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Patent Searching and Data


Title:
TOY BLOCKS
Document Type and Number:
WIPO Patent Application WO/2009/066527
Kind Code:
A1
Abstract:
[PROBLEMS] Toy blocks of simple structure in which pieces can be coupled in complicated form by twisting or bending a piece or passing one piece under other piece and high expression power of a three-dimensional article can be attained. [MEANS FOR SOLVING PROBLEMS] Toy blocks are used to make a three-dimensional article by building unit pieces (1). The unit piece (1) is a planar frame body (2) of flexible material forming a contour (5) by a pair of upper and lower short sides (3) bending inward and a pair of right and left long sides (4) bending inward and having a gourd-shaped internal opening (6) substantially copying the contour (5) wherein a protrusion (8) is provided at a corner (7) located on one diagonal of the planar body (2) at a right angle to the surface of the planar body (2), and a through hole (9) to which the protrusion (8) can be fitted is provided at a corner (7) located on the other diagonal of the planar body (2).

Inventors:
SHIMIZU KIYOSHI (JP)
Application Number:
PCT/JP2008/068966
Publication Date:
May 28, 2009
Filing Date:
October 20, 2008
Export Citation:
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Assignee:
KOKUYO KK (JP)
SHIMIZU KIYOSHI (JP)
International Classes:
A63H33/08
Foreign References:
JPS352750Y1
JPS338949Y1
JPS55138998U1980-10-03
JPS6311911U1988-01-26
JPS5697696U1981-08-03
Other References:
See also references of EP 2218488A4
Attorney, Agent or Firm:
MASUDA, Hirofumi (1-7-13 Higashiueno Taito-k, Tokyo 15, JP)
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Claims:
 単位ピース(1)を組み付けることによって立体形状物を作成可能な組み付け玩具において、
 前記単位ピース(1)は、内側に湾曲した上下一対の短辺(3)と、内側に湾曲した左右一対の長辺(4)とによって外郭(5)を形成した可撓性材料の板体(2)であって、前記板体(2)の一方の対角線上に位置する隅部(7)に該板体(2)の板面に直角に突起(8)を設けるとともに、該板体(2)の他方の対角線上に位置する隅部(7)に前記突起(8)が嵌合可能な貫通穴(9)を設けたことを特徴とする組み付け玩具。
 前記板体(2)を該板体(2)の内部に前記外郭(5)に略倣ったひょうたん形の開口(6)を開設した枠状に形成したことを特徴とする請求項1記載の組み付け玩具。
 前記隅部(7)が略円形の外郭を有するように形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の組み付け玩具。
 前記突起(8)は頭部(8a)が前記貫通穴(9)から露出する長さを有し、該頭部(8a)が半径方向外方に膨出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の組み付け玩具。
 前記単位ピース(1)を複数色分備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の組み付け玩具。
Description:
組み付け玩具

 本発明は、単位ピースを創意工夫しなが 組み付けることによって、平面だけでなく 各種の立体形状物を作成することができ、 供が楽しみながら造形の創造能力を養うの 好適な組み付け玩具に関する。

 従来より、一種あるいは複数種のブロッ 同士を凹部と凸部等を利用して組み付ける とによって、多角形体や容器、船舶、城、 屋或いは壁面等の立体形状物を作成するこ ができるブロック玩具が知られている。

 このブロック玩具によれば、子供が楽し ながら造形の創造能力を養ったりすること できるが、ブロックの組み付けであっては 面が作りづらく、作成できる立体形状物は 主として平面を組み合わせた割合単純なも に限られる欠点があった。

 一方、立体形状物の表現力を向上させた み付け玩具として、複数種の正多角形の一 の長さを辺の数に関係なく同長とし、各辺 中央に突片を突設し、突片の付け根に該突 が挿入可能なスリットを設けた金属板製ピ スを用いるものが提案されている(例えば特 許文献1を参照)。

 この組み付け玩具によれば、2つのピースの 一面同士を辺で突き合わせ、その一方のピー スの辺の突片を他方のピースの辺のスリット に挿入して、突片の先端部分を折り曲げれば 、2つのピースを突き合わせた辺で組み付け ことができ、しかも2つのピースの面同士の の角度を任意に変化できるので、面を連ね ことによって曲面が表現でき、複数種、例 ば正三角形、正四角形、正六角形のピース 使用することで、サッカーボール等の球体 作成することができる。

実開昭56-97696号公報(図1)

