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Patent Searching and Data


Title:
DISPLAY DEVICE AND TELEVISION RECEPTION DEVICE
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/147946
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is liquid crystal display device which can suppress a beat sound even when installed in a different condition. The liquid crystal display device (10) includes a light adjustment control unit (31) which controls light adjustment of a cold cathode tube (17) by a pulse width modulation signal (S2) and can output the pulse width modulation signal (S2) with a plurality of different light adjustment frequencies so as to select an arbitrary light adjustment frequency from the different frequencies in accordance with the installation mode of the liquid crystal display device (10) (hung-on-wall mode or stand-support mode).  The liquid crystal display device (10) has different light adjustment frequencies at which the beat sound is hardly generated between the first installation mode (hung-on-wall mode) and the second installation mode (stand-support mode).  A memory (33) contains 230 Hz as the light adjustment frequency for an installation mode signal (S1) indicating the hung-on-wall mode and 270 Hz as the light adjustment frequency for the installation mode signal (S1) indicating the stand-support mode. The present invention may be applied to a television reception device equipped with a liquid crystal display device.

Inventors:
YAMAMOTO KAORI
YAMAMOTO SYUKI
KUNII HIROSHI
Application Number:
PCT/JP2009/059262
Publication Date:
December 10, 2009
Filing Date:
May 20, 2009
Export Citation:
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Assignee:
SHARP KK (JP)
YAMAMOTO KAORI
YAMAMOTO SYUKI
KUNII HIROSHI
International Classes:
G02F1/1333; G02F1/133; H04N5/66; H05B41/392
Domestic Patent References:
WO2008139663A12008-11-20
Foreign References:
JP2007034120A2007-02-08
JP2008251459A2008-10-16
Attorney, Agent or Firm:
AKATSUKI UNION PATENT FIRM (JP)
Patent business corporation dawn joint patent firm (JP)
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Claims:
 光源と、前記光源を駆動する光源駆動手段と、を備え、
 前記光源駆動手段は、パルス幅変調信号により前記光源を調光駆動するものであって、前記パルス幅変調信号を互いに異なる複数の調光周波数で出力可能であり、
 当該表示装置の設置態様に応じて、前記複数の調光周波数の中から任意の調光周波数を選択可能とされていることを特徴とする表示装置。
 前記光源駆動手段は、前記複数の調光周波数が予め記憶された記憶手段を備えることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の表示装置。
 外部からの信号を受信する信号受信部を備え、
 前記調光周波数の選択は、前記信号受信部に入力された信号に基づいて行われることを特徴とする請求の範囲第1項又は請求の範囲第2項に記載の表示装置。
 前記調光周波数を選択するための操作が可能な調光周波数選択部を備え、
 前記調光周波数の選択は、前記調光周波数選択部に対する操作に基づいて行われることを特徴とする請求の範囲第1項から請求の範囲第3項のいずれか1項に記載の表示装置。
 当該表示装置の設置態様を検知する設置態様検知部を備え、
 前記調光周波数の選択は、前記設置態様検知部の検出結果に基づいて行われることを特徴とする請求の範囲第1項から請求の範囲第4項のいずれか1項に記載の表示装置。
 前記設置態様は、当該表示装置が、壁掛け型に設置された第1設置態様と、スタンドにより支持された形で設置された第2設置態様とを含むことを特徴とする請求の範囲第1項から請求の範囲第5項のいずれか1項に記載の表示装置。
 前記光源がその底部に取り付けられるシャーシを備え、
 前記光源と前記シャーシの前記底部との間の距離が2.5mm以下であることを特徴とする請求の範囲第1項から請求の範囲第6項のいずれか1項に記載の表示装置。
 前記光源から照明光を供給される表示パネルを備え、
 前記表示パネルは、液晶パネルとされることを特徴とする請求の範囲第1項から請求の範囲第7項のいずれか1項に記載の表示装置。
 請求の範囲第1項から請求の範囲第8項のいずれか1項に記載された表示装置を備えることを特徴とするテレビ受信装置。
Description:
表示装置、及びテレビ受信装置

 本発明は、表示装置、及びテレビ受信装 に関する。

 液晶表示装置に代表される非発光型の光 素子を用いた表示装置においては、液晶パ ル等の表示パネルに対して光を照射すべく 当該表示パネルの背面には光源を備えるバ クライト装置が設けられている。当該光源 インバータにより調光駆動されることで、 示パネルの明度等を制御することができる

 従来光源を調光する方法としては、電圧 御調光方式とパルス幅変調(PWM;Pulse Width Mod ulation)調光方式とが用いられている。電圧制 調光方式は、インバータを通じて光源に印 する電圧を変化させる調光方式であるが、 光範囲を大きく確保することができない。

 一方、パルス幅変調調光方式は、光源が 期的に点滅され、その点灯期間と消灯期間 の時間比率を変化させて調光する方式であ 。この方式によれば、点灯期間と消灯期間 周期を調整することにより調光範囲を大き できることから、多くの液晶表示装置のバ クライト装置にパルス幅変調調光方式が採 されている。

 パルス幅変調調光方式により調光の制御を うバックライト装置においては、光源調光 に、調光周波数の2次、3次高調波によるう り音が生じる場合がある。当該うなり音は 使用者に不快感を与えるものであり、その 生の抑止が望まれている。かかるうなり音 抑制するために、パルス幅変調信号の調光 波数が人間の可聴帯域の上限以上に設定さ た発光素子駆動装置を備える表示装置が開 されている(特許文献1参照)。

