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Title:
STAGE APPARATUS ASSEMBLING METHOD
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/028525
Kind Code:
A1
Abstract:
Provided is an assembling method, which is high in assembling precision and is easily assembled in an actual installation site. Auxiliary base plates (21) provided on auxiliary placing tables (20a to 20d) are positioned relative to a main base plate (11) provided on a main placing table (10) at a provisional installation site, and these states are preserved. Subsequently, the main placing table (10) and the auxiliary placing tables (20a to 20d) are separated, carried to the actual installation site and restored to the positioned state. The positioning work can be performed at the provisional installation site so that the amount of work at the actual installation site can be reduced. Moreover, fine adjustments can be made at the actual installation site so that the positioning precision is improved.

Inventors:
TANAKA YASUZO (JP)
YUYAMA JUNPEI (JP)
YAHAGI MITSURU (JP)
MINAMI HIROFUMI (JP)
TAKAHASHI MAKOTO (JP)
ITO SHINYA (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/065243
Publication Date:
March 05, 2009
Filing Date:
August 27, 2008
Export Citation:
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Assignee:
ULVAC INC (JP)
TANAKA YASUZO (JP)
YUYAMA JUNPEI (JP)
YAHAGI MITSURU (JP)
MINAMI HIROFUMI (JP)
TAKAHASHI MAKOTO (JP)
ITO SHINYA (JP)
International Classes:
H01L21/68; B05C5/00; B23Q1/00; H01L21/683
Foreign References:
JP2000167734A2000-06-20
JP2004172500A2004-06-17
JPH11340692A1999-12-10
JP2008093651A2008-04-24
JP2008246653A2008-10-16
Attorney, Agent or Firm:
ISHIJIMA, Shigeo et al. (3F1-2-18, Toranomon, Minato-ku Tokyo 01, JP)
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Claims:
 主載置台に設けられた主ベース板と副載置台に設けられた副ベース板との相対的な位置関係を、本設置場所で位置合わせして前記主載置台と前記副載置台とを連結し、ステージ装置を組み立てるステージ装置組み立て方法であって、
 前記本設置場所とは離間した仮設置場所で、前記副ベース板と前記主ベース板とを位置合わせしておき、前記副ベース板と前記主ベース板の位置合わせされた状態が保存されるようにした後、前記主載置台と前記副載置台を分離し、
 前記主載置台と前記副載置台を前記本設置場所に運搬し、前記位置合わせされた状態を復元して前記主載置台と前記副載置台を連結して前記ステージ装置を組み立てるステージ装置組み立て方法。
 前記仮設置場所で行なわれる、前記副ベース板と前記主ベース板の相対的な位置関係を粗調整し、粗調整誤差を含む粗調整位置関係にする粗調整工程と、
 前記主載置台に対して前記副載置台を移動させ、前記副載置台に設けられた位置決め部材と、前記主載置台に設けられたガイド部とを接触させ、接触させた状態で、前記副ベース板と前記位置決め部材との間の位置関係と、前記位置決め部材と前記ガイド部との位置関係と、前記ガイド部と前記主ベース板との間の位置関係とが固定された状態にする仮位置決め工程と、
 前記副載置台と前記主載置台とを相対的に移動させ、前記位置決め部材と前記ガイド部とを離間させると共に、前記副載置台と前記主載置台とを分離させる分離工程とを有し、
 前記本設置場所で行なわれる、前記位置決め部材と前記ガイド部とを、前記仮設置場所と同じ位置関係で接触させる復帰工程を有する請求項1記載のステージ装置組み立て方法。
 前記粗調整位置関係にある前記副ベース板と前記主ベース板の相対的な位置関係を微調整し、前記粗調整誤差よりも小さい微調整誤差を含む微調整位置関係にする微調整工程が、前記仮設置場所での前記粗調整工程後、前記仮位置決め工程前に行なわれる請求項2記載のステージ装置組み立て方法。
Description:
ステージ装置組み立て方法

