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Patent Searching and Data


Title:
COMPUTER SOFTWARE PROGRAM AND METHOD FOR DISPLAYING ELECTRONIC DOCUMENT ON COMPUTER
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/090890
Kind Code:
A1
Abstract:
A computer software program enables the user to re-read an object of interest in an electronic document, enables the user and another user to share the program, and enables the user to easily identify the object of interest. When the user wants to give an anchor to an electronic document (105) containing constituent elements, such as a text, an image, a table, and a video; character string expression information which is a combination of an address of the electronic document (105) used in a network or in a specific storage, information about one or more object constituent elements in the electronic document (105) or about a scope including the object constituent elements, and information about the display modification form of the object constituent elements is created as an address (108) of the electronic document with an anchor. Using this address (108), an anchor-given scope in the electronic document (105) is specified, the specified scope is modified to the modification form, and the scope is displayed by means of an electronic document address software program (104).

Inventors:
TAMURA TAKURO (JP)
YAMAMOTO TOSHIYA (JP)
MUTO ISAMU (JP)
OKUBO KOUSAKU (JP)
Application Number:
PCT/JP2009/000166
Publication Date:
July 23, 2009
Filing Date:
January 19, 2009
Export Citation:
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Assignee:
BITS CO LTD (JP)
TAMURA TAKURO (JP)
YAMAMOTO TOSHIYA (JP)
MUTO ISAMU (JP)
OKUBO KOUSAKU (JP)
International Classes:
G06F17/21; G06F12/00
Foreign References:
JP2003150542A2003-05-23
Other References:
"Welcome to Wired-Marker", BITTSU KABUSHIKI KAISHA, 12 January 2008 (2008-01-12), Retrieved from the Internet [retrieved on 20090408]
KAZUMI YOSHIKAWA: "Saishin no Hyojunka Doko to Programming Joho de XML no 'Ima' o Tsukamu", JAVA WORLD, vol. 4, no. 4, 1 April 2000 (2000-04-01), pages 58 - 69
Attorney, Agent or Firm:
YAGUCHI, Taro et al. (8th Floor Ichibancho Central Bldg. 22-1 Ichibancho, , Chiyoda-k, Tokyo 82, JP)
Download PDF:
Claims:
所定のアドレスに格納された電子文書をダウンロードして表示するコンピュータにインストールされ、前記電子文書中の所定範囲にアンカーを付与するためのコンピュータソフトウェアプログラムであって、
 前記コンピュータ上でユーザに前記電子文書中のアンカーを付与する範囲を選択させるアンカー付与範囲選択手段と、
 前記アンカー付与範囲選択手段による範囲の選択に基づき、電子文書中の選択した範囲を示すテキスト情報を生成し、アンカー情報であることを示す識別子と共に上記文書のアドレスの後に付加し、一体のアンカー付の文書アドレスとして前記コンピュータに出力させる文書アドレス生成手段と、
 前記文書アドレスに上記アンカー情報が含まれていることを示す前記識別子が含まれていることに基づき、このアンカー情報中の前記アンカーを付与する範囲を示すテキスト情報を取り出して、前記コンピュータが上記電子文書中で上記アンカーを付与した範囲を修飾表示できるように、上記文書アドレスからダウンロードした電子文書中に所定の修飾タグを埋め込み、コンピュータに表示させるために出力する電子文書編集手段と
 を有することを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項1記載のコンピュータソフトウェアプログラムであって、
 前記文書アドレス生成手段は、
 電子文章中でアンカーを付与した範囲を修飾表示するための少なくとも2以上の修飾表示形式を格納する修飾表示形式格納手段と、
 上記複数の修飾表示形式のうちから選択した1以上の修飾表示形式を示す情報を上記アンカー情報であることを示す識別子と共に上記アドレスの後に付加する修飾表示形式付加手段と
 を有するものである
 ことを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項1記載のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
 前記電子文書は、文、イメージ、表、動画、音声等の複数のタイプの文書構成要素のうちの1つ、若しくは1以上の文書構成要素の組み合わせからなるものであり、
 前記文書アドレス生成手段は、前記アンカーを付与する範囲に含まれる文書構成要素のタイプと、当該文書構成要素の前記電子文書中の論理的な開始位置の情報と、を前記アンカー情報であることを示す識別子と共に上記アドレスの後に付加する手段をさらに有するものである
 ことを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項1記載のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
 前記文書アドレス生成手段は、さらに、前記電子文書の選択の範囲に含まれる情報の全てまたは一部の記述を、前記アンカー情報であることを示す識別子と共に上記アドレスの後に付加する手段をさらに有するものである
 ことを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項4記載のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
 前記文書アドレスは、「http://」、「https://」、「file://」等のURLスキーム文字列に引き続き入力されるテキストであり、
 このコンピュータソフトウェアプログラムは、この文書アドレス中に上記アンカー情報が含まれていることにより上記コンピュータによって起動されるものである
 ことを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項1記載のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
 前記文書アドレス生成手段は、前記アンカー付与範囲選択手段による範囲の選択に基づき、電子文書中の選択した範囲の開始位置及び/若しくは終了位置を示すテキスト情報を生成し、アンカー情報であることを示す識別子と共に上記文書のアドレスの後に付加し、一体のアンカー付の文書アドレスとして前記コンピュータに出力させるものである
 ことを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項2記載のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
 前記修飾表示形式は、前記特定の範囲をクリックした際に呼ばれるハイパーリンクURLの指定を含むものであることを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項7記載のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
 前記ハイパーリンクURLは、前記特定の範囲に含まれる文字列情報の利用統計を得るためのURLを含むものであることを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項2のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
 前記修飾表示形式は、前記特定の範囲の近傍に表示されるか、前記特定範囲の一部若しくは全部に置き換えられるアイコン、テキスト、イメージ、写真、動画、若しくは、それらアイコン、テキスト、イメージ、写真、動画へのハイパーリンクURL、および、それらをクリックした際に呼ばれるハイパーリンクURLを含むものである
 ことを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項1記載のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
 ネットワーク上の共有キャッシュサーバに上記電子文書のアドレスを通知する文書アドレス通知手段をさらに有し、
 上記共有キャッシュサーバは、上記で受け取った電子文書のアドレスに基づいて上記電子文書をキャッシュすると共に、前記共有キャッシュサイト上でキャッシュされた電子文書を特定するため情報を生成するものであり、
 前記文書アドレス生成手段は、上記共有キャッシュサーバで生成された上記キャッシュ済電子文書を特定するための情報を、アンカー情報であることを示す識別子と共に上記アドレスの後に付加する手段をさらに有し、
 前記電子文書編集手段は、前記文書アドレス中の上記アンカー情報に上記電子文書がキャッシュされていることを示す情報が含まれていることに基づき、上記共有キャッシュサイトに保存された電子文書をダウンロードすると共に、前記アンカー情報中の前記アンカーを付与した範囲を示すテキスト情報に基づいて、前記コンピュータが上記ダウンロードした電子文書中で上記アンカーを付与した範囲を修飾表示できるように、上記共有キャッシュサイトからダウンロードした電子文書中に所定の修飾タグを埋め込み、コンピュータに表示させるために出力するものである
 ことを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項10記載のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
 前記文書アドレス通知手段は、上記共有キャッシュサーバのアドレスを予め記憶する手段を有するものであることを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
請求項10記載のコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、共有キャッシュサーバから返された上記キャッシュ済電子文書を特定する情報は、対象電子文書のキャッシュ日時であることを特徴とするコンピュータソフトウェアプログラム。
ローカルコンピュータ上でユーザが電子文書中にアンカーを付与する範囲を指定する工程と、
 前記ローカルコンピュータでアンカーを付与する範囲が指定されたことに基づき、このローカルコンピュータが前記電子文書の文書アドレスを共有キャッシュサーバに通知する工程と、
 前記共有キャッシュサーバが、ローカルコンピュータから受け取った文書アドレスに基づいて前記文書アドレスに係る電子文書を前記ユーザに表示するためにキャッシュする工程と、
 前記共有キャッシュサーバが、前記ローカルコンピュータに、前記記憶した電子文書をユーザに表示するための共有キャッシュサイト上の情報を通知する工程と、
 前記ローカルコンピュータが、上記電子文書のアドレスに、前記指定されたアンカーが付与された範囲の情報及び前記電子文書の共有キャシュサイト上の情報を付加してアンカー付き電子文書アドレスを生成する工程と
 を有することを特徴とするアンカー付与情報生成方法。
Description:
コンピュータ上に電子文書を表 するためのコンピュータソフトウェアプロ ラム及びその方法