特開2006-114324公報

(発明が解決しようとする課題)
 ところで、本発明者らは、上記したうなり の発生原因として、光源を収容するシャー の周期的な振動に着目した。すなわち、調 周波数に基づいて振動する光源と、シャー とが共振することにより、うなり音が発生 、さらにはうなり音が増長されると考えた そこで、うなり音を抑制するために、シャ シの固有振動数とは異なる、すなわちシャ シと共振し難い調光周波数を選択する手段 考えられる。しかしながら、当該液晶表示 置の使用態様は多様化してきており、例え 壁掛けする形で設置される場合と、シャー にスタンドを取り付けて支持する形で設置 れる場合とでは、シャーシの固有振動数が 化するため、当該シャーシと共振し難い調 周波数も変化することとなる。特に、近年 晶表示装置の薄型化が要求されているが、 型化された液晶表示装置では、光源とシャ シとの間の距離が小さいため、これらの振 が共振し易く、うなり音の発生がより顕著 なる場合がある。

 本発明は、上記のような事情に基づいて されたものであって、異なる設置態様とさ た場合にも、うなり音を抑制することが可 な表示装置を提供することを目的としてい 。また、本発明は、そのような表示装置を えたテレビ受信装置を提供することを目的 する。

(課題を解決するための手段)
 上記課題を解決するために、本発明の表示 置は、光源と、前記光源を駆動する光源駆 手段と、を備え、前記光源駆動手段は、パ ス幅変調信号により前記光源を調光駆動す ものであって、前記パルス幅変調信号を互 に異なる複数の調光周波数で出力可能であ 、当該表示装置の設置態様に応じて、前記 数の調光周波数の中から任意の調光周波数 選択可能とされていることを特徴とする。

 このような構成によれば、当該表示装置 設置態様に応じて、うなり音が発生し難い 光周波数を選択することができるため、う り音の発生を抑制することが可能となる。 なり音発生の一因として、例えば光源と、 該光源を収容するシャーシとの共振が挙げ れる。光源は、パルス幅変調信号により調 駆動されるため、当該パルス幅変調信号の 光周波数に基づいて振動を生じる。この光 の振動の周波数とシャーシの固有振動数と 近い値となると、うなり音が発生ないしは 長することとなる。しかしながら、シャー の固有振動数は、当該表示装置の設置態様 より、支持部材が取り付けられたり、荷重 位が生じたりすることで変化が生じ得る。 たがって、シャーシと共振し難い調光周波 は、一様に設定し難く、当該表示装置の設 態様に応じて変化し得るものとなる。そこ 、本発明では、光源駆動手段が、互いに異 る複数の調光周波数でパルス幅変調信号を 力可能であり、当該表示装置の設置態様に じて、任意の調光周波数を選択可能な構成 している。これにより、表示装置の設置態 に応じて、シャーシと共振し難い調光周波 を選択することができ、うなり音の発生を 制することが可能となる。

 また、前記光源駆動手段は、前記複数の調 周波数が予め記憶された記憶手段を備える のとすることができる。
 このような構成によれば、光源駆動手段は 表示装置の設置態様に応じて、記憶手段に め記憶された複数の調光周波数のうち任意 調光周波数を選択して出力することが可能 なる。さらに、このようなメモリを備える とにより、多数の調光周波数を記憶させる とができ、調光周波数の選択を多様なもの することが可能となる。

 本発明における調光周波数の選択は、以下 ように行われることが好適である。
 本発明の表示装置において、外部からの信 を受信する信号受信部を備え、前記調光周 数の選択は、前記信号受信部に入力された 号に基づいて行われるものとすることがで る。
 このような構成によれば、使用者が当該表 装置の設置態様に基づいて、例えばリモコ 装置等から信号受信部に信号を送信するこ で、予め設定された複数の調光周波数のう 、最もうなり音が発生し難い調光周波数を 択することが可能となる。

 また、前記調光周波数を選択するための操 が可能な調光周波数選択部を備え、前記調 周波数の選択は、前記調光周波数選択部に する操作に基づいて行われるものとするこ ができる。
 このような構成によれば、使用者が当該表 装置の設置態様に基づいて、調光周波数選 部を操作することで、予め設定された複数 調光周波数のうち、最もうなり音が発生し い調光周波数を選択することが可能となる

 また、当該表示装置の設置態様を検知する 置態様検知部を備え、前記調光周波数の選 は、前記設置態様検知部の検出結果に基づ て行われるものとすることができる。
 このような構成によれば、当該表示装置を 置した際に、設置態様検知部がその設置態 を検知し、検知結果に基づいて予め設定さ た複数の調光周波数のうち、最もうなり音 発生し難い調光周波数が選択されることが 能となる。この場合、使用者自身が調光周 数を切り替える手間を省略することができ 。

 また、前記設置態様は、当該表示装置が、 掛け型に設置された第1設置態様と、スタン ドにより支持された形で設置された第2設置 様とを含むものとすることができる。
 このように、当該表示装置が、壁掛け型に 置された場合と、スタンドにより支持され 形で設置された場合とでは、うなり音が生 難い調光周波数が異なる場合がある。した って、設置態様に応じて調光周波数の選択( 切替)を行うことで、うなり音の発生をより 果的に抑制することが可能となる。

 また、前記光源がその底部に取り付けられ シャーシを備え、前記光源と前記シャーシ 前記底部との間の距離が2.5mm以下であるも とすることができる。
 本発明の構成は、当該表示装置が薄型化さ た場合に特に効果を発揮する。すなわち、 該表示装置が薄型化されることで、光源と ャーシの底部との間の距離が2.5mm以下とな と、光源とシャーシとの個々の振動が共振 てうなり音が増長される場合がある。そこ 、本発明のおける調光周波数の選択構成を 用することにより、シャーシと共振し難い 光周波数を適宜選択することができ、当該 示装置が薄型化された場合にも、うなり音 発生を抑制することが可能となる。