 本発明はステージ装置の技術分野に係り 特に、ステージ装置の組み立て方法に関す 。

 図9の符号105は、従来技術のステージ装置を 示している。
 このステージ装置105は、ベース板111を有し おり、ベース板111は、裏面の四隅に配置さ た脚部112a~112dによって、床面上に載置され いる。

 ベース板111の表面上にはレール114a,114bが 設されており、その上には、吐出装置113が せられている。吐出装置113のベース板111に 面する面には、印刷ヘッドが配置されてい 。印刷ヘッドはタンク119に接続されており タンク119から印刷ヘッドに吐出液を供給し ベース板111上に基板107を乗せて印刷ヘッド ら吐出液を吐出すると、吐出液は基板107上 着弾する。

 吐出装置113はレール114a,114b上を移動可能に 成されており、図10に示すように、基板107 上方で吐出液を吐出すると、基板107表面の 望位置に吐出液を着弾させることができる  
 この吐出液は、例えば、液晶配向膜用の有 薄膜の原料や、液晶表示装置のスペーサの 散液、有機EL素子の発光層の原料等であり ステージ装置105は、大きな基板に吐出液を 出するのに用いられている。

 しかしながら、吐出対象の基板は大型の一 を辿っており、それに対応し、ステージ装 も大型化し、コストの問題や法規上の問題 ら、工場で製造したステージ装置を設置場 まで運搬することが困難になっている。
 そこで従来技術でも対策が取られており、 ース板を分割して運搬する試みが成されて る。

特開2007-73688号公報

 しかしながら、一旦分割したベース板を 置場所で組み立てる場合、位置合わせに多 な手間を要したり、組み立て精度が悪化し りし、解決が望まれている。

 上記課題を解決するため、本発明は、主載 台に設けられた主ベース板と副載置台に設 られた副ベース板との相対的な位置関係を 本設置場所で位置合わせして前記主載置台 前記副載置台とを連結し、ステージ装置を み立てるステージ装置組み立て方法であっ 、前記本設置場所とは離間した仮設置場所 、前記副ベース板と前記主ベース板とを位 合わせしておき、前記副ベース板と前記主 ース板の位置合わせされた状態が保存され ようにした後、前記主載置台と前記副載置 を分離し、前記主載置台と前記副載置台を 記本設置場所に運搬し、前記位置合わせさ た状態を復元して前記主載置台と前記副載 台を連結して前記ステージ装置を組み立て ステージ装置組み立て方法である。
 また、本発明は、前記仮設置場所で行なわ る、前記副ベース板と前記主ベース板の相 的な位置関係を粗調整し、粗調整誤差を含 粗調整位置関係にする粗調整工程と、前記 載置台に対して前記副載置台を移動させ、 記副載置台に設けられた位置決め部材と、 記主載置台に設けられたガイド部とを接触 せ、接触させた状態で、前記副ベース板と 記位置決め部材との間の位置関係と、前記 置決め部材と前記ガイド部との位置関係と 前記ガイド部と前記主ベース板との間の位 関係とが固定された状態にする仮位置決め 程と、前記副載置台と前記主載置台とを相 的に移動させ、前記位置決め部材と前記ガ ド部とを離間させると共に、前記副載置台 前記主載置台とを分離させる分離工程とを し、前記本設置場所で行なわれる、前記位 決め部材と前記ガイド部とを、前記仮設置 所と同じ位置関係で接触させる復帰工程を するステージ装置組み立て方法である。
 また、本発明は、前記粗調整位置関係にあ 前記副ベース板と前記主ベース板の相対的 位置関係を微調整し、前記粗調整誤差より 小さい微調整誤差を含む微調整位置関係に る微調整工程が、前記仮設置場所での前記 調整工程後、前記仮位置決め工程前に行な れるステージ装置組み立て方法である。