 しかしながら、上記提案の組み付け玩具 、ピースが剛体板からなるので、ピースを ねったり湾曲させて他のピースと組み付け 等の、複雑な組み付けは全く不可能であり 立体形状物の表現力が未だ低い問題があっ 。

 したがって、本発明の目的は、ピースを ねったり湾曲させて他のピースと組み付け 等の、ピースの複雑な態様の組み付けが可 で、立体形状物の高い表現力を得ることが きる構造簡単な組み付け玩具を提供するこ である。

 本発明の他の目的は、一つのピース内に のピースを潜らせて、他のピースを前記一 のピース又はさらに他の一つのピースと連 することができる等と、より複雑な態様の み付けが可能で、立体形状物の表現力をよ 一段と高くすることができる構造簡単な組 付け玩具を提供することである。

 上記目的を達成するために、第1の発明は 、単位ピースを組み付けることによって立体 形状物を作成可能な組み付け玩具において、 前記単位ピースは、内側に湾曲した上下一対 の短辺と、内側に湾曲した左右一対の長辺と によって外郭を形成した可撓性材料の板体で あって、前記板体の一方の対角線上に位置す る隅部に該板体の板面に直角に突起を設ける とともに、該板体の他方の対角線上に位置す る隅部に前記突起が嵌合可能な貫通穴を設け たことを特徴とする。

 第1の発明によれば、単位ピースを、左右 上下の長短の辺が内側に湾曲した外郭を有す る可撓性材料の板材から構成したので、ピー スを長手方向に湾曲させたり、折り曲げたり 、ピースを長手方向若しくは幅方向の軸の周 りにねじったり、ピースを幅方向に湾曲させ たり、折り曲げたり等、ピースを種々に変形 可能であり、複数個のピース1を組み付ける とにより容易に2次元から3次元に展開して立 体形状物を作成することができる。これによ り、単位ピースを創意工夫しながら組み付け ることによって、球体、動物、昆虫、花瓶等 、あるいはタペストリ等といった平面状の立 体形状物を含む多種多様な立体形状物を作成 することができ、子供が楽しみながら造形の 創造能力を養うことができばかりでなく、大 人も楽しむことができる。また単位ピースは 形状がシンプルで構造簡単であり、組み付け 玩具は、その単位ピース1種類からなるので 成が簡便である。

 第2の発明は、前記板体を該板体の内部に 前記外郭に略倣ったひょうたん形の開口を開 設した枠状に形成したことを特徴とする。

 これにより、ピースの短辺側を開口内に らせたり、一つのピース内に他のピースを らせて、他のピースを前記一つのピース又 さらに他の一つのピースと連結することが きる等と、より複雑な態様の組み付けが可 となり、立体形状物の表現力をより一段と くすることができる。

 第3の発明は、前記隅部が略円形の外郭を 有するように形成されたことを特徴とする。

 これにより、単位ピースの円滑な組み付 が可能となる。

 第4の発明は、前記突起は頭部が前記貫通 穴から露出する長さを有し、該頭部が半径方 向外方に膨出していることを特徴とする。

 これにより、ピース同士を突起と貫通穴 の嵌合で連結したときに、貫通穴からの突 の外れを頭部の引っ掛かりにより防止して ピース同士を堅固に組み付けることができ 。

 第5の発明は、前記単位ピースを複数色分 備えたことを特徴とする。

 これにより、単位ピースによる立体形状 の美観が向上し、表現力がさらに向上する

 本発明によれば、ピースをひねったり湾 させたり、ピース内に他のピースを潜らせ りする等により、単に並べて連結するだけ なく、ピースの複雑な形態の連結が可能で 簡単な構造でありながら立体形状物を構成 き、高い表現力、想像力を育む、組み付け 具を提供することができる。

 以下、本発明の組み付け玩具の一実施形 について、図面を参照して詳細に説明する 図1は本発明の組み付け玩具の一実施形態に おける単位ピースを示す図であり、(a)は平面 図、(b)は右側面図、(c)は下面図である。