 また、前記光源から照明光を供給される表 パネルを備え、前記表示パネルは、液晶パ ルとすることができる。
 このような表示装置は液晶表示装置として 種々の用途、例えばテレビやパソコンのデ スプレイ等に適用でき、特に大型画面用と て好適である。

 また、本発明のテレビ受信装置は、上記表 装置を備えることを特徴とする。
 このようなテレビ受信装置によると、うな 音が抑制された表示装置を用いてなるため 使用者満足度の高い、高品質の装置を提供 ることが可能となる。

(発明の効果)
 本発明の表示装置によると、特に当該表示 置が薄型化された場合においても、設置態 にかかわらず、うなり音を抑制することが 能となる。また、本発明のテレビ受信装置 よると、特に当該テレビ受信装置が薄型化 れた場合においても、うなり音が抑制され 使用者満足度の高い高品質の装置を提供す ことが可能となる。

本発明の実施形態1に係るテレビ受信装 置の構成を示す正面図 図1のテレビ受信装置の構成を示す分解 斜視図 テレビ受信装置が備える液晶表示装置 概略構成を示す分解斜視図 図3の液晶表示装置の短辺方向に沿った 断面構成を示す断面図 図3の液晶表示装置の長辺方向に沿った 断面構成を示す断面図 図3の液晶表示装置における調光周波数 の選択に係る構成を示すブロック図 調光周波数選択フローのチャートを示 説明図 本発明の実施形態2に係るテレビ受信装 置の構成を示す側面図 図8のテレビ受信装置における調光周波 数の選択に係る構成を示すブロック図 調光周波数選択フローのチャートを示 す説明図 本発明の実施形態3に係るテレビ受信 置の構成を示す裏面図 図11のテレビ受信装置における調光周 数の選択に係る構成を示すブロック図 調光周波数選択フローのチャートを示 す説明図 本発明の実施形態4における調光周波 の選択に係る構成を示すブロック図 メモリに記憶された調光周波数のテー ブルを説明する図 調光周波数選択フローのチャートを示 す説明図

10…液晶表示装置(表示装置)、11…液晶パネ ル(表示パネル)、14…シャーシ、14a…シャー の底部、17…冷陰極管(光源)、31…調光制御 (光源駆動手段)、33…メモリ(記憶手段)、MS… 設置態様スイッチ(調光周波数選択部)、RR… モコン受光部(信号受信部)、S…スタンド、SS …スタンドセンサ(設置態様検知部)、S2…パ ス幅変調信号、TV…テレビ受信装置

 <実施形態1>
 本発明の実施形態1を図1ないし図7によって 明する。本実施形態では、表示装置として 晶表示装置10を備えたテレビ受信装置TVにつ いて説明する。
 図1は本実施形態のテレビ受信装置の構成を 示す正面図、図2は図1のテレビ受信装置の概 構成を示す分解斜視図、図3は図1のテレビ 信装置が備える液晶表示装置の概略構成を す分解斜視図、図4は図3の液晶表示装置の短 辺方向に沿った断面構成を示す断面図、図5 図3の液晶表示装置の長辺方向に沿った断面 成を示す断面図である。

 本実施形態に係るテレビ受信装置TVは、 1及び図2に示すように、テレビ受信装置本体 1と、チューナーTと、スタンドSと、リモコン 装置RCとを備えて構成される。テレビ受信装 本体1は、液晶表示装置(表示装置)10と、当 液晶表示装置10を挟むようにして収容する表 裏両キャビネットCa,Cbと、電源Pとからなる。 当該テレビ受信装置TVは、スタンドSを取り外 した場合には、部屋の壁に壁掛け型に取り付 ける第1設置態様(以下、壁掛けモードともい )で使用することができる(図1参照)。一方、 テレビ受信装置本体1の下部にスタンドSを取 付けた場合には、当該スタンドSにより支持 された形の第2設置態様(以下、スタンド支持 ードともいう)で当該テレビ受信装置TVを使 することができる。

 テレビ受信装置TVには、図1に示すように 表キャビネットCaの下側中央部に、リモコ 装置RCから生じる赤外線を受光するリモコン 受光部(信号受信部)RRが設けられている。リ コン装置RCは、リモコン受光部RRに向けて赤 線信号を送信することが可能とされ、テレ 受信装置本体1は、当該赤外線信号の受信に より、チャンネルや音量の変更とともに、後 述するパルス幅変調信号S2の調光周波数の選 等が行われるものとされている。

 液晶表示装置10は、全体として横長の方 をなし、縦置き状態で表裏両キャビネットCa ,Cb内に収容されている。この液晶表示装置10 、図3に示すように、表示パネルである液晶 パネル(表示パネル)11と、外部光源であるバ クライト装置12とを備え、これらが枠状のベ ゼル13などにより一体的に保持されている。

 次に、液晶表示装置10を構成する液晶パネ 11及びバックライト装置12について説明する( 図3ないし図5参照)。
 液晶パネル(表示パネル)11は、一対のガラス 基板が所定のギャップを隔てた状態で貼り合 わせられるとともに、両ガラス基板間に液晶 層が挟持された構成とされる。一方のガラス 基板には、互いに直交するソース配線とゲー ト配線とに接続されたスイッチング素子(例 ばTFT)と、そのスイッチング素子に接続され 画素電極、さらには配向膜等が設けられ、 方のガラス基板には、R(赤色),G(緑色),B(青色 )等の各着色部が所定配列で配置されたカラ フィルタや対向電極、さらには配向膜等が けられている。なお、両基板の外側には偏 板11a,11bが配されている(図4及び図5参照)。