 主ベース板と副ベース板の位置合わせ精度 向上する。
 設置場所での作業が簡単になる。

(a):仮設置場所の主載置台を説明するた めの平面図 (b):その側面図 (a):仮設置場所の副載置台を説明するた めの平面図 (b):その側面図 仮設置場所で主載置台に対して副載置 を連結する手順を説明するための内部平面 仮設置場所又は本設置場所で連結され 主載置台と副載置台の状態を説明するため 内部平面図 (a):吐出装置が本設置場所で組み立てら れたステージ装置の副載置台上に位置する状 態の平面図 (b):その側面図 (a):吐出装置が本設置場所で組み立てら れたステージ装置の主載置台上に位置する状 態の平面図 (b):その側面図 本設置場所で副載置台を主載置台に連 する手順を説明するための平面図 副載置台の他の例を説明するための平 図 (a):従来技術のステージ装置の平面図(1)  (b):その側面図(1) (a):従来技術のステージ装置の平面図(2 ) (b):その側面図(2)

符号の説明

 5……ステージ装置
10……主載置台
11……主ベース板
13……吐出装置
16……ガイド部
20a~20f……副載置台
21……副ベース板
24 1 ,24 2 ……位置決め部材

 図5(a)、(b)の符号5は、本発明のステージ装 を示している。同図(a)は平面図、同図(b)は 面図である。
 このステージ装置5は、主載置台10と、複数 副載置台20a~20dを有している。

 主載置台10と副載置台20a~20dは、表面が平坦 主ベース板11と副ベース板21をそれぞれ有し ている。主ベース板11と副ベース板21の表面 、それぞれ同じ高さで水平になるように配 されている。
 主ベース板11の平面形状は矩形であり、そ 四辺のうち、互いに平行な二辺に沿ってレ ル14a,14bが敷設されている。

 各レール14a,14bの両端は主ベース板11より 外側にはみ出して配置されており、はみ出 た部分の下には、副載置台20a~20dが有する副 ベース板21がそれぞれ配置されている。従っ 各レール14a,14bは両端が副載置台20a~20dの上 位置し、その間の部分が主載置台10の上に位 置している。

 レール14a,14b上には移動可能な移動部材(こ ではガントリ)が設置され、ガントリ上には 出装置13が乗せられている。
 この吐出装置13の底面部分には、印刷ヘッ (不図示)が設けられている。吐出装置13には 出液が配置されたタンク19が接続されてお 、タンク19から吐出液を供給しながら、印刷 ヘッドを動作させると、印刷ヘッドから吐出 液が吐出されるように構成されている。
 レール14aとレール14bの間の主載置台10上に 基板7が配置されている。

 吐出装置13はレール14a,14b上を走行できる うに構成されており、図6に示すように、吐 出装置13が基板7上に位置する状態で、印刷ヘ ッドから吐出液が吐出されると、吐出液は基 板7表面に着弾する。吐出装置13を移動させる と、基板7表面の所望位置に吐出液を着弾さ ることができる。

 このステージ装置5は、基板7への吐出作 が行なわれる本設置場所に配置されるが、 ベース板11が大きいため、図5、6に示したよ に、副載置台20a~20dを主載置台10に連結し、 ベース板11と副ベース板21を組み立てた状態 では、組み立場所から本設置場所に搬送する ことができない。

 従って、本発明のステージ装置5は、主載 置台10と副載置台20a~20dが分離した状態で本設 置場所に搬入し、本設置場所にて正確且つ迅 速に主ベース板11と副ベース板21とを位置合 せし、連結するのが望ましい。そのため、 設置場所での作業をできるだけ少なくする めに、本設置場所に搬入する前の作業が必 となる。

 図1(a)は、本設置場所ではなく、仮設置場所 に置かれた状態の主載置台10の平面図を示し おり、同図(b)はその主載置台10の側面図を している。
 主ベース板11の裏面の四隅付近には、脚部12 a~12dが配置されている。
 同図(a)では、主ベース板11を二点鎖線で示 、脚部12a~12dを実線で示している。脚部12a~12d は主ベース板11の裏面に固定されている。

