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Title:
SPATIAL INPUT OPERATION DISPLAY APPARATUS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/078144
Kind Code:
A1
Abstract:
A spatial input operation display apparatus providing a user interface allowing input operations inside a space without requiring hands or fingers to be stopped in space, and not requiring a physical shape or space. The spatial input operation display apparatus is provided with a shape identifying portion (102) for recognizing shapes by comparing images obtained by a camera (101) with data stored in a shape data storing portion (103), an operation identifying portion (105) for identifying and anticipating motion patterns by comparing differential vector data of data identified by the shape identifying portion (102) with differential vector data stored in a motion data storing portion (106), a controller (107) for outputting image data based on motion pattern data of the operation identifying portion (105) and position data of an identified data storing portion (104), an image generating portion (108) for generating images by performing processes including rotation and expansion based on selected image data, and a display portion (109) for displaying the generated images to a space.

Inventors:
YAMADA TOMIYUKI
TAKADA SHUICHI
IMAKI SHUNSAKU
Application Number:
PCT/JP2008/003695
Publication Date:
June 25, 2009
Filing Date:
December 10, 2008
Export Citation:
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Assignee:
PANASONIC CORP (JP)
YAMADA TOMIYUKI
TAKADA SHUICHI
IMAKI SHUNSAKU
International Classes:
G06F3/01; G06F3/033; G06F3/0346
Foreign References:
JPH07175587A1995-07-14
JP2007323660A2007-12-13
JP2005301479A2005-10-27
JP2005063225A2005-03-10
JPH09190278A1997-07-22
Attorney, Agent or Firm:
WASHIDA, Kimihito (Shintoshicenter Bldg. 24-1, Tsurumaki1-chome, Tama-sh, Tokyo 34, JP)
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Claims:
 カメラと、
 形状データを予め格納する形状データ格納手段と、
 動きデータを予め格納する動きデータ格納手段と、
 画像データを予め格納する画像データ格納手段と、
 前記カメラの画像と前記形状データ格納手段に格納された形状データとを比較して対象の形状を認識するとともに、前記対象の形状と最も近い形状データを選択し、その差分データと画像の所定位置に形状データがあるかの位置情報とを出力する形状認識手段と、
 前記形状認識手段の差分データと前記位置情報とを格納する認識データ格納手段と、
 前記認識データ格納手段に格納された前記差分データと前記動きデータ格納手段に格納された動きデータとを比較して動きパターンの認識又は予測を行う動作認識手段と、
 前記動作認識手段の前記動きパターン情報と前記認識データ格納手段の前記位置情報に基づいて、生成すべき画像の選択及び回転・拡大・縮小を含む加工情報を加えた画像情報を出力する表示制御を行う制御手段と、
 前記画像情報から前記画像データ格納手段に格納された前記画像データを選択し、選択した画像データを元に回転・拡大を含む加工を行うことで画像を生成する画像生成手段と、
 前記画像生成手段により生成された画像を空間に表示する表示手段と、
 を備える空間入力動作表示装置。
 前記動作認識手段は、前記差分データと前記動きデータとを比較して最も近い順にN(Nは任意の自然数)個の動きデータを選択し、選択した動きデータから補間データを作成し、前記動きデータと前記補間データとの比較により動きパターンを認識する請求項1記載の空間入力動作表示装置。
 前記動作認識手段は、前記差分データと前記動きデータとを比較して最も近い動きデータを選択して前記認識データ格納手段に書き込むとともに、前記認識データ格納手段から以前の認識データを読み出し、現在と過去のデータの差分からさらなる動きベクトルを生成する請求項1記載の空間入力動作表示装置。
 前記表示手段は、前記カメラの画像と前記画像生成手段の画像を合成する請求項1記載の空間入力動作表示装置。
 前記画像データ格納手段は、前記画像データと共にマスクデータを有し、
 前記形状認識手段は、形状データを出力し、
 前記画像生成手段は、前記形状データに属する部分と前記画像データ格納手段の前記マスクデータの論理和を行いマスク情報として出力し、
 前記表示手段は、前記画像生成手段の前記マスク情報に従ってマスク状態となる画素には前記カメラの画像出力画素を割り当てそれ以外は前記画像生成手段が出力する画素を割り当てた画像を表示する請求項1記載の空間入力動作表示装置。
 前記形状データ格納手段は、前記形状データに加え色を含む補助情報を予め格納し、
 前記形状認識手段は、前記カメラの画像と前記形状データ格納手段の前記形状データと補助データを比較し、
 前記認識データ格納手段は、前記形状認識手段の認識結果を基に、最も近い形状を選択し、その差分データと画像のどの位置に形状データがあるかの位置情報とを格納する請求項1記載の空間入力動作表示装置。
 前記動作認識手段は、判定結果を前記動きデータ格納手段に蓄積し、該判定結果の頻度により一致した動きデータの順序付けを行うとともに、前記順序で動きデータを検索する請求項1記載の空間入力動作表示装置。
 前記形状データ格納手段は、前記形状データに加え形状の3Dモデリング座標及びテクスチャ画像を含む3Dグラフィックス表示用情報を予め格納し、
 前記画像生成手段は、前記制御手段が出力する形状データに応じて前記3Dグラフィックス表示用情報を取得して3D画像を生成し合成する請求項1記載の空間入力動作表示装置。
 音声を再生する音声発生手段をさらに備え、
 前記制御手段は、前記動作認識手段の前記動きデータの選択情報と前記認識データ格納手段の前記位置情報に基づいて、生成すべき音声の選択情報を前記音声発生手段に出力し、
 前記音声発生手段は選択された音声を再生する請求項1記載の空間入力動作表示装置。
 