 バックライト装置12は、図2に示すように 光出射面側(液晶パネル11側)に開口部14bを有 した略箱型をなすシャーシ14と、シャーシ14 開口部14bを覆う形で配される拡散板15aと、 散板15aと液晶パネル11との間に配される複数 の光学シート15bと、シャーシ14の長辺に沿っ 配され、拡散板15aの長辺縁部をシャーシ14 の間で挟んで保持するフレーム16とを備える 。さらに、シャーシ14内には、冷陰極管(光源 )17と、冷陰極管17をシャーシ14に取り付ける めのランプクリップ18と、冷陰極管17の各端 において電気的接続の中継を担う中継コネ タ19と、冷陰極管17群の端部及び中継コネク タ19群を一括して覆うホルダ20とを備える。 お、当該バックライト装置12においては、冷 陰極管17よりも拡散板15a側が光出射側となっ いる。

 シャーシ14は、金属製の板状部材が板金 形されたものであり、矩形平板状の底部14a 、その各辺から立ち上がり略U字状に折り返 れた外縁部21(短辺方向の短辺外縁部21a及び 辺方向の長辺外縁部21b)とからなる浅い略箱 型をなしている。シャーシ14の底部14aには、 の長辺方向の両端部に、中継コネクタ19を り付けるための取付孔22が複数穿設されてい る。さらに、シャーシ14の長辺外縁部21bの上 には、図4に示すように、固定孔14cが穿設さ れており、例えばネジ等によりベゼル13、フ ーム16、及びシャーシ14等を一体化すること が可能とされている。

 シャーシ14の底部14aの内面側(冷陰極管17 対向する面側)には反射シート23が配設され いる。反射シート23は、合成樹脂製とされ、 その表面が光反射性に優れた白色とされてお り、シャーシ14の底部14aの内面に沿ってほぼ 域を覆う形で敷かれている。当該反射シー 23の長辺縁部は、図4に示すように、シャー 14の折返し外縁部21bを覆うように立ち上が 、シャーシ14と拡散板15aとに挟まれた状態と されている。この反射シート23により、冷陰 管17から出射された光を拡散板15a側に反射 せることが可能となっている。一方、シャ シ14の底部14aの外面側(冷陰極管17とは反対側 )には、制御基板30が形成され、当該制御基板 30が冷陰極管17の駆動の制御を行っている。

 一方、シャーシ14の開口部14b側には拡散 15a及び光学シート15bが配設されている。拡 板15aは、合成樹脂製の板状部材に光散乱粒 が分散配合されてなり、管状光源たる冷陰 管17から出射される線状の光を拡散する機能 を有する。拡散板15aの短辺縁部はホルダ20の 1面20a上に載置されており、上下方向の拘束 力を受けないものとされている。一方、拡散 板15aの長辺縁部は、図4に示すように、シャ シ14(反射シート23)とフレーム16とに挟まれる ことで固定されている。

 拡散板15a上に配される光学シート15bは、 散板15a側から順に、拡散シート、レンズシ ト、反射型偏光板が積層されたものであり 冷陰極管17から出射され、拡散板15aを通過 た光を面状の光とする機能を有する。当該 学シート15bの上面側には液晶パネル11が設置 され、当該光学シートは拡散板15aと液晶パネ ル11とにより挟持されている。

 冷陰極管17は、細長い管状をなしており その長さ方向(軸方向)をシャーシ14の長辺方 と一致させた状態で、かつ多数本が互いに 行に並んだ状態でシャーシ14内に収容され いる(図3参照)。冷陰極管17は、ランプクリッ プ18(図4及び図5では図示せず)に把持されるこ とで、シャーシ14の底部14a(反射シート23)との 間に僅かな間隙が設けられた状態で支持され ている。これら冷陰極管17の各端部には駆動 力を受容する端子(図示せず)が備えられ、 該端部が中継コネクタ19に嵌め込まれ、これ ら中継コネクタ19を被覆するようにホルダ20 取り付けられている。なお本実施形態では 冷陰極管17は、パルス幅変調信号(PWM信号)に り駆動されており、その点灯期間と消灯期 との時間比率(デューティ比)を変化させる とで出射光量を減少(調光)させることが可能 とされている。

 なお、本実施形態で用いた冷陰極管17は 径が4.0mm、冷陰極管17とシャーシ14の底部14a の間の距離が0.8mm、隣り合う冷陰極管17間の 離が16.4mm、冷陰極管17と拡散板15aとの距離 2.7mmとされている。このようにバックライト 装置12では各構成部材間で薄型化が図られて り、特に冷陰極管17と拡散板15aとの距離、 陰極管17とシャーシ14の底部14aとの距離を小 くしている。そして、このようなバックラ ト装置12の薄型化により、液晶表示装置10の 厚さ(つまり液晶パネル11の表面からバックラ イト装置12の裏面に至る厚さ)が16mm、テレビ 信装置TVの厚さ(つまり表側キャビネットCaの 表面から裏側キャビネットCbの裏面に至る厚 )が34mmとされ、薄型のテレビ受信装置が実 されている。

 冷陰極管17の端部を覆うホルダ20は、白色 を呈する合成樹脂製とされ、シャーシ14の短 方向に沿って延びる細長い略箱型をなして る(図3参照)。当該ホルダ20は、図5に示すよ に、その表面側に拡散板15aないし液晶パネ 11を段違いに載置可能な階段状面を有する ともに、シャーシ14の短辺方向の折返し外縁 部21aと一部重畳した状態で配されており、折 返し外縁部21aとともに当該バックライト装置 12の側壁を形成している。ホルダ20のうちシ ーシ14の折返し外縁部21aと対向する面からは 挿入ピン24が突出しており、当該挿入ピン24 シャーシ14の折返し外縁部21aの上面に形成さ れた挿入孔25に挿入されることで、当該ホル 20はシャーシ14に取り付けられるものとされ ている。