 次に、図2(a)は副載置台20a~20dの平面図、同 (b)はその側面図である。
 副載置台20a~20dは、車部22を有しており、副 ース板21は車部22上に乗せられている。
 車部22には複数の搬送車輪23が設けられてい る。ここでは搬送車輪23は、車部22の台座27の 底面の四カ所に設けられている。

 主ベース板11と副ベース板21は、長方形又 は正方形形状であり、副ベース板21の幅は、 ベース板11の幅の半分以下の大きさにされ 主ベース板11からレール14a,14bがはみ出る二 に、それぞれ二個ずつ接続できるようにさ ている。

 搬送車輪23は、副ベース板21が主ベース板 11に接続される部分を先頭にして前進と後進 できる向きに設けられており、搬送車輪23 床に接地し、前進方向、又は後進方向に向 て力を加えると、搬送車輪23が回転し、副載 置台20a~20dは床上を力を加えた方向に走行す 。

 車部22には台座27が設けられており、副載置 台20a~20dの前進方向先頭には、進行する向き 両側位置に、ローラから成る位置決め部材24 1 ,24 2 が互いに離間して配置されている。

 脚部12a~12dは床面に接触し、主ベース板11 支持する支持部15と、支持部15の外周側面に 設けられた板状のガイド部16とを有している ガイド部16は床面から一定距離だけ上方に 置されており、ガイド部16と床面との間には 隙間が形成されている。

 位置決め部材24 1 ,24 2 は、台座27上での位置を変更できるように構 されており、予め位置決め部材24 1 ,24 2 間の距離を大きくしておき、図3の副載置台20 bのように、その先頭を主ベース板11に副ベー ス板21が接続される部分に向け、前進させ、 図の副載置台20aのように、台座27をガイド 16と床面との間に挿入する。
 ガイド部16は、脚部12a~12dの側面のうち、副 置台20a~20dの前進方向と平行な部分に沿って 配置されている。

 位置決め部材24 1 ,24 2 はガイド部16と同じ高さに配置されているが 両位置決め部材24 1 ,24 2 は、予め、ガイド部16の幅よりも離間されて り、位置決め部材24 1 ,24 2 はガイド部16と接触しなくても、台座27をガ ド部16の下に挿入することができる。

 同図の副載置台20bのように、副ベース板21 主ベース板11とが互いに接続されるべき辺が 接触するまで前進される。
 この状態では、主ベース板11と副ベース板21 の間の理想的な位置関係からの誤差は大きい 。

 副載置台20a~20d、又は主載置台10には、副 ース板21の高さ方向の位置、傾きと、副ベ ス板21の主ベース板11に対する水平面内の位 と向きを調節できる粗調整機構31と微調整 構32が設けられている。

 粗調整機構31の調整精度よりも微調整機 32の調整精度の方が精密であるが、粗調整機 構31の調整量の方が、微調整機構32の調整量 りも大きいため、先ず、副載置台20a~20d毎に 粗調整機構31によって主ベース板11に対する 副ベース板21の位置合わせを行なう。

 仮設置場所の床面は水平であり、主ベー 板11は、主載置台10に設けられた主調整機構 (不図示)によって、予め表面が水平にされて るものとすると、粗調整機構31により、副 ース板21は、主ベース板11の表面と略同じ高 で水平にされると共に、主ベース板11との 対的な位置と向きが粗調整され、概略の位 合わせがされる。

 この状態では、理想的に位置合わせされた 態からの誤差を含んでいるが、粗調整前の 差量(絶対値)を開始誤差E 1 とし、粗調整後の誤差量(絶対値)を粗調整誤 E 2 とすると、粗調整された分、粗調整誤差E 2 は開始誤差E 1 よりも小さくなっている。
 粗調整がされた状態では、副ベース板21は ベース板11と接触しており、副載置台20a~20d 、前進はできなくても左右方向と後進方向 は移動することができる。

 次に、粗調整機構31を固定することで、副 ース板21と主ベース板11の粗調整がされ、副 ース板21と主ベース板11との間の誤差が、粗 調整誤差E 2 よりも大きくならないようにしておき、その 状態が変化しないようにしながら位置決め部 材24 1 ,24 2 同士を近接させ、両位置決め部材24 1 ,24 2 をガイド部16の側面に接触させる、位置決め 材24 1 ,24 2 によって、脚部12a~12dはガイド部16の部分を挟 む。