 本発明の組み付け玩具は、図1に示すよう な単位ピース1同士を組み付けて立体形状物 作成するように使用される。

 本実施形態において、単位ピース1は、内 側に湾曲した上下一対の短辺3と、内側に湾 した左右一対の長辺4とによって形成された 郭5を有する可撓性材料の板体2からなって り、ひねったり湾曲することができる性質 付与されている。このピース1のひねり性や 曲性をより高くするとともに、ピース1内に 他のピースを潜らせたりする等ができるよう にするために、板体2の内部に外郭5に略倣っ ひょうたん形の開口6を開設して、板体2を 状の板体に形成している。この開口6は、該 口6と上下の短辺3との間及び左右の長辺4と 間にそれぞれ枠部2a及び2bが残存するように 開設されており、上下の枠部2aは、板体2の幅 方向中央部で最も狭まった帯状に形成され、 左右の枠部2bは、左右の長辺4に倣った帯状に 形成されている。

 上記板体2の四隅は、板体2の対角線方向 方に膨出して、短辺3及び長辺4に連続した略 円形の外郭5aを有する隅部7に形成されている 。この板体2の一方の対角線上に位置する隅 7には、図2(a)に図1(a)のB-B断面を示すように 該板体2の板面に直角に円筒状の突起8が設け られ、板体2の他方の対角線上に位置する隅 7には、図2(b)に図1(a)のA-A断面を示すように 該突起8が嵌合可能な円筒状の貫通穴9が設け られている。突起8は、好ましくは貫通穴9か 突出する長さを有し、突起8の頭部8aは半径 向外方に膨出されている。これにより、2個 のピース1を突起8と貫通穴9との嵌合で連結し たときに、貫通穴9からの突起8の外れを頭部8 aの引っ掛かりにより防止して、2個のピース1 を堅固に組み付けることができる。

 本単位ピース1の諸元の一例を示すと、ピ ース1の板厚は1.5mmで、ピース1の幅は左右の 部7の間で36.6mm、長手方向中央部で12.5mmであ 、ピース1の長さは上下の隅部7の間で66.6mm 幅方向中央部で54.2mmである。またピース1の 辺3の曲率半径は17.9mm、長辺4の曲率半径は39 .1mmである。ピース1の開口6の幅は長手方向中 央部で5.7mm、長さは幅方向中央で48.2mmであり 開口6の曲率半径は長辺4に沿う縁部で42.1mm 短辺3に対向する縁部で6.3mmである。ピース1 突起8の直径は3.3mm、頭部8aまでの長さは2.4mm で、頭部8aの直径は3.6mm、長さは0.8mmであり、 貫通穴9の直径は3.3mm、長さは1.5mm(板厚に同じ )である。もちろん、この大きさに限られる のではなく、大小のピースを組み合わせる とにより、さらに多様な組み合わせが可能 ある。ピース1の材料としては、ポリマー、 ラストマー等の柔軟性のあるプラスチック 使用され、本実施形態では、軟質ポリエチ ンでピース1を作製した。

 本実施形態の組み付け玩具は、単色の単 ピース1あるいは赤、青、黄色、緑等の複数 色の単位ピース1を備える。そしてその単位 ース1を、左右上下の長短の辺が内側に湾曲 た外郭5を有する可撓性材料の板材2から構 し、さらに板材2の内部に外郭5に略倣ったひ ょうたん形の開口6を開設したので、ピース1 長手方向に湾曲させたり、折り曲げたり、 ース1の短辺3側を開口6内に潜らせたり、ピ ス1を長手方向若しくは幅方向の軸の周りに ねじったり、ピース1を幅方向に湾曲させた 、折り曲げたり等、ピース1を種々に変形可 であり、複数個のピース1を組み付けること により容易に2次元から3次元に展開して立体 状物を作成することができ、球面などの曲 形状物は言うに及ばず、ありとあらゆる形 の立体形状物の作成が可能である。

 例えば、1個のピース1の変形について幾 かの例を示せば、図3(a)に矢印Aで示すように 、ピース1の開口6内に一方の短辺3の側を長手 方向に挿入して開口6に潜らせ、潜らせた短 3側を元の方向に引き出して、ピース1をねじ ることができる(例1)。

 上記例1において、ピース1の開口6に潜ら た一方の短辺3の側を元の方向に引き出さず に他方の短辺3側に湾曲して対向させ、一方 短辺3の突起8及び貫通穴9を他方の短辺3の貫 穴9及び突起8に嵌合させることができる ( 2)。これにより得られる立体形状物を図4(b) 示す。

 図3(a)に矢印Bで示すように、ピース1を長 方向に湾曲して短辺3同士を対向させ、一方 の短辺3の突起8及び貫通穴9を他方の短辺3の 通穴9及び突起8に嵌合することができる(例3) 。

