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Title:
BRAKE HYDRAULIC PRESSURE CONTROL UNIT, BRAKE SYSTEM FOR MOTORCYCLE, AND MOTORCYCLE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2018/078474
Kind Code:
A1
Abstract:
A brake hydraulic pressure control unit (50) capable of improving mountability of a brake system (1) on a motorcycle (100) is obtained. In addition, a brake system (1) for a motorcycle (100) including such a brake hydraulic pressure control unit (50) and a motorcycle (100) are obtained. In the brake hydraulic pressure control unit (50) of the brake system (1) for a motorcycle (100), one hydraulic circuit (3) of a first hydraulic circuit (2) and a second hydraulic circuit (3) is a boost-type hydraulic circuit, members (21-24, 28, 29) provided in channels (14, 14a, 15) in the first hydraulic circuit (2) and members (21-24, 26, 27) provided in channels (14, 14a, 15, 16) in the second hydraulic circuit (3) are separately provided in a first base body (31) and a second base body (36), and the first base body (31) and the second base body (36) are separated from each other.

Inventors:
ATSUSHI HIROAKI (JP)
SASAKI MAKOTO (JP)
Application Number:
PCT/IB2017/056214
Publication Date:
May 03, 2018
Filing Date:
October 09, 2017
Export Citation:
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Assignee:
BOSCH GMBH ROBERT (DE)
International Classes:
B60T8/32; B62L3/00
Domestic Patent References:
WO1994022698A11994-10-13
Foreign References:
JP2014024470A2014-02-06
EP1277635A22003-01-22
JP2010254208A2010-11-11
JP2000071963A2000-03-07
Other References:
None
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Claims:
【書類名】 請求の範囲

【請求項 1】

モータサイクル用のブレーキシステムのブレーキ液圧制御ュニッ 卜であって、 前記ブレーキシステムは、

モータサイクルの前輪に作用する第 1液圧回路と、

前記モータサイクルの後輪に作用する第 2液圧回路と、 を含み、

前記第 1液圧回路及び前記第 2液圧回路のそれぞれは、

マスタシリンダとホイールシリンダとを連通させる主流路と、

ポンプの駆動によって、 前記ホイールシリンダのブレーキ液を前記主流路の途中部に逃 がす副流路と、 を含み、

前記第 1液圧回路及び前記第 2液圧回路のうちの一方の液圧回路は、

前記ポンプの駆動によって、 前記ホイールシリンダのブレーキ液を昇圧できる昇圧型液 圧回路であり、

前記マスタシリ ンダのブレーキ液を前記副流路の前記ポンプの吸込側に供給する供給流 路を含み、

前記ブレーキ液圧制御ュニッ トは、

前記主流路に設けられている込め弁と、

前記副流路に設けられている弛め弁と、

前記一方の液圧回路の前記主流路のうちの、 前記途中部の前記マスタシリンダ側に設け られている第 1弁と、

前記一方の液圧回路の前記供給流路に設けられている第 2弁と、 を備えており、 前記第 1液圧回路の流路に設けられる部材と、 前記第 2液圧回路の流路に設けられる部 材と、 は、 第 1基体と第 2基体とに分かれて設けられており、

前記第 1基体と前記第 2基体とは、 互いに分離されている、

ブレーキ液圧制御ュニッ ト。

【請求項 2】

前記第 1液圧回路及び前記第 2液圧回路の前記ポンプは、 前記第 1基体と前記第 2基体 とに別々に設けられているモータによって駆動される、

請求項 1に記載のブレーキ液圧制御ュニッ ト。

【請求項 3】

前記第 1液圧回路及び前記第 2液圧回路のうちの他方の液圧回路は、 前記ポンプの駆動 によって、 前記ホイールシリンダのブレーキ液を昇圧できる昇圧型液圧回路ではなく、 前記一方の液圧回路は、 該一方の液圧回路の前記マスタシリンダにおけるブレーキ液の 圧力を検知するマスタシリンダ液圧センサを含まず、