 支持部15は、主ベース板11の外周よりも内側 に位置しており、ガイド部16は、支持部15に く主ベース板11の外周から遠い部分が幅広で 、主ベース板11の外周に近い方が幅狭に形成 れている。位置決め部材24 1 ,24 2 でガイド部16を挟んだ状態で位置決め部材24 1 ,24 2 を台座27に固定すると、副載置台20a~20dは、後 退(後進)はできるが、脚部12a~12dに対して前進 も左右方向にも移動できなくなる。即ち、副 ベース板21は、主ベース板11に対し、前進方 と左右方向の粗い位置合わせがされた状態 なる。高さ方向も粗い位置合わせがされた 態である。

 次いで、微調整機構32によって、副ベース 21の高さ、傾き、主ベース板11に対する位置 向きを副載置台20a~20d毎に精密に調整する。
 微調整がされた状態での副ベース板21の主 ース板11に対する理想的な位置からの誤差量 (絶対値)を微調整誤差E 3 とすると、微調整誤差E 3 はゼロに近く、E 1 >E 2 >E 3 ≒0である。

 微調整機構32を固定し、微調整がされた 態が変化しないようにした後、副載置台20a~2 0dの部材と、主載置台10の脚部12a~12dとの間に 結板(不図示)をネジ止め固定する等により 図4に示すように、一旦副載置台20a~20dを主載 置台10に固定し、組み立てる。組み立てがで ることが確認されると仮組立工程は終了す 。

 このような仮組立工程を仮設置場所で行 った後、仮組立場所に於いて主載置台10と 載置台20a~20dの間の連結を解除する。この状 でも副ベース板21と主ベース板11とは位置合 わせがされた状態であるが、副載置台20a~20d 後退させ、主載置台10と副載置台20a~20dを分 すると、別々に搬送できる状態になる。

 このとき、位置決め部材24 1 ,24 2 の台座27に対する固定は解除せず、位置決め 材24 1 ,24 2 間の距離は変更されないようにし、また、粗 調整機構31や微調整機構32の(粗動ネジや微動 ジの)固定も維持し、粗調整と微調整がされ た状態が変化しないようにしておく。
 主載置台10と副載置台20a~20dはそれぞれ車両 に搭載し、陸路や海路等によって本設置場 まで搬送し、先ず、主載置台10を本設置場 の所定位置に配置する。

 次いで、副載置台20a~20dを脚部12a~12dに向 て配置し、図7に示すように、各副載置台20a~ 20dを、仮設置場所で組み立てられた状態が復 元できるように主載置台10に向け、各副載置 20a~20dの台座27をガイド部16の下に挿入しな ら副載置台20a~20dを前進させ、主載置台10に づける。

 ガイド部16の幅は、副載置台20a~20dの進行方 の奥方向に向かって拡がっているから、各 載置台20a~20dの台座27がガイド部16の下に入 と、位置決め部材24 1 ,24 2 の間にガイド部16が挿入され、位置決め部材2 4 1 ,24 2 とガイド部16とが接触すると、副載置台20a~20d の前進が停止する。

 仮設置場所と本設置場所の床面が水平であ 、位置決め部材24 1 ,24 2 とガイド部16とが、仮設置場所で接触してい 位置と同じ位置で接触している場合には、 載置台20a~20dと主載置台10との仮組立場所で 位置関係が復元される。

 即ち、副ベース板21と主ベース板11は、粗 調整と微調整がされた状態と同じになり、副 載置台20a~20dの部材と、主載置台10の脚部12a~12 dとの間に連結板をネジ止め固定する等によ 、副載置台20a~20dを主載置台10に連結固定す と、図4に示したのと同じく、組み立てられ 。

