補正部20と、で構成 れる。

 つづいて、図4を用いて本実施の形態の受 信電力推定処理について説明する。まず、受 信アンテナ11は、MS2-1,2-2から送信された信号 受信する。そして、FFT部12は、受信した信 に順次FFT処理を施し、処理結果を受信電力 定部13のメモリ16に格納する。ここで、FFT処 は任意の時間間隔毎に施されるものとする

 リファレンスコード選択部14は、複数の らかじめ定められたレンジングコードをリ ァレンスコードとして保持していることと る。リファレンスコード選択部14は、保持し ている複数のリファレンスコードの中から相 互相関演算に適用するリファレンスコードを 選択し、BPSK変調を施し位相補正部15へ出力す る。すなわち、リファレンスコード選択部14 、リファレンスコードの変調手段としての 能を有する。

 位相補正部15は、遅延量(遅延サンプル数)と サブキャリア周波数に応じた位相回転量を算 出する。ここで、FFTポイント数をNとし、jを 数単位とし、帯域の中心周波数を0としたと きのサブキャリア番号をkとし、遅延サンプ 数をnとするとき、位相回転量w n,k は下記の式(1)に従って算出することができる 。

 遅延サンプル数nについては、あらかじめ 所定の範囲(たとえば、0≦n≦m)を定めておく そして、遅延サンプル数nを所定の範囲のな かで順次変えて、位相補正量を算出する。位 相補正部15は、算出された位相回転量に基づ て、リファレンスコード選択部14から出力 れたBPSK変調信号に対して位相補正を施し、 互相関部17へ出力する。なお、BS1は基準タ ミングを保持していることとし、遅延量は の基準タイミングに対する遅延とする。

 相互相関部17は、メモリ16から信号を読み出 し、読み出した信号と位相補正部15から出力 れたBPSK変調信号を用いて下記の式(2)に基づ いて相関値を算出し、閾値判定部18へ出力す 。ここで、fはレンジングコードが割り当て られた有効物理サブキャリアの総数、R k はメモリから読みだした信号(受信信号)とし b k はBPSK変調信号(BPSKマッピングされたレンジン グコード)とし、fは既知であるとする。

 閾値判定部18は、相互相関部17から出力さ れる相関値を所定の閾値と比較し、閾値より 大きい相関値のみを抽出して受信電力積算部 19へ出力する。図5は、閾値判定部18が抽出す 相関値の一例を示す図である。図5では、相 互相関部17から出力される相関値を矢印で示 ている。このうち、閾値判定部18は閾値(図 の点線)より大きい相関値21~24を抽出する。 お、閾値は伝送路状況や許容受信電力精度 に応じて設定することとする。

 受信電力積算部19は、閾値判定部18から出力 された相関値を所定の遅延時間(位相補正部15 が算出する遅延サンプルの所定の範囲に相当 する遅延時間)分積算し、受信電力補正部20へ 出力する。受信電力補正部20は、受信電力積 部19から出力された積算値を受信電力値へ 変換し、推定受信電力とする。たとえば、a, bを実数とするとき、積算値P in を受信電力値P rx に以下の式(3)にしたがって変換する。なお、 a,bはあらかじめ測定や解析などによって定め ておくこととする。
 P rx =P in ・a+b        …(3)

 このように、本実施の形態では、位相補 部15が所定の間隔で生成した遅延量とレン ングコードが割り当てられたサブキャリア 周波数とに基づいて位相補正を行い、位相 正後の信号と、受信した信号との相互相関 を求め、閾値以上となる相互相関値を所定 範囲の遅延サンプル数に対応する遅延時間 積算して、受信電力値を推定するようにし 。このため、マルチパス環境下であっても ンジングにおける受信電力の推定を精度よ 行うことができる。