 本発明は、ネットワーク上に保存された 子文書をコンピュータ上に表示するための ンピュータソフトウェアプログラムに関し 特に、上記電子文書中にユーザが注目する ンカー情報を付与することを可能にするコ ピュータソフトウェアに関するものである

 インターネット及びWWWの普及により、人 が利用可能な電子文書は飛躍的に増大して る。一方で、WWW検索ツールの発展により、 求に応じた電子文書を見付けだすことは比 的容易になっている。

 ところで、Webページに代表される電子文 の追加・更新は頻繁であることも多く、一 見つけた情報を再度同じ検索方法で見付け そうとしても困難な場合がある。そこで、 れを解決する手段として、例えば、Webブラ ザに設けられたブックマーク機能がある。 た、これらのブックマークやリンク集をWWW で共有することで情報の集約化を図ること 行われている。

 しかしながら、ブックマーク機能におい は、Webページのインターネット上又はロー ルなコンピュータ環境における保存位置の 報、もしくは、文書作成者があらかじめ文 中に埋め込んだアンカーにより、電子文書 び電子文書中の位置への再閲覧を可能とし いるのみである。したがって、閲覧者が電 文書中で見つけた任意の文字列や図表とい た一部の構成要素だけを再閲覧することが 難な場合が多い。また、閲覧者が重要性を 識した電子文書中の特定の範囲を記録する とができない。そのため、そうした電子文 中の一部の構成要素や特定の範囲等を他人 共有することもできない。

 本発明は、上記課題を解決するためにな れたものであり、電子文書の閲覧者が、電 文書中の構成要素や範囲といった注目対象 、ユーザタイトル、アンダーライン表示や リンク表示などの修飾情報と共に文字列表 に変換し、この文字列表現を用いることに り、注目対象の再閲覧や他人との共有化を 能にし、注目対象の識別も容易になるコン ュータソフトウェアを提供することを目的 する。

 上記の目的を達成するため、本発明は、 、イメージ、表、動画等の構成要素を含む 子文書のネットワーク上若しくは特定の記 装置上の位置を識別可能な存在位置情報(電 子文書アドレス)と、当該電子文書中での1以 の対象構成要素もしくはそれらを含む範囲( 以下、「対象構成要素等」と称する)の位置 報(アンカー情報)と、対象構成要素等に対す る表示修飾形式の情報と、を組み合わせた文 字列表現情報(アンカー付き文書アドレス)を 成し、この文字列表現情報を用いて、電子 書中の対象構成要素等を特定すると共に、 定された対象構成要素等を前記修飾形式に 更して表示する処理をコンピュータシステ に実行させることを特徴とするコンピュー ソフトウェアを提供する。

 具体的には、電子文書のネットワーク上 しくは特定の記憶装置上の位置を識別可能 存在位置情報(URL等)を取得する第1の手段と 入力手段を介して、電子文書中の対象構成 素等の指定、及びその位置情報を取得する 2の手段と、入力手段を介して、対象構成要 素等に対する表示修飾形式の入力を受け付け る第3の手段と、電子文書の存在位置情報、 子文書中の対象構成要素等の位置情報、お び修飾形式を文字列表現情報に変換する第4 手段と、変換された文字列表現情報を受け り、この文字列表現情報に含まれる電子文 の存在位置情報及び対象構成要素等の位置 報に従って、前記電子文書を取得し、前記 子文書中の対象構成要素等を特定する第5の 手段と、文字列表現情報に含まれる表示修飾 形式に従って、前記特定した対象構成要素等 を修飾形式に変更する第6の手段と、変更さ た対象構成要素等をディスプレイに表示す 第7の手段とをコンピュータシステムに実行 せることを特徴とするコンピュータソフト ェアを提供する。

 例えば、本発明は、ディスプレイに表示 れた電子文書中の文、イメージ、表、動画 の対象構成要素等をアンカー付与先として 定して、さらに、選択的に再閲覧の際の修 形式やユーザ情報といった修飾情報を入力 て、電子文書の存在位置情報(文書アドレス )と、電子文書中での対象構成要素等の存在 置情報(アンカー付与範囲情報)と、対象構成 要素等に対する修飾情報とを文字列表現(ア カー付き文書アドレス)に変換する機能と、 記方法によって生成された文字列表現を受 付けて、指定電子文書をディスプレイに表 し、電子文書中の構成要素またはそれらを む範囲指定形式を指定修飾形式に変更し、 子文書中の指定構成要素またはそれらを含 指定範囲をディスプレイの表示域にスクロ ルして表示する機能を有する。

 また、本発明の好ましい実施形態では、前 第2の手段は、以下の態様を有する。
・前記対象構成要素等の指定及びその位置情 報を、電子文書中の論理的な開始位置および /若しくは終了位置の情報として取得する。
・前記構成要素の範囲を、文、イメージ、表 、動画等の構成要素のタイプと、電子文書中 の論理的な開始位置の情報として取得する。
・前記構成要素の範囲が文、表等の文字列情 報を含む場合、前記構成要素の範囲を、電子 文書中の論理的な開始位置および終了位置の 情報に構成要素に含まれる全文字列または開 始および終了位置の部分文字列または開始位 置の部分文字列を加えたものとして取得する 。
・前記構成要素の範囲がイメージ、動画等の 文字列外情報を含む場合、前記構成要素の範 囲を、電子文書中の論理的な位置の情報に加 えて前記構成要素の範囲において前記イメー ジ、動画等の文字列外情報を特定しているフ ァイル名、URL、ドキュメントIDなどを含めた のとして取得する。