Description:
空間入力動作表示装置

 本発明は、空間入力動作表示装置に関し 特に、撮影した画像の解析により動作認識 行い、認識結果に基づいて動作表示を行う 間入力動作表示装置に関する。

 携帯電話やコンピュータ等の電子機器に 、ユーザとのインターフェースとして入力 段が設けられ、ユーザは入力手段を介して 令や命令等を電子機器へ与えている。これ の入力手段としては、例えばキーボード、 ウス、タッチパネルなど、多種多様のもの 用いられている。これらの入力手段は、電 機器の特性に応じ、最適なものが選択され いる。特に文字入力に関しては、熟練を要 るものの、キーボードによる操作が速度と 確さの点で現在でも主流のインターフェー になっている。しかし、これらは一定のス ースを必要とし、電子機器の小型化、軽量 に対して障害となる。

 こうした課題に対し、例えば特許文献1に は、ホログラムを利用し、車室内の空間に操 作パネルの虚像を車室内の空間に映し出し、 この映し出された仮想の操作パネルを用いて 、ユーザの入力操作を判別する機器の操作系 選択装置が開示されている。

 また、物理的な形を持たない光キーボード ども開発されており、これは光を照射する 源と、光源からの光によって照射された物 からの反射波を検知するセンサと、机上に ーボードを映し出すプロジェクタとを備え 机上に映し出されたキーボードを操作する ーザの指の動きをセンサによって認識し、 の動きからキーボード入力を判別している

特開平9-190278号公報

 しかしながら、このような従来の空間入 システムにあっては、以下のような問題点 あった。

 特許文献1に記載の空間入力システムでは 、ホログラムで映し出された映像で空間操作 を行う場合、物理的なボタンを押下する場合 と異なり、空中に手や指を静止させる必要が あり、正確な位置を指し示すことが難しい。

 また、光キーボードを用いる空間入力シ テムでは、携帯時には物理的な形を持たな という特長を有するものの、使用時には机 どキーボードを映し出すスペースが必要と る。

 本発明の目的は、空中に手や指を静止さ ることなく空間での入力操作を行うことが き、物理的な形状やスペースを必要とせず 電子機器の操作が可能なユーザとのインタ フェースを提供する空間入力動作表示装置 提供することである。

