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Title:
AUTHENTICATION SYSTEM, AUTHENTICATION METHOD, AND AUTHENTICATION PROGRAM
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2008/117404
Kind Code:
A1
Abstract:
An authentication system (1) in which initial verification for authentication is bi-directionally performed between a controller (10) and a controlled device (20a) by using a predetermined frequency channel when an access is first made. The controller (10) selects a frequency not used other than the frequencies stored in a use channel storing unit (13b) when the controller (10) and the controlled device (20a) are authenticated as valid devices by the verification result. The controller (10) and the controlled device (20a) change the channel between the controller (10) and the controlled device (20a) to the channel of the selected frequency. Thereafter, the controller (10) and the controlled device (20a) always and bi-directionally verify their validities every predetermined time by using the changed channel.

Inventors:
TANAKA SATOSHI (JP)
UETAKE MITSUO (JP)
OSHIMA RYUICHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2007/056267
Publication Date:
October 02, 2008
Filing Date:
March 26, 2007
Export Citation:
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Assignee:
FUJITSU LTD (JP)
TANAKA SATOSHI (JP)
UETAKE MITSUO (JP)
OSHIMA RYUICHI (JP)
International Classes:
H04L9/32; G06F21/44
Foreign References:
JP2001505749A2001-04-24
JP2002215480A2002-08-02
JP2001291079A2001-10-19
Attorney, Agent or Firm:
SAKAI, Hiroaki (Kasumigaseki Building2-5, Kasumigaseki 3-chom, Chiyoda-ku Tokyo 20, JP)
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Claims:
 制御装置と被制御装置との間で双方向に認証を行う認証装置において、
 前記制御装置と前記被制御装置との間の通信に利用されている周波数のチャンネルを認証情報記憶部に格納する認証情報格納手段と、
 最初にアクセスがあった場合に、非認証である前記制御装置と前記被制御装置との間で、前記認証情報記憶部に記憶されている所定の周波数のチャンネルを用いて、双方向に認証を行う初期認証手段と、
 前記初期認証手段によって前記制御装置および前記被制御装置が正当であると認証された場合には、前記認証情報記憶部に記憶されている前記チャンネル以外の利用されていない周波数のチャンネルを選択する周波数選択手段と、
 前記制御装置と前記被制御装置との間のチャンネルを前記周波数選択手段によって選択された前記周波数のチャンネルに切り替える周波数切替手段と、
 前記周波数切替手段によって切り替えられた前記チャンネルを用いて、所定の時間ごとに前記制御装置と前記被制御装置との間で双方向に認証を行う常時認証手段と、
 を備えることを特徴とする認証装置。
 前記認証情報格納手段は、認証の対象となる制御装置または被制御装置と、当該制御装置または被制御装置の暗証コードとを対応付けて前記認証情報記憶部に格納し、
 前記初期認証手段は、前記所定の周波数のチャンネルを用いた前記暗証コードにより認証を行うことを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
 前記認証情報格納手段は、候補となる周波数を示す候補帯域と、候補となる各周波数帯域のチャンネルを示す候補チャンネルとを対応付けて前記認証情報記憶部に格納することを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
 前記認証情報格納手段は、現在常時認証を行っている前記制御装置または前記被制御装置と常時認証に用いられているチャンネルと、常時認証を行うタイミングとを対応付けて前記認証情報記憶部に格納することを特徴とする請求項1に記載の認証装置。
 制御装置と被制御装置との間で双方向に認証を行う認証方法において、
 前記制御装置と前記被制御装置との間の通信に利用されている周波数のチャンネルを認証情報記憶部に格納する認証情報格納工程と、
 最初にアクセスがあった場合に、非認証である前記制御装置と前記被制御装置との間で所定の周波数のチャンネルを用いて、双方向に認証を行う初期認証工程と、
 前記初期認証工程によって前記制御装置および前記被制御装置が正当であると認証された場合には、前記認証情報記憶部に記憶されている前記チャンネル以外の利用されていない周波数のチャンネルを選択する周波数選択工程と、
 前記制御装置と前記被制御装置との間のチャンネルを前記周波数選択工程によって選択された前記周波数のチャンネルに切り替える周波数切替工程と、
 前記周波数切替工程によって切り替えられた前記チャンネルを用いて、所定の時間ごとに前記制御装置と前記被制御装置との間で双方向に認証を行う常時認証工程と、
 を含んだことを特徴とする認証方法。
 制御装置と被制御装置との間で双方向に認証を行う認証方法をコンピュータに実行させる認証プログラムであって、
 前記制御装置と前記被制御装置との間の通信に利用されている周波数のチャンネルを認証情報記憶部に格納する認証情報格納手順と、
 最初にアクセスがあった場合に、非認証である前記制御装置と前記被制御装置との間で所定の周波数のチャンネルを用いて、双方向に認証を行う初期認証手順と、
 前記初期認証手順によって前記制御装置および前記被制御装置が正当であると認証された場合には、前記認証情報記憶部に記憶されている前記チャンネル以外の利用されていない周波数のチャンネルを選択する周波数選択手順と、
 前記制御装置と前記被制御装置との間のチャンネルを前記周波数選択手順によって選択された前記周波数のチャンネルに切り替える周波数切替手順と、
 前記周波数切替手順によって切り替えられた前記チャンネルを用いて、所定の時間ごとに前記制御装置と前記被制御装置との間で双方向に認証を行う常時認証手順と、
 をコンピュータに実行させることを特徴とする認証プログラム。
Description:
認証システム、認証方法および 証プログラム