前記他方の液圧回路は、 該他方の液圧回路の前記マスタシリンダにおけるブレーキ液の 圧力を検知するマスタシリンダ液圧センサを含む、

請求項 1又は 2に記載のブレーキ液圧制御ュニッ ト。

【請求項 4】

前記第 2液圧回路のみが、 前記ポンプの駆動によって、 前記ホイールシリンダのブレー キ液を昇圧できる昇圧型液圧回路である、

請求項 1〜 3の何れか一項に記載のブレーキ液圧制御ュニッ ト。

【請求項 5】

前記第 1基体は、 前記第 2基体と比較して、 前記モータサイクルの前側に配設されてい る、

請求項 1〜 4の何れか一項に記載のブレーキ液圧制御ュニッ ト。

【請求項 6】

請求項 1〜 5の何れか一項に記載のブレーキ液圧制御ュニッ トを備えている、 モータサイクゾレ用のブレーキシステム。

【請求項 7】

請求項 6に記載のモータサイクル用のブレーキシステムを備えている、 モータサイクノレ。

Description:
【書類名】 明細書

【発明の名称】 ブレーキ液圧制御ユニッ ト、 モータサイクル用のブレーキシステム、 及び 、 モータサイクノレ

【技術分野】

【 0 0 0 1 】

本発明は、 モータサイクル用のブレーキシステムのブレ ーキ液圧制御ユニッ トと、 その ブレーキ液圧制御ュニッ トを備えているモータサイクル用のブレーキ システムと、 そのモ ータサイクル用のブレーキシステムを備えて いるモータサイクルと、 に関する。

【背景技術】

【 0 0 0 2】

従来のモータサイクル (自動二輪車又は自動三輪車) として、 モータサイクルの前輪に 作用する第 1液圧回路と、 モータサイクルの後輪に作用する第 2液圧回路と、 を含むブレ ーキシステムを備えているものがある。 第 1液圧回路及び第 2液圧回路のそれぞれは、 マ スタシリンダとホイールシリンダとを連通さ せる主流路と、 ポンプの駆動によって、 ホイ ールシリンダのブレーキ液を主流路の途中部 に逃がす副流路と、 を含む。 また、 第 1液圧 回路及び第 2液圧回路の少なく とも一方の液圧回路は、 ポンプの駆動によって、 ホイール シリンダのブレーキ液を昇圧できる昇圧型液 圧回路であり、 マスタシリンダのブレーキ液 をポンプの吸込側に供給する供給流路を含む 。

【 0 0 0 3】

第 1液圧回路の主流路及び第 2液圧回路の主流路のそれぞれに設けられて る込め弁と 、 第 1液圧回路の副流路及び第 2液圧回路の副流路のそれぞれに設けられて る弛め弁と 、 昇圧型液圧回路である液圧回路の主流路のう ちの、 途中部のマスタシリンダ側に設けら れている第 1弁と、 供給流路に設けられている第 2弁と、 それらが設けられている基体と 、 によって、 ブレーキ液圧制御ユニッ トが構成される (例えば、 特許文献 1を参照。 ) 。 【先行技術文献】

【特許文献】

【 0 0 0 4】

【特許文献 1】 特開 2 0 0 7— 2 7 6 5 6 3号公報

【発明の概要】

【発明が解決しよう とする課題】

【 0 0 0 5】

上述のブレーキ液圧制御ュニッ トでは、 第 1液圧回路及び第 2液圧回路の込め弁及び弛 め弁と、 昇圧型液圧回路である液圧回路の第 1弁及び第 2弁と、 力 1つの基体に設けら れている。 他の車両と異なり、 モータサイクルでは、 特に、 搭載スペースに対する制約が きびしい。 そして、 昇圧型液圧回路を実現するための構成が追加 されていることで、 基体 が大型化されている。 そのような状況で、 基体をモータサイクルに搭載するには、 モータ サイクルの本体側に広いスペースを確保する ことが必要となる。 つまり、 上述のブレーキ 液圧制御ュニッ トでは、 ブレーキシステムのモータサイクルへの搭載 性が低いという問題 点力 Sある。