 本発明の空間入力動作表示装置は、カメ と、形状データを予め格納する形状データ 納手段と、動きデータを予め格納する動き ータ格納手段と、画像データを予め格納す 画像データ格納手段と、前記カメラの画像 前記形状データ格納手段に格納された形状 ータとを比較して対象の形状を認識する形 認識手段と、前記形状認識手段の認識結果 基に、前記対象の形状と最も近い形状デー を選択し、その差分データと画像の所定位 に形状データがあるかの位置情報とを格納 る認識データ格納手段と、前記認識データ 納手段に格納された前記差分データと前記 きデータ格納手段に格納された動きデータ を比較して動きパターンの認識又は予測を う動作認識手段と、前記動作認識手段の前 動きパターン情報と前記認識データ格納手 の前記位置情報に基づいて、生成すべき画 の選択及び回転・拡大・縮小を含む加工情 を加えた画像情報を出力する表示制御を行 制御手段と、前記画像情報から前記画像デ タ格納手段に格納された前記画像データを 択し、選択した画像データを元に回転・拡 を含む加工を行うことで画像を生成する画 生成手段と、前記画像生成手段により生成 れた画像を空間に表示する表示手段と、を える構成を採る。

 本発明によれば、空中に手や指を静止さ ることなく空間での入力操作を行うことが き、物理的な形状やスペースを必要とせず 空間入力操作を表示装置で確認しながら電 機器などの操作を行うことができる。

本発明の実施の形態1に係る空間入力動 作表示装置の構成を示す図 上記実施の形態1に係る空間入力動作表 示装置の手の場合のベクトルデータの例を示 す図 本発明の実施の形態3に係る空間入力動 作表示装置の形状対象物をマスクした場合の 表示例を示す図 本発明の実施の形態5に係る空間入力動 作表示装置の仮想的な立体映像の表示例を示 す図

 以下、本発明の実施の形態について、図 を参照して詳細に説明する。

 (実施の形態1)
 図1は、本発明の実施の形態1に係る空間入 動作表示装置の構成を示す図である。本実 の形態は、コンピュータやオーディオ装置 どの電子機器のユーザとのインターフェー 用途に好適な空間入力システムに適用した である。

 図1において、空間入力動作表示装置100は 、カメラ101と、形状認識部102、形状データ格 納部103、認識データ格納部104、動作認識部105 、動きデータ格納部106、制御部107、画像生成 部108、表示部109、及び画像データ格納部110を 備えて構成される。

 カメラ101は、画像を入力する手段であり レームごとに逐次画像を送出する。

 形状認識部102は、カメラ101の画像と形状 ータ格納部103に格納された形状データとを 較して対象の形状を認識する。また、形状 識部102は、カメラ101が出力する画像と形状 ータ格納部103にある形状データとを比較し 最も近い形状を選択後、その差分データと 像のどの位置に形状データがあるかの位置 報とを出力する。また、形状認識部102は、 メラ101が出力する画像と形状データ格納部1 03にある形状データと補助データを比較し、 も近い形状を選択後、その差分データと画 のどの位置に形状データがあるかの位置情 とを出力する。

 形状データ格納部103は、形状データと色 どの補助情報を予め格納する。

 認識データ格納部104は、形状認識部102か の差分データと位置情報とを格納する。具 的には、認識データ格納部104は、形状デー のベクトルデータの差を差分ベクトルデー として蓄積し、さらに、形状が画面のどこ あるかを指し示す位置情報も同時に蓄積す 。

 動作認識部105は、認識データ格納部104に 納された差分データと動きデータ格納部106 格納された動きデータとを比較して動きパ ーンの認識及び/又は予測を行う。例えば、 動作認識部105は、差分データと動きデータと を比較して最も近い順にN(Nは任意の自然数) の動きデータを選択し、選択した動きデー から補間データを作成し、動きデータと補 データとの比較により動きパターンを認識 る。また、動作認識部105は、差分データと きデータとを比較して最も近い動きデータ 選択して認識データ格納部104に書き込むと もに、認識データ格納部104から以前の認識 ータを読み出し、現在と過去のデータの差 からさらなる動きベクトルを生成する。さ に、動作認識部105は、判定結果を動きデー 格納部106に蓄積し、該判定結果の頻度によ 一致した動きデータの順序付けを行うとと に、順序で動きデータを検索する。

 動きデータ格納部106は、登録した動きデ タを予め格納する。

 制御部107は、動作認識部105の動きパター 情報と認識データ格納部104の位置情報に基 いて、生成すべき画像の選択及び回転・拡 ・縮小を含む加工情報を加えた画像情報を 像生成部108に出力する。