 この発明は、制御装置と被制御装置との で双方向に認証を行う認証システム、認証 法および認証プログラムに関する。

 近年、ネットワークに接続された電子機 (例えば、PC、PDA、携帯電話またはゲーム機 )を用いて、様々なサービスを享受できるこ とが知られている。このような電子機器にお いて、悪意のある第三者の不正使用を防止す べく、正当な利用者による利用であることを 認証する認証システムの仕組が求められてい る。

 このような認証システムとして、既存技 であるパスワードによる認証やその暗号化 術(例えば、PKI)、ICカード、バイオ認証等の 新たな技術でこれを解決しようとする流れが あるが、それらは基本的にワンタイム認証で あるため、認証後の機器の盗難や置き忘れに 対しての対応は難しい状況にある。

 そこで、制御装置と電子機器(つまり、被 制御装置)と一対一で、予め決められた所定 周波数における無線の双方向通信を用いて 所定の時間ごとに常時認証を行う認証シス ムの技術が実施されている(例えば、特許文 1参照)。

特開2001-291079号公報

 しかしながら、上記の従来技術では、制 装置と電子機器との間で一対一の同一周波 を用いた認証を行うので、例えば、複数の 制御装置を同時に認証するためには、複数 認証機器を同時に持ち歩く必要がある結果 利便性に欠けるという問題がある。

 また、予め決められた単一の周波数を用 て双方向通信を行うので、同一チャンネル 頻繁に利用されて混信が発生してリトライ 数が増える結果、電池容量の消費が大きい いう問題がある。

 そこで、この発明は、利便性があり、か 電池容量の消費が少ない認証システム、認 方法および認証プログラムを提供すること 目的とする。

 上述した課題を解決し、目的を達成する め、本発明は、制御装置と被制御装置との で双方向に認証を行う認証システムにおい 、前記制御装置と前記被制御装置との間の 信に利用されている周波数のチャンネルを 証情報記憶部に格納する認証情報格納手段 、最初にアクセスがあった場合に、非認証 ある前記制御装置と前記被制御装置との間 所定の周波数のチャンネルを用いて、双方 に認証を行う初期認証手段と、前記初期認 手段によって前記制御装置および前記被制 装置が正当であると認証された場合には、 記認証情報記憶部に記憶されている前記チ ンネル以外の利用されていない周波数のチ ンネルを選択する周波数選択手段と、前記 御装置と前記被制御装置との間のチャンネ を前記周波数選択手段によって選択された 記周波数のチャンネルに切り替える周波数 替手段と、前記周波数切替手段によって切 替えられた前記チャンネルを用いて、所定 時間ごとに前記制御装置と前記被制御装置 の間で双方向に認証を行う常時認証手段と を備えることを特徴とする。

 また、本発明は、前記認証情報格納手段 、認証の対象となる制御装置または被制御 置と、当該制御装置または被制御装置の暗 コードとを対応付けて前記認証情報記憶部 格納し、前記初期認証手段は、前記所定の 波数のチャンネルを用いた前記暗証コード より認証を行うことを特徴とする。

 また、本発明は、前記認証情報格納手段 、候補となる周波数を示す候補帯域と、候 となる各周波数帯域のチャンネルを示す候 チャンネルとを対応付けて前記認証情報記 部に格納することを特徴とする。

 また、本発明は、前記認証情報格納手段 、現在常時認証を行っている前記制御装置 たは前記被制御装置と常時認証に用いられ いるチャンネルと、常時認証を行うタイミ グとを対応付けて前記認証情報記憶部に格 することを特徴とする。