【 0 0 0 6】

本発明は、 上述の課題を背景としてなされたものであり 、 ブレーキシステムのモータサ ィクルへの搭載性を向上することができるブ レーキ液圧制御ュニッ トを得るものである。 また、 そのようなブレーキ液圧制御ュニッ トを備えているモータサイクル用のブレーキ シ ステムを得るものである。 また、 そのようなモータサイクル用のブレーキシス テムを備え ているモータサイクルを得るものである。

【課題を解決するための手段】

【 0 0 0 7】

本発明に係るブレーキ液圧制御ュニッ トは、 モータサイクル用のブレーキシステムのブ レーキ液圧制御ユニッ トであって、 前記ブレーキシステムは、 モータサイクルの前輪に作 用する第 1液圧回路と、 前記モータサイクルの後輪に作用する第 2液圧回路と、 を含み、 前記第 1液圧回路及び前記第 2液圧回路のそれぞれは、 マスタシリンダとホイールシリン ダとを連通させる主流路と、 ポンプの駆動によって、 前記ホイールシリンダのブレーキ液 を前記主流路の途中部に逃がす副流路と、 を含み、 前記第 1液圧回路及び前記第 2液圧回 路のうちの一方の液圧回路は、 前記ポンプの駆動によって、 前記ホイールシリンダのブレ 一キ液を昇圧できる昇圧型液圧回路であり、 前記マスタシリンダのブレーキ液を前記副流 路の前記ポンプの吸込側に供給する供給流路 を含み、 前記ブレーキ液圧制御ユニッ トは、 前記主流路に設けられている込め弁と、 前記副流路に設けられている弛め弁と、 前記一方 の液圧回路の前記主流路のうちの、 前記途中部の前記マスタシリンダ側に設けら れている 第 1弁と、 前記一方の液圧回路の前記供給流路に設けら れている第 2弁と、 を備えており 、 前記第 1液圧回路の流路に設けられる部材と、 前記第 2液圧回路の流路に設けられる部 材と、 は、 第 1基体と第 2基体とに分かれて設けられており、 前記第 1基体と前記第 2基 体とは、 互いに分離されているものである。

【 0 0 0 8】

また、 本発明に係るモータサイクル用のブレーキシ ステムは、 上記のようなブレーキ液 圧制御ュニッ トを備えているものである。

【 0 0 0 9】

また、 本発明に係るモータサイクルは、 上記のようなモータサイクル用のブレーキシ ス テムを備えているものである。

【発明の効果】

【 0 0 1 0】

本発明に係るブレーキ液圧制御ユニッ トでは、 第 1液圧回路の流路に設けられる部材と 、 第 2液圧回路の流路に設けられる部材と、 、 互いに分離されている第 1基体と第 2基 体とに分かれて設けられている。 つまり、 第 1基体及び第 2基体を、 モータサイクルの比 較的小さな別々のスペースに配設することが 可能であるため、 モータサイクルに大きなス ペースを確保する必要性が低減されて、 ブレーキシステムのモータサイクルへの搭載 性が 向上する。

【図面の簡単な説明】

【 0 0 1 1 】

【図 1】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の、 システム構成を示す図である

【図 2】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の、 第 1基体又は第 2基体とそれ に設けられている部材とのイメージ図である 。

【図 3】 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の、 ブレーキ液圧制御ユニッ トの モータサイクルへの搭載状態を示す図である 。

【発明を実施するための形態】

【 0 0 1 2】

以下に、 本発明に係るブレーキ液圧制御ュニッ ト、 ブレーキシステム、 及び、 モータサ イタルについて、 図面を用いて説明する。

なお、 以下で説明する構成、 動作等は、 一例であり、 本発明に係るブレーキ液圧制御ュ ニッ ト、 ブレーキシステム、 及び、 モータサイクルは、 そのような構成、 動作等である場 合に限定されない。 また、 各図において、 同一の又は類似する部材又は部分に同一の符 号 を付している場合がある。 また、 細かい構造については、 適宜図示を簡略化又は省略して いる。

【 0 0 1 3】

実施の形態.