 また、本発明の好ましい実施形態では、前 第3の手段は、以下の態様を有する。
・前記対象構成要素等に対する修飾形式とし て、対象構成要素等の背景、前景、およびも しくは縁取りに対する、色、透明度、パター ン(グラジエント、網目、破線等)、およびも くは効果(ブリンク、回転等)の指定と、対 構成要素等の文字列のフォント、サイズ、 字修飾等の指定と、電子文書上で対象構成 素等をクリックすることにより遷移する先 定義するリンク情報の指定、の入力を受け ける。
・前記対象構成要素等に対する修飾形式とし て、対象構成要素等を置き換えるアイコン、 テキスト、イメージ、写真、動画など、ある いは対象構成要素等に隣接して表示するアイ コン、テキスト、イメージ、写真、動画など の選択及び/もしくは表示位置、あるいは当 文字列情報の利用統計を得るためのURL、の 力を受け付ける。
・前記対象構成要素等に隣接して表示するア イコン、テキスト、イメージ、写真、動画を クリックすることにより遷移する先を定義す るリンク情報の入力を受け付ける。
・前記対象構成要素等に対する修飾形式とし て、電子文書に付与されているタイトル、ユ ーザが任意に付与するタイトルやキーワード 、ユーザ識別情報等の情報の入力を受け付け る。
・前記対象構成要素等に対する修飾形式の入 力は、ソフトウェアの提供する修飾形式入力 のためのユーザインターフェースから入力す る、もしくは、あらかじめ利用者が登録して おいた修飾形式のリストから選択した修飾形 式を入力する、あるいは、あらかじめ利用者 がデフォルト値として登録しておいた修飾形 式を入力する、あるいは、修飾形式を入力し ないの何れかを選択可能であることが好まし い。

 また、本発明の好ましい実施形態では、 記第5の手段は、前記文字列表現情報に含ま れる電子文書の存在位置情報に従って対象電 子文書を取得してディスプレイに表示し、表 示された電子文書中の対象構成要素等を特定 するものであり、前記第7の手段は、文字列 現情報に含まれる対象構成要素等の位置情 に従って、前記変更された対象構成要素等 ディスプレイに表示された電子文書中の所 位置に表示させる。

 また、本発明の好ましい実施形態では、 記第5の手段は、前記文字列表現情報を受け 取った直後に、文字列表現情報中に不正な情 報が含まれていないことをチェックする。チ ェックの方法としては、不正な文字コードが 含まれていないか、不正な文字列が含まれて いないか、不正な文字列パターンが含まれて いないか、本発明のソフトウェアの生成する 文字列パターンに一致するか、等の検査を行 い、適正な文字列表現である場合のみ以降の 処理を継続する。

 また、本発明の好ましい実施形態では、 記第5の手段は、前記文字列表現情報に含ま れる対象電子文書を取得の後、対象電子文書 中に存在位置情報として定義された位置が存 在しない場合、対象電子文書の内容が変更さ れて対象電子文書中の対象構成要素等の論理 位置が変化したことを想定して、前記存在位 置情報に記載された論理的な位置情報の部分 情報を用いて、かつまたは、前記存在位置情 報に記載された物理記述を用いて、対象構成 要素等を対象電子文書中より検索し、対象構 成要素等を特定する。

 また、本発明の好ましい実施形態では、 記第6の手段は、前記文字列表現中に修飾形 式が定義されていない場合、もしくは、第5~ 7手段を実施する利用者が望む場合、利用者 の設定(表示用修飾形式設定)に従って対象構 要素等を修飾形式に変更する。

 また、本発明の好ましい実施形態では、前 第7の手段は、以下の態様を有する。
・複数の文字列表現をもとに、対象電子文書 から集められた複数の対象構成要素等を含む リストを生成して表示すると共に、このリス トから入力手段を介して選択された1以上の イテムについて対象電子文書中の対象構成 素等をディスプレイに表示する。
・複数の対象構成要素等に画像(静止画もし は動画)が含まれる場合に、それらのサムネ ルを用いたリストを生成して表示する共に このリストから入力手段を介して選択され 1以上のサムネイルについて対象電子文書中 の対象構成要素等をディスプレイに表示する 。

 本発明は、具体的には、前記対象構成要 等は、電子文書上に選択領域が存在する場 、電子文書を表示中のソフトウェアにおい 、メニュー、コマンドボタン、コンテキス メニューなどから処理を起動して、選択領 を前記対象構成要素等として取得する。ま 、電子文書上に選択領域が無い場合におい も、対象構成要素が自明の範囲を有する場 、例えば表、イメージ、動画などが構成要 である場合は、それらの構成要素を指定し 直接、例えば構成要素をポインティングデ イスで指定して表示するコンテキストメニ ーから処理を起動して、前記構成要素の範 として取得する。

 また、前記生成される文字列表現の出力 、ダイアログボックス中にカットアンドペ スト可能な文字列として出力する方式に加 、電子文書表示ソフトウェアのブックマー 機能に、URLの代わりとして前記文字列表現 挿入して、ブックマークとして登録する方 で行う。

 また、前記文字列表現により再閲覧する 合の、文字列表現の入力方式として、電子 書表示ソフトウェアのURL入力機能を拡張し 同機能によって電子文書表示ソフトウェア 入力された前記文字列表現を取得して、電 文書表示ソフトウェアの基本機能である電 文書の取得と表示、に加え、対象構成要素 の修飾した表示への変更と対象構成要素等 の表示位置の移動を実行する。これにより 電子文書表示ソフトウェアのブックマーク 能も同時に利用可能とする。

 また、前記文字列表現により再閲覧する 合の、文字列表現の入力方式として、電子 書中にハイパーリンクの換わりに文字列表 を埋め込む方法では、表示ソフトウェアで 示した電子文書中の、文字列表現を埋め込 れた文書要素のクリックにより起動する対 電子文書取得の手段を、拡張したURL入力機 に結び付け、同機能によって電子文書中に め込まれた前記文字列表現を取得して、電 文書表示ソフトウェアの基本機能である電 文書の取得と表示、に加え、対象構成要素 の修飾した表示への変更と対象構成要素等 の表示位置の移動を実行する。

 また、電子文書中の前記文字列表現を、 文字列表現中に記載された電子文書の構成 素または範囲として表示する機能を用意し それにより、文字列表現化された情報の閲 やリストアップを可能とする。その際、構 要素のタイトルや文字列表現の作成者情報 ど、文字列表現中の修飾情報を出力するこ により、文字列表現化された情報をより具 的に知ることが可能となる。