 また、本発明は、制御装置と被制御装置 の間で双方向に認証を行う認証方法におい 、前記制御装置と前記被制御装置との間の 信に利用されている周波数のチャンネルを 証情報記憶部に格納する認証情報格納工程 、最初にアクセスがあった場合に、非認証 ある前記制御装置と前記被制御装置との間 所定の周波数のチャンネルを用いて、双方 に認証を行う初期認証工程と、前記初期認 工程によって前記制御装置および前記被制 装置が正当であると認証された場合には、 記認証情報記憶部に記憶されている前記チ ンネル以外の利用されていない周波数のチ ンネルを選択する周波数選択工程と、前記 御装置と前記被制御装置との間のチャンネ を前記周波数選択工程によって選択された 記周波数のチャンネルに切り替える周波数 替工程と、前記周波数切替工程によって切 替えられた前記チャンネルを用いて、所定 時間ごとに前記制御装置と前記被制御装置 の間で双方向に認証を行う常時認証工程と を含んだことを特徴とする。

 また、本発明は、制御装置と被制御装置 の間で双方向に認証を行う認証方法をコン ュータに実行させる認証プログラムであっ 、前記制御装置と前記被制御装置との間の 信に利用されている周波数のチャンネルを 証情報記憶部に格納する認証情報格納手順 、最初にアクセスがあった場合に、非認証 ある前記制御装置と前記被制御装置との間 所定の周波数のチャンネルを用いて、双方 に認証を行う初期認証手順と、前記初期認 手順によって前記制御装置および前記被制 装置が正当であると認証された場合には、 記認証情報記憶部に記憶されている前記チ ンネル以外の利用されていない周波数のチ ンネルを選択する周波数選択手順と、前記 御装置と前記被制御装置との間のチャンネ を前記周波数選択手順によって選択された 記周波数のチャンネルに切り替える周波数 替手順と、前記周波数切替手順によって切 替えられた前記チャンネルを用いて、所定 時間ごとに前記制御装置と前記被制御装置 の間で双方向に認証を行う常時認証手順と をコンピュータに実行させることを特徴と る。

 本発明によれば、制御装置と被制御装置 の間の通信に利用されている周波数のチャ ネルを認証情報記憶部に格納し、最初にア セスがあった場合に、非認証である制御装 と被制御装置との間で所定の周波数のチャ ネルを用いて、双方向に認証を行い、制御 置および被制御装置が正当であると認証さ た場合には、認証情報記憶部に記憶されて るチャンネル以外の利用されていない周波 のチャンネルを選択し、制御装置と被制御 置との間のチャンネルを選択された周波数 チャンネルに切り替え、切り替えられたチ ンネルを用いて、所定の時間ごとに制御装 と被制御装置との間で双方向に認証を行う で、複数の制御装置および複数の被制御装 を認証可能とし、複数の制御装置を持ち歩 必要が無くなる結果、また、未使用周波数 用いて常時認証を行って混信を防止し、リ ライ回数が減少する結果、利便性があり、 つ電池容量の消費を少なくすることが可能 ある。

 本発明によれば、認証の対象となる制御 置または被制御装置と、当該制御装置また 被制御装置の暗証コードとを対応付けて認 情報記憶部に格納し、所定の周波数のチャ ネルを用いた暗証コードにより認証を行う で、暗証コードを用いた適切な初期認証を うことが可能である。

 本発明によれば、候補となる周波数を示 候補帯域と、候補となる各周波数帯域のチ ンネルを示す候補チャンネルとを対応付け 認証情報記憶部に格納するので、予め設定 れた候補チャンネルから未使用のものを用 て常時認証をすることが可能である。

 本発明によれば、現在常時認証を行って る制御装置または被制御装置と常時認証に いられているチャンネルと、常時認証を行 タイミングとを対応付けて認証情報記憶部 格納するので、例えば、常時認証を行うタ ミングから所定の時間以上経過しても暗証 ードが受信されない場合には、制御装置と 制御装置とが所定の距離以上離れたと判断 て、認証処理を終了することが可能である

図1は、実施例1に係る認証システムの 要および特徴を説明するための図である。 図2は、実施例1に係る制御装置の構成 示すブロック図である。 図3は、暗証コード記憶部の一例につい て説明するための図である。 図4は、使用チャンネル記憶部の一例に ついて説明するための図である。 図5は、常時認証情報記憶部の一例につ いて説明するための図である。 図6は、実施例1に係る被制御装置の構 を示すブロック図である。 図7は、暗証コード記憶部の一例につい て説明するための図である。 図8は、チャンネル候補記憶部の一例に ついて説明するための図である。 図9は、常時認証情報記憶部の一例につ いて説明するための図である。 図10は、実施例1に係る認証システムに よる認証処理の流れを示すシーケンス図であ る。 図11は、実施例2に係る認証システムを 説明するための図である。 図12は、実施例2に係る認証システムを 説明するための他の図である。 図13は、認証プログラムを実行する制 装置100のハードウェア構成を示す図である 図14は、認証プログラムを実行する被 御装置200のハードウェア構成を示す図であ 。