 上記例3において対向した一方の短辺3の 部7をひねって該一方の短辺3の突起8及び貫 穴9他方の短辺3の貫通穴9及び突起8に嵌合す ことができる(例4)。

 図3(c)に矢印Cで示すように、ピース1を幅 向に湾曲して長辺4同士を対向させ、一方の 長辺3の突起8及び貫通穴9を他方の長辺3の貫 穴9及び突起8に嵌合することができる(例5)。

 上記例5において対向した一方の長辺4の 部4をひねって、該一方の長辺4の突起8及び 通穴9を他方の長辺4の貫通穴9及び突起8に嵌 することができる(例6)。これにより得られ 立体形状物を図4(a)に示す。

 ピース1の一方の短辺3側が裏側になるよ に長手方向軸線の周りにひねってから、ピ ス1を対角線方向に折り曲げて一方の短辺3の 突起8を他方の短辺3の貫通穴9に嵌合すること ができる(例7)。

 ピース1を対角線方向に湾曲させることに より、一方の短辺3側の突起8と他方の短辺3側 の突起8とを互いに外向き又は内向きに対向 せた態様のひねりができる(例8)。このよう ひねられたピース1に対して第2、第3のピー 1を用い、第1のピース1の一方の短辺3側の突 8と他方の短辺3側の貫通穴9とに第2のピース 1の一方の短辺3側の貫通穴9と突起8を嵌合し 第1のピース1の一方の短辺3側の突起8と他方 短辺3側の貫通穴9とに第3のピース1の一方の 短辺3側の貫通穴9と突起8を嵌合することによ って、第1のピース1のひねり形状を略保存し 立体形状物を形成することができる。この 体形状物を図4(e)に示す。図4(e)において、 ース1Cは第1のピース、ピース1A,1Bはそれぞれ 第2、第3のピースを示す。

 上記例8のひねりの状態のピース1に対し そのピース1の一方の短辺3側の突起8と他方 短辺3側の突起8とを対向位置から離反方向に 開いた態様のひねりとすることができる(例9) 。このようにひねられたピース1に対して第2 第3のピース1を用い、第1のピース1の一方の 短辺3側の突起8に第2のピース1の一方の短辺3 の貫通穴9を嵌合し、第1のピース1の他方の 辺3側の突起8に第3のピース1の一方の短辺3 の貫通穴9を嵌合し、さらに第2、第3のピー 1の他方の短辺3側の突起8と貫通穴9とを嵌合 ることによって、第1のピース1のひねり形 を略保存した立体形状物を形成することが きる。

 ピース1同士の組み付けの例の幾つかをあ げれば次の通りである。なお説明の便宜上、 図3(b)では、複数のピース1をピース1A,1B,・・ のように表示する。

 図3(b)において、ピース1Aの開口6に長手方 向にピース1Bを潜らす。突起8の向きは、ピー ス1A,1Bとで突起8が同一方に突出していても、 互いに離反方向に突出していてもよい(例10) これにより得られる立体形状物を図4(c)に示 。

 ピース1Aの開口6にピース1Bを直角方向に らせ、各ピース1A,1Bについて上記例3の結合 行う(例11)。これにより得られる立体形状物 図4(d)に示す。

 ピース1A,1Bについて上記例2の操作に準じ ピース1の開口6に一方の短辺3側を潜らせて 方の短辺3側に湾曲した後、各ピース1内で 方の短辺3の突起8及び貫通穴9を他方の短辺3 貫通穴9及び突起8に嵌合せずに、互いに他 のピース1との間で一方の短辺3の突起8及び 通穴9を他方の短辺3の貫通穴9及び突起8に嵌 させる(例12)。

 ピース1Aと1Bとを長手方向に並べ、対向し たピース1A,1Bの短辺3の隅部7が左右で互い違 になるように重ね合わせて、一方のピース1A の短辺3の突起8及び貫通穴9と他方のピース1B 短辺3の突起8及び貫通穴9とを嵌合させて、 ース1Aと1Bとを長手方向に連結する。これを ピース1C以下について繰り返すことにより、 ース1A,1B,1C,・・・を長手方向に連結した長 物が得られる(例13)。

 同様にピース1Aと1Bとを幅方向に並べ、対 向したピース1A,1Bの長辺4の隅部7が上下で互 違いになるように重ね合わせて、一方のピ ス1Aの長辺4の突起8及び貫通穴9と他方のピー ス1Bの長辺4の突起8及び貫通穴9とを嵌合させ 、ピース1Aと1Bとを幅方向に連結し、これを ピース1C以下について繰り返すことにより、 ース1A,1B,1C,・・・を幅方向に連結した長尺 が得られる(例14)。