 また、本発明のさらに別の側面によれば このソフトウェアプログラムは、第8の手段 として、ネットワーク上の共有キャッシュサ ーバに上記電子文書のアドレスを通知する文 書アドレス通知手段をさらに有し、上記共有 キャッシュサーバは、上記電子文書を取得し て取得日時を生成すると共に所定の共有キャ ッシュサイト上の電子文書アドレスで表示可 能に保存するものであり、前記第4の手段は 上記サーバから返された上記電子文書の取 日時と前記共有サイトのアドレスとを、ア カー情報であることを示す識別子と共に上 アドレスの後に付加する手段をさらに有す ものである。また、前記第5の手段は、前記 、前記文書アドレス中の上記アンカー情報 上記電子文書の共有キャッシュサイト上で 子文書を特定する情報が含まれていること 基づき、上記共有キャッシュサイトに保存 れた電子文書をダウンロードすると共に、 記アンカー情報中の前記アンカーを付与し 範囲を示すテキスト情報に基づいて、前記 ンピュータが上記ダウンロードした電子文 中で上記アンカーを付与した範囲を修飾表 できるように、上記共有キャッシュサイト らダウンロードした電子文書中に所定の修 タグを埋め込み、コンピュータに表示させ ために出力するものである。この場合、本 フトウェアプログラムは、上記共有キャッ ュサーバのアドレスを記憶する手段を有す ものであることが好ましい。

 また、本発明のさらなる別の側面によれ 、ローカルコンピュータ上でユーザが電子 書中にアンカーを付与する範囲を指定する 程と、前記ローカルコンピュータでアンカ を付与する範囲が指定されたことに基づき このローカルコンピュータが前記電子文書 文書アドレスを共有キャッシュサーバに通 する工程と、前記共有キャッシュサーバが ローカルコンピュータから受け取った文書 ドレスに基づいて前記文書アドレスに係る 子文書を取得し、前記ユーザに表示するた に記憶する工程と、前記共有キャッシュサ バが、前記ローカルコンピュータに、前記 憶した電子文書を取得日時と共に送信する 程と、前記送信された電子文書上に上記ア カーを付与した範囲を修飾表示できること 確認する工程と、前記ローカルコンピュー が、上記電子文書のアドレスに、前記指定 れたアンカーが付与された範囲の情報及び 記共有キャシュサイトのアドレスと前記共 キャッシュサイトにおける電子文書の取得 時情報を付加してアンカー付き電子文書ア レスを生成する工程とを有することを特徴 するアンカー付与情報生成方法が提供され 。

 本発明によれば、電子文書閲覧者は、再 閲覧したい電子文書中の要素または範囲を 字列表現として保存し、それを用いて、目 の電子文書中の要素または範囲を、文字列 現中に含めた修飾形式で表示することがで る。これはすなわち、従来、電子文書作成 が用意したアンカーのみであった、電子文 内部の位置情報の定義と利用を、電子文書 覧者側で行うことが可能であり、しかもそ を他人と交換し、共有することが可能にな 仕組みを提供するものである。文字列表現 あるため、他の電子文書中に埋め込むこと 可能であり、また、電子文書表示システム おけるブックマーク機能に保存することも 能であるため、それぞれの方法で整理して 目的の情報の再閲覧を容易に実行すること 可能となる。また、同情報を共有すること 、電子文書要素ライブラリを、それらの出 情報への容易なアクセス方法と共に公開・ 報交換・共有することも可能となる。

図1は、本発明の一実施形態に係るシス テム構成例を示す概略構成図である。 図2は、電子文書表示命令の1例を示す 字列表現である。 図3は、電子文書表示命令の1例を示す 字列表現である。 図4は、電子文書表示命令の1例を示す 字列表現である。 図5は、電子文書表示命令の1例を示す 字列表現である。 図6は、図5の電子文書表示命令による ンピュータ表示例を示す図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るHyper- Anchorソフトウェアの概略構成図である。 図8は、本発明の一実施形態に係るHyper- Anchorソフトウェアの概略構成図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る処理 を示すフローチャートである。 図10は、本発明の一実施形態における 理の一例を示すコンピュータ表示画面であ 。 図11は、本発明の一実施形態における 理の一例を示すコンピュータ表示画面であ 。 図12は、本発明の一実施形態における 理の一例を示すコンピュータ表示画面であ 。 図13は、本発明の一実施形態における 理の一例を示すコンピュータ表示画面であ 。 図14は、本発明の一実施形態における 理の一例を示すコンピュータ表示画面であ 。 図15は、本発明の一実施形態における 理の一例を示すコンピュータ表示画面であ 。 図16は、本発明の一実施形態における 理の一例を示すコンピュータ表示画面であ 。 図17は、本発明の一実施形態に係るシ テム構成例を示す概略構成図である。 図18は、本発明の一実施形態における 理の一例を示すコンピュータ表示画面であ 。 図19は、本発明の一実施形態に係る処 を示すフローチャートである。

 以下、本発明の実施形態の一つを、図面を 照して具体的に説明する。 
(システムの概略構成)
 図1は、本発明を実施するためのソフトウェ ア動作環境の一例である。

 本動作環境では、電子文書提供サーバ101 クライアント側のローカルコンピュータ102 、WWW(インターネット)などの通信ネットワ クを介して接続されている。電子文書提供 ーバ101には、電子文書提供ソフトウェア103 よびこの電子文書提供ソフトウェア103によ て提供される第1の電子文書105が格納され、 た、ローカルコンピュータ102には、第2の電 子文書106が格納されている。電子文書表示ソ フトウェア104は、ローカルコンピュータ中の 第2の電子文書106と同様に、通信ネットワー を介して、電子文書提供ソフトウェア103の 供する電子文書提供サーバ101中の第1の電子 書105を読み込み、表示することができるよ になっている。

 本発明を実現するコンピュータソフトウ アプログラムである「Hyper-Anchorソフトウェ 」107は、電子文書表示ソフトウェア104と連 し、ユーザに、電子文書表示ソフトウェア1 04によってこのローカルコンピュータ102上に 示されている第1若しくは第2の電子文書105 106の所定の範囲(アンカーを付与したい範囲) に所定の修飾情報を付与し、文字列表現から なるアンカー付き文書アドレス108(電子文書 示命令:お気に入りブックマークに登録可能) を生成する。一方、このようにして作成され たアンカー付き文書アドレス108が電子文書表 示ソフトウェア104に与えられると、Hyper-Anchor ソフトウェア107が起動され、上記電子文書表 示ソフトウェア104によって取得された電子文 書105(若しくは106)から、前記アンカー付き文 アドレス108内の文字列(アンカー付与情報) みに基づいてユーザがアンカーを付与した 囲を特定し、その範囲に定義された修飾表 形式を適用し、その範囲をスクロールして ーカルコンピュータ102上表示する。

 なお、前記Hyper-Anchorソフトウェア107は、 ずしもユーザのローカルコンピュータ102上 インストールされている必要はなく、その て若しくは一部をネットワーク上に用意し サーバコンピュータ上にインストールして ロキシサーバとして利用するようにしても い。このことにより、ローカルコンピュー 102上にHyper-Anchorソフトウェア107をインスト ルすることなく、前記アンカー付き文書ア レス108を利用することが可能である。