符号の説明

 1 認証システム
 10 制御装置
 11 通信部
 12 制御部
 12a サーチ信号送信部
 12b 初期認証部
 12c 周波数選択部
 12d 周波数切替部
 12e 常時認証部
 13 記憶部
 13a 暗証コード記憶部
 13b 使用チャンネル記憶部
 13c 常時認証情報記憶部
 20 被制御装置
 21 通信部
 22 制御部
 22a サーチ信号返信部
 22b 初期認証部
 22c 周波数候補送信部
 22d 周波数切替部
 22e 常時認証部
 23 記憶部
 23a 暗証コード記憶部
 23b チャンネル候補記憶部
 23c 常時認証情報記憶部

 以下に添付図面を参照して、この発明に る認証システムの実施例を詳細に説明する

 以下の実施例では、実施例1に係る認証シ ステムの概要および特徴、制御装置の構成、 被制御装置の構成および認証システムの処理 の流れを順に説明し、最後に実施例1による 果を説明する。

[実施例1に係る認証システムの概要および特 ]
 まず最初に、図1および図2を用いて、実施 1に係る認証システムの概要および特徴を説 する。図1は、実施例1に係る認証システム 概要および特徴を説明するための図であり 図2は、実施例1に係る制御装置の構成を示す ブロック図である。

 実施例1の認証システム1では、制御装置 被制御装置との間で双方向に認証を行うこ を概要とする。そして、利便性があり、か 電池容量の消費を少なくする点に主たる特 がある。

 この主たる特徴について具体的に説明す と、実施例1に係る認証システム1は、図1に すように、制御装置としてのウェアラブル ー10と、被制御装置としての複数のPC20a、20b とで構成される。なお、制御装置は、カード 、キーユニット、カードホルダー、時計等に 適用するようにしてもよく、また、被制御装 置もプリンタ、携帯または扉等に適用するよ うにしてもよい。

 この認証システム1の制御装置10は、図2に 示すように、制御装置10と被制御装置20との の通信に利用されているチャンネルを記憶 る使用チャンネル記憶部13b(後に図4を用いて 詳述)を備える。

 このような構成のもと、認証システム1は 、最初にアクセスがあった場合に、制御装置 10と被制御装置20aとの間で所定の周波数(図1 例では、周波数k00)のチャンネルを用いて、 方向に初期認証を行う(図1の(1)参照)。具体 には、制御装置10および被制御装置20aは、 いに暗証コードを送信し、受信した暗証コ ドが暗証コード記憶部13a、23a(図2参照。後に 、図3および図7を用いて詳述)に記憶されてい るか否かを判定する。

 その認証の結果、制御装置10および被制 装置20aが正当であると認証された場合には 制御装置10は、使用チャンネル記憶部13bに記 憶されている周波数以外の利用されていない 周波数を選択する(図1の(2)参照)。具体的には 、制御装置10は、被制御装置20aから周波数の 補(図1の例では、周波数k01、k02、k03、k04)を 信し、使用チャンネル記憶部13bを参照して その周波数の候補から現在使用されていな 周波数を選択し、選択された周波数を被制 装置20aに通知する。

 そして、制御装置10および被制御装置20a 、制御装置10と被制御装置20aとの間のチャン ネルを選択された周波数(図1の例では、周波 k01)のチャンネルに切り替える(図1の(3)参照) 。その後、制御装置10および被制御装置20aは 切り替えられたチャンネルを用いて、所定 時間ごとに制御装置10と被制御装置20aとの で双方向に常時認証を行う(図1の(4)参照)。

 また、制御装置10は、上記と同様に、被 御装置20bとの間で初期認証を行った後(図1の (5)参照)、使用チャンネル記憶部13bに記憶さ ている周波数以外の利用されていない周波 を選択する(図1の(6)参照)。つまり、制御装 10は、上記の例を用いて説明すると、被制御 装置20aとの通信ですでに利用されている周波 数「k01」以外の周波数を被制御装置20bとの通 信に用いる周波数として選択する。

 そして、制御装置10および被制御装置20a 、被制御装置20aの場合と同様に、制御装置10 と被制御装置20bとの間のチャンネルを選択さ れた周波数(図1の例では、周波数k04)のチャン ネルに切り替える(図1の(7)参照)。その後、制 御装置10および被制御装置20bは、切り替えら たチャンネルを用いて、所定の時間ごとに 御装置10と被制御装置20bとの間で双方向に 時認証を行う(図1の(8)参照)。

 つまり、制御装置10は、被制御装置20aと 間では周波数k01のチャンネルを用いて常時 証を行い、被制御装置20bとの間では周波数k0 4のチャンネルを用いて常時認証を行ってお 、複数の被制御装置20a、20bとそれぞれ周波 の異なるチャンネルを用いて同時に常時認 を行っている。