 ホルダ20の階段状面はシャーシ14の底部14a と平行な3面からなり、最も低い位置にある 1面20aには拡散板15aの短辺縁部が載置されて る。さらに、第1面20aからは、シャーシ14の 部14aに向けて傾斜する傾斜カバー26が延出 ている。ホルダ20の階段状面の第2面20bには 液晶パネル11の短辺縁部が載置されている。 ホルダ20の階段状面のうち最も高い位置にあ 第3面20cは、シャーシ14の折返し外縁部21aと 畳する位置に配され、ベゼル13と接触する のとされている。

 次に、パルス幅変調信号の調光周波数の選 に係る構成例について、図6を用いて詳細に 説明する。図6は調光周波数の選択に係る構 を示すブロック図である。
 パルス幅変調信号S2の調光周波数の選択は 主に制御基板30により行われる。上述したよ うに、制御基板30は、シャーシ14の底部14aの 面側に取り付けられており(図4及び図5参照) 当該制御基板30には、調光制御部(光源駆動 段)31と点灯回路32とが設けられている。

 調光制御部31は、メモリ(記憶手段)33と信 生成部34とを含み、リモコン受光部RRから出 力された設置態様信号S1に基づいて、メモリ3 3を参照し、冷陰極管17の調光駆動を行うため のパルス幅変調信号S2の調光周波数を選択す 。

 メモリ33は、RAM(Random Access Memory)等の記 媒体により構成され、設置態様信号S1と一対 一に関係付けられた調光周波数が記憶されて いる。かかる調光周波数は、当該テレビ受信 装置TVの設置態様(壁掛けモード又はスタンド 支持モード)において、うなり音の音量が最 小さくなる周波数がそれぞれ記憶されてい 。本実施形態では、壁掛けモードを示す設 態様信号S1に対しては調光周波数:230Hzが記憶 され、スタンド支持モードを示す設置態様信 号S1に対しては調光周波数:270Hzが記憶されて り、互いに異なる値の調光周波数が記憶さ ている。

 調光制御部31は、上記したメモリ33を参照 して選択した調光周波数に基づいて、信号生 成部34においてパルス幅変調信号S2を生成し 当該パルス幅変調信号S2を点灯回路32へ出力 る。点灯回路32は、調光制御部31から出力さ れたパルス幅変調信号S2に基づいて、冷陰極 17に駆動電力を供給する。

 続いて、本実施形態における調光周波数の 択動作について説明する。図7は調光周波数 選択フローのチャートを示す説明図である。
 まず、リモコン受光部RRは、使用者のリモ ン装置RCの操作に伴い受信した情報に基づい て、設置態様信号S1を出力し、当該設置態様 号S1が調光制御部31に入力される(ステップS1 0)。

 ここで、調光制御部31は、設置態様信号S1 に基づき、メモリ33を参照する(ステップS11) このとき、受信した設置態様信号S1が、壁掛 けモードを示す信号である場合には(ステッ S12;YES)、壁掛けモード用の調光周波数(本実 形態では230Hz)を選択する(ステップS13)。さら に、調光制御部31は、この選択した壁掛けモ ド用の調光周波数に基づいて、信号生成部3 4においてパルス幅変調信号S2を生成し、当該 パルス幅変調信号S2を点灯回路32に出力する( テップS14)。

 他方、受信した設置態様信号S1が、壁掛 モードを示す信号でない場合には(ステップS 12;NO)、本実施形態においてはスタンド支持モ ードであることを示すこととなる。この場合 、調光制御部31は、メモリ33に記憶されたス ンド支持モード用の調光周波数(本実施形態 は270Hz)を選択する(ステップS15)。さらに、 光制御部31は、この選択したスタンド支持モ ード用の調光周波数に基づいて、信号生成部 34においてパルス幅変調信号S2を生成し、当 パルス幅変調信号S2を点灯回路32に出力する( ステップS14)。

 以上、本実施形態に係る液晶表示装置10に れば、パルス幅変調信号S2により冷陰極管17 駆動する調光制御部31を備え、当該調光制 部31は、互いに異なる2つの調光周波数でパ ス幅変調信号S2を出力可能となっている。そ して、当該液晶表示装置10の設置態様に応じ 、調光制御部31は、2つの調光周波数のうち 意の調光周波数を選択することが可能とな ている。
 このような構成によれば、当該液晶表示装 10の設置態様に応じて、2つの調光周波数の ちうなり音が発生し難い調光周波数を選択 ることができるため、うなり音の発生を抑 することが可能となる。

 当該テレビ受信装置TV(液晶表示装置10)は 第1設置態様たる壁掛けモードと、第2設置 様たるスタンド支持モードとにおかれる場 において、最もうなり音が発生し難い調光 波数がそれぞれ異なる。これは、例えばス ンド支持モードでは、シャーシ14にスタンド Sが取り付けられたり、シャーシ14自体が荷重 変位を生じたりすることにより、当該シャー シ14の固有振動数が変化するためであると考 られる。したがって、パルス幅変調信号S2 調光周波数が選択不能とされる場合には、 方の設置態様(例えば壁掛けモード)ではうな り音の発生を抑制することができたとしても 、これとは異なる設置態様(例えばスタンド 持モード)ではうなり音の発生を抑制するこ ができない場合が生じ得る。