 なお、前記文書提供サーバ101、ローカル ンピュータ102は、制御手段であるCPUに、RAM HDDなどのデータ記憶装置、入出力インタフ ースとしてのディスプレイ装置、マウス、 ーボード等の入力装置などが接続されたハ ドウェア構成で、一般的なパーソナルコン ュータやモバイル機器を利用することが可 である。また、前記電子文書表示ソフトウ ア104は、これらコンピュータのHDD等の記憶 置にインストールされたWebブラウザ、メー 、ワープロ、表計算ソフト、ドキュメント ューワ等であり、本発明の実施例であるHype r-Anchorソフトウェア107は、上記電子文書表示 フトウェア104のアドインとして開発されイ ストールされたものであることが好ましい

(アンカー付き文書アドレス)
 図2は、本発明により生成されるアンカー付 き文書アドレス108の第1の例201として、httpプ トコルで利用可能な形式のものを示した図 ある。この図2に示されるように、最も一般 的なアンカー付き文書アドレスは、全体が改 行なしの1行の文字列で表現され、文字列の 側より、電子文書のアドレス211(電子文書の ドレス)、本発明による文字列表現(アンカ 付与範囲)であることを示す識別子であるhype ranchorタグ212、電子文書中のアンカーを付け い要素もしくは範囲(範囲の開始位置213、範 の終了位置214)、電子文書中の要素もしくは 範囲の修飾定義215(修飾表示形式の情報)が並 られて直列に結合された構成となっている

 このアンカー付き文書アドレス108の例201 は、左端に記載の電子文書アドレス211とし URLを用いることにより、httpプロトコルを利 用可能な電子文書表示ソフトウェア104の機能 によって前記サーバ101若しくはローカルコン ピュータ102から目的の電子文書105,106を取得 ることを可能としている。前記アンカー付 文書アドレス201の2つめの要素であるhyperancho rタグ212以降が本発明のアンカー付与情報で るが、hyperanchorタグ212の先頭が「#」である め、本発明のアンカー文字列表現に対応し いないブラウザ(電子文書表示ソフトウェア1 04)においても、電子文書作成者が電子文書105 ,106中に埋め込んだアンカーと同様の扱いを けることにより問題の発生を回避している すなわち、本発明の文字列表現に対応して ない電子文書表示ソフトウェア104において 、hyperanchorタグ212以降の文字列表現は電子文 書105,106中に存在しないアンカーとして無視 れる。この例では、電子文書105,106中の要素 しくは範囲の「開始位置213」および電子文 105,106中の要素もしくは範囲の「終了位置214 」を、電子文書105,106内の構成要素の「論理 置」として記述しているが、構成要素中の 分文字列の表現を前記の開始位置/終了位置2 13,214の論理位置情報に加え記述してもよい。 また、このアンカー付き文書アドレス108の最 後の部分には、電子文書105,106中の要素もし は範囲の修飾定義215が、例えば、スタイル ート形式で記述されている。また、この例 は、電子文書105,106中の要素もしくは範囲の 始位置213、電子文書中の要素もしくは範囲 終了位置214および電子文書中の要素もしく 範囲の修飾定義215の間は「&」を区切り 字として結合されている。

 図3に示すのは、アンカー付き文書アドレ ス108の第2の例202である。この例においては 前記第1の例201で記述されていた修飾定義215 存在しない書式となっている。このような 合においては、前記Hyper-Anchorソフトウェア1 07は、文書表示ソフトウェア104に設定された フォルトの修飾形式を前記開始位置213、214 定義されるアンカー付与範囲に適用し、電 文書105,106の表示を実行するように構成され ている。

 図4に示すのは、アンカー付き文書アドレ ス108の第3の例203である。この例においては 前記第1の例201で記述されていた終了位置214 存在しない書式となっている。例えば、電 文書105,106中のアンカー付与範囲の開始位置 213のみで電子文書105,106中でアンカー表示し い要素もしくは範囲を特定可能である場合 この例のように前記終了位置214を記載する 要はない。

 図5に示すのは、アンカー付き文書アドレ ス108の第4の例204である。この例においては 前記第2の例202に加えて、アンカー付与した 構成要素若しくは範囲の物理記述241を含む 式となっている。具体的には、たとえば、 6に示すような範囲243にアンカーを付与した い場合、最初の文字列「Wireed-Markerは」が、 5に示すように開始位置の論理情報213の後に 理記述241として、最後の部分の文字列「マ カーにメモ書きも残せます」が終了位置の 理情報214の後に物理記述242として記述され いる。対象構成要素若しくは範囲の物理記 が記載されている場合、Hyper-Anchorソフトウ ア107は、電子文書105,106中の論理的な開始位 置213及び終了位置214による対象構成要素の探 索に加えて、物理記述241,242による確認を実 する。すなわち、論理的な位置情報213,214で 対象構成要素の特定ができない場合、物理 述241,242により対象構成要素の探索を行うこ とができるように構成されている。

(ソフトウェアプログラムの構成)
 図7は、この発明の実施形態であるHyper-Anchor ソフトウェア107の概略構成図を示すものであ る。

 この実施形態のHyper-Anchorソフトウェア107 、HTML文書等を表示するためのブラウザなど の前記電子文書表示ソフトウェア104のアドイ ンとして動作するものである。このHyper-Anchor ソフトウェア107は、上記文書表示命令である テキスト表現の前記アンカー付き文書アドレ ス108を作成する電子文書表示命令作成部601と 、作成されたアンカー付き文書アドレス108を お気に入りブックマーク607として記憶する電 子文書表示命令記憶部602と、前記アンカー付 き文書アドレス108をお気に入りブックマーク 607から呼び出すか若しくは受け取る電子文書 表示命令取得部603と、このアンカー付き文書 アドレス108に含まれる文字列にのみ基づき電 子文書105,106中の修飾表示するべき所定範囲 特定する修飾範囲特定部604(電子文書編集手 )と、特定された所定範囲に所定の修飾表示 形式を適用して前記電子文書を表示する修飾 表示部605(電子文書編集手段)とを有する。

 前記文書表示命令生成部601は、図8に示す ように、前記コンピュータ上でユーザに前記 電子文書中のアンカーを付与する範囲を選択 させるアンカー付与範囲選択部601aと、前記 ンカー付与範囲選択部601aによる範囲の選択 基づき、電子文書105,106中の選択した範囲の 開始位置213および/若しくは終了位置214を示 テキスト情報を生成し、アンカー情報であ ことを示す識別子214と共に上記文書アドレ の後に付加し、一体のアンカー付の文書ア レスとして出力させる文書アドレス生成部60 1bとを有する。

 また、上記修飾範囲特定部604及び修飾表 部605は、前記文書アドレスに上記アンカー 報が含まれていることを示す前記識別子#が 含まれていることに基づき、このアンカー情 報中の前記開始位置213と終了位置214を取り出 して、前記電子文書表示ソフトウェア104が上 記電子文書105,106中で上記アンカーを付与し 範囲を修飾表示できるように、上記文書提 サーバ101からダウンロードした電子文書中10 5,106に所定の修飾タグを埋め込み、電子文書 示ソフトウェア104で表示させるために出力 るものである。