 画像生成部108は、画像情報から画像デー 格納部110に格納された画像データを選択し 選択した画像データを元に回転・拡大を含 加工を行うことで画像を生成する。

 表示部109は、画像生成部108により生成さ た画像を空間に表示する。また、表示部109 、カメラ101の出力画像と画像生成部108が出 する画像を合成する。

 画像データ格納部110は、画像データを予 格納する。

 ここで、空間入力動作表示装置100は、形 データ格納部103が、形状データに加え色を む補助情報を予め格納し、形状認識部102が カメラ101の画像と形状データ格納部103の形 データと補助データを比較し、認識データ 納部104が、形状認識部102の認識結果を基に 最も近い形状を選択し、その差分データと 像のどの位置に形状データがあるかの位置 報とを格納する態様でもよい。

 以下、上述のように構成された空間入力 作表示装置100の動作について説明する。

 形状認識部102は、カメラ101が出力する画 を入力し用意された形状データ格納部103内 形状データを用いて登録された形状である をフレーム単位で判定する。判定方法は、 録された形状との相関をとることが基本で る。相関を取る方法にはさまざまな手法が る。例えば、入力画像と登録された形状を 素単位で差分を取り、その絶対値の和が閾 を超えれば登録された形状として認識でき 。別の認識方法として、輪郭抽出を行い、 郭情報だけで判定したり、細線化処理を行 トポロジー(図形の構造)で判定したりする ともある。さらには、判定された形状が占 る色の割合を勘案したり、以前のフレーム 判定した結果と時間経過した判定結果を用 たりすることもある。これらは組み合わせ りすることで判定精度が向上する。

 形状データとの判定の結果とは完全に一 することは殆どない。この差を示すため、 状をベクトル集合体で表したベクトル情報 判定結果から生成する。形状データのベク ルデータを付属データとして作成しておけ 、両者のベクトルデータの差が形状データ らの変形を示すことになる。このベクトル ータの差を新たに差分ベクトルデータとし 認識データ格納部104に蓄積していく。さら 、形状が画面のどこにあるかを指し示す位 情報も同時に蓄積する。したがって、フレ ムごとに認識されたデータが逐次蓄積され ことになる。

 図2は、手200の場合のベクトルデータの例 を示す図である。図2において、●印で示す ード(ここでは指の関節)201間を結ぶ線分202が ベクトルデータとなる。

 また、前述した位置情報には形状の大き を判断することで奥行き情報を含ませるこ ができる。すなわち位置情報からは3次元的 な位置を、差分ベクトルデータからは形状の 角度や状態を得ることができる。したがって 、3Dアプリケーション、例えばゲームのよう 物体をモデリングしたことと等しい。

 動作認識部105は、認識データ格納部104の 分ベクトルデータを用いて動作判定を行う 具体的には、動作認識部105は、予め登録し おいた動きデータ格納部106内の動きデータ の比較を行うことで動作判定を行う。動き ータは、図1Aに示すように、動きのパター によりテーブル化される。動作認識部105は 認識データ格納部104の差分ベクトルデータ 比較し、最も一致度が高いテーブルを抽出 ることで、一致する動きパターンを認識す 。

 制御部107は、形状認識部102が出力する所 の形状を認識したことを示す一致度及び相 座標と、動作認識部105が出力する動きパタ ンを入力し表示制御を行う。形状の認識度 低い場合及び定常状態、すなわち動きパタ ンにおいて差分ベクトルデータが最も小さ 場合、基本となる映像データの生成を画像 成部108に指示する。ここで、形状の認識度 低い場合はなにも表示しない、もしくは半 明の映像データを作るなどいくつかの表現 法が考えられる。さらに、形状認識部102が す相対座標、動作認識部105が出力する動き ターンに従った映像出力指示を出す。

 画像生成部108は、与えられた指示と画像 ータ格納部110にある映像データを用いて画 を生成する。生成した画像は、表示部109に りフレームごとに表示される。

 以上によれば、動きパターンごとに映像 変化し表示部109に出力される。例えば、手 指の動きに対する動きデータを作っておく この動きに対するキーボード画像も合わせ データ化しておく。指の動きに連動したキ ボード画像が見えることになる。通常キー ードで変化するものは一部のキーであるの 、相対座標と動きパターンにより定常時の ーボード映像から該当するキーだけの映像 変化させる。例えば、図1(a)に示す[F]のキー 位置に左手の人差し指があることが相対座標 によって把握されており、動きパターンによ り[F]が押されたことが分かる。