 そこで、液晶表示装置10の設置態様に拘 ずうなり音の発生を抑制する手段として、 実施形態に係る液晶表示装置10は、2つの調 周波数(230Hz,270Hz)のうち任意の調光周波数を 択可能な構成としている。これにより、液 表示装置10の設置態様ごとに、うなり音の 制に対して最適な調光周波数を選択するこ が可能となる。

 また、本実施形態では、2つの調光周波数が 予め記憶されたメモリ33を備えるものとなっ いる。
 このような構成によれば、光源制御部31は メモリ33を参照することで、当該メモリ33に め記憶された2つの調光周波数のうち任意の 調光周波数を選択して出力することが可能と なる。

 また、本実施形態では、リモコン受光部RR 備え、当該リモコン受光部RRに入力された信 号に基づいて、調光周波数が選択されるもの としている。
 つまり、使用者が、リモコン装置RCによっ 当該液晶表示装置10の設置態様を入力するこ とにより、設置態様を示す信号がリモコン受 光部RRに受信される。リモコン受光部RRは、 光制御部31に設置態様信号S1を調光制御部31 送信し、調光制御部31は当該設置態様信号S1 基づいて調光周波数を選択するものとなっ いる。したがって、使用者は、当該液晶表 装置10の設置態様に応じて、適宜リモコン 置RCの操作を行うことでうなり音の発生を抑 制することができ、操作性が良く、高い使用 満足度を得ることが可能となる。

 なお、当該液晶表示装置10の工場出荷時 、予め壁掛けモード用の調光周波数(230Hz)に 定しておくものとしても良い。この場合、 用者が初めて当該液晶表示装置10を設置す 際に、スタンドSにより支持する場合のみ、 光周波数をスタンド支持モード用に切り替 る作業を行えばよく、さらに利便性を高め ことが可能となる。

 また、本実施形態では、冷陰極管17とシャ シ14の底部14aとの間の距離が、0.8mmと小さい のとなっている。
 このように、当該液晶表示装置10が薄型化 れ、冷陰極管17とシャーシ14との間の距離が さい場合、特に2.5mm以下とされる場合には 当該冷陰極管17とシャーシ14との個々の振動 共振してうなり音が増長される場合がある このように、当該液晶表示装置10が薄型化 れた場合においても、本実施形態における 光周波数の選択構成を採用することで、シ ーシ14と共振し難い調光周波数を適宜選択す ることができ、うなり音の発生を抑制するこ とが可能となる。

 <実施形態2>
 次に、本発明の実施形態2を図8ないし図10に よって説明する。この実施形態2では、実施 態1に対して調光周波数の選択手段を変更し ものを示す。なお、この実施形態2では、上 記した実施形態1と同じ名称の部位には、同 の符号を用いるとともにその末尾に添え字-A を付すものとし、構造、作用及び効果につい て重複する説明は省略する。
 図8は本実施形態に係るテレビ受信装置の構 成を示す側面図である。なお、図8はスタン 支持モードとされたテレビ受信装置を示し いる。

 テレビ受信装置TV-Aには、図8に示すよう 、その側面部にメニュー、音量等のスイッ 群とともに、設置態様スイッチ(調光周波数 択部)MSが備わっている。設置態様スイッチM Sは上下方向にスライド可能とされており、 該テレビ受信装置TV-Aを壁掛けモードで使用 る場合には上方向に、スタンド支持モード 使用する場合には下方向にスライドするも となっている。

 上記したテレビ受信装置TV-Aにおける、パル ス幅変調信号の調光周波数の選択に係る構成 例について、図9を用いて詳細に説明する。 9は調光周波数の選択に係る構成を示すブロ ク図である。
 設置態様スイッチMSは、使用者により上方 にスライドされた場合には、壁掛けモード あることを示す信号を出力し、一方、下方 にスライドされた場合には、スタンド支持 ードであることを示す信号を出力するもの ある。

 一方、シャーシ14の底部14aの外面側に取り けられた制御基板30-Aには、調光制御部31-Aと 点灯回路32-Aとが設けられている。
 調光制御部31-Aは、メモリ33-Aと信号生成部34 -Aとを含み、設置態様スイッチMSから出力さ た設置態様信号S3に基づいて、メモリ33-Aを 照し、冷陰極管17-Aの調光駆動を行うための ルス幅変調信号S2の調光周波数を選択する

 メモリ33-Aには、壁掛けモードを示す設置 態様信号S3に対しては調光周波数:230Hzが記憶 れ、スタンド支持モードを示す設置態様信 S3に対しては調光周波数:270Hzが記憶されて る。調光制御部31-Aは、上記したメモリ33-Aを 参照して選択した調光周波数に基づいて、信 号生成部34-Aにおいてパルス幅変調信号S2を生 成し、当該パルス幅変調信号S2を点灯回路32-A へ出力する。

 続いて、本実施形態における調光周波数の 択動作について説明する。図10は調光周波 選択フローのチャートを示す説明図である
 まず、設置態様スイッチMSは、使用者のス イド操作により受信した情報を、設置態様 号S3として出力し、当該設置態様信号S3が調 制御部31-Aに入力される(ステップS20)。

 ここで、調光制御部31-Aは、設置態様信号 S3に基づき、メモリ33-Aを参照する(ステップS2 1)。このとき、受信した設置態様信号S3が、 掛けモードを示す信号である場合には(ステ プS22;YES)、壁掛けモード用の調光周波数(本 施形態では230Hz)を選択する(ステップS23)。 らに、調光制御部31-Aは、この選択した壁掛 モード用の調光周波数に基づいて、信号生 部34-Aにおいてパルス幅変調信号S2を生成し 当該パルス幅変調信号S2を点灯回路32-Aに出 する(ステップS24)。