 このように、認証システム1は、一つの制 御装置10で複数の被制御装置20a、20bを認証可 とし、複数の制御装置10を持ち歩く必要が くなる結果、また、未使用周波数を用いて 時認証を行って混信を防止し、リトライ回 が減少する結果、上記した主たる特徴のご く、利便性があり、かつ電池容量の消費を なくすることが可能である。

[制御装置の構成]
 次に、図2~図5を用いて、図1に示した制御装 置10の構成を説明する。図2は、実施例1に係 制御装置10の構成を示すブロック図であり、 図3は、暗証コード記憶部の一例について説 するための図であり、図4は、使用チャンネ 記憶部の一例について説明するための図で り、図5は、常時認証情報記憶部の一例につ いて説明するための図である。

 図2に示すように、この制御装置10は、通 部11、制御部12、記憶部13を備え、無線など 用いて複数の被制御装置20と通信する。以 にこれらの各部の処理を説明する。

 このうち、通信部11は、複数の被制御装 20との間でやり取りする各種情報に関する通 信を制御する手段であり、具体的には、複数 の被制御装置20との間で暗証コードおよびチ ンネルに関する情報を送受信する。

 記憶部13は、制御部12による各種処理に必 要なデータおよびプログラムを格納する格納 手段であり、特に本発明に密接に関連するも のとしては、暗証コード記憶部13a、使用チャ ンネル記憶部13bおよび常時認証情報記憶部13c を備える。

 暗証コード記憶部13aは、正規の被制御機 であると認証する対象機器の暗証コードに する情報を記憶する。具体的には、暗証コ ド記憶部13aは、図3に例示するように、認証 の対象となる「対象機器」とその対象機器の 「暗証コード」とを対応付けて記憶している 。つまり、受信した暗証コードと暗証コード 記憶部13aに記憶されてる暗証コードとが一致 する場合には、正当であると認証する。

 使用チャンネル記憶部13bは、制御装置10 被制御装置20との間の通信に利用されている 周波数のチャンネルを記憶する。具体的には 、使用チャンネル記憶部13bは、図4に示すよ に、現在使用されている周波数を示す「使 帯域」と、使用されている周波数帯域のチ ンネルを示す「使用チャンネル」とを対応 けて記憶している。なお、使用チャンネル 憶部13bは、特許請求の範囲に記載の「認証 報格納手段」に対応する。

 常時認証情報記憶部13cは、常時認証に関 る情報を記憶する。具体的には、常時認証 報記憶部13cは、現在常時認証を行っている 被制御機器」と常時認証に用いられている チャンネル」と常時認証を行う「タイミン 」とを対応付けて記憶する。なお、この「 イミング」は、タイムアウトの判定に用い れ、所定の時間以上経過しても暗証コード 受信されない場合には、制御装置10と被制 装置20とが所定の距離以上離れたと判断する のに用いられる。なお、常時認証情報記憶部 13cは、特許請求の範囲に記載の「認証情報格 納手段」に対応する。

 制御部12は、各種の処理手順などを規定 たプログラムおよび所要データを格納する めの内部メモリを有し、これらによって種 の処理を実行する処理部であり、特に本発 に密接に関連するものとしては、サーチ信 送信部12a、初期認証部12b、周波数選択部12c 周波数切替部12dおよび常時認証部12eを備え 。なお、初期認証部12bは、特許請求の範囲 記載の「初期認証手段」に対応し、周波数 択部12cは、特許請求の範囲に記載の「周波 選択手段」に対応し、周波数切替部12dは、 許請求の範囲に記載の「周波数切替手段」 対応し、常時認証部12eは、特許請求の範囲 記載の「常時認証手段」に対応する。

 サーチ信号送信部12aは、被制御装置20を 索するサーチ信号を送信する。具体的には サーチ信号送信部12aは、所定の時間ごとに 所定の距離内にある被制御装置20へサーチ信 号を送信する。

 初期認証部12bは、被制御装置20との間で 定の周波数のチャンネルを用いて、双方向 初期認証を行う。具体的には、初期認証部12 bは、被制御装置20からサーチ信号に対する応 答を受信すると、その被制御装置20に自装置 暗証コードを送信するとともに、被制御装 20から受信した暗証コードが暗証コード記 部13aに記憶されているかを判定する。つま 、被制御装置20から受信した暗証コードが暗 証コード記憶部13aに記憶されていれば、正当 であると認証する。

 周波数選択部12cは、被制御装置20が正当 あると認証された場合には、使用チャンネ 記憶部13bに記憶されている周波数以外の利 されていない周波数を選択する。具体的に 、周波数選択部12cは、被制御装置20から周波 数の候補を受信し、使用チャンネル記憶部13b を参照して、その周波数の候補から現在使用 されていない周波数を選択し、選択された周 波数を被制御装置20に通知する。また、周波 選択部12cは、選択した周波数を後述する周 数切替部12dに通知する。

