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Patent Searching and Data


Title:
STABILIZER BUSH AND STRUCTURE FITTED WITH THE SAME
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/139511
Kind Code:
A1
Abstract:
Stabilizer bush (10) is provided with through-pass hole (20) for through pass of a stabilizer bar along the axial direction of rubber elastomer (30) molded in tubular form, and fixed to an auto body by means of a bracket fitted to the outer circumferential surface (18) of the rubber elastomer (30). The stabilizer bush (10) comprises split portion (16) for stabilizer bar fitting provided so as to extend from the outer circumferential surface (18) of the rubber elastomer (30) to the through-pass hole (20) and comprises a pair of finger hook parts (12,14) provided in axially differentiated positions having the split portion (16) interposed therebetween.

Inventors:
ANDO HIROSHI (JP)
FUJISAWA TAKASHI (JP)
NIWA SATOSI (JP)
KUZAWA YASUSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/001385
Publication Date:
November 20, 2008
Filing Date:
December 12, 2007
Export Citation:
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Assignee:
TOYOTA AUTO BODY CO LTD (JP)
ANDO HIROSHI (JP)
FUJISAWA TAKASHI (JP)
NIWA SATOSI (JP)
KUZAWA YASUSHI (JP)
International Classes:
B60G21/055; F16F1/38
Foreign References:
JP2003172389A2003-06-20
JPH09177853A1997-07-11
JPH0577632A1993-03-30
Attorney, Agent or Firm:
MORISHITA, Sakaki (Ebisu-NishiShibuya-ku, Tokyo, JP)
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Claims:
 筒状に成形されたゴム弾性体の軸方向に沿ってスタビライザバーが挿通される挿通孔が設けられ、前記ゴム弾性体の外周面に装着されるブラケットにより車体に固定されるスタビライザブッシュであって、
 前記ゴム弾性体の外周面より前記挿通孔に至るように設けられたスタビライザバー取付用の切り割り部と、
 軸方向に異なる位置であって、且つ前記切り割り部を挟んだ位置に設けられた一対の指掛け部と、
 を備えることを特徴とするスタビライザブッシュ。
 前記ゴム弾性体は、軸方向両端部において径方向に張り出した一対のフランジ部を備え、前記フランジ部に前記指掛け部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のスタビライザブッシュ。
 前記フランジ部は、挿通孔中心軸を挟んで前記切り割り部と対向する位置周辺に薄肉で形成された部分を有することを特徴とする請求項2に記載のスタビライザブッシュ。
 一対の前記フランジ部の間のゴム弾性体外周面上に、当該スタビライザブッシュがブラケットに対して相対回転するのを防止するための第1ストッパ突起部が設けられることを特徴とする請求項2または3に記載のスタビライザブッシュ。
 前記フランジ部に、当該スタビライザブッシュがブラケットに対して相対回転するのを防止するための第2ストッパ突起部が設けられることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載のスタビライザブッシュ。
 スタビライザブッシュをブラケットにて車体に固定するようになしたスタビライザブッシュの取付構造であって、
 前記スタビライザブッシュは、筒状に成形されたゴム弾性体と、
 前記ゴム弾性体の軸方向に沿って設けられたスタビライザバーが挿通される挿通孔と、
 前記ゴム弾性体の外周面より前記挿通孔に至るように設けられたスタビライザバー取付用の切り割り部と、
 軸方向に異なる位置であって、且つ前記切り割り部を挟んだ位置に設けられた一対の指掛け部と、
 前記スタビライザブッシュが前記ブラケットに対して相対回転するのを防止するための第1ストッパ突起部と、を備え、
 前記ブラケットは、前記スタビライザブッシュの第1ストッパ突起部と嵌合する嵌合部を備えることを特徴とするスタビライザブッシュの取付構造。
 前記スタビライザブッシュは、前記ゴム弾性体の軸方向両端部より径方向に張り出したフランジ部と、当該スタビライザブッシュがブラケットに対して相対回転するのを防止するために前記フランジ部に設けられた第2ストッパ突起部と、を備え、
 前記ブラケットは、前記スタビライザブッシュの第2ストッパ突起部と当接するブラケットフランジ部を備えることを特徴とする請求項6に記載のスタビライザブッシュの取付構造。 
Description:
スタビライザブッシュおよびス ビライザブッシュの取付構造