以下に、 実施の形態に係るブレーキシステムを説明す る。

くブレーキシステムの構成及び動作 >

実施の形態に係るブレーキシステムの構成及 び動作について説明する。

図 1は、 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の、 システム構成を示す図である 【 0 0 1 4】

図 1に示されるように、 ブレーキシステム 1は、 モータサイクル 1 0 0 (自動二輪車又 は自動三輪車) に搭載され、 モータサイクル 1 0 0の前輪 1 0 1に作用する第 1液圧回路 2 と、 モータサイクル 1 0 0の後輪 1 0 2に作用する第 2液圧回路 3と、 を含んでいる。 第 1液圧回路 2及び第 2液圧回路 3には、 ブレーキ液が充填されている。

【 0 0 1 5】

第 1液圧回路 2のマスタシリンダ 1 1には、 ハンドルレバー 4と連動して往復動するピ ス トン (図示省略) が内蔵されている。 マスタシリンダ 1 1には、 リザーバ 1 2が付設さ れている。 第 1液圧回路 2のホイールシリンダ 1 3は、 フロントブレーキキヤリパ 5に設 けられている。 ホイールシリンダ 1 3のブレーキ液の圧力が増加すると、 フロントブレー キキヤリパ 5のブレーキパッ ド (図示省略) 力 前輪 1 0 1 と共に回転するフロン トロー タ 6に押し付けられて、 前輪 1 0 1が制動される。

【 0 0 1 6】

第 2液圧回路 3のマスタシリンダ 1 1には、 フッ トペダル 7 と連動して往復動するビス トン (図示省略) が内蔵されている。 マスタシリンダ 1 1には、 リザーバ 1 2が付設され ている。 第 2液圧回路 3のホイールシリンダ 1 3は、 リアブレーキキヤリパ 8に設けられ ている。 ホイールシリンダ 1 3のブレーキ液の圧力が増加すると、 リアブレーキキヤリパ 8のブレーキパッ ド (図示省略) 、 後輪 1 0 2 と共に回転するリアロータ 9に押し付け られて、 後輪 1 0 2が制動される。

【 0 0 1 7】

第 1液圧回路 2及び第 2液圧回路 3のそれぞれは、 主流路 1 4と、 副流路 1 5 と、 を含 む。 主流路 1 4は、 マスタシリンダ 1 1 とホイールシリンダ 1 3 とを連通させる。 主流路 1 4には、 込め弁 2 1が設けられている。 副流路 1 5は、 主流路 1 4の込め弁 2 1のホイ ールシリンダ 1 3側とマスタシリンダ 1 1側とを、 弛め弁 2 2を介して連通させる。 込め 弁 2 1は、 例えば、 非通電状態で開き、 通電状態で閉じる電磁弁である。 弛め弁 2 2は、 例えば、 非通電状態で閉じ、 通電状態で開く電磁弁である。 副流路 1 5の弛め弁 2 2の下 流側には、 アキュムレータ 2 3 とポンプ 2 4 とが、 その順に設けられている。 第 1液圧回 路 2のポンプ 2 4 と、 第 2液圧回路 3のポンプ 2 4と、 は、 別々のモータ 2 5によって駆 動される。 ポンプ 2 4が駆動されると、 ホイールシリンダ 1 3のブレーキ液が副流路 1 5 を介して主流路 1 4の途中部 1 4 aに逃がされる。