 周波数切替部12dは、制御装置10と被制御 置20との間のチャンネルを選択された周波数 のチャンネルに切り替える。具体的には、周 波数切替部12dは、周波数選択部12cによって通 知された周波数のチャンネルに切り替えて、 その周波数のチャンネルを後述する常時認証 部12eに通知し、使用チャンネル記憶部13bおよ び常時認証情報記憶部13cに記憶させる。

 常時認証部12eは、切り替えられたチャン ルを用いて、所定の時間ごとに被制御装置2 0との間で双方向に常時認証を行う。具体的 は、常時認証部12eは、所定の時間ごとに、 時認証情報記憶部13cを参照して現在認証を っている被制御装置20へ自装置の暗証コード を送信するとともに、被制御装置20から受信 た暗証コードが暗証コード記憶部13aに記憶 れているかを判定する。

[被制御装置の構成]
 次に、図6~図9を用いて、図1に示した被制御 装置20の構成を説明する。図6は、実施例1に る被制御装置の構成を示すブロック図であ 、図7は、暗証コード記憶部の一例について 明するための図であり、図8は、チャンネル 候補記憶部の一例について説明するための図 であり、図9は、常時認証情報記憶部の一例 ついて説明するための図である。

 図6に示すように、この被制御装置20は、 信部21、制御部22、記憶部23を備え、無線な を用いて制御装置10と通信する。以下にこ らの各部の処理を説明する。

 このうち、通信部21は、制御装置10との間 でやり取りする各種情報に関する通信を制御 する手段であり、具体的には、制御装置10と 間で暗証コードおよびチャンネルに関する 報を送受信する。

 記憶部23は、制御部22による各種処理に必 要なデータおよびプログラムを格納する格納 手段であり、特に本発明に密接に関連するも のとしては、暗証コード記憶部23a、チャンネ ル候補記憶部23bおよび常時認証情報記憶部23c を備える。

 暗証コード記憶部23aは、正規の制御装置1 0であると認証する制御装置10の暗証コードに 関する情報を記憶する。具体的には、暗証コ ード記憶部23aは、図7に例示するように、認 の対象となる制御装置10を示す「対象鍵」と その対象鍵の「暗証コード」とを対応付けて 記憶している。つまり、制御装置10から受信 た暗証コードと暗証コード記憶部23aに記憶 れてる暗証コードとが一致する場合には、 の制御装置10が正当であると認証する。

 チャンネル候補記憶部23bは、制御装置10 被制御装置20との間の通信に利用する候補と なる周波数のチャンネルを記憶する。具体的 には、チャンネル候補記憶部23bは、図8に示 ように、候補となる周波数を示す「候補帯 」と、候補となる各周波数帯域のチャンネ を示す「候補チャンネル」とを対応付けて 憶している。なお、チャンネル候補記憶部23 bは、特許請求の範囲に記載の「認証情報格 手段」に対応する。

 常時認証情報記憶部23cは、常時認証に関 る情報を記憶する。具体的には、常時認証 報記憶部23cは、現在常時認証を行っている 制御装置」と常時認証に用いられている「 ャンネル」と常時認証を行う「タイミング とを対応付けて記憶している。なお、常時 証情報記憶部23cは、特許請求の範囲に記載 「認証情報格納手段」に対応する。

 制御部22は、各種の処理手順などを規定 たプログラムおよび所要データを格納する めの内部メモリを有し、これらによって種 の処理を実行する処理部であり、特に本発 に密接に関連するものとしては、サーチ信 返信部22a、初期認証部22b、周波数候補送信 22c、周波数切替部22dおよび常時認証部22eを える。なお、初期認証部22bは、特許請求の 囲に記載の「初期認証手段」に対応し、周 数切替部22dは、特許請求の範囲に記載の「 波数切替手段」に対応し、常時認証部22eは 特許請求の範囲に記載の「常時認証手段」 対応する。

 サーチ信号返信部22aは、制御装置10が送 したサーチ信号に対して返信する。具体的 は、サーチ信号返信部22aは、所定の距離内 ある制御装置10からのサーチ信号を受信し、 サーチ信号を受信すると、そのサーチ信号を 送信した制御装置10への応答を返信する。

 初期認証部22bは、制御装置10との間で所 の周波数のチャンネルを用いて、双方向に 期認証を行う。具体的には、初期認証部22b 、サーチ信号に対する応答を制御装置10へ返 信すると、その制御装置10に自装置の暗証コ ドを送信するとともに、制御装置10から受 した暗証コードが暗証コード記憶部23aに記 されているかを判定する。つまり、制御装 10から受信した暗証コードが暗証コード記憶 部23aに記憶されていれば、正当であると認証 する。