 他方、受信した設置態様信号S3が、壁掛 モードを示す信号でない場合には(ステップS 22;NO)、本実施形態においてはスタンド支持モ ードであることを示すこととなる。この場合 、調光制御部31-Aは、メモリ33-Aに記憶された タンド支持モード用の調光周波数(本実施形 態では270Hz)を選択する(ステップS25)。さらに 調光制御部31-Aは、この選択したスタンド支 持モード用の調光周波数に基づいて、信号生 成部34-Aにおいてパルス幅変調信号S2を生成し 、当該パルス幅変調信号S2を点灯回路32-Aに出 力する(ステップS24)。

 以上、本実施形態に係るテレビ受信装置TV-A は、調光周波数を選択するための設置態様ス イッチMSを備え、調光周波数の選択が当該設 態様スイッチMSの操作に基づいて行われる のとなっている。
 このような構成によれば、使用者が、設置 様に基づいて設置態様スイッチMSを操作す ことで、予め設定された複数の調光周波数 うち、最もうなり音が発生し難い調光周波 を選択することが可能となる。したがって 容易な作業により好適な調光周波数を選択 ることができ、うなり音の発生を抑制する とが可能となる。

 <実施形態3>
 次に、本発明の実施形態3を図11ないし図13 よって説明する。この実施形態3では、実施 態1、2に対して調光周波数の選択手段をさ に変更したものを示す。なお、この実施形 3では、上記した実施形態1と同じ名称の部位 には、同一の符号を用いるとともにその末尾 に添え字-Bを付すものとし、構造、作用及び 果について重複する説明は省略する。
 図11は本実施形態に係るテレビ受信装置の 成を示す裏面図である。なお、図11はスタン ド支持モードとされたテレビ受信装置を示し ている。

 テレビ受信装置TV-Bは、図11に示すように 下端部にスタンドSを挿入するためのスタン ド取付孔2が設けられている。さらに、スタ ド取付孔2に隣接して、スタンドセンサ(設置 態様検知部)SSが取り付けられている。スタン ドセンサSSは、スタンドSの先端部(上端部)が タンド取付孔2に挿入されたことを検知する センサである。ここでは、スタンドセンサSS してタッチセンサを用いており、スタンド 付孔2の孔内に突出した検知部に、当該スタ ンド取付孔2に挿入されたスタンドSが接触す ことで、該スタンドSの挿入を検知すること を可能とするものである。そして、その検知 に基づいて、当該スタンドセンサSSは、テレ 受信装置TV-Bがスタンド支持モードとされて いると判断して、スタンド支持モード信号S4 出力する。なお、スタンドセンサSSとして 、タッチセンサに限らず、光センサや磁気 ンサ等を選択することができる。

 上記したテレビ受信装置TV-Bにおける、パル ス幅変調信号の調光周波数の選択に係る構成 例について、図12を用いて詳細に説明する。 12は調光周波数の選択に係る構成を示すブ ック図である。
 制御基板30-Bは、シャーシ14の底部14aの外面 (冷陰極管17-Bの反対側)に取り付けられてお 、調光制御部31-Bと点灯回路32-Bとを有する

 調光制御部31-Bは、メモリ33-Bと信号生成 34-Bとを含み、スタンドセンサSSから出力さ るスタンド支持モード信号S4に基づいて、メ モリ33-Bを参照し、冷陰極管17-Bの調光駆動を うためのパルス幅変調信号S2の調光周波数 選択する。

 メモリ33-Bには、スタンド支持モード信号 S4に対応する欄と、それ以外の欄(本実施形態 では壁掛けモードに対応する欄)が設けられ おり、スタンド支持モード信号S4に対しては 調光周波数:270Hzが記憶され、それ以外の場合 には調光周波数:230Hzが記憶されている。調光 制御部31-Bは、上記したメモリ33-Bを参照して 択した調光周波数に基づいて、信号生成部3 4-Bにおいてパルス幅変調信号S2を生成し、当 パルス幅変調信号S2を点灯回路32-Bへ出力す 。

 続いて、本実施形態における調光周波数の 択動作について説明する。図13は調光周波 選択フローのチャートを示す説明図である
 スタンド取付孔2にスタンドSが挿入される 、スタンドセンサSSからスタンド支持モード 信号S4が出力される。ここで、調光制御部31-B は、スタンド支持モード信号S4を受信した場 には(ステップS30;YES)、メモリ33-Bのスタンド 支持モード信号の欄を参照して(ステップS31) スタンド支持モード用の調光周波数(本実施 形態では270Hz)を選択する(ステップS32)。さら 、調光制御部31-Bは、この選択したスタンド 支持モード用の調光周波数に基づいて、信号 生成部34-Bにおいてパルス幅変調信号S2を生成 し、当該パルス幅変調信号S2を点灯回路32-Bに 出力する(ステップS33)。

 他方、スタンド支持モード信号S4を受信 ない場合には(ステップS30;NO)、本実施形態に おいては壁掛けモードとして使用されること を示すこととなる。この場合、調光制御部31- Bは、メモリ33-Bの壁掛けモード信号の欄を参 して(ステップS34)、壁掛けモード用の調光 波数(本実施形態では230Hz)を選択する(ステッ プS35)。さらに、調光制御部31-Bは、この選択 た壁掛けモード用の調光周波数に基づいて 信号生成部34-Bにおいてパルス幅変調信号S2 生成し、当該パルス幅変調信号S2を点灯回 32-Bに出力する(ステップS33)。