 ピース1Aの一方の短辺3の突起8とピース1B 一方の短辺3の貫通穴9とを嵌合して連結し これをピース1C以下について繰り返して、5 のピース1を一方の短辺3側で環状に連結する 。これを1組として、ピース5個の環状物を複 組組み付けると、サッカーボール状の球体 得られる(例15)。その球体を図5に示す。

 ピース1Bの表側に位置させたピース1Aの一 方の短辺3の突起8と、ピース1Bの裏側に位置 せたピース1Cの一方の短辺3の貫通穴9とをピ ス1Bの開口6内の一方の短辺3寄りの位置で嵌 合して連結し、これを第4のピース以下につ て繰り返して、6個のピース1を一方の短辺3 で環状に連結すると、曲面の作成に利用で る連結物が得られる(例16)。

 4個のピース1を一方の長辺4側で連結して これを第1の連結物の1組とし、この第1の連 物の長辺4を共有するようにして、第1の連 物の組み同士を縦方向及び周方向に繰り返 て円筒状に組み付けるとともに、別の4個の ース1を第1の連結物のピース1の開口6内に横 方向に挿入するようにして、別の4個のピー 1を一方の短辺3側で連結して、この第2の連 物の組み同士を縦方向及び横方向に繰り返 て、第2の連結物で第1の連結物の円筒の隙間 を埋めるように円筒状に組み付けると、円筒 状の花瓶が得られる(例17)。

 以上のように、本実施形態の組み付け玩 は、単位ピース1の組み付けによって多種多 様な立体形状物が作成可能である。

 図4に、本実施形態の組み付け玩具による 立体形状物の例を示す。(a)は上記した例6、(b )は例2、(c)は例10、(d)は例12、(e)は例8の立体 状物である。

 図5に、本実施形態の組み付け玩具による 立体形状物の例を示す。この球体は、上記例 15の立体形状物である。

 図6に、本実施形態の組み付け玩具による 立体形状物のさらに他の例を示す。この立体 形状物は、7個の単位ピース1で馬を構成して る。

 以上、本発明の組み付け玩具の実施形態 立体形状物の作例を幾つかあげて説明した 、本発明の組み付け玩具は、単位ピースを 左右上下の長短の辺が内側に湾曲した外郭 有する可撓性材料の板材から構成したので ピースを長手方向に湾曲させたり、折り曲 たり、ピースを長手方向若しくは幅方向の の周りにねじったり、ピースを幅方向に湾 させたり、折り曲げたり等、ピースを種々 変形可能であり、複数個のピースを組み付 ることにより容易に2次元から3次元に展開 て立体形状物を作成することができる。こ により、単位ピースを創意工夫しながら組 付けることによって、球体、動物、昆虫、 瓶等、あるいはタペストリ等といった平面 の立体形状物を含む多種多様な立体形状物 作成することができ、子供が楽しみながら 形の創造能力を養うことができばかりでな 、例えばピースを組み合わせてアクセサリ どの装飾品にも利用することができるので 大人も楽しむことができる。

 特に板材の内部に外郭に略倣ったひょう ん形の開口を開設した場合には、ピースの 辺側を開口内に潜らせたり、一つのピース に他のピースを潜らせて、他のピースを前 一つのピース又はさらに他の一つのピース 連結するといったより複雑な態様の組み付 が可能となり、立体形状物の表現力をより 段と高くすることができる。

 また単位ピースの形状がシンプルで構造 単であり、組み付け玩具は、その単位ピー 1種類からなるので構成が簡便である。更に は同形状の大小のピースを組み合わせること で、より多様な立体形状物を構成することが できる。

本発明の組み付け玩具の一実施形態に る単位ピースを示す平面図(a)、右側面図(b) び底面図(c)である。 図1(a)のB-B断面図(a)及びA-A断面図(b)であ る。 図1の単位ピースの変形及び連結法を説 明する斜視図である。 図1の単位ピースによる立体形状物の幾 つかの例を示す斜視図である。 図1の単位ピースによる球体の作成例を 示す斜視図である。 図1の単位ピースによる馬の作成例を示 す斜視図である。

符号の説明

 1     単位ピース
 2     枠状の板体
 2a,2b 枠部
 3     短辺
 4     長辺
 5     外郭
 6     開口
 7     隅部
 8     突起
 9     貫通穴