 このHyper-Anchorソフトウェア107は、ローカル ンピュータ102若しくはサーバ101のハードデ スクに格納された命令プログラムであり、 記CPUによってRAM上に展開されて実行される とで、前記各構成要素601~607として構成され その機能を奏するようになっている。
(動作)

 以下、このソフトウェアの上記各構成要 601~607の具体的構成及び機能を、図9に示す れ図にそって説明する。

 図9は、この実施形態の基本的な動作に関 する流れを示した図である。電子文書表示ソ フトウェア104(ブラウザ)において任意の電子 書105,106の表示を行い(ステップ301)、同電子 書表示ソフトウェア104において、表示中の 子文書105,106の文、イメージ、表、動画等の 構成要素もしくは電子文書のアンカーを付与 したい領域を選択した状態(ステップ302)にお て、たとえば、マウスの右クリックを行う 、前記アンカー付与範囲選択部601aが、文字 列表現生成インタフェースを起動する(ステ プ303)。

 この文字列表現生成インタフェースにお ては、ステップ302で選択されている構成要 もしくは領域を再表示する際の表現形式で る修飾形式の設定を行う(ステップ304)。た えば、構成要素もしくは領域の背景色や前 色、境界線の色やパターン、文字列のフォ トサイズや種類などの設定、構成要素を置 換えるアイコン、テキスト、イメージ、写 、動画の入力や選択、構成要素に隣接して 示するアイコン、テキスト、イメージ、写 、動画などの入力や選択と表示位置の設定 構成要素やアイコン、テキスト、イメージ 写真、動画などにつけるリンク情報の設定 当該文字列情報の利用統計を得るためのURL 設定など、を行う。修飾形式は、図8に示す うに、ハードディスク内に修飾形式格納テ ブルの形であらかじめ保存されており、上 アンカー付与範囲選択部601aは、このテーブ ルから修飾形式リストを取り出してユーザに 選択可能に提示する。

 修飾形式が選択されたならば、前記アン ー付与範囲選択部601aは選択範囲の情報と修 飾形式の情報を前記アンカー付き文書アドレ ス生成部601bに渡す。これにより、アンカー き文書アドレス生成部601bが、以上収集した 報を元に、ステップ305において、上記構成 素もしくは領域を修飾の上、再表示するこ が可能なアンカー付き文書アドレスを生成 る。なお、構成要素の修飾が不要である場 は、ステップ303およびステップ304はスキッ される。そして、このアンカー付き文書ア レス生成部601bは、ユーザの指示により、ス テップ305で生成したアンカー付き文書アドレ ス108を、ブックマーク(お気に入り)607に登録 る。

 前記ステップ305における構成要素の論理 な位置情報の生成は、電子文書105,106中で構 成要素の位置を特定可能な論理表現の最小単 位(開始位置及び/若しくは終了位置)であるこ とが望ましいが、対象電子文書105,106の書式 不良や破壊等の理由により、得られた最少 位の論理表現からでは構成要素の位置を特 できない場合がある。そのため、得られた 理的な位置情報によって電子文書105,106を探 し、同様の論理表現が同じ電子文書105,106内 に存在する間、論理表現の範囲を拡張して行 くことにより、電子文書105,106中でユニーク 構成要素の位置を指定可能な論理表現を得 ことが好ましい。

 上記で生成したアンカー付き文書アドレ 108を利用するには、電子文書表示ソフトウ ア104(ブラウザ)において、アンカー付き文 アドレス108を入力(ステップ307)、あるいは、 ステップ306においてアンカー付き文書アドレ スが登録されたブックマーク607を選択して( テップ308)、同ブックマークに登録されてい アンカー付き文書アドレス108が電子文書表 ソフトウェア104に入力されると、電子文書 示ソフトウェア104の機能により、アンカー き文書アドレスで定義された電子文書105,106 の取得と表示を実行する(ステップ309)。ここ 、電子文書表示ソフトウェア104は、文字列 現にアンカー情報を示す識別子#を見つける と、Hyper-Anchorソフトウェア107を起動する。

 そして、上記文書編集部604,605が、電子文 書表示ソフトウェア104から電子文書表示終了 のメッセージを受け取ると、アンカー付き文 書アドレス108のアンカー部分の解析を行い、 構成要素もしくは領域、および、修飾形式を 取得する(ステップ310)。

 ついで、上記文書編集部604,605が、上記電 子文書105,106中の構成要素もしくは領域の修 形式を指定の修飾形式に変更するように必 なタグ等を前記電子文書105,106のソース(HTML ソース等)に挿入し(ステップ311)、電子文書 示ソフトウェア104に表示させるとともにス ロールして同アンカー付与領域をディスプ イに表示させる(ステップ312)。

 なお、前記ステップ311において電子文書105, 106中のアンカー付与範囲若しくは構成要素に アクセスしようとすると、前記電子文書105,10 6の内容が更新・変更された等の理由によっ 、文字列表現中に記載された論理位置がユ ザがアンカーを付与した範囲とずれてしま たり、存在しなくなっている場合がある。 の様な場合、上記文書編集部604,605は、当該 子文書105,106中に目的の構成要素が存在する 場合を想定して、以下の拡張検索により構成 要素の位置を探索する。
・アンカー付き文書アドレス108が物理記述( 始位置及び/若しくは終了位置に存在する具 的テキスト表現等)を含む場合、電子文書中 より一致する物理記述を有する位置を探索し 、該当する各位置の論理的な位置情報(開始 置及び/若しくは終了位置)との間に類似性が ないか(一部一致等)探索する。
・前記アンカー付き文書アドレス108が物理記 述を含まない場合、論理的な位置情報の最外 縁の定義を外していき、電子文書内に同様の 論理構造を持つ位置がないか探索する。
(実行画面例)
 図10~図15は、本実施形態に係るHyper-Anchorソ トウェア107の実行した場合の画面インタフ ースを示す例である。 
 図10は、電子文書表示ソフトウェア104であ Webブラウザに表示した電子文書中105,106のア カーを付与したい部分文字列を選択した状 (401)で、同選択した部分を右クリックして コンテキストメニュー(402)を表示したところ である。

 図11は、図10において表示するコンテキス トメニュー(402)の例であり、本発明によるHype r-Anchorソフトウェアにより3つのメニューアイ テム、すなわち、「Hyper-Anchorを取得する」(40 2)、 「この位置をブックマーク(Hyper-Anchor)」 (403)と、「この位置を編集してブックマーク( Hyper-Anchor)」(405)が追加されている。

 図11のメニューにおいて、「Hyper-Anchorを 得する…」を選択すると、図12に示すダイア ログボックスが表示され、修飾形式の設定を 行った後OKボタンをクリックすると、設定内 から文字列表現が生成され、ダイアログボ クス中にカットアンドペースと可能なテキ トデータとして表示される。