【 0 0 1 8】

第 1液圧回路 2及び第 2液圧回路 3のうちの第 2液圧回路 3のみが、 ポンプ 2 4の駆動 によって、 ホイールシリンダ 1 3のブレーキ液を昇圧できる昇圧型液圧回路 ある。 第 2 液圧回路 3は、 マスタシリンダ 1 1のブレーキ液を副流路 1 5のポンプ 2 4の吸込側に供 給する供給流路 1 6を含む。 第 2液圧回路 3の主流路 1 4のうちの、 途中部 1 4 aのマス タシリンダ 1 1側には、 第 1弁 2 6が設けられている。 第 2液圧回路 3の供給流路 1 6に は、 第 2弁 2 7が設けられている。 第 1弁 2 6は、 例えば、 非通電状態で開き、 通電状態 で閉じる電磁弁である。 第 2弁 2 7は、 例えば、 非通電状態で閉じ、 通電状態で開く電磁 弁である。 第 2液圧回路 3は、 本発明における 「一方の液圧回路」 に相当し、 第 1液圧回 路 2は、 本発明における 「他方の液圧回路」 に相当する。

【 0 0 1 9】

第 1液圧回路 2の込め弁 2 1 と弛め弁 2 2 とアキュムレータ 2 3 とポンプ 2 4 とモータ 2 5 とは、 第 1液圧回路 2の主流路 1 4の一部を構成する部分流路 3 1 a と、 第 1液圧回 路 2の副流路 1 5を構成する部分流路 3 1 b と、 が内部に形成されている第 1基体 3 1に 設けられている。 また、 第 2液圧回路 3の込め弁 2 1 と弛め弁 2 2 とアキュムレータ 2 3 とポンプ 2 4 とモータ 2 5 と第 1弁 2 6 と第 2弁 2 7 とは、 第 2液圧回路 3の主流路 1 4 の一部を構成する部分流路 3 6 a と、 第 2液圧回路 3の副流路 1 5を構成する部分流路 3 6 b と、 第 2液圧回路 3の供給流路 1 6を構成する部分流路 3 6 c と、 が内部に形成され ている第 2基体 3 6に設けられている。

【 0 0 2 0】

御御状能部作て際、、ダよもァ

態制装実制通ュ制一い第はに性よと l flfl 基体 3 1に形成されている部分流路のうちの、 第 1液圧回路 2の主流路 1 4の部分 流路街行御置徒。で、が二、、常\く 3 o302 1 aのポート P 1 1には、 マスタシリンダ 1 1からのブレーキ液管 4 1が接続され 、 その部分流路 3 1 aのポート Ρ 1 2には、 ホイールシリンダ 1 3からのブレーキ液管 4 2が接続される。 第 2基体 3 6に形成されている部分流路のうちの、 第 2液圧回路 3の主 流路 1 4の部分流路 3 6 aのポート Ρ 2 1には、 マスタシリンダ 1 1からのブレーキ液管 4 1が接続され、 その部分流路 3 6 aのポート P 2 2には、 ホイールシリンダ 1 3からの ブレーキ液管 4 2が接続される

【 0 0 2 1】

第 1液圧回路 2には、 マスタシリンダ 1 1のブレーキ液の圧力を検知するマスタシリ ダ液圧センサ 2 8が設けられている。 また、 第 1液圧回路 2及び第 2液圧回路 3には、 ホ ィ リ ンダ 1 3のブレーキ液の圧力を検知するホイールシ ンダ液圧センサ 2 9が設 る。 第 1液圧回路 2のマスタシリンダ液圧センサ 2 8及びホイールシリンダ液 圧セ 2 9は、 第 1基体 3 1 り、 第 2液圧回路 3のホイールシリ ンダ液 圧セ 2 9は、 第 2基体 3 6 る。