 本発明は、スタビライザバーを保持する タビライザブッシュ、およびスタビライザ ッシュをブラケットにて車体に固定するよ になしたスタビライザブッシュの取付構造 関する。

 従来から、車両の左右の車輪間にコの字状 スタビライザバーを設け、旋回時などに車 が傾斜した場合のスタビライザバーのねじ に対する復元力により車両の傾斜を抑制す スタビライザ装置が知られている。スタビ イザ装置において、スタビライザバーは、 常スタビライザブッシュを介して車体に取 付けられる(たとえば特許文献1、特許文献2 照)。

実開昭63-39011号公報

特開平5-77632号公報

 ところで、スタビライザバーにスタビラ ザブッシュを組み付けるために、スタビラ ザブッシュには組み付け用の切り割り部が けられる。作業者は、その切り割り部から タビライザブッシュを拡開して、スタビラ ザバーにスタビライザブッシュを組み付け 。しかしながら、スタビライザブッシュは 合成ゴム等の剛性の高い材料によって形成 れるため、作業者が切り割り部を拡開し難 、組み付けの作業性が悪かった。

 本発明はこうした状況に鑑みてなされた のであり、その目的は、スタビライザバー スタビライザブッシュを組み付ける際の作 性を向上できる技術を提供することにある

 上記課題を解決するために、本発明のあ 態様のスタビライザブッシュは、筒状に成 されたゴム弾性体の軸方向に沿ってスタビ イザバーが挿通される挿通孔が設けられ、 ム弾性体の外周面に装着されるブラケット より車体に固定されるスタビライザブッシ であって、ゴム弾性体の外周面より挿通孔 至るように設けられたスタビライザバー取 用の切り割り部と、軸方向に異なる位置で って、且つ切り割り部を挟んだ位置に設け れた一対の指掛け部とを備える。ゴム弾性 は、軸方向両端部において径方向に張り出 た一対のフランジ部を備え、フランジ部に 掛け部が設けられてもよい。

 この態様によると、一対の指掛け部を設 たことにより、作業者は、指掛け部に指を けて切り割り部を拡開することができる。 り割り部を拡開する作業が容易となるので スタビライザバーにスタビライザブッシュ 組み付ける際の作業性を向上できる。

 フランジ部は、挿通孔中心軸を挟んで切 割り部と対向する位置周辺に薄肉で形成さ た部分を有してもよい。この場合、切り割 部の拡開に要する力が小さくなるので、切 割り部を拡開する作業がより容易となり、 み付けの作業性をさらに向上できる。

 一対のフランジ部の間のゴム弾性体外周 上に、当該スタビライザブッシュがブラケ トに対して相対回転するのを防止するため 第1ストッパ突起部が設けられてもよい。フ ランジ部に、当該スタビライザブッシュがブ ラケットに対して相対回転するのを防止する ための第2ストッパ突起部が設けられてもよ 。これらの場合、スタビライザブッシュが ラケットに対して相対回転する事態を防止 きる。

 本発明の別の態様は、スタビライザブッ ュの取付構造である。このスタビライザブ シュの取付構造は、スタビライザブッシュ ブラケットにて車体に固定するようになし スタビライザブッシュの取付構造であって スタビライザブッシュは、筒状に成形され ゴム弾性体と、ゴム弾性体の軸方向に沿っ 設けられたスタビライザバーが挿通される 通孔と、ゴム弾性体の外周面より挿通孔に るように設けられたスタビライザバー取付 の切り割り部と、軸方向に異なる位置であ て、且つ切り割り部を挟んだ位置に設けら た一対の指掛け部と、スタビライザブッシ がブラケットに対して相対回転するのを防 するための第1ストッパ突起部とを備える。 ブラケットは、スタビライザブッシュの第1 トッパ突起部と嵌合する嵌合部を備える。