 周波数候補送信部22cは、常時認証に使用 る周波数の候補を制御装置10に送信する。 体的には、周波数候補送信部22cは、制御装 10が正当であると認証された場合には、チャ ンネル候補記憶部23bに記憶されている候補と なる周波数を制御装置10に送信する。

 周波数切替部22dは、制御装置10と被制御 置20との間のチャンネルを選択された周波数 のチャンネルに切り替える。具体的には、周 波数切替部22dは、制御装置10から送信された 波数のチャンネルに切り替えて、その周波 のチャンネルを後述する常時認証部22eに通 し、常時認証情報記憶部23cに記憶させる。

 常時認証部22eは、切り替えられたチャン ルを用いて、所定の時間ごとに制御装置10 の間で双方向に常時認証を行う。具体的に 、常時認証部22eは、所定の時間ごとに、常 認証情報記憶部23cを参照して現在認証を行 ている制御装置10へ自装置の暗証コードを送 信するとともに、制御装置10から受信した暗 コードが暗証コード記憶部23aに記憶されて るかを判定する。

[認証システムによる処理]
 次に、図10を用いて、実施例1に係る認証シ テム1による処理を説明する。図10は、実施 1に係る認証システムによる認証処理の流れ を示すシーケンス図である。

 まず、認証システム1の制御装置10は、所 の時間ごとに所定の範囲内にある被制御装 20へサーチ信号を送信する(ステップS101)。 制御装置20は、サーチ信号を受信すると、サ ーチ信号を送信した制御装置10へ応答の通知 送信する(ステップS102)。

 そして、制御装置10および被制御装置20は 、双方向に初期認証を行う。具体的には、制 御装置10および被制御装置20は、互いに暗証 ードを送信し(ステップS103)、受信した暗証 ードが暗証コード記憶部13a、23aに記憶され いるか否かを判定する(ステップS104、ステッ プS105)。

 続いて、被制御装置20は、制御装置10が正 当であると認証された場合には、チャンネル 候補記憶部23bに記憶されている候補となる周 波数を制御装置10に送信する(ステップS106)。 して、制御装置10は、被制御装置20から周波 数の候補を受信し、使用チャンネル記憶部13b を参照して、その周波数の候補から現在使用 されていない周波数を選択する(ステップS107) 。

 その後、制御装置10および被制御装置20は 、制御装置10と被制御装置20との間のチャン ルを選択された周波数のチャンネルに切り える(ステップS108、ステップS109)。そして、 御装置10および被制御装置20は、切り替えら れたチャンネルを用いて、所定の時間ごとに 制御装置10と被制御装置20との間で双方向に 時認証を行う(ステップS110)。

[実施例1の効果]
 上述してきたように、制御装置10と被制御 置20との間の通信に利用されている周波数の チャンネルを使用チャンネル記憶部13bに格納 し、最初にアクセスがあった場合に、非認証 である制御装置10と被制御装置20との間で所 の周波数のチャンネルを用いて、双方向に 証を行い、制御装置10および被制御装置20が 当であると認証された場合には、使用チャ ネル記憶部13bに記憶されているチャンネル 外の利用されていない周波数のチャンネル 選択し、制御装置10と被制御装置20との間の チャンネルを選択された周波数のチャンネル に切り替え、切り替えられたチャンネルを用 いて、所定の時間ごとに制御装置10と被制御 置20との間で双方向に認証を行うので、複 の制御装置10および複数の被制御装置20を認 可能とし、複数の制御装置10を持ち歩く必 が無くなる結果、また、未使用周波数を用 て常時認証を行って混信を防止し、リトラ 回数が減少する結果、利便性があり、かつ 池容量の消費を少なくすることが可能であ 。

 さて、これまで本発明の実施例について 明したが、本発明は上述した実施例以外に 、種々の異なる形態にて実施されてよいも である。そこで、以下では実施例2として本 発明に含まれる他の実施例を説明する。

(1)複数認証
 また、上記の実施例1では、単一の制御装置 と複数の被制御装置との間で双方向に認証を 行う場合を説明したが、本発明はこれに限定 されるものではなく、複数の制御装置と単一 の被制御装置との間で双方向に認証を行って もよいし、複数の制御装置と複数の被制御装 置との間で双方向に認証を行ってもよい。

 図11に示すように、例えば、実施例2に係 認証システム1aは、複数の制御装置10a~10dと 制御装置20とで構成される。このような構 のもと、認証システム1aは、実施例1と同様 、利用されていない周波数を選択し、選択 れた周波数のチャンネルに切り替えて、複 の制御装置10a~10dと被制御装置20とがそれぞ 異なる周波数のチャンネルを用いて、双方 に常時認証を行っている。