【 0 0 2 2】

とも、 第 1基体 3 1及び第 2基体 3 6 と、 それらに設けられてレ'る各部材と、 制 6 0と、 によって、 ブレーキ液圧制御ュニッ ト 5 0が構成される。 ブレーキ液圧制 ッ ト 5 0において、 込め弁 2 1、 弛め弁 2 2、 第 1弁 2 6、 及び、 第 2弁 2 7の動 モータ 2 5の動作と、 が制御装置 6 0によつて制御されることで、 ホイ一/レシリ ン のブレーキ液の圧力が制御される。

0 2 3】

装置 6 0は、 1つの制御器であってもよく、 また、 複数の制御器に分かれていても 例えば、 制御装置 6 0は、 第 1基体 3 1に設けられている部材を制御する制御器と 基体 3 6に設けられている部材を制御する制御器と に分かれていてもよい。 また 装置 6 0の全て又は一部は、 第 1基体 3 1、 第 2基体 3 6等に取り付けられていて 、 また、 他の部材に取り付けられていてもよい。 また、 制御装置 6 0の全て又は一 列えば、、 マイコン、 マイクロプロセッサユニッ ト等で構成されてもよく、 また、 フ ウェア等の更新可能なもので構成されてもよ く、 また、 C P U等からの指令によつ されるプログラムモジュ一ノレ等であっても よレヽ。

0 2 4】

装置 6 0は、 例えば、 以下の液圧制御動作を実施する。

状態、 つまり、 込め弁 2 1、 弛め弁 2 2、 第 1弁 2 6、 及び、 第 2弁 2 7が非通電

、 モータサイクノレ 1 Q 0のハン ドルレバー 4又はフッ トペダル 7が操作されている モータサイクノレ 1 Q 0 の車輪 (前輪 1 0 1、 後輪 1 0 2 ) の口ック又は口ックの可 検知されると、 制御装置 6 0は、 その車輪のアンチ口ックブレーキ制御を開始 する

【 0 0 2 5

アンチロックブレーキ制御が開始されると 、 制御装置 6 0は、 込め弁 2 1を通電状態に して主流路 1 4を遮断することで、 マスタシリンダ 1 1からホイ一レシリンダ 1 3へのブ レーキ ί夜の流動を制限する。 また、 制御装置 6 0は、 弛め弁 2 2を通電状態にして副流路 1 5を開放することで、 ホイールシリ ンダ 1 3からアキュムレータ 2 3へのブレーキ ί夜の 流動を可能にする。 また、 制御装置 6 0は、 モータ 2 5を駆動させることで、 アキュムレ ータ 2 3に貯留されたブレーキ液の主流路 1 4への還流を可能にする。

【 0 0 2 6

モータサイクル 1 0 0の車輪 (前輪 1 0 1 、 後輪 1 0 2 ) のロックの解除又はロックの 回避が検知されると、 制御装置 6 0は、 込め弁 2 1及び弛め弁 2 2を非通電状態にし、 且 つ、 ポンプ 2 4の駆動を停止することで、 了ンチロックブレーキ制御を終了する。

【 0 0 2 7

また、 モータサイクゾレ 1 0 0のノヽン - 4のみが操作されている際に、 前輪 1 0 1に加えて後輪 1 0 2を制動する必要があると判定されると、 制御装置 6 0は、 第 2液圧 回路 3の第 1弁 2 6及び第 2弁 2 7を通電状態にして、 第 2液圧回路 3の供給流路 1 6を 開放することで、 第 2液圧回路 3におけるマスタシリンダ 1 1 とポンプ 2 4の吸込側との 間のブレーキ液の流動を可能にする。 また、 制御装置 6 0は、 第 2液圧回路 3のモータ 2 5を駆動させることで、 第 2液圧回路 3のホイールシリンダ 1 3のブレーキ液の圧力を昇 圧する。 その際、 制御装置 6 0が、 第 1液圧回路 2のマスタシリンダ液圧センサ 2 8、 第 2液圧回路 3のホイールシリンダ液圧センサ 2 9等の検知信号に基づいて、 モータ 2 5の 動作パラメータ等を最適化することで、 後輪 1 0 2の制動力が適正化される。