 但し、副載置台20a~20dと主載置台10との間の 結を一旦解除し、副載置台20a~20dと主載置台 10を分離して搬送したため、小さな位置合わ 誤差E 4 が発生している場合がある。
 この位置合わせ誤差E 4 は、搬送時の振動や温度変化と、主ベース板 11の表面を本設置場所で水平に再設定したこ に起因しており、微調整誤差E 3 と同程度の大きさである。

 位置合わせ誤差E 4 を解消するためには、副載置台20a~20dを主載 台10に連結固定する前に、先ず、主調整機構 によって主ベース板11の表面を水平にし、次 で、微調整機構32によって、副載置台20a~20d 上下方向の高さ、傾きと、主ベース板11に する位置と向きを微調整し、連結固定する 、位置合わせ誤差E 4 が小さくなり、主ベース板11と副ベース板21 位置合わせ誤差を、搬送前の微調整誤差E 3 と同程度の大きさにすることができる。

 図5(a)、(b)は、以上の手順によって本設置 場所に組み立てたステージ装置5の平面図と 面図であり、主載置台10と副載置台20a~20d上 亘って、レール14a,14bを真っ直ぐに敷設され いる。

 同図では、吐出装置13は主載置台10の外側 位置の副載置台20b,20c上に位置している。こ 位置では、印刷ヘッドのクリーニング等を なうことができる。また吐出装置13が基板上 にないので主載置台10上の基板7を交換するこ とができる。位置合わせの精度が高いため、 図6(a)、(b)に示すように、吐出装置13を、副載 置台20a~20d上と、主載置台10上の間で移動させ ても、振動が発生することはない。

 以上説明したように、本発明では、本設置 所で副載置台20a~20dと主載置台10を組み立て 前に、予め、当該ステージ装置5を製造した 工場内等の仮設置場所に於いて、副ベース板 21と主ベース板11とを位置合わせした状態で 位置決め部材24 1 ,24 2 とガイド部16との相対的な位置関係を固定し 副ベース板21と主ベース板11とを位置合わせ 状態を復元できるようにしている。

 従って、主載置台10と副載置台20a~20dを分離 て運搬しても、位置決め部材24 1 ,24 2 とガイド部16との位置関係を復元すると、副 ース板21と主ベース板11との位置関係も復元 され、位置合わせの状態を再現することがで きる。

 上記実施例では、ガイド部16を板状の部材 構成し、位置決め部材24 1 ,24 2 を、その側面に接触するローラで構成したが 、それに限定されるものではなく、副ベース 板21と主ベース板11との相対的な位置関係を 現できる部材であればよい。ガイド部をロ ルで構成し、位置決め部材を板状部材で構 することもできる。この場合、主載置台側 ガイド部を、主載置台に対して移動可能に 成し、副載置台の位置決め部材に接触させ 固定しても良い。

 以上は、副ベース板21をそれぞれ有する4 の副載置台20a~20dを、4台の脚部12a~12dにそれ れ1台ずつ連結したが、図8に示すように、 本のレール14a,14bの一端部を一枚の副ベース 21で支持するように、幅広の副ベース板21を 、2台の副載置台20e,20fに設け、各副載置台20e, 20fを二個の脚部12a~12dに対して連結してもよ 。この場合も、予め仮設置場所で副載置台20 e,20fの副ベース板21と主載置台10の主ベース板 11とを位置合わせしておき、本設置場所で位 合わせを復元する。

 また、上記実施例では、本発明のステージ 置5の主及び副載置台10、20a~20d上には、吐出 装置13が配置され、インクジェット装置とし 用いられていたが、本発明はそれに限定さ るものではなく、本発明のステージ装置5に レーザ照射装置を配置し、加熱装置、検査装 置、又は露光装置として用いることもできる し、基板位置合わせ装置を配置し、アライナ ーとして用いることもできる。
 要するに、本発明のステージ装置5は、イン クジェット装置に限定されるものではない。
 また、 レール14a,14b上を移動可能な部材は ントリに限定されず、例えば、基板等の処 対象物が載置される載置台であってもよい