 この態様によると、スタビライザブッシ の第1ストッパ突起部とブラケットの嵌合部 が嵌合することにより、スタビライザブッシ ュがブラケットに対して相対回転することを 防止できる。

 スタビライザブッシュは、ゴム弾性体の 方向両端部より径方向に張り出したフラン 部と、当該スタビライザブッシュがブラケ トに対して相対回転するのを防止するため フランジ部に設けられた第2ストッパ突起部 とを備え、ブラケットは、スタビライザブッ シュの第2ストッパ突起部と当接するブラケ トフランジ部を備えてもよい。この場合、 タビライザブッシュの第2ストッパ突起部と ラケットのブラケットフランジ部が当接す ことにより、さらに効果的にスタビライザ ッシュがブラケットに対して相対回転する とを防止できる。

 本発明によれば、スタビライザバーにス ビライザブッシュを組み付ける際の作業性 向上できる。

本発明の実施の形態に係るスタビライ ブッシュを示す図である。 スタビライザブッシュを拡開している 子を示す図である。 本実施の形態に係るスタビライザブッ ュの側面図である。 スタビライザブッシュ取付用のブラケ トを示す図である。 スタビライザブッシュを車体に取り付 た状態を示す側面図である。 スタビライザブッシュを車体に取り付 た状態を示す断面図である。

符号の説明

 10 スタビライザブッシュ、 12、14 指掛 部、 16 切り割り部、 18 外周面、 20 挿 孔、 22、23 第1ストッパ突起部、 24、25  ランジ部、 26、27 第2ストッパ突起部、 28 爪部、 30 ゴム弾性体、 50 ブラケット、  62、64 ブラケットフランジ、 70 スタビライ ザバー、 80 車体、 84、86 嵌合部。

 図1は、本発明の実施の形態に係るスタビ ライザブッシュ10を示す図である。スタビラ ザブッシュ10は、円筒状に成形されたゴム 性体30により構成される。ゴム弾性体30には 軸方向に沿ってスタビライザバーが挿通さ る挿通孔20が設けられる。挿通孔20は、ゴム 弾性体30の軸方向両端間を貫通して設けられ いる。挿通孔20は、挿通されたスタビライ バーが回動可能となるように形成される。 ム弾性体30を形成するゴム材料は、特に限定 されず、一般的な天然ゴムや、合成ゴムであ ってよい。また、挿通孔20の壁面部を、自己 滑ゴムにより形成してもよい。この場合、 摩耗性を向上させるとともに異音の発生も 制することができる。

 ゴム弾性体30の軸方向両端部には、その 周縁から径方向に張り出した一対のフラン 部24、25が形成されている。フランジ部24、25 は、一部が切り欠かれた円形状で、ゴム弾性 体30の軸方向に所定の厚みを有している。ス ビライザブッシュ10が車体に組み付けられ 際には、フランジ部24、25に挟まれたゴム弾 体30の外周面18が、後述するブラケットおよ び車体に装着される装着部となる。外周面18 は、スタビライザブッシュ10がブラケット 対して相対回転するのを防止するための第1 トッパ突起部22が設けられる。この第1スト パ突起部22は、挿通孔20の中心軸を中心とし て切り割り部16から時計回りに90度の位置に ゴム弾性体30の軸方向に沿ってフランジ部24 25間にライン状に設けられている。なお、 1では図示されていないが、挿通孔20の中心 を中心として切り割り部16から反時計回りに 90度の位置にも、第1ストッパ突起部が設けら れている。

 ゴム弾性体30には、挿通孔20より外周面18 至る切り割り部16が設けられる。切り割り 16は、ゴム弾性体30の軸方向の全長に亘って けられており、ゴム弾性体30を分断してい 。この切り割り部16を開くことにより、ゴム 弾性体30は、挿通孔20の中心軸を挟んで切り り部16と対向する部位を支点として、第1ブ シュ部34と第2ブッシュ部36の2つの領域に分 される。