【 0 0 2 8】

くブレーキ液圧制御ュニッ 卜の各部材の組立状態 >

実施の形態に係るブレーキシステムのブレー キ液圧制御ユニッ トの各部材の組立状態に ついて説明する。

図 2は、 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の、 第 1基体又は第 2基体とそれ に設けられている部材とのイメージ図である 。

【 0 0 2 9】

図 2に示されるように、 第 1基体 3 1は、 略直方体のアルミ製ブロック等である。 ポー ト P 1 1、 P 1 2は、 第 1基体 3 1の同一面 (A面) に形成されているとよレ、。 第 1液圧 回路 2の込め弁 2 1、 弛め弁 2 2、 マスタシリンダ液圧センサ 2 8、 及び、 ホイールシリ ンダ液圧センサ 2 9は、 第 1基体 3 1の第 1基体ケーシング 3 2が取り付けられている面 に取り付けられ、 その第 1基体ケーシング 3 2によって覆われている。

【 0 0 3 0】

また、 第 2基体 3 6は、 略直方体のアルミ製ブロック等である。 ポート P 2 1、 P 2 2 は、 第 2基体 3 6の同一面 (A面) に形成されているとよい。 第 2液圧回路 3の込め弁 2 1、 弛め弁 2 2、 第 1弁 2 6、 第 2弁 2 7、 及び、 ホイールシリンダ液圧センサ 2 9は、 第 2基体 3 6の第 2基体ケーシング 3 7が取り付けられている面に取り付けられ、 その第 2基体ケーシング 3 7によって覆われている。

【 0 0 3 1】

くブレーキ液圧制御ュニッ 卜のモータサイクルへの搭載状態 >

実施の形態に係るブレーキシステムのブレー キ液圧制御ュニッ 卜のモータサイクルへの 搭載状態について説明する。

図 3は、 本発明の実施の形態に係るブレーキシステム の、 ブレーキ液圧制御ユニッ トの モータサイクルへの搭載状態を示す図である 。

【 0 0 3 2】

図 3に示されるように、 第 1基体 3 1及び第 2基体 3 6は、 第 1基体 3 1が第 2基体 3 6 と比較して、 モータサイクル 1 0 0の前側に位置するように、 配設される。

【 0 0 3 3】

くブレーキシステムの効果 >

実施の形態に係るブレーキシステムの効果に ついて説明する。

ブレーキシステム 1 のブレーキ液圧制御ュニッ ト 5 0では、 第 1液圧回路 2の流路に設 けられる部材と、 第 2液圧回路 3の流路に設けられる部材と、 力 互いに分離されている 第 1基体 3 1 と第 2基体 3 6 とに分かれて設けられている。 そのため、 第 1基体 3 1及び 第 2基体 3 6を、 モータサイクル 1 0 0の比較的小さな別々のスペースに配設する とが 可能となって、 モータサイクル 1 0 0に大きなスペースを確保する必要性が低減 れて、 ブレーキシステム 1のモータサイクル 1 0 0への搭載性が向上する。

【 0 0 3 4】

好ましくは、 ブレーキシステム 1 のブレーキ液圧制御ユニッ ト 5 0では、 第 1液圧回路 2及び第 2液圧回路 3のポンプ 2 4が、 第 1基体 3 1 と第 2基体 3 6 とに別々に設けられ ているモータ 2 5によって駆動される。 そのため、 第 1基体 3 1 と第 2基体 3 6 とをモー タサイクル 1 0 0に離間して配設することの実現性が向上し 、 ブレーキシステム 1 のモ ータサイクル 1 0 0への搭載性が更に向上する。