 以上詳細に説明したように、本実施の形 によれば、空間入力動作表示装置100は、カ ラ101で取得した画像と形状データ格納部103 格納されたデータとを形状認識部102で比較 ることで対象の形状を認識する形状認識部1 02と、形状認識部102により認識されたデータ 差分ベクトルデータと動きデータ格納部106 格納された差分ベクトルデータとを比較し 動きパターンの認識と予測を行う動作認識 105と、動作認識部105の動きパターン情報と 識データ格納部104の位置情報に基づいて、 成すべき画像の選択及び回転・拡大・縮小 含む加工情報を加えた画像情報を出力する 御部107と、画像情報から画像データ格納部1 10に格納された画像データを選択し、選択し 画像データを元に回転・拡大を含む加工を うことで画像を生成する画像生成部108と、 像生成部108により生成された画像を空間に 示する表示部109と備える。これにより、空 での手の動きを画像によって認識すること でき、空中に手や指を静止させることなく 空間での入力操作が可能となる。例えば、 ーボード押下したボタンの位置を認識する とで仮想的なキー入力が可能となる。また 物理的な装置やスペースを必要とせず、空 入力操作を表示装置で確認しながら電子機 などの操作を行うことができる。

 また、本実施の形態では、動作認識部105 、差分データと動きデータとを比較して最 近い順にN個の動きデータを選択し、選択し た動きデータから補間データを作成し、動き データと補間データとの比較により動きパタ ーンを認識するので、予め格納される動きデ ータと完全に一致しない場合でも補間データ との比較により適切な操作の動きを検出する ことができる。

 また、本実施の形態では、動作認識部105 、差分データと動きデータとを比較して最 近い動きデータを選択して認識データ格納 104に書き込むとともに、認識データ格納部1 04から以前の認識データを読み出し、現在と 去のデータの差分からさらなる動きベクト を生成するので、予め格納される動きデー と完全に一致しない場合でも、次回以降は たな動きベクトルとして生成され、記憶さ た動きデータとの比較により、前回と同様 認識結果を示すことができる。

 また、本実施の形態では、表示部109は、 メラ101の画像と画像生成部108の画像を合成 るので、例えばカメラの取り付け位置を頭 やメガネの一部に固定するなどとすること 、実際の視点での映像に画像生成装置で生 したキーボード等の画像を合成して表示さ ることができる。

 また、本実施の形態において、形状デー 格納部103は、形状データに加え色を含む補 情報を予め格納し、形状認識部102は、カメ 101の画像と形状データ格納部103の形状デー と補助データを比較し、認識データ格納部1 04は、形状認識部102の認識結果を基に、最も い形状を選択し、その差分データと画像の の位置に形状データがあるかの位置情報と 格納する構成とすることで、予め格納して る形状データだけでは判定が困難な場合で 、補助データとの比較により判定精度を向 させることができる。

 また、本実施の形態において、動作認識 105は、判定結果を動きデータ格納部106に蓄 し、該判定結果の頻度により一致した動き ータの順序付けを行うとともに、順序で動 データを検索する構成とすることで、よく う操作の動作との比較が処理の前段で行わ るようになるため、判定速度と判定精度を 上させることができる。

 (実施の形態2)
 実施の形態2は、判定精度の向上を図る例に ついて説明する。

 実施の形態2では、形状認識部102は、形状 認識のための判定基準を有する構成とする。 形状認識部102に、予め判定基準を与えておく ことで判定精度を向上させることができる。 例えば手を判定させる場合、操作する者の手 の特徴を登録することなどである。指の長さ や太さ、指輪の情報などが特徴に相当する。