 図11のメニューにおいて、「この位置を ックマーク(Hyper-Anchor)」を選択すると、本発 明のコンピュータソフトウェアに設定されて いるデフォルトの修飾形式を使って、文字列 表現を生成し、ブックマークに登録する。

 図11のメニューにおいて、「この位置を 集してブックマーク(Hyper-Anchor)…」を選択す ると、図13に示すダイアログボックスが表示 れ、修飾形式の設定を行った後OKボタンを リックすると、設定内容から文字列表現を 成し、ブックマークに登録する。

 この実施形態のHyper-Anchorソフトウェアの 能の開始は、上記コンテキストメニューの 、電子文書表示システムのメニューや、ツ ルボックス上に用意したボタン等から実行 能とすることも有効である。

 図13は、電子文書表示システムであるWeb ラウザに文字列表現を入力して、本発明に るコンピュータソフトウェアにより、文字 表現にしたがって、設定電子文書中の設定 域を、設定した修飾形式として背景に色を けて表示(406)した例である。

 図14は、電子文書表示システムであるWeb ラウザに文字列表現を入力して、本発明に るコンピュータソフトウェアにより、文字 表現にしたがって、設定電子文書中の設定 域を、設定した修飾形式としてアイコン化 て表示(407)した例である。

 図15は、電子文書表示システムであるWeb ラウザのツールバーとして本発明のソフト ェアを実装した例(411)である。本ツールバー には、修飾情報なしの文字列表現を生成して ブックマークに登録する機能(412)、利用者が 定した修飾形式で文字列表現を生成してブ クマークに登録する機能(413)、利用者が修 形式を設定するためのメニューの表示(414)、 ソフトウェアの動作設定を行うダイアログの 表示(415)、構成要素の修飾形式を再表示して クロール(416)、表示中の構成要素の修飾形 を消去(417)、ヘルプ情報の表示(418)の各機能 実行するユーザインターフェースが用意さ ている。利用者が修飾形式を設定するため メニュー(414)には、利用者が修飾形式を登 するためのユーザインターフェース(501)を開 くメニューアイテム(421)と利用者が設定した 飾形式のリスト(422)が表示さる。ここで選 した修飾形式が文字列表現作成用デフォル 修飾形式となる。

 図12は、本発明により電子文書の構成要 もしくは領域に付与する修飾情報の定義を 定するためのユーザインターフェースの例(5 01)である。このユーザインターフェースにお いては、電子文書の構成要素もしくは構成要 素に対して、領域の背景色の設定502、文字の 修飾503、領域を囲む枠の設定504、領域をアイ コン化したり、領域に隣接してアイコンを表 示505したりする修飾方法を設定可能である。 また、本ユーザインターフェースで作業中の 設定の効果を表示する機能506を用意している 。また、設定した修飾情報をセーブしたり、 セーブされている修飾情報の内容を変更した りする機能507を用意している。

 図16は、本発明により生成できる文字列 現を使って、電子文書中の構成要素もしく 構成要素の範囲のリストアップを行う例(601) である。ここでは、4種類の電子文書中から れぞれ1つずつ、構成要素であるイメージを す文字列表現(603)を生成し、それを用いて 成要素のリストアップ(604)を行っている。本 発明のコンピュータソフトウェアにより、文 字列表現により記載された電子文書中の構成 要素もしくは構成要素の範囲のコンテンツを 取得し、文字列表現と共にリストアップする ことが可能となっている。表示対象の構成要 素がイメージ、動画等である場合、604に示す 様にサムネイル表示とすることが有効である 。また、リストの各項目につけるタイトル602 は、電子文書のタイトル、あるいは、電子文 書中の構成要素もしくは構成要素の範囲に含 まれる文字列、あるいは、そのいずれかをデ フォルト値として、修飾形式中にユーザ設定 タイトルがある場合はそれを採用することが 有効である。

(第2の実施形態)
 前述したように、この発明によれば、テキ ト表現であるアンカー付き文書アドレスの で、興味のある文書中のアンカーを付与し 範囲を所定の修飾形式で表示することが可 になるものである。上記第1の実施形態では 、図1に示すように、ローカルコンピュータ10 2の電子文書表示ソフトウェア104(ブラウザ)が アンカー付き文書アドレス108を受け取ると、 電子文書提供サーバ101からアンカー付き文書 アドレス108で示される目的の電子文書105を取 得する。ついで、上記アンカー付き文書アド レス108内の所定の識別子に基づいてHyper-Anchor ソフトウェア107が起動され前記アンカー付き 文書アドレス108に含まれるアンカー付与範囲 の情報を取り出して上記電子文書105を修飾し て前記電子文書表示ソフトウェア104に表示さ せるようになっている。

 ただし、上記電子文書105が例えばインタ ネット上のサイトとして存在する場合には サイトの運営者の都合で更新・修正された 、場合によっては削除されてしまう可能性 ある。上記第1の実施形態では、このような 場合に備えて、上記アンカー付き文書アドレ スに含まれるアンカー情報に基づいてアンカ ー付与範囲を検索する機能を設けているが、 目的とする電子文書自体が削除されてしまっ たり、変更が大幅である場合には、上記機能 が効果を奏しない場合がある。

 そこで、この第2の実施形態では、図17に すように、共有キャッシュサーバ(CS)501を設 け、上記Hyper-Anchorソフトウェア107と連動して アンカー付与を行った前記電子文書提供サー バ101上の電子文書105をその時点でキャッシュ するようにしたものである。以下、このシス テムの構成及び動作を説明する。

 図18は、この第2の実施形態におけるHyper-A nchorソフトウェア107のシステム構成を示す概 図である。なお、すでに第1の実施形態で説 明した構成要素と同様の構成要素については 同一符号を付してその詳しい説明は省略する 。

 まず、この第2の実施形態の電子文書表示 命令作成部601は、ユーザが電子文書表示ソフ トウェア104上で図10で示したインタフェース4 02から前記アンカー付与範囲を選択したこと 基づきアンカー付与範囲の選択を受け取る ンカー付与範囲選択部601aと、当該電子文書 のアドレスを前記共有キャッシュサーバ501に 送信する電子文書アドレス送信部601cと、上 共有キャッシュサーバ501における前記電子 書502(105)のキャッシュ時刻を電子文書キャッ シュ情報として受け取る電子文書キャッシュ 情報受信部601dと、上記アンカー付与範囲の 報、修飾形式の情報及び電子文書キャッシ 済アドレスの情報から前記アンカー付き文 アドレスを生成するアンカー付き文書アド ス生成部601bとを有する。このアンカー付き 書アドレス生成部601bは、たとえば図2に示 た第1の例201の上記文書提供サーバ101上の電 文書105のアドレス211の直後に共有キャッシ サーバ501のアドレスと前記キャッシュ時刻 挿入してこの実施形態のアンカー付き文書 ドレスを生成するものである。また、この ステムには、あらかじめ共有キャッシュサ バ501のアドレスがサーバアドレス格納部609 格納されており、前記電子文書アドレス送 部601cは上記サーバアドレス格納部609からキ ャシュサーバ501のアドレスを取り出して上記 電子文書アドレスの送信を行うものである。