【 0 0 3 5】

好ましくは、 ブレーキシステム 1のブレーキ液圧制御ュニッ ト 5 0では、 一方の液圧回 路 (第 2液圧回路 3 ) のみが昇圧型液圧回路であり、 一方の液圧回路 (第 2液圧回路 3 ) が、 マスタシリンダ液圧センサを含まず、 他方の液圧回路 (第 1液圧回路 2 ) がマスタシ リンダ液圧センサ 2 8を含む。 そのため、 第 1基体 3 1 と第 2基体 3 6に設けられる部材 の多さがバランス化されることとなって、 第 1基体 3 1及び第 2基体 3 6の素材を共通化 することの実現性が向上する。

【 0 0 3 6】

好ましくは、 ブレーキシステム 1のブレーキ液圧制御ュニッ ト 5 0では、 第 2液圧回路 3のみが昇圧型液圧回路である。 そのため、 使用者によるハンドルレバー 4の操作感を確 保しつつ、 ブレーキ液圧制御ユニッ ト 5 0を小型化することが可能となって、 ブレーキシ ステム 1 のモータサイクゾレ 1 0 0への搭載性が更に向上する。

【 0 0 3 7】

好ましくは、 基体 3 は、 第 2基体 3 6 と比較して、 モータサイクル 1 0 0の前側 に配設されている, そのた 、 ブレーキ液管 4 1 の配線長が不必要に長くなることが抑制 される。

【 0 0 3 8】

く変形例 >

第 1液圧回路 2及び第 2液圧回路 3のうちの第 1液圧回路 2のみが、 ポンプ 2 4の駆動 によって、 ホイールシリンダ 1 3のブレ一キ液を昇圧できる昇圧型液圧回路 あってもよ い。 そのような場合には、 第 1液圧回路 2は、 本発明における 「一方の液圧回路」 に相当 し、 第 2液圧回路 3は、 本発明における 「他方の液圧回路」 に相当する。

【 0 0 3 9】

また、 第 1液圧回路 2及び第 2液圧回路 3のうちの両方が、 ポンプ 2 4の駆動によって ホイールシリンダ 1 3のブレーキ液を昇圧できる昇圧型液圧回路 あってもよい。 そのよ うな場合には、 第 1液圧回路 2及び第 2液圧回路 3のうちの何れか一方は、 本発明におけ る 「一方の液圧回路」 に相当する。

【 0 0 4 0】

以上、 実施の形態について説明したが 、 本発明は、 説明された実施の形態に限定される ものではない。 例えば、 本発明は、 説明された実施の形態の一部のみが実施され るもので あってもよレヽ。

【符号の説明】

【 0 0 4 1 】

1 ブレーキシステム、 2 第 1揿圧回路、 3 第 2液圧回路、 4 ハン ドルレバ一、 5 フロン トブレーキキヤ 6 フロントロータ、 7 フッ トぺダノレ、 8 リアブレ ーキキヤ 9 リアロータ、 1 マスタシリンダ、 1 2 リザーバ、 1 3 ホイ一 ルシリ ンダ、 1 4 主流路、 1 4 a 中部、 1 5 副流路、 1 6 供給流路、 2 1 込 め弁、 2 2 弛め弁、 2 3 アキュムレータ、 2 4 ポンプ、 2 5 モータ、 2 6 第 1 弁、 2 7 第 2弁、 2 8 マスタシリンダ液圧センサ、 2 9 ホイールシリンダ液圧セン サ、 3 1 第 1基体、 3 1 a、 3 1 b 部分流路、 3 2 第 1基体ケーシング、 3 6 第 2基体、 3 6 a、 3 6 b、 3 6 c 部分流路、 3 7 第 2基体ケーシング、 4 1、 4 2 ブレーキ液管、 5 0 ブレーキ液圧制御ユニッ ト、 6 0 制御装置、 1 0 0 モータサイ クル、 1 0 1 前輪、 1 0 2 後輪、 P 1 1、 P 1 2、 P 2 1、 P 2 2 ポート。