 本実施の形態に係るスタビライザブッシ 10においては、切り割り部16を拡開する際に 作業者が指を掛けるための一対の指掛け部12 14が設けられる。指掛け部12、14は、ゴム弾 体30の軸方向に異なる位置であって、且つ り割り部16を挟んだ位置に設けられる。図示 の状態で、指掛け部12は、切り割り部16の近 且つ上側に、指掛け部14は、切り割り部16の 傍且つ下側に設けられており、切り割り部1 6を挟んでいる。本実施の形態においては、 掛け部12、14は、それぞれフランジ部24、25に 設けられる。すなわち、一方の指掛け部12は 第1ブッシュ部34のフランジ部24に、他方の 掛け部14は、第2ブッシュ部36のフランジ部25 設けられる。指掛け部12、14は、フランジ部 24、25の外周面において指を沿わせて掛けや いように、凸状に形成される。指掛け部12、 14は、挿通孔20の中心軸を中心として切り割 部16から45度以内となる位置に設けられるこ が好ましい。

 図2は、スタビライザブッシュ10を拡開し いる様子を示す図である。スタビライザブ シュ10をスタビライザバーに組み付ける際 、作業者は、たとえば図2に示すように、右 人差し指を指掛け部12に掛け、左手人差し を指掛け部14に掛ける。そして、指掛け部12 14に互いに逆方向に力を掛けて切り割り部16 を拡開し、スタビライザバーを挿通孔20に嵌 入れる。指掛け部12、14の径方向への高さは 、指を掛けやすい程度の高さ、たとえば、10m m~20mm程度とすることが好ましい。このように 、本実施の形態に係るスタビライザブッシュ 10では、一対の指掛け部12、14を設けることに より、作業者は、指掛け部12、14に指を掛け 切り割り部16を拡開することができる。切り 割り部16を拡開する作業が容易となるので、 タビライザバーにスタビライザブッシュ10 組み付ける際の作業性を向上できる。

 図3は、本実施の形態に係るスタビライザ ブッシュ10の側面図である。図3に示すように 、スタビライザブッシュ10のフランジ部25は 挿通孔20の中心軸を挟んで切り割り部16と対 する部位周辺が直線上に切り欠かれており 薄肉に形成されている。もう一方のフラン 部24も、同様の部位周辺が薄肉に形成され いる。このように、フランジ部24、25の一部 薄肉に形成することにより、切り割り部16 拡開に要する力を小さくできるので、指掛 部12、14を設けたことと合わせて、組み付け 作業性をさらに向上できる。

 フランジ部25には、指掛け部14の他に、爪 部28と、2つの第2ストッパ突起部26、27と、が けられている。爪部28は、挿通孔20の中心軸 を挟んで切り割り部16と対向する部位に設け れており、スタビライザブッシュ10を車体 組み付ける際に、ブラケットを仮固定する めに用いられる。第2ストッパ突起部26、27は 、スタビライザブッシュ10がブラケットに対 て相対回転するのを防止するために設けら る。一方の第2ストッパ突起部26は、挿通孔2 0の中心軸を中心として、切り割り部16から時 計回りに90度の位置に設けられており、他方 第2ストッパ突起部27は、挿通孔20の中心軸 中心として、切り割り部16から反時計回りに 90度の位置に設けられている。

 図4は、スタビライザブッシュ10取付用の ラケット50を示す図である。ブラケット50は 、長方形状の金属板をプレス加工することに より形成される。ブラケット50は、半割円筒 状のブッシュ保持部52と、ブッシュ保持部52 の長さ方向両端部から所定の角度をつけて長 さ方向外方に延びた取付部54、56とを備える 取付部54、56には、それぞれボルト孔58、60が 設けられる。ブッシュ保持部52は、その内周 形状が、スタビライザブッシュ10の外周面18 と対応するように形成される。さらに、ブラ ケット50は、その幅方向両端部に、ブラケッ フランジ62、64が設けられる。このブラケッ トフランジ62、64は、ブラケット50の幅方向両 端部をL字状に折り曲げることにより形成さ ている。ブラケットフランジ62、64を設ける とにより、ブラケット50の強度を高めるこ ができる。