 また、入力画像から平面情報だけでなく 体情報を認識させることができればさらに 定精度が向上する。立体情報を認識するに 形状の大きさがどのくらいの縮尺率かなど 相対的な奥行き位置が分かる。また、手の 状により立体情報は予め判断できる場合が い。例えば、指先を曲げるとその画像の指 短く映ることから曲げていることが判断で 、指先を曲げている場合は人間工学上曲げ 度などがある程度類推できるので、指の節 との立体情報もデータベース化しやすい。 た、カメラ101を原点とした指までの相対座 を得ることも可能である。

 動作認識部105は、動きデータ格納部106内 動きデータに完全に一致しない差分ベクト が生じた場合、動きデータから一致判定の いものを2つ抜き出し、一致度から動きデー タの遷移を判断する。例えば、動作認識部105 は、動きデータの中のテーブル1とテーブル4 一致度が高くそれぞれ等しければテーブル1 からテーブル4へ、もしくはテーブル4からテ ブル1の動きを行うと判定できる。ここでは 2つを抜き出して判定する例を示すが3つでも4 つでも遷移を示す中間情報が詳細化されるだ けであり、上記2つの場合と同様に判定可能 ある。

 (実施の形態3)
 実施の形態3は、必要な箇所を手前に表示さ せるマスク処理の例である。

 実施の形態3では、画像データ格納部110は 、画像データと共にマスクデータを有し、形 状認識部102は、形状データを出力し、画像生 成部108は、形状データに属する部分と画像デ ータ格納部110のマスクデータの論理和を行い マスク情報として出力し、表示部109は、画像 生成部108のマスク情報に従ってマスク状態と なる画素にはカメラ101の画像出力画素を割り 当てそれ以外は画像生成部108が出力する画素 を割り当てた画像を表示する。

 表示部109が透過型であり背景が透かして るものを仮定する。ここで、形状認識対象 ある物体と重ね合わせるように画像生成部1 08が映像出力位置を調整することが考えられ 。また位置だけでなく、映像の拡大・縮小 変形を行うことで、形状認識対象物に一致 た表示が可能である。これらの処理は汎用 グラフィックスエンジンなどで行うが画像 成部108に組み込まれているとする。

 この場合、表示部109と形状認識対象物と 相対的な関係を予め情報として与える必要 ある。カメラ101と表示部109との距離が0、す なわちそれらが物理的に一体化しているか、 相対距離や相対角度が固定になる必要がある 。但し後者は、表示部109の視線情報を把握し ておく必要もある。

 また、映像データをそのまま表示部109に すと、写された映像が形状認識対象物を覆 隠してしまう。ここで、形状認識部102によ 形状対象物をマスクさせるマスクデータを ることで、マスクされている画素には映像 出さないことにすれば形状認識対象物は覆 隠れなくなる。

 図3は、本発明の実施の形態3における形 対象物をマスクした場合の表示例を示す図 ある。図1と同一構成部分には同一符号を付 ている。

 図3において、頭部210に、オーバヘッドデ ィスプレイの表示部109と、カメラ101を設置す る。表示部109がキーボード300を表示する場合 、手200の上に表示してしまうと手200の動きが 分からなくなるが、図3a.に示すように、手200 の部分をマスクしてキーボード300を表示すれ ばキーボード300の上に手があるようにするこ とができる。

 このように、本実施の形態によれば、画 合成において、手などの画像生成装置の出 よりも手前に見える必要のある箇所をマス することで、必要な箇所を手前に表示させ ことが可能になり、操作性をより向上させ ことができる。

 (実施の形態4)
 実施の形態4は、学習機能により判定精度の 向上を図る例について説明する。

 実施の形態4では、動作認識部105は、予め 学習機能を有する構成とする。動作認識部105 に予め学習機能を与えておくことで、判定精 度を向上させることができる。動作認識部105 は、過去に動きデータ格納部106内の動きデー タから一致判定した動作パターンを蓄積して 自動的にデータベース化を行い、動きデータ 格納部106に追加することで、次の動作をその データベースから予測することが可能となる 。

 例えば、実施の形態2で述べたように、動 きデータに完全に一致しない差分ベクトルが 生じた場合において、2つ以上のテーブルか 動きを判定したとき、その一連の動作を学 し記憶しておくことで、次に同じ動きを認 した場合は同様の判定結果を得ることがで 、判定精度を向上させることができる。