実施の形態2.
 実施の形態1では、位相補正部15が、式(1)に って位相回転量を算出した。したがって、 施の形態1では、この値を用いて位相補正を する際に乗算器による演算が必要であった。 これに対し、本実施の形態では、位相回転量 を硬判定値とする(量子化する)ことにより、 相補正を加算器と判定器による演算とし、 算量を低減することができる。

 たとえば、位相回転量を0,π/2,π,3π/2の4種類 の値とし(4種類に量子化し)、式(1)により算出 される位相回転量w n,k が、-π/4≦w n,k <π/4の場合は0に、π/4≦w n,k <3π/4の場合はπ/2に、3π/4≦w n,k <5π/4の場合はπに、5π/4≦w n,k <7π/4の場合は3π/2に置き換える。このよう 、位相範囲(0~2π)を所定の数に分割して(こ 例では4分割)、分割した各範囲内の位相回転 量をそれぞれ分割した範囲ごとに定めた値と する。本実施の形態の受信装置の構成例およ び上記の位相補正処理以外の動作は、実施の 形態1と同様である。

 このように、本実施の形態では、位相補 に用いる位相回転量を量子化して求めるよ にした。このため、実施の形態1に比べ演算 量を削減することができる。

実施の形態3.
 実施の形態1では、レンジングコードが割当 てられた全てのサブキャリアに対して相互相 関処理を施した。この場合、対象とするレン ジングコードの数,サブチャネル数,OFDMAシン ル数によっては回路規模や処理量が大きく りすぎることが想定される。そこで、本実 の形態では、相互相関処理に適用するサブ ャリア数を減らすことでこの問題の解決を る。本実施の形態の受信装置の構成例は実 の形態1と同様である。

 レンジングコードは複数のサブチャネル 割当てられるが、個々のサブチャネルは複 のタイルで構成されており、さらに、タイ は隣接する複数のサブキャリアで構成され いる。また、任意のサブチャネルを構成す 各タイルは周波数軸上に分散していること ら、タイル内の1つのサブキャリアのみを用 いて相互相関処理を行った場合でも周波数ダ イバーシチ効果は得られる。このため、本実 施の形態では、各タイルを構成するサブキャ リアのうち所定数のサブキャリアのみ(たと ば、各タイルの先頭の1つのサブキャリアの など)を相互相関処理に用いるサブキャリア (以下、選択サブキャリアという)とする。な 、選択サブキャリア数は、削減したい回路 模や処理量などに基づいて決定する。また 受信電力推定精度は選択サブキャリア数に 存するため、許容劣化量を考慮して選択サ キャリア数を決定してもよい。

 具体的には、実施の形態1の位相補正部15 処理では、相互相関処理に用いるサブキャ アに対応する位相回転量のみを算出し、位 補正を行う。そして、相互相関部17は、メ リ16から読み出した信号のうち選択サブキャ リアに相当する信号のみを抽出し、相関値の 算出の際に、f(レンジングコードが割り当て れた有効物理サブキャリアの総数)のかわり に、選択サブキャリアについてのみ積算を行 う。本実施の形態のこれ以外の処理は、実施 の形態1と同様である。

 なお、本実施の形態では、相互相関処理 用いるサブキャリアに対応する位相回転量 実施の形態1と同様に求めるようにしたが、 位相回転量については、実施の形態2と同様 量子化した値として求めるようにしてもよ 。

 このように、本実施の形態では、レンジ グコードが割り当てられたタイルのうち所 数のサブキャリアのみを選択し、選択した ブキャリアに対応する相関値のみを算出し 、算出した相関値を用いて実施の形態1と同 様に受信電力を推定するようにした。このた め、マルチパス環境下であってもレンジング における受信電力の推定を精度よく行うこと ができ、さらに、実施の形態1より回路規模 処理量を低減することができる。

 以上のように、本発明にかかる受信電力 定方法および受信装置は、レンジングコー を用いて受信電力を推定する受信装置に適 ており、特に、マルチパス環境下で受信電 を推定する受信装置に適している。




 
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