(2)管理装置
 また、上記の実施例1では、制御装置と被制 御装置とが通信を行って、未使用の周波数を 選択する場合を説明したが、本発明はこれに 限定されるものではなく、制御装置と被制御 装置との間で第三者装置(例えば、管理装置) 中継して周波数を選択するようにしてもよ 。

 具体的には、図12に示すように、実施例2 係る認証システム1bは、制御装置10a~10cと被 御装置20a~20cとの間に管理装置30を新たに備 る。かかる管理装置30は、常時認証に関す 情報を記憶する常時認証情報記憶部31を備え る。このような構成のもと、管理装置30は、 御装置10a~10cと被制御装置20a~20cとが認証に いる周波数のチャンネルを選択し、選択し チャンネルについての情報を常時認証情報 憶部31に記憶させる。そして、管理装置30は 常時認証情報記憶部31を参照して、それぞ が異なる周波数のチャンネルで常時認証を うように管理する。

(3)周波数選択
 また、上記の実施例1では、被制御装置が常 時認証に使用する周波数の候補を制御装置10 送信し、制御装置が周波数の候補から常時 証に用いる周波数を選択する場合を説明し が、本発明はこれに限定されるものではな 、制御装置および被制御装置のいずれが常 認証に使用する周波数の候補を送信しても いし、また、制御装置および被制御装置の ずれが周波数の候補から常時認証に用いる 波数を選択してもよい。

 (4)システムの構成など
 本実施例において説明した各処理のうち、 動的に行われるものとして説明した処理の 部または一部を手動的に行うこともでき、 るいは、手動的に行われるものとして説明 た処理の全部あるいは一部を公知の方法で 動的に行うこともできる。この他、上記文 中や図面中で示した処理手順、制御手順、 体的名称、各種のデータやパラメータを含 情報については、特記する場合を除いて任 に変更することができる。

 また、図示した制御装置および被制御装 の各構成要素は機能概念的なものであり、 ずしも物理的に図示の如く構成されている とを要しない。すなわち、各装置の分散・ 合の具体的形態は図示のものに限られず、 の全部または一部を、各種の負荷や使用状 などに応じて、任意の単位で機能的または 理的に分散・統合して構成することができ 。さらに、各装置にて行われる各処理機能 、その全部または任意の一部がCPUおよび当 CPUにて解析実行されるプログラムにて実現 れ、あるいは、ワイヤードロジックによる ードウェアとして実現され得る。

 図13は、認証プログラムを実行する制御 置100のハードウェア構成を示す図である。 図に示すように、この制御装置100は、RAM110 CPU120、HDD130およびアンテナインタフェース14 0をバスで接続して構成される。

 そして、HDD130には、上述した制御装置10 機能と同様の機能を発揮する認証プログラ 111が記憶されている。そして、CPU120が、認 プログラム111をHDD130から読み出して実行す ことにより、上述した制御装置100の機能部 機能を実現する認証プロセス121が起動され 。この認証処理プロセス121は、図2に示した ーチ信号送信部12a、初期認証部12b、周波数 択部12c、周波数切替部12dおよび常時認証部1 2eに対応する。

 また、図14は、認証プログラムを実行す 被制御装置200のハードウェア構成を示す図 ある。同図に示すように、この被制御装置20 0は、RAM210、CPU220、HDD230、LANインタフェース24 0、入出力インタフェース250およびDVDドライ 260をバスで接続して構成される。

 そして、HDD230には、上述した被制御装置2 0の機能と同様の機能を発揮する認証プログ ム211が記憶されている。そして、CPU220が、RA M210を介して認証プログラム211をHDD230から読 出して実行することにより、上述した被制 装置200の機能部の機能を実現する認証プロ ス221が起動される。この認証処理プロセス22 1は、図6に示したサーチ信号返信部22a、初期 証部22b、周波数候補送信部22c、周波数切替 22dおよび常時認証部22eに対応する。

 ところで、上記の認証プログラムは、必 しも最初からHDDに記憶させておく必要はな 。たとえば、コンピュータに挿入されるフ キシブルディスク(FD)、CD-ROM、DVDディスク、 光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の 理媒体」、または、コンピュータの内外に えられるハードディスクドライブ(HDD)など 「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回 、インターネット、LAN、WANなどを介してコ ピュータに接続される「他のコンピュータ( たはサーバ)」などに認証プログラムを記憶 しておき、コンピュータがこれらから認証プ ログラムを読み出して実行するようにしても よい。

 以上のように、本発明に係る認証システ 、認証方法および認証プログラムは、制御 置と被制御装置との間で双方向に認証を行 ことに有用であり、特に、利便性があり、 つ電池容量の消費を少なくする場合に適す 。