 また、電子文書編集部606は、上記電子文書 示ソフトウェア104からアンカー付き電子文 アドレスを表示する旨の入力あった事を通 されたならば、前記アンカー情報からキャ シュ先アドレスを取得し、上記電子文書表 ソフトウェア104を上記共有再度にリダイレ トさせて上記共有キャッシュサーバ501上の ャッシュされた電子文書502を取得させる。 記電子文書表示ソフトウェア104がキャッシ 先の電子文書502を取得すると、上記アンカ 付与範囲特定部604がアンカー付与範囲の始 若しくは終点若しくはその両方の情報、及 修飾形式に基づき、上記キャッシュ先から 電子文書503を編集して例えば修飾タグをア カー付与範囲に埋め込む。そして、上記修 表示部605が当該編集済文書を上記電子文書 フトウェア104に送信して上記ローカルコン ュータ上に表示させるものである。
 なお、このとき、上記アンカー付与範囲特 部604は、上記共有キャッシュサーバから受 取った電子文書502からアンカー付与範囲を 定できない場合には、エラーである旨の表 を上記電子文書表示ソフトウエア104に表示 るようになっている。

 図19は、このシステムにより実行される 理のフローチャートである。

 まず、ユーザは、ローカルシステム上でW ebブラウザ等の電子文書表示ソフトウェア104 使い、Webサーバ等の文書提供サーバ101より 所望の電子文書105を取得し表示する(ステッ プ701)。ユーザは表示したドキュメント上に ンカーを付与したい情報がある場合、該当 囲を選択したうえで右クリックし、Hyper-Ancho rソフトエア107を実行することで図12に示した ようなインタフェースを表示させる。このイ ンタフェースで修飾表示形式を選択すること で、アンカー付与領域の情報をハイパーアン カーにエンコードすることを開始する(ステ プ702)。

 この実施形態では、この時点で、前記電 文書アドレス送信部601cが、前記共有キャッ シュサイト501に対して、対象電子文書をキャ ッシュさせるためにこの電子文書のアドレス を送信する(ステップ703)。前記共有キャッシ サイト501は、電子文書キャッシュ部502がロ カルシステム102から受け取った電子文書ア レスをもとに電子文書提供サーバ101より電 文書105を取得しキャッシュした電子文書503 して保存すると共に(ステップ704)、このキ ッシュした電子文書503を共有キャッシュサ バ609上で閲覧させるための情報、この例で キャッシュ時刻を上記ローカルシステム102 返す(ステップ705)。また、このとき、前記共 有キャッシュサーバ501は、上記ローカルシス テム102で上記電子文書502が上記アンカー付与 範囲を含むものであるかを確認させるために キャッシュした電子文書のデータそのものを 上記ローカルシステム102に返す。

 ローカルシステム102では、キャッシュさ た電子文書502に上記電子文書アドレス108か 取得したアンカー付与範囲を適用して上記 子文書表示ソフトウェア104上に表示させる このことで、ユーザはアンカーを付与した 囲を確かめることができる(ステップ706)。 た、このとき、上記共有サイト501からキャ シュアドレスが返されてこなかった場合や アンカー付与範囲が物理的に特定できなか た場合にはこのHyper-Anchorソフトウェア107は ラーを表示し、アンカーが付与できなかっ ことを通知する。表示ができたならば、上 したように、たとえば、上記アンカー付き 書アドレス生成部601bは、図2に示した第1の 201の中間部に共有キャッシュサーバのアド ス609とキャッシュ時刻(すなわち、キャッシ された電子文書502を上記共有キャッシュサ バ609から取得して閲覧するための情報)を付 加してこの実施形態のアンカー付き文書アド レス108’を生成する(ステップ707)。

 なお、上述したように、アンカー付き電 文書アドレス108’には上記キャッシュ先ア レスをそのまま付加してもよいし、その他 方法によりキャッシュした電子文書を特定 きる情報、たとえば、ユニークな記号や取 時刻に関する情報をエンコードするように てもよい。

 このようにして生成されたアンカー付き 書アドレス108’は、上記お気に入り607に格 される。また、ユーザは、メールその他の 段により、このアンカー付き文書アドレス リンク情報として特定人に送信したり、不 定人に公開してもよい。

 この第2の実施形態のアンカー付き文書ア ドレスに係る文書を表示させる場合は、ユー ザは、ローカルシステム102上で上記アンカー 付き文書アドレスを文書表示ソフトウェア104 に入力する。この電子ソフトウェアは、文書 アドレス中にアンカー付与情報である識別子 を発見すると上記Hyper-Anchorソフトウェア107を 実行し、上記アンカー情報を読み取って、こ こから、まず、キャシュされた電子文書502の 保存位置を特定する情報を取得し、上記電子 文書表示ソフトウェア104によって上記キャッ シュされた電子文書を取得させる。ついで、 アンカー付与範囲特定部604が、上記電子アド レス中のアンカー付与範囲の情報と修飾表示 形式の情報を読み取り、上記電子文書キャッ シュの該当箇所に所定のタグを埋め込み、そ れを上記文書表示ソフトウェア104に表示させ る。このことで、上記電子文書表示ソフトウ ェア104上には、上記アンカー付与範囲が所定 の形式で修飾された電子文書が表示されるこ とになる。

 このような構成によれば、前記電子文書 ユーザがアンカーをつけた時点でキャッシ されて上記共有サイトに蓄積されるから、 の後、上記電子文書の所有者やサイトの所 者が上記電子文書を修正したり削除したと ても、上記ユーザが常にアンカーを付与し 状態での電子文書を取得することができる

 本発明は、上記した実施形態に限られず、 発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更 可能である。
 たとえば、上記第2の実施形態では、上記キ ャッシュした電子文書502を上記キャッシュサ ーバ501上で特定するために、あらかじめロー カルシステムで保持していた共有キャッシュ サーバのアドレス609及びキャッシュ時刻を利 用していたが、これに限定されるものではな い。

符号の説明

 101…電子文書提供サーバ
 102…ローカルコンピュータ
 103…電子文書提供ソフトウェア
 104…電子文書表示ソフトウェア
 105…第1の電子文書
 106…第2の電子文書
 107…ソフトウェア
 108…アンカー付き文書アドレス
  212…識別子
 213…開始位置
 214…終了位置
 215…修飾定義
 402…インタフェース
 501…共有キャッシュサーバ
 502…電子文書キャッシュ部
 503…電子文書
 601…電子文書表示命令作成部
 601a…アンカー付与範囲選択部
 601b…アンカー付き文書アドレス生成部
 601c…電子文書アドレス送信部
 601d…電子文書キャッシュアドレス受信部
 602…電子文書表示命令記憶部
 603…電子文書表示命令取得部
 604…修飾範囲特定部
 605…修飾表示部
 606…電子文書編集部
 607…お気に入りブックマーク
 609…サーバアドレス格納部