 図5は、スタビライザブッシュ10を車体80 取り付けた状態を示す側面図である。スタ ライザバー70を車体80に組み付ける際には、 ず、図2に示すようにスタビライザブッシュ 10の切り割り部16を拡開して、挿通孔20にスタ ビライザバー70を挿入する。次に、スタビラ ザブッシュ10の爪部28をブラケット50のブラ ットフランジ62に引っ掛け、スタビライザ ッシュ10とブラケット50とを仮固定する。そ 後、ボルト孔58、60にボルト66、68を挿入し スタビライザブッシュ10の外周面18を車体80 所定の取付位置に押し付け、車体80側からナ ット72、74を螺合して締め付けることにより 取り付けられる。

 本実施の形態では、図5に示すように、ス タビライザブッシュ10の第2ストッパ突起部26 27が、ブラケット50のブラケットフランジ62 当接している。これにより、スタビライザ ッシュ10がブラケット50に対して相対回転す るのが防止される。スタビライザブッシュ10 ブラケット50に対して相対的に回転してし うと、適切な装着状態が確保されず、また タビライザブッシュ10がブラケット50から外 てしまうおそれがある。本実施の形態のよ に、スタビライザブッシュ10に第2ストッパ 起部26、27を、ブラケット50にブラケットフ ンジ62を設け、第2ストッパ突起部26、27とブ ラケットフランジ62が当接するように両者を り付けることにより、スタビライザブッシ 10がブラケット50に対して相対回転するのが 防止され、上述のような事態を防ぐことがで きる。

 図6は、スタビライザブッシュ10を車体80 取り付けた状態を示す断面図である。図6は スタビライザブッシュ10の外周面18を、軸方 向に直交する面で切断した断面図である。車 体80のスタビライザブッシュ取付位置には、 タビライザブッシュ10を保持可能なように スタビライザブッシュ10の外周面18に対応し 形状の凹部82が形成されている。

 スタビライザブッシュ10の外周面18には、 第1ストッパ突起部22、23が設けられている。 実施の形態では、図6に示すように、ブラケ ット50と車体80とにより形成された嵌合部84、 86に、第1ストッパ突起部22、23が嵌合してい 。これらの嵌合部84、86は、ブラケット50、 体80をプレス加工した際に、折り曲げ部に生 じる曲げRを利用したものである。このよう 、第1ストッパ突起部22、23が嵌合部84、86と 合することにより、第2ストッパ突起部26、27 と合わせて、スタビライザブッシュ10がブラ ット50に対して相対回転することがさらに 果的に防止される。また、本実施の形態で 、ブラケット50および車体80をプレス加工し 際に生じる曲げRを利用して、嵌合部84、86 形成しているので、嵌合部84または車体80に 1ストッパ突起部22、23を嵌合するための溝 を形成する必要がない。従って、ブラケッ 50、車体80を安価に製造できる。

 以上、実施の形態をもとに本発明を説明 た。これらの実施形態は例示であり、各構 要素や各処理プロセスの組合せにいろいろ 変形例が可能なこと、またそうした変形例 本発明の範囲にあることは当業者に理解さ るところである。

 たとえば、上述の実施の形態では、凸形 の指掛け部12、14を形成したが、指掛け部の 形状は凸形状に限られるものではなく、たと えば凹形状であってもよい。また、一対の指 掛け部の一方を凸形状に、他方を凹形状にし てもよい。

 また、上述の実施の形態では、スタビラ ザブッシュ10のゴム弾性体30を円筒形状とし たが、車体に当接される平面部を有する断面 U字形状のゴム弾性体を用いてスタビライザ ッシュを構成してもよい。

 また、上述の実施の形態では、ブラケッ 50および車体80をプレス加工した際に生ずる 曲げRを利用して嵌合部84、86を形成したが、 ラケット50または車体80に溝部を形成するこ とにより、嵌合部を形成してもよい。

 本発明は、スタビライザ装置を備える車 に利用することができる。