 また、この機能を拡張し、予めある動き ターンを学習させておくことで、その動き よる新たな入力操作を可能にすることもで る。

 さらに、人が表示された結果を判断して 定することで確実に結果をフィードバック ることも考えられる。

 (実施の形態5)
 実施の形態5は、3Dグラフィックス表示を適 した例である。

 実施の形態5では、形状データ格納部103は 、形状データに加え形状の3Dモデリング座標 びテクスチャ画像を含む3Dグラフィックス 示用情報を予め格納し、画像生成部108は、 御部107が出力する形状データに応じて3Dグラ フィックス表示用情報を取得して3D画像を生 し合成する。

 形状データ格納部103内の形状データに付 データとして3Dデータを格納しておくこと 、画像生成部108を用いて3D画像を生成するこ とが可能となる。表示部109が透過型であり左 右別々の画像表示が可能な場合、3D画像を立 的に空間に表示させることができる。また 表示部109に実際のカメラ位置からの視点と 異なった仮想的な3D画像を表示させること できる。これらの処理は汎用の3Dグラフィッ クスエンジンが画像生成部108に組み込まれて いるとする。

 図4は、本発明の実施の形態5における仮 的な立体映像の表示例を示す図である。

 図4に示すように、表示部109に仮想的に立 体的なキーボード300Dと手200Dを表示させるこ ができる。この構成によれば、実際の視点 は異なった位置で立体的にキーボードや手 表示させることもでき、実際は見えないよ な位置でも認識できるようになるため、操 しやすくなる。

 このように、本実施の形態によれば、実 の視点からは見えないような位置でも認識 きるようになるため、操作性をより向上さ ることができる。

 (実施の形態6)
 実施の形態6は、さらに音声出力を備える例 である。

 実施の形態6では、音声合成LSI等からなる 音声発生装置(図示略)をさらに備え、制御部1 07は、動作認識部105の動きデータの選択情報 認識データ格納部104の位置情報に基づいて 生成すべき音声の選択情報を音声発生装置 出力し、音声発生装置は選択された音声を 生する。

 画像生成部108は、2D,3Dグラフィックスエ ジンが組み込まれており、この2D,3Dグラフィ ックスエンジンにより与えられた指示に対応 した画像を生成し、入力操作に対応した結果 を表示部109に出力する。また、制御部107は、 入力操作に対応した結果を音声などにして出 力する。この場合、制御部107にスピーカなど が組み込まれているとする。これにより、入 力状態をユーザにフィードバックすることで 入力操作の安定性を向上させることができる 。

 例えば、図3及び図4に示すように、表示 109にキーボード画像が表示されている場合 、例えば[F]のキーが押下されたという指示 与えられたとき、画像生成部108は[F]のキー 表示を点灯させる画像データを生成する。 れにより、入力操作が視覚的に確認でき、 た、制御部107により聴覚的にも確認が可能 なる。これらによって、実際にはキーを押 していないが、ユーザは押下したことが感 的に認識できる。

 このように、本実施の形態によれば、聴 的にキーを押下したことを認識でき、キー 力操作の安定性をより向上させることがで る。

 以上の説明は本発明の好適な実施の形態 例証であり、本発明の範囲はこれに限定さ ることはない。例えば、上記各実施の形態 、各種の電子機器に適用した例であるが、 力対象を空間に表示するものであればどの うな機器にも同様に適用できる。

 また、上記各実施の形態では空間入力動 表示装置という名称を用いたが、これは説 の便宜上であり、空間入力システム、空間 力装置等であってもよいことは勿論である

 さらに、上記空間入力動作表示装置を構 する各装置、例えばデータ格納部等の種類 数及び接続方法などは前述した実施の形態 限られない。

 2007年12月18日出願の特願2007-325649の日本出 願に含まれる明細書、図面及び要約書の開示 内容は、すべて本願に援用される。

 本発明に係る空間入力動作表示装置は、物 的な形状やスペースを必要とせず、空間入 操作を表示装置で確認しながら電子機器な の操作が可能になるので、各種の電子機器 おける空間入力システムに適用して好適で るのみならず、電子機器以外の各機器(例え ば、車両内の各電装品)における空間入力シ テムにも広く適用され得るものである。