 以上説明したように、本実施形態に係るテ ビ受信装置TV-Bは、スタンド支持モードで使 用されることを検知するスタンドセンサSSを え、調光周波数の選択が当該スタンドセン SSから出力されるスタンド支持モード信号S4 に基づいて行われるものとなっている。
 このような構成によれば、当該テレビ受信 置TV-B(液晶表示装置10)を設置した際に、ス ンド支持モードであればスタンドセンサSSが それを検知し、検知結果に基づいて予め設定 された複数の調光周波数のうち、最もうなり 音が発生し難い調光周波数が選択されること が可能となる。この場合、使用者自身が調光 周波数を切り替える手間を省略することがで きる。

 <実施形態4>
 次に、本発明の実施形態4を図14ないし図16 よって説明する。この実施形態4では、調光 波数の記憶構成を変更したものを示す。な 、この実施形態4では、上記した実施形態1 同じ名称の部位には、同一の符号を用いる ともにその末尾に添え字-Cを付すものとし、 構造、作用及び効果について重複する説明は 省略する。
 図14は本実施形態における調光周波数の選 に係る構成を示すブロック図、図15はメモリ に記憶された調光周波数のテーブルを説明す る図である。

 調光周波数の選択に係る調光制御部31-Cは 、図14に示すように、メモリ33-Cと信号生成部 34-Cとを含み、リモコン受光部RR-Cから出力さ た周波数レベル信号S5に基づいて、メモリ33 -Cを参照し、冷陰極管17-Cの調光駆動を行うた めのパルス幅変調信号S2の調光周波数を選択 る。

 メモリ33-Cは、図15に示すようなルックア プテーブルとされる。メモリ33-Cには、第2 に互いに異なる5つの調光周波数が記載され おり、それぞれの調光周波数に対して周波 レベル1~5が一対一で関連付けられている(図 15中、第1列)。本実施形態では、周波数レベ 1は、壁掛けモードを示すものとされ、調光 波数が230Hzとなっている。また、周波数レ ル5は、スタンド支持モードを示すものとさ 、調光周波数が270Hzとなっている。これら 間となる周波数レベル2,3,4は、それぞれ調光 周波数240,250,260Hzと関連付けられている。

 本実施形態に係るテレビ受信装置TV-Cは、 リモコン受光部RR-Cを備え、使用者がリモコ 装置RC-Cを操作することにより、調光周波数 選択可能な構成とされている。具体的には リモコン装置RC-Cで、周波数レベルを周波数 レベル1~5の間で決定することができ、各周波 数レベルに基づく信号がリモコン受光部RR-C 送信される。

 続いて、本実施形態における調光周波数の 択動作について説明する。図16は調光周波 選択フローのチャートを示す説明図である
 まず、リモコン受光部RR-Cは、使用者のリモ コン装置RC-Cの操作に伴い受信した情報を、 波数レベル信号S5として出力し、当該周波数 レベル信号S5が調光制御部31-Cに入力される( テップS40)。

 ここで、調光制御部31-Cは、周波数レベル 信号S5に基づき、メモリ33-Cを参照して(ステ プS41)、当該周波数レベルに関連付けられた 光周波数を選択する(ステップS42)。さらに 調光制御部31-Cは、この選択した調光周波数 基づいて、信号生成部34-Cにおいてパルス幅 変調信号S2を生成し、当該パルス幅変調信号S 2を点灯回路32-Cに出力する(ステップS43)。

 以上のような構成によれば、壁掛けモー の場合には周波数レベル1を選択し、スタン ド支持モードの場合には周波数レベル5を選 することで、うなり音の発生を抑制するこ が可能となる。さらに、万が一、上記した 波数レベルでうなり音の発生を十分に抑制 きない場合には、使用者が周波数レベルを ベル1~5の間で適宜選択することで、使用者 身が最もうなり音が抑制されていると感じ 調光周波数を選択することが可能となる。

 <他の実施形態>
 以上、本発明の実施形態について示したが 本発明は上記記述及び図面によって説明し 実施形態に限定されるものではなく、例え 次のような実施形態も本発明の技術的範囲 含まれる。

(1)上記した実施形態では、光源制御部とし て、予め複数の調光周波数が記憶されたメモ リを備え、当該複数の調光周波数のうち任意 の調光周波数を選択する構成を例示したが、 本発明の構成はこれに限られない。例えば、 当該表示装置の設置態様に応じて、光源制御 部に備わる信号生成部に形成された論理回路 等により、任意の調光周波数でパルス幅変調 信号を生成する構成としても良い。

(2)上記した実施形態では、調光周波数の選 択構成として、使用者の操作による設置態様 信号に基づく選択と、設置態様センサの検知 結果に基づく選択とをそれぞれ別個に例示し たが、この両選択構成を併有したものとして も良い。この場合、使用者の操作に基づく調 光周波数の選択が、設置態様センサの検知結 果に基づく選択より優先される構成とするこ とが、使い勝手の良さ、ひいては使用者満足 度の充足という点から好ましい。

(3)上記した実施形態では、液晶表示装置の 設置態様として、壁掛けモードとスタンド支 持モードとを想定した場合を示したが、とり 得る設置態様はこれに限られるものではない 。また、上記した2つの設置態様とは異なる 置態様においてうなり音が生じ難い調光周 数を、予め複数記憶させておく等の構成と た場合も本発明に含まれる。

(4)上記した実施形態では、調光周波数を230 Hz~270Hzの間で選択可能なものとしたが、これ 任意の一構成において設定された調光周波 であり、これらの値及び範囲以外の調光周 数を用いたものも本発明に含まれる。

(5)上記した各実施形態では、光源として冷 陰極管を使用した場合を示したが、例えば熱 陰極管など他の種類の光源を用いたものも本 